ヘッドのエクストリームツアー2022とブーンプロ2022ってどっちが自分に合っているかな?
違いが知りたい!
どちらもヘッドの人気ラケットなので、どっちを使おうか迷いますよね。
そこで今回は上記の疑問を持つ方へ向けて、実際に両方使った私が使用感の違いについてサクッと解説していきます(‘◇’)ゞ
本記事の内容
- スペック比較
- 使用感の違いを解説
- おすすめの選び方を解説
☑筆者情報
- テニス歴20年以上
- ラケット試打数&購入数合計180本以上
- ガットインプレ数100種以上
- 週末プレイヤー
- ツイッター(@tennis_torasan)
結論は、
です。
個別のレビュー記事はこちら↓
☑EXTREME TOUR
☑BOOM PRO
ではでは、双方の違いについて細かくかみ砕いて解説していきますね。
5分位で読み終わるよ~。
Contents
【ヘッド 2022】エクストリームツアーとブーンプロのスペック比較
まずは簡単にスペック比較から。
エクストリームツアー2022 | スペック | ブーンプロ |
98平方インチ | フェイスサイズ | 98平方インチ |
305g | 重さ | 310g |
315㎜ | バランスポイント | 310㎜ |
22-23-21㎜ | フレーム厚 | 22㎜ |
16×19 | ストリングパターン | 16×19 |
どちらも98インチですが、ブーンプロの方が少し重く、フレームも薄いハードスペック。
基本的にフレームが薄いほどをボールを飛ばすパワーが減る代わりに、フレームがしなってボールとガットの接地時間が増え、コントロール性能が上がる傾向にあります。
エクストリームツアーは割と標準的なスペック。
【ヘッド 2022】エクストリームツアーとブーンプロの使用感の違いを解説
次にこの二つのラケットの使用感をそれぞれ比較していきます。
打感の柔らかさ
エクストリームツアー | 7.5~8/10 |
ブーンプロ | 8/10 |
2本とも柔らかめの打感。
ブーンプロはフレームが適度にしなり、ボールをしっかりホールドしている感じが強く、ボールとガットの接地時間が長いソフト系の印象です。
ボールの重みを感じるしっかりとした打ち心地なんだけど柔らかい。
スイングがゆっくりでも柔らかいけど、速いとよりソフトさが出てくる。
エクストリームツアーの球離れは普通のスイングで打つと特に遅くも早くもないですが、ブーンプロ同様に速いスイングで打つとしなり感や柔らかくホールドする感じが出てきます。
エクストリームツアーの方が少し軽く弾きの良い打球感。
ブーンプロは柔らかく重く球持ちの良い打球感。
ボールの飛びの良さ
エクストリームツアー | 7.5/10 |
ブーンプロ | 6.5~7/10 |
エクストリームツアーは反発力は飛びすぎず飛ばなすぎず適度。
思った以上にボールがぶっ飛んだり、逆に飛ばなすぎてしんどいということもなく、丁度良いパワー感です。
攻撃時にはきちんとボールがコートに収まり、守備時の返球もきつくない。
バランスが良くて使いやすい。
ブーンプロはやや飛びが控えめなのでラクにボールを飛ばしたい方には向いてないですが、ガツガツ打ってもアウトしにくい良さがあります。
【軌道について】
エクストリームツアー⇒打球は低~中軌道になりやすい
ブーンプロ⇒打球は低軌道の直球になりやすい
ブーンプロの方が低めの印象。
回転のかけやすさ
エクストリームツアー | 7.5~8/10 |
ブーンプロ | 7/10 |
エクストリームツアーのスピン性能はやや高め。
意識せず打つとフラットドライブ系のショットになりますが、自分から回転をかけるスイングで打つと少しスピン量をアシストしてくれる感じがあります。
かけようと思えば結構かかると思う。
ブーンプロはそこまで強烈な回転はかからず、直線的なフラット系のショットが打ちやすいと思います。
後ろから厚く当てて押し込んで打ったフラットドライブのバウンド後のノビが良い。
【スライスに関して】
スライスは2本とも適度な飛距離の低~中軌道のスーッと滑っていくスライスになりやすい。
ボールコントロール性能
エクストリームツアー | 8.5/10 |
