こんにちは~テニス歴20年以上の週末プレーヤー・テニスタイガーです(^^)/
今回は「スノワート ビタス 105R FF 2022」(Snauwaert Vitas 105R FF 2022)のインプレ・評価・感想レビューを書いていきます。
本記事の内容
- スペックの紹介
- 使われているテクノロジーをサクッと解説
- 打感、ボールの飛び、スピン&コントロール性能などのインプレレビュー
- 類似・競合ラケットの紹介
☑筆者情報
- テニス歴20年以上
- ラケット試打数&購入数合計200本以上
- ガットインプレ数100種以上
- 週末プレイヤー
- ツイッター(@tennis_torasan)
スペックや詳細情報を盛り込みつつ各種ショットの使用感を詳しく書いていくので、
- このラケットがどういった特徴を持っているのか知りたい方
- ストロークやボレー、サーブなどの使用感や感想が気になる方
はご覧ください(‘ω’)ノ
結論は、
です。
では、早速紹介していきます。
5分位で読み終わるよ~。
Contents
スノワート ビタス 105R FF 2022のスペック
「スノワート ビタス 105R FF 2022」
フェイスサイズ | 105平方インチ |
重さ | 285g |
バランスポイント | 320㎜ |
フレーム厚 | 25-26-22㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
105インチ/285gの軽量デカラケモデル。
スイートスポットの広さ重視のプレイヤー向けの設計です。
<適正表>
上級者 | 中級者 | 初級者 | |
男性 | △ | 〇 | ◎ |
女性 | 〇 | ◎ | ◎ |
テクノロジー/予備知識
スイートスポットを上方向に移動 | スイートスポットを上方向に移動した設計に変更。
ラケットの先端の方でハードヒットしやすいようになっています。 |
フレームのカーボンの編み方を部分的に変え、適正なしなりを実現 | カーボンの編み方を部分的に変え、適正なフレームのしなりを生む設計。 |
解説動画
>>新作情報 ビタス 2022テクノロジー ラインナップまとめ
スノワート ビタス 105R FF 2022のデザイン
スイートスポットが広そうな5角形のフレーム。
インパクトのある見た目です。
遠くから見ても一発でスノワートのビタスだとわかる。
スノワート ビタス 105R FF 2022のインプレ・評価・レビュー
次に使用感や各種ショットのインプレ、評価、レビューを書いていきます。
※ポンド数:暑い時期は少し硬めに、寒い時期は少し緩めに張って調整。
打感の柔らかさ: 9~9.5/10
ガットのたわみがわかりやすい超柔らかく軽めの打感。
振動吸収性も最高レベルで、優しい打球感です。
打感の柔らかさと振動吸収性を最重視したようなラケット。
テニス肘などの怪我の不安があるプレイヤーでも十分使えるはず。
特殊なフレーム形状によりスイートスポットも非常に広く感じ、ガットのたわみ量が多く、体感だと110インチ位に感じます。
兄弟モデルのビタス100もソフトさとスイートスポットの広さが特徴的だったけど、ビタス105はさらにその上を行く柔らかさ。
球離れについて
球離れは特に早すぎず遅すぎずといった印象。
ガットがたわんでボールをホールドする感じがありつつ、あっさり軽く弾く感触もあります。
ボールの飛びの良さ: 8.5~9/10
反発力はかなり強い。
飛びを抑えたい方には向かないですが、少ない力でラクにボールを飛ばしたいならピッタリだと思います。
ハイパワー。
軌道について
打球の軌道は自然と上がりやすく、中~高軌道辺りのゆったりとしたショットになりやすいです。
自動的に上がる感じがする。
スピンのかけやすさ: 9/10
スピン性能は強力。
曲がりながら急降下して高くハネるグリグリスピンが簡単に打てます。
スピン特化ラケット。
スライスについて
とても柔らかく軽い打感でしっかり回転がかかったスライスを打ちやすい。
少ない力でカンタンに飛距離が出て、軌道はやや高めのゆったりとしたショットになりやすいです。
本当に打感が軽いな~と思った。
コントロール性能: 6.5~7/10
かなり飛びが強いスピン特化ラケットなので、細かくコースを狙って打球をコントロールするのはやや苦手。
フラットショットを狙った所に配球するよりも、スピンボールを駆使してストロークを組み立てていく使い方が向いていると思います。
回転をかけてボールをコート内に収めていくのが良さそう。
操作性&取り回しの良さ: 8.5~9/10
軽めの285gかつバランスポイント320㎜の設計なので、疲れにくい。
快適な振り心地だと思います。
ストローク
ガットのたわみがわかりやすい超柔らかく軽めの打感を感じつつ、ラクに軌道高めのスピンボールを展開しやすい。
ガッツリ回転をかけて打つと曲がりながら急降下して高く弾むグリグリスピンが打てて、相手からミスを引き出しやすいです。
