こんにちは~テニス歴20年以上の週末プレーヤー、テニスタイガーです(^^)/
今回は、
- ヘッドのナイロンガット(ストリング)5種類を同じラケット・同じポンド数で打ち比べしてわかった違い
- おすすめの選び方
を解説していきます。
☑筆者情報
- テニス歴20年以上
- ラケット試打数&購入数合計170本以上
- ガットインプレ数100種以上
- 週末プレイヤー
- ツイッター(@tennis_torasan)
打感、ボールの飛び、回転性能などの使用感を詳しく書いていくので、
- それぞれのガットにどういった違いがあるのか知りたい方
はご覧ください(‘ω’)ノ
(※個別のインプレ・評価・感想レビュー記事も書いているので、それぞれの特徴などをまだ詳しく知らない方はチェックしてみてください↓)
ではでは、それぞれの違いについて細かくかみ砕いて解説していきますね。
5分位で読み終わるよ~。
Contents
ヘッドのナイロンガット(ストリング)5種類 を打ち比べしてわかった違いを解説
今回打ち比べた機種とその特徴はざっくり表の通り。
機種名 | 特徴 |
ベロシティマルチ | 非常に柔らかな打感・強めの飛び・まあまあ強めのスピン性能 |
リップコントロール | やや柔らかな打感・控えめな飛び・強めのスピン性能 |
リフレックスマルチ | 標準的な柔らかさ・飛び |
FXP | ややしっかりした打感・強めの飛び・高い耐久性 |
シンセティックガットPPS | ややしっかりした打感・控えめな飛び・高い耐久性 |
以下ではそれぞれを打ち比べた際の
- 打感の柔らかさ
- 打感の重さ
- ボールの飛びの良さ
- 軌道の高さ
- スピン性能
- 球離れの早さ
の6点を詳しくまとめていきます。
打ち比べ環境
- ラケット:ブリヂストン エックスブレード
- ポンド数:縦45ポンド・横43ポンド
- ガットの太さ:1.30㎜
打感の柔らかさ
かなり柔らかい | ベロシティマルチ |
まあまあ柔らかい | リップコントロール |
標準的 | リフレックスマルチ |
ややしっかり感あり | シンセティックガット、FXP |
ベロシティマルチはナイロンの中でもだいぶ柔らかめの打感。
少しハリもあるので最高レベルのソフトさではないですが、柔らかさ重視の方でも十分良さを味わえるタイプです。
ベロシティマルチはヘッドで最も人気のあるナイロン。
リップコントロールはまあまあ柔らかめ、リフレックスマルチは標準的。
シンセティックガットとFXPはナイロンの中ではやや硬くしっかりした打感です。
打感の重さ
軽い | ベロシティマルチ |
標準 | リフレックスマルチ、リップコントロール |
やや重い | FXP、シンセティックガット |
ベロシティマルチはあっさり軽めの打ち心地。
一方FXPとシンセティックガットはやや重めです。
ボールの飛びの良さ
良く飛ぶ | ベロシティマルチ、FXP |
標準 | リフレックスマルチ |
少し飛び抑えめ | シンセティックガット、リップコントロール |
ベロシティマルチとFXPは反発力が強く、ボールはラクに飛ぶ。
ナイロン特有の飛びの良さを感じられます。
ベロシティマルチはたわみ戻りで飛ばし、FXPは硬さで弾くイメージ。
リフレックスマルチは標準的。
シンセティックガットとリップコントロールは反発力がやや控えめで、割としっかり打っても意図せぬアウトが起きにくいコントロールタイプです。
パワフルすぎてアウトしがちなラケットに組み合わせるとミスが減らせて良さそうな2つ。
軌道の高さ
やや高め | ベロシティマルチ、FXP |
中軌道 | リフレックスマルチ |
やや低め | リップコントロール、シンセティックガット |
ベロシティマルチとFXPは明らかに他の機種より軌道が上がりやすい。
反対にリップコントロールとシンセティックガットは少し軌道低めになる印象です。
リフレックスマルチはあまり上がったり下がったりせず、中軌道になりやすい印象。
回転のかけやすさ
良くかかる | リップコントロール |
まあまあかかる | ベロシティマルチ |
普通~あまりかからない | リフレックスマルチ、FXP、シンセティックガット |
リップコントロールはザラっとした質感によって引っ掛かりが良いからなのか、ナイロンにしてはかなり回転がかかり、打球が急降下して良くハネる印象。
ベロシティマルチもまあまあ回転がかかります。
スピン性能があるナイロンを求めるならこの2つがおすすめ。
他の3つは特にスピンのアシスト感は感じず。
リフレックスマルチは柔らかさも飛びもスピン性能もナイロンの標準に位置するかなと。
目立った特徴はないですが、クセが少ないのでラケットどのラケットにも馴染む良さがあるガットですね。
球離れの早さ
やや早い | FXP |
標準 | ベロシティマルチ、リフレックスマルチ、シンセティックガット |
やや遅い | リップコントロール |
先述した通り、FXPは少し硬さで弾く感じがしてボールがガットに当たった後スパーンと早めに飛んでいく感触。
逆にリップコントロールはガットがボールを掴むホールド感(球持ち感)があるタイプで、球離れはややゆっくりだと思います。
補足①耐久性について
耐久性はFXPとシンセティックガットが高めの設計。
ガットの切れにくさを重視するならこの2つがおすすめです。
補足②コストパフォーマンスについて
価格はリップコントロールとシンセティックガットが安め。
コスパ重視のプレーヤーにはこの2機種が良いと思います。
ヘッドのナイロンガット(ストリング)5種類の選び方まとめ
おすすめの選び方は以下の通りです。
⇒柔らかく軽めの打ち心地、強めの飛び、回転のかけやすさを求める人
⇒やや柔らかめの打感、飛びすぎない反発性能、強めのスピン性能、コスパを求める人
⇒ナイロンの中では標準的な柔らかさ・飛びのクセの少ないタイプを使いたい人
⇒柔らかすぎないナイロンが良い人、強めの飛びを求める人、耐久性重視の人
⇒柔らかすぎないナイロンが良い人、飛びすぎない反発力を求める人、耐久性&コスパ重視の人
ガットによってラケットの良さを最大限引き出せることもあれば、またその逆もあるので、色々試してみることをおすすめします。
では、今回はこの辺で(‘ω’)ノ
ガットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるから、実店舗で買うよりも20%位安く手に入るよ。
さらに200mロール(16~17回張り替え可能)だと12m単張り品と比べて約30~40%オフ!
今回解説したテニス用品一覧
ヘッド リップコントロール 1.20㎜/1.25㎜/1.30㎜