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プリンス ファントムグラファイト100と107の違いを解説 2024 2025 ザイロン

テニスラケットインプレ

 

プリンスのファントムグラファイト100107(2024年モデル)ってどっちが自分に合っているかな?

違いが知りたい!

どちらもプリンスの人気ラケットなので、どっちを使おうか迷いますよね。

そこで今回は上記の疑問を持つ方へ向けて、実際に両方使った私が使用感の違いについてサクッと解説していきます(‘◇’)ゞ

本記事の内容

  1. スペック比較
  2. 使用感の違いを解説
  3. おすすめの選び方を解説

 

☑筆者情報

  • テニス歴20年以上
  • ラケット試打数&購入数合計200本以上
  • ガットインプレ数100種以上
  • 週末プレイヤー
  • ツイッター(@tennis_torasan

結論は以下の通りです↓

107の方が打感が柔らかくて球持ちが良く、スイートスポットが広く、パワー&スピン性能強め

100の方が弾きが良く、球速を出しやすく、振り抜きが良く、打球のコントロール性能が高め

強打した時の球威やバウンド後の伸びの出しやすさは共通

 

個別のレビュー記事はこちら↓

☑ファントムグラファイト 100 2024

プリンス ファントムグラファイト 100 2024 2025 インプレ 評価 レビュー ザイロン
「プリンス ファントムグラファイト 100 2024 2025」(Prince Phantom Graphite 100)のインプレ・評価・感想レビュー記事です。

☑ファントムグラファイト 107 2024

プリンス ファントムグラファイト 107 2024 2025 インプレ 評価 レビュー 最高の名作 ザイロン
「プリンス ファントムグラファイト 107 2024 2025」(PRINCE PHANTOM GRAPHITE 107)のインプレ・評価・感想レビュー記事です。

 

ではでは、双方の違いについて細かくかみ砕いて解説していきますね。

5分位で読み終わるよ~。

 

【2024】ファントム100&O3/ファントムグラファイト100&107の比較・解説動画はコチラ↓

 

 

 

プリンス ファントムグラファイト100と107 2024 2025のスペック比較

まずは簡単にスペック比較から。

100 スペック 107
100平方インチ フェイスサイズ 107平方インチ
310g 重さ 305g
310㎜ バランスポイント 310㎜
21.5-20-17.5㎜ フレーム厚 21.5-20-17.5㎜
16×18 ストリングパターン 16×19
790 パワーレベル 850