スイートスポットも広大。
110インチ相当。
ミスヒットしにくい。
ソフトさ&反発力&スピン性能&スイートスポットの広さ重視なら間違いない1本かなと。
ただ、ハイパワー&ハイスピンラケットなので、フルスイングするとアウトしやすく、パワー系プレイヤーには向いてない。
ゆったりスイングでボールをフェイスに乗せて運ぶようにしながら回転をかけていくのが基本的な使い方になると思います。
優しい打ち心地の高反発スピン系デカラケが欲しいプレイヤーにビタス105はおすすめ。
守備について
反発力が強く、スイートスポットが広く、打感が柔らかいので、走らされた際のボールの処理は最高レベルに簡単。
ラケットをボールに当てられさえすれば返球でき、硬さや飛ばなさもほぼないです。
なんでも返せる魔法のラケット。
ボレー
やはり打感がソフトで飛びが良く、スイートスポットも広大なので、超ラクにボレーできる。
ミスヒットしにくく安定しているので、ボレーヤーやダブルスプレイヤーにイチオシです。
本当にカンタン。
打ったことのあるラケットの中で5本の指に入る簡単さ。
サーブ
フラットサーブ⇒球速&バウンド後のノビの出しやすさはまあまあといったところ。
ただ、意外とガッツリ打ってもフォルトせずにサービスエリア内に収まりやすい印象です。
スライスサーブ&スピンサーブ⇒回転のかかりは強力。
スライスサーブはかなり曲がり、スピンサーブは高くハネやすいです。
回転のかかりが非常に優秀。
フラットサーブの収まりも良かった。
スーパーソフトで軽い打感の高反発スピン系デカラケ
ビタス 105R FFを使ってみて感じたことは主に以下の通りです↓
- 超柔らかく軽い打感
- 110インチくらいの広大なスイートスポット
- 強めの反発力
- 回転のかけやすさ
- ボレー&守備のしやすさ
とても柔らかく軽い打感で、あっさり山なりスピンボールを弾き飛ばせる使用感。
振動吸収性も良く、スイートスポットも広く、ほぼ硬さを感じない仕上がりです。
打感の柔らかさに特化した回転系ラケット。
ボレーや守備もかなりカンタンにでき、快適。
先述した通り、105インチではなく、110インチ辺りのハイパワー&ハイスピンデカラケっぽい感触。
兄弟モデルのビタス100も似た使用感ですが、105は面が大きい分100以上の柔らかさ、パワー、スピン性能を体感できます。
マイルドな打球感を追求しているスノワートらしさを感じられる1本。
優しい打ち心地重視のプレイヤーにピッタリ!
類似・競合ラケットの紹介
ライバルラケットを紹介していきます。
スノワート ビタス 100R FF 2022
「ビタス」シリーズの主力モデル。(100インチ/300g/バランス315㎜)
105に打感の柔らかさ、スイートスポットの広さ、パワー&スピン性能は少し負けますが、飛びを抑えやすい分105よりは打球のコントロール性能が良い印象です。
標準的な100インチが良いならビタス100の方がおすすめ。
プリンス エンブレム 110 2024
プリンスの超人気軽量スピン系デカラケ。(110インチ/255g/バランス350㎜)
性能的にビタス105と似ていますが、255gのエンブレムと285gのビタス105でスペックにだいぶ差があるので、好みのスペックでどちらか選ぶのもアリだと思います。
ガットが良くたわむから柔らかい打ち心地。
回転のかかりも良い。
ダンロップ LX1000 2024
ダンロップの人気の超人気軽量デカラケ。(115インチ/255g/バランス360㎜/0.5インチロング)
ガットのたわむソフトな打ち心地とボールの飛びの良さが特徴的なラケットです。
ビタスやエンブレム110と比べてフラット系のショットを打ちやすい印象。
スノワート ビタス 105R FF 2022はこんな人におすすめ
- 超柔らかく軽めの打感が好きな人
- スイートスポットの広さ重視の人
- 反発力&スピン性能重視の人
- ボレー&守備のしやすさ重視の人
- 軽いラケットを使いたい人
こんな人には向いてない
- 硬い打感が好きな人
- ボールの飛びを抑えたいコントロール志向な人
まとめ:優しい打ち心地&反発力&スピン性能に特化した軽量デカラケ
本記事では「スノワート ビタス 105R FF 2022」のインプレ、感想レビューを、スペックや詳細情報を交えつつ紹介してきました。
トップクラスにソフトで軽い打感、強めの反発力&スピン性能、広大なスイートスポットが特徴的なラケット!
あっさり軽い打感でラクに強烈な回転がかかった山なりスピンボールを展開したい方には合っていると思うので、試してみることをおすすめします。
では、今回はこの辺で(‘ω’)ノ
ラケットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるから、実店舗で買うよりも5000~10000円くらい安く手に入るよ。
今回解説したテニス用品一覧