今回は、2026年1月22日発売予定の新作テニスラケット「ヘッド スピード 2026」(HEAD SPEED)の
- ラインナップ
- 各種スペック
- 使われているテクノロジー
- インプレ/解説動画
をまとめていきます。

5分で読めるよ。
☑筆者情報
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Contents
新作情報 ヘッド スピード (HEAD SPEED) 2026 ラインナップ スペックまとめ
ヘッドの主力シリーズ「スピード」に新作が登場。(既に予約受付開始)

メタリックなブラック系のデザイン!
ヘッド スピード 2026の特徴は?
今作はシャフト部分に新素材を搭載し、打球感と面の安定感を従来モデルよりも向上させた仕様となっています。
また、新たに「ツアー」と「MP UL」という2モデルがラインナップに追加されました。
☑ラインナップ
プロ
ツアー
MP
MP L
チーム
MP UL
まずは各モデルのスペックについて詳しく見ていきましょう。
ヘッド スピード プロ 2026
| フェイスサイズ | 100平方インチ |
| 重さ | 310g |
| バランスポイント | 310㎜ |
| フレーム厚 | 23㎜ |
| ストリングパターン | 18×20 |
| CPI | 300 |
スピードの最上位モデル。
一般的なストリングパターンの16×19よりもガットの目が細かい18×20を採用し、標準より少し重めのスペックです。

18×20のラケットはボールが飛びにくい難しいものが多いけど、スピードプロはその中では結構反発力があって飛びやすい所が特徴的。
しっかりラケットを振って打球をコントロールしつつ、ある程度はパワーも欲しいという中上級プレイヤー向けの1本ですね。
※CPIはヘッド独自の指標で、数値が低いほどコントロール寄り、高いほどパワー寄りになります。
CPI300は、
- グラビティツアー98 2025
- プレステージツアー2023
と同じ数値です。
2026版に先駆けて発売されたデザインのみが違うグロス塗装のブラックカラー版「レジェンド2025」もあります↓
関連記事>>スピード プロ 2024 インプレ
ヘッド スピード ツアー 2026
| フェイスサイズ | 97平方インチ |
| 重さ | 305g |
| バランスポイント | 315㎜ |
| フレーム厚 | 23㎜ |
| ストリングパターン | 16×19 |
| CPI | 500 |
今作から追加された新スペック。
面が小さめの97インチを採用しています。

フェイスサイズが小さいラケットを使いたいという要望が多かったらしく、その期待に応えた模様。
振り抜きの良さとボールコントロール性能の良さを感じやすいモデル。
フレーム厚はプロやMPと同じ23㎜をしていて、薄すぎず厚すぎずの設計。
CPIは500なので、コントロールだけでなく、パワーも感じやすい作りになっているようです。
CPI500は
- エクストリームMP2024
- グラビティMPL2025
- プレステージMP L2023
と同じ数値です。
ヘッド スピード MP 2026
| フェイスサイズ | 100平方インチ |
| 重さ | 300g |
| バランスポイント | 320㎜ |
| フレーム厚 | 23㎜ |
| ストリングパターン | 16×19 |
| CPI | 500 |
100インチ/300g/バランス320㎜のいわゆる黄金スペック系モデル。
スピードの主力ラケットです。

黄金スペックは万人に最も扱いやすい仕様で人気があり、メーカー各社が特に力を入れている。
スピードシリーズはヘッドの中でも最も人気のあるシリーズなので、その中の主力ということもあってヘッド製ラケットの中では一番プレイヤー使用率が高いモデルですね。

世界的なベストセラーラケット。
CPI500は、
- エクストリームMP2024
- グラビティMPL2025
- プレステージMP L2023
と同じ数値です。
デザインのみが違うグロス塗装のブラックカラー版「「レジェンド2025」もあります↓
スピードMPレジェンド2025を実際に使用した際の詳細レビューはコチラ↓

ヘッド スピード MP L 2026
| フェイスサイズ | 100平方インチ |
| 重さ | 280g⇒285g |
| バランスポイント | 325㎜ |
| フレーム厚 | 23㎜ |
| ストリングパターン | 16×19 |
| CPI | 600 |
MPより15g軽いバージョン。
軽くてスイングしやすいので、女性やジュニア・操作性重視の男性に向いたスペックです。

振りやすいタイプ。
前作と比べて重さは280gから285gに変更された。
CPI600は、
- ブーンMP2024
- グラビティチーム2023
- エクストリームMPL2024
と同じ数値です。
ヘッド スピード MP UL 2026
| フェイスサイズ | 100平方インチ |
| 重さ | 265g |
| バランスポイント | 330㎜ |
| フレーム厚 | 23㎜ |
| ストリングパターン | 16×19 |
| CPI | 700 |
今作から追加された新スペック。
265gの軽量設計となっています。
CPI700は、
- エクストリームMPライト2020
- ラジカルチーム2023
- グラビティチームL2025
- ブーンMPL2024
と同じ数値です。
ヘッド スピード TEAM 2026
| フェイスサイズ | 105平方インチ |
| 重さ | 270g |
| バランスポイント | 325㎜ |
| フレーム厚 | 24㎜ |
| 長さ | 27.2インチ |
| ストリングパターン | 16×19 |
| CPI | 700 |
105インチ/270gの軽量デカラケバージョン。

ボールを楽に飛ばせる1本。
CPI700は、
- エクストリームMPライト2020
- ラジカルチーム2023
- グラビティチームL2025
- ブーンMPL2024
と同じ数値です。
関連記事まとめ
テクノロジー:HY-BORをシャフト部分に搭載し打球感と安定感を向上
主に以下のテクノロジーが搭載されています。
- HY-BOR(ハイブリッドボロン)
- オーセチック2.0
HY-BOR
航空宇宙分野でも使われているハイテク素材「HY-BOR」(ハイブリッドボロン)をシャフト部分に搭載したテクノロジー。

面の安定感と打球感を高め、面ブレを抑制し、ショットの精度を向上させる効果があります。

しなりから戻る時のブレを減らすことができるらしい。
オーセチック2.0(Auxetic 2.0)
横に引っ張ると全体が均一に広がり、横に押し込むと全体が縮まる特殊な分子構造”オーセチック”をフレームのヨーク部(5時~7時の間の部分)とグリップ部分に採用。
※ヨーク部分は以下の箇所です↓

オーセチックを搭載したことによる効果は以下の通りです↓
◎ヨーク部分
⇒ミスヒットした際に本来なら起こるヨーク部の変形具合のばらつきを抑え、飛びや打球感の安定性に繋がる。
◎グリップ部分
⇒従来モデルよりも振動・衝撃を減らし、打球感を素早く正確に手に伝えることで、快適な打ち心地に繋がる。
振動吸収性がアップするほか、打球のフィーリングを素早く正確に手に伝えてくれることから、飛んでいく打球の安定性やコントロールのしやすさも向上したラケットとなっています。

オーセチックのバージョン2.0。
オーセチックがあると打感が柔らかく、スイートスポットが広く感じる傾向にある。
分子構造をわかりやすくした模型は以下の通りです↓

通常の素材なら横に引っ張ると真ん中が細くなり、横に押し込むと真ん中が縦長になるけど、これは均一に広まり縮む。
インプレ・解説動画
インプレ・解説動画をまとめていきます。
発売予定は2026年1月22日
発売予定日は2026年1月22日となっています。

既に予約受付開始中!
スピードは非常に人気のあるシリーズで品薄・品切れ状