今回は、ブルガリアのプロテニス選手、グリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov)のプロフィール、プレースタイル、スタッツなどを紹介していきます。
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グリゴール・ディミトロフのプロフィール
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生年月日 | 1991年5月1日 |
出身 | ブルガリア |
身長 | 191cm |
体重 | 81キロ |
利き腕 | 右利き、バックハンド片手打ち |
世界最高ランキング | 3位 |
グランドスラム最高成績 | 全豪 ベスト4 全仏 3回戦 全英 ベスト4 全米 ベスト4 |
ツアー優勝回数 | 8回(TF:1回、MS:1回、500:1回、250:5回) |
コーチ | Andre Agassi |
好きなショット、サーフェス | バックハンドのダウンザライン、ハード&グラス |
好きなトーナメント | ウィンブルドン |
好きな著名人 | タイガーウッズ |
ディミトロフはブルガリア人男子史上、最も成功した選手です。
テニスコーチの父とバレーボール選手だった母を持ち、5歳からテニスを開始。
2008年のウィンブルドンジュニアと全米ジュニアの2冠を達成し、同年プロに転向しました。
2011年にTop100入り、2013年にはジョコビッチを破るなどの活躍も見せツアー初優勝を経験。
2014年は飛躍の年で、マレーに競り勝ち全米ベスト4に進出+3大会優勝でランクを8位まで上げました。

順調なキャリア‥‥👏
その後2016年の終わりまでは不調に陥ったものの、2017年に大復活を遂げます。
年初のブリスベンでティーム、錦織圭を破り優勝を果たすと続く全豪でベスト4入り、シンシナシティでもキリオスに勝ちマスターズ1000を制覇しました。
さらに勢いは止まらずツアーファイナルでも決勝でゴファンを破るなどし、優勝しました。(最高ランクは3位まで上昇)

ディミトロフがツアーファイナルを獲るのは想定外だったからびっくりした‥‥!
その後もまた不調に陥り70位付近まで落ちましたが、最近では再び20位前後まで戻ってきています。
調子によって強さが上下しやすい傾向にはありますが、世界ランク最高3位まで行ったこともあるので、上限値が高い選手だと言えますね。
テニス以外では、ブルガリア人や子供たちを支援する活動をしています。
グリゴール・ディミトロフのプレースタイル
プロフィールに続いて、次はディミトロフのプレースタイルやスタッツについて書いていきます。
アグレッシブベースライナー
ディミトロフのプレースタイルは「アグレッシブベースライナー」です。
質の高いストローク力を活かした攻撃力が持ち味。
特に片手バックハンドのダウンザラインの美しさは一級品です。
基本的には攻撃型の選手ですが、割とスマートな体系をしている分フットワークは非常に俊敏で守備的なスライスの使い方もとても上手です。

柔軟性が高くて、大股開きでボールを取ったりするシーンもよく見かける!
一時期は「ベビーフェデラー」と言われていたほどにショットを打つフォームがフォアもバックもフェデラーと似ているので、二人が対戦するとどっちがどっちなのかわからなくなりますw
ディミトロフのスーパープレイ集とフェデラーと対戦した時の動画を1つずつ用意しました↓
サーブ&リターンのスタッツ(キャリア通算)
参考として、錦織選手とフェデラー選手のスタッツも載せてあります。
ディミトロフ | 錦織圭 | フェデラー | |
1stサーブが入る確率 | 62% | 61% | 62% |
1stサーブ時のポイント獲得率 | 75% | 71% | 77% |
2ndサーブ時のポイント獲得率 | 51% | 53% | 57% |
ブレイクポイントを防いだ確率 | 63% | 61% | 67% |
サービスゲームの獲得率 | 83% | 80% | 89% |
1stサーブのリターン時のポイント獲得率 | 29% | 31% | 33% |
2ndサーブのリターン時のポイント獲得率 | 49% | 53% | 51% |
ブレイクポイントの獲得率 | 38% | 41% | 41% |
リターンゲーム獲得率 | 22% | 27% | 27% |
ややサーブよりの感じですね。
コート別勝率(キャリア通算)
クレー | ハード | グラス | |
勝率 | 57.5% | 61.3% | 57.4% |
(※60%を超えていれば十分トップクラス)
意外にそこまで勝率が良くない印象。
あまりキャリアを通して成績が安定していないが故の数値だと思います。
能力値表
メンタル | 8/10 |
サーブ | 8/10 |
リターン | 8/10 |
フォアハンド | 9/10 |
バックハンド | 9/10 |
ボレー | 9/10 |
フットワーク | 9/10 |
ストローク力とフットワーク力を高めに評価しました。
あとはメンタルをもう少し安定させて常に実力を発揮できるようになれば、もっとタイトルが獲れるだろうと思います。
というわけで以上、ブルガリアのプロテニス選手、グリゴール・ディミトロフのプロフィール、プレースタイル、スタッツ紹介でした!
ディミトロフの使用ラケットなどは以下の記事にまとめてあります↓
