ヘッドのラジカル MP 2021とグラビティ MP 2019(2021)ってどっちが自分に合っているかな?
違いが知りたい!
どちらもヘッドの主力モデルなので、どっちを使おうか迷いますよね。
そこで今回は上記の疑問を持つ方へ向けて、実際に両方使った私が使用感の違いについてサクッと解説していきます(‘◇’)ゞ
本記事の内容
- スペック比較
- 使用感の違いを解説
結論は、
です。
個別のレビュー記事はこちら↓
☑ラジカル MP 2021
☑グラビティ MP 2019(2021)
※最新版のラジカルMP2023とグラビティMP2023の比較記事も書いているので、ニューモデルの情報を知りたい方はこちらをご覧ください↓
ではでは、双方の違いについて細かくかみ砕いて解説していきますね。
5分位で読み終わるよ~。
Head Graphene 360+ Radical MP 2021
※グラビティの2019年モデルと2021年モデルはデザインの変更のみで性能・使用感は全く同じです。
Contents
【ヘッド】ラジカル MP 2021とグラビティ MP 2019のスペック比較
まずは簡単にスペック比較から。
ラジカル MP 2021 | スペック | グラビティ MP 2019 |
98平方インチ | フェイスサイズ | 100平方インチ |
300g | 重さ | 295g |
320㎜ | バランスポイント | 325㎜ |
20-23-21㎜ | フレーム厚 | 22㎜ |
16×19 | ストリングパターン | 16×20 |
どちらもイージー過ぎずハード過ぎずといった印象の数値。
メーカー的にもある程度自分からラケットを振っていける中級前後のプレーヤーを想定して作ったモデルだと思います。
ラジカルMPは前作より5g重くなってる。
【ヘッド】ラジカル MP 2021とグラビティ MP 2019の違いを徹底比較 インプレ
次にこの二つのラケットの使用感をそれぞれ比較していきます。
打感の柔らかさ
グラビティ MP 2019>>ラジカル MP 2021
グラビティはガットの上にボールが乗っている感触がわかりやすいソフト系。
ラジカルは雑振動はあまりないもの、ややカッチリした打ちごたえのある打球感です。
グラビティはやや柔らかめ、ラジカルはやや硬め。
ボールの飛びの良さ
グラビティ MP 2019>>ラジカル MP 2021
グラビティはフレーム厚22㎜とは思えないほど反発性能が高く、結構ラクにボールが飛んでくれます。
逆にラジカルは300g/98インチのラケットにしては控えめなパワーアシストなので、自分からしっかりラケットを振ってボールを打っていきたい方向けです。
あまりパワフルではないなら、グラビティのパワーアシストはありがたく感じると思う。
回転のかけやすさ
グラビティ MP 2019>>ラジカル MP 2021
グラビティはしっかり回転がかかるので、打球の変化が大きめです。
ハネ、曲がり、落ちる。
ラジカルはあまり回転がかからないので、フラットor回転量少なめなフラットドライブが打ちやすいですね。
【スライスに関して】
ラジカルは低軌道の滑るスライスがめちゃくちゃ打ちやすい◎
ボールの乗り感も心地よく、キッチリコート内に収まってくれます。
グラビティはその点少し浮きやすいですね
スライスの打ちやすさはラジカルMPの大きな特徴。
コントロール性能
ラジカル MP 2021>グラビティ MP 2019
グラビティはボールが飛びやすいパワー系ラケットと、ボールが飛びにくいコントロール系のちょうど中間に位置するイメージ。
ラジカルはグラビティよりもボールの飛びが抑えられていて、コントロール系に属するラケットだと思います。
コースを狙ってしっかり打っていくならラジカル推し。
操作性&取り回しの良さ
ラジカル MP 2021>グラビティ MP 2019
ラジカルは300g/バランスポイント320㎜かつフェイスがグラビティより2インチ小さくて振り切りやすい。
グラビティは295gとやや軽いものの、バランスが325㎜のトップヘビー系のラケットなので、特別軽いとか重いとかは感じないと思います。
ストローク
ラジカル⇒コントロールを利かせて低軌道のフラットショットを展開しやすい。
やや打ちごたえはありますが、雑振動はそれほどないので、しっかりラケットを振って攻撃していきたい人に良いと思います。
軌道が上がっちゃうとそのままスピンが利かずにアウトしがちになるから、攻撃の時には安定して軌道低めで打ち抜ける技術力は必要。
グラビティ⇒スピンを利かせた中軌道のショットを展開しやすい。
フラット系で打ってもいい感じにコントロールできますが、ラジカルと比較すると飛びが強いので、パワフルプレーヤーだとアウトが気になるかもしれません。
ボールヒット時にややフレームのしなりと打感の柔らかさを感じつつ、回転をしっかりかけて打っていきたい人に良いと思います。
グラビティは先述したように意外と飛ぶしスピン量が多いから、結構扱いやすい。
【守備に関して】
走らされた際にラジカルは簡単に返球できるタイプではないものの、低軌道のスライスで逃げやすいです。
グラビティは飛ぶし打感も柔らかめなので、比較的ラクに返球可能です。
ラジカルは攻撃的ストローカー向け、グラビティは攻守のバランスを重視するプレーヤー向け。
ボレー
ラジカルはやや打感が硬い&飛びが控えめなので、ちょっと難しめ。(ボールのコントロールはしやすいけれど)
グラビティは面が大きい&飛びすぎず飛ばなすぎずの丁度いいパワー感で使いやすいです。
サーブ
ラジカルはフラットサーブのコントロール性能、バウンド後の伸び、球威、振り切りやすさが最高。
肘も痛くなりにくいですし、ずっと打っていたくなるような使い心地です。
スピンサーブはやや変化小さめ、スライスサーブはまあまあ変化する。
グラビティは反対に回転系サーブの変化が大きく、スライスサーブや良く曲がり、スピンサーブは高くハネる◎
フラットサーブはフルスイングで打つと若干収まりが悪いですが、8割位で打っていくならコントロールしやすいです。
まとめ:攻撃特化型のラジカルMP 2021、バランス型のグラビティMP 2019
本記事ではヘッドのラジカル MP 2021とグラビティ MP 2019を比較しつつインプレ・評価・感想レビューを書いてきました。
どちらも中~中上級者向けのラケットだけど、打感やコントロール性能、スピン量に違いあり。
ガンガンフラット系のショットコントロールしたいならラジカルを、スピン系の中軌道のショットをコントロールしつつ守備のしやすさも重視するならグラビティををそれぞれおすすめします。
では今回はこの辺で(‘ω’)ノ
今回解説したラケット用品一覧
Head Graphene 360+ Radical MP 2021
(※ラケットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるので、実店舗で買うよりも5000~10000円位安く手に入りますよ。)