どちらもフレーム厚20㎜前後の薄ラケモデル。

107はフェイスが大きく、100より少し軽めのスペック。

100は少し重めの310gを採用した中~上級者向けの設計となっています。

プリンス伝統のシリーズ「グラファイト」の定番の2機種。

>>新作情報 ファントムグラファイト 2024 テクノロジー ラインナップまとめ

プリンス ファントムグラファイト100と107 2024 2025の使用感の違いを解説

次にこの二つのラケットの使用感をそれぞれ比較していきます。

張ってあるガットはどちらも同じ。

ポンド数もほぼ同じ。

打感の柔らかさ

ファントムグラファイト100 7.5~8/10
ファントムグラファイト107 8.5~9/10

107がかなり柔らかめ、100はやや柔らかめくらいの打感。

107はデカラケ特有のガットのたわみとファントムグラファイト特有のフレームのしなりを感じやすく、さらにスイートスポットが広いので、非常にマイルドな打ち心地です。

素晴らしい打感。

ソフトさ重視なら確実に107。

100はミスヒットすると硬さや重さを感じやすい一方、クリーンヒットすると結構柔らかさと球持ちの良さを感じられる印象。

きちんと打てると8~8.5/10、ミスヒットすると7.5/10みたいな感じです。

100はクリーンヒット時とミスヒット時の打感の差が大きいラケットだと思う。

球離れ

ファントムグラファイト100 標準~やや早め
ファントムグラファイト107 ゆっくりめ

107はたわみ+しなりによってホールド感が強く、ガットとボールの接地時間が長い。

100はやや球離れが早く、107よりもあっさりボールを弾く感触です。

ファントムグラファイトは107と97はかなり柔らかく球持ちの良いタイプだけど、100は弾き系。

結構差があるから、メーカーは意図的に100だけを弾き系にしている気がする。

弾きが良い分、強打した時の球速は3機種の中では100が一番出ると思います。

ボールの飛びの良さ

ファントムグラファイト100 7.5/10
ファントムグラファイト107 7.5~8/10

反発力は100が適度、107が適度~やや強め辺り。

100は軽くボールの飛距離が出るラクさはないですが、飛ばなすぎてシビアということもない印象。

107は面が大きい分ガットのたわみ戻りで100よりも飛距離を出しやすいと思います。

両方ともフレーム厚20㎜前後の薄ラケにしてはしっかりパワーを備えている感触。

軌道

ファントムグラファイト100 低~中軌道
ファントムグラファイト107 低~中軌道

ショットはどちらもやや低めになりやすい印象。

比較すると107の方が面が大きい分ボールが上がりやすいと思いますが、それでもラケット全体で見れば2本とも「低~中軌道」タイプに分類されると思います。

少し低め。

回転のかけやすさ

ファントムグラファイト100 8/10
ファントムグラファイト107 8.5/10

スピン性能は100が良好、107がかなり優秀な印象。

2本とも自然に打つとフラットドライブ系のショットになりやすいですが、ガッツリ回転をかけるスイングで打つと打球が急降下して高くハネやすいです。

107の方が最大回転量の上限値が高いと思う。

グリグリスピンまで打てる感触。

スライス

100⇒低~中軌道かつ適度な飛距離のショットになりやすい

107⇒やや軌道高めかつしっかり回転のかかったショットになりやすい

107の方が回転量多め、軌道高めで飛距離を出しやすい印象。

100は107より飛びと軌道を抑えやすく、打球の安定感があると思う。

ボールコントロール性能

ファントムグラファイト100 8.5/10
ファントムグラファイト107 8~8.5/10

打球を狙った所に打ち込むコントロールはどちらも優秀。

100の方が飛び控えめなのでその分アウトしにくいと思いますが、107も適度な反発力かつ球持ちが良いので、ミスらず安定してボールを配球しやすい印象です。

コントロール系シリーズというだけある。

操作性&取り回しの良さ

ファントムグラファイト100 6.5~7/10
ファントムグラファイト107 7~7.5/10

100は310g/バランス310㎜、107は305g/バランス310㎜と割と重いので、操作性はやや低め。

振り抜きの良さは面の小さい100の方がいいと思いますが、2本とも比較的パワーのあるプレイヤー向けの仕様です。

操作性重視ならファントムグラファイト97 300gがおすすめ。

ストローク

ストロークの使用感の違いを書いていきます。

ファントムグラファイト107

100と比べて超柔らかく球持ちの良い打感を感じつつ、重量を活かした球威とノビのあるヘビーフラットドライブをコントロールして打ちやすい。

スイートスポットが広くてミスヒットしにくく快適で、面ブレもしにくいです。

打感が本当に気持ち良い。

ボールをラケットで押し込んで運べる+重量があるから、強打した時の球威もノビもかなり良い。

ストローク相手も威力と伸びを感じると言っていた。

回転のかかりも良いので、急降下して高くハネるグリグリスピン系のショットで相手のミスを誘う使い方もできる。

打感、球威&ノビ、スピン&コントロール性能のどれもが素晴らしく、最高の使用感だと思います。

ファントムグラファイト100

107より少し打感が硬く、球離れが早く、パワー&スピン性能が少し控えめな使用感。

その分アウトミスをしにくく、コントロール性能に長けているので、ガッツリハードヒットして球威のある打球を相手コートに打ち込みたいプレイヤーに向いていると思います。

また、弾きの良さのおかげで強打時には107よりボールスピードを出しやすい印象です。

ど真ん中で打ち抜けるととても気持ちの良い打感だから、上手な人ほど旨味を感じられると思う。

スピン性能も107よりは控えめだけど、ラケット全体で見れば良い部類。

打感のソフトさ&球持ち感&スイートスポットに広さ重視なら107、弾きの良さや球速の出しやすさを感じられるコントロール系100インチが良いなら100がそれぞれおすすめです。

守備に関して

走らされた際のボールの処理は、107がカンタン、100は難しすぎずカンタンすぎず。

面が大きくて反発力のある107の方が守備はしやすいと思います。

100はどちらかというと守備より攻撃の方が得意。

ボレー

ボレーの使用感の違いを書いていきます。

ファントムグラファイト107

107はボレー時の打感の柔らかさと球持ちの良さが最高レベル。

スイートスポットが広く、ガットがたわんでボールを掴んだ後、打ちたいコースにボールを運べる感じが強く、コントロール性能もピカイチです。

今まで打った200本以上のラケットの中で、最もボレー時の「球持ちの良さ」と「コントロールのしやすさ」を感じた。

スイートスポットが広いおかげで、普段より格段にミスも減らせた。

硬さでパンと鋭くスピードショットを弾く攻撃性はやや低いものの、ボールとガットの接地時間が長い分、ドロップボレーなどのタッチ系のショットもとてもやりやすかったです。

ファントムグラファイト100

100はボレーだとストロークの時よりスイートスポットが広く、打感も柔らかい印象。

ストロークだとミスった時に飛ばなさを感じましたが、ボレーだと不思議とミスヒットが減り、相手コートに返球しやすく、ソフトな打ち心地に感じました。

飛びは適度で、安定してボールコントロールしやすい。

107ほどではないですが、100も結構ボレーがしやすいラケットだと思います。

サーブ

サーブの使用感の違いを書いていきます。

フラットサーブ

2本とも結構しっかり打ってもサービスエリア内への収まりがまあまあ良く、球威や伸びを出しやすい所は共通している。

ただ、ストローク同様に100の方があっさりボールを弾くので、球速は107より出やすいと思います。

スライスサーブ&スピンサーブ⇒

回転のかかりはどちらも優秀。

スライスサーブは良く曲がり、スピンサーブは高くハネさせやすいと思います。

良い。

おすすめの選び方:使いやすさ重視なら107、ハードヒッターなら100がそれぞれおすすめ

本記事ではプリンスのファントムグラファイト100107(2024年モデル)を比較してきました。

プリンスの大人気ラケット2本。

球威やバウンド後のノビの出しやすさは共通している。

おすすめの選び方は以下の通りです↓

ファントムグラファイト107

  • 打感の柔らかさや球持ちの良さ重視の人
  • 反発力重視の人
  • スピン性能重視の人
  • スイートスポットの広さ重視の人
  • ボレーのしやすさ重視の人

ファントムグラファイト100

  • 弾きの良さ/球離れの良さ重視の人
  • 強打時の球速重視の人
  • ボールコントロール性能重視の人
  • 強打してパワフルショットを相手コートに叩き込みたい人

>>ファントムグラファイト107 2024 インプレ 評価 レビュー

>>ファントムグラファイト 100 2024 インプレ 評価 レビュー

では今回はこの辺で(‘ω’)ノ

ラケットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるから、実店舗で買うよりも5000~10000円くらい安く手に入るよ。

今回解説したラケット用品一覧

 

 

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