ブーンプロ | 9/10 |
ブーンプロはホールド感(球持ち)が強く、飛びがやや控えめで、さらにショットの軌道も抑えやすいので、だいぶボールコントロール性能は高い。
狙ったコースに直球を打ちやすく、アウトもしにくいのでかなり使いやすく感じました。
制球がマジでしやすい。
エクストリームツアーも適度な飛び感でショットの軌道も抑えやすいので、ブーンプロほどではないですが、だいぶボールコントロールしやすい。
きちんとコースを狙えて、意図せぬアウトもしにくいです。
操作性&取り回しの良さ
エクストリームツアー | 7.5/10 |
ブーンプロ | 6.5/10 |
エクストリームツアーは標準辺りのスペックなので、違和感ナシ。
ブーンプロは重めのスペックなので、割とパワーのあるプレイヤーに合うと思います。
ストローク
ストロークの使用感の違いを書いていきます。
エクストリームツアー 2022
柔らかめの打感を感じつつ、安定してやや軌道低めのフラットドライブをコントロールして展開しやすい。
適度なパワー感と優れたコントロール性能を持つバランスの良いラケットという印象です。
ソフトで丁度良い飛びのコントロール系。
使いやすい。
先述した通りスイングが速いほど心地よいホールド感が出てくるので、割とガンガン打っていける中~上級者の方に特に合うと思います。
ブーンプロ 2022
心地良い適度なしなりとホールド感を感じつつ、重量を活かした球威のある低軌道フラットドライブをコントロールして展開できる◎
バウンド後のノビも上々ですね。
飛びすぎてアウトする心配が少ないので、安心して押し込んでいくスイングで直球を打っていけます。
球持ちが良く、力がちゃんとボールに伝わり切ってから放たれていく。
柔らかい打球感も魅力。
パワー&コントロールのバランス重視ならエクストリームツアー、コントロール性能&球威重視ならブーンプロが良いと思います。
【守備に関して】
◎エクストリームツアー
走らされた際のボールの処理は、特に難しくも簡単でもなく、標準的な感じ。
◎ブーンプロ
ボールの飛びがやや控えめなので、走らされた時のボールの処理はちょい難しい。
激ムズではないですが、そんなに簡単なタイプではないと思います。
攻撃の方が得意。
ボレー
ボレーの使用感の違いを書いていきます。
エクストリームツアー 2022
ストローク同様に適度な飛び感でボールコントロールしやすい。
少し面が小さいのでちゃんとスイートスポットで捉える技術は必要ですが、98インチを普段問題なく使えているプレイヤーならそんなに難しいラケットではないと思います。
落としたいところにボールを運べる。
ブーンプロ 2022
ストローク以上に重みを感じるしっかりとした打ち心地ではあるものの、硬さはあまり感じない打感。
やはり球持ちが良く飛びすぎないので、打球を狙った所に落としやすいです。
重量があるから打ち負けたり押されたりしない。
サーブ
2本ともフラットサーブは結構しっかり打ってもサービスエリア内への収まりが良く、コースも狙いやすい。
スライスサーブやスピンサーブの回転のかかりはまあまあといったところ。
自分で回転をかけた分だけ曲がったりハネたりする印象です。
両方ともどちらかというとフラット系のサーブが打ちやすいと思う。
おすすめの選び方:パワー&コントロールのバランスが重視ならエクストリームツアー、ソフト&コントロール重視ならブーンプロ
本記事ではヘッドのエクストリームツアー2022とブーンプロ2022を比較してきました。
ヘッドの人気のラケット2本。
打感が柔らかめなのは共通している。
適度にボールが飛び、ボールコントロールしやすいバランスの良いラケットが欲しい⇒エクストリームツアー
球持ちが良く、飛びを抑えやすく、球威のある軌道低めのフラット系のショットをガッツリコントロールしたい⇒ブーンプロ
といった風に選ぶと良いと思います。
では今回はこの辺で(‘ω’)ノ
今回解説したラケット用品一覧
(※ラケットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるので、実店舗で買うよりも5000~10000円位安く手に入りますよ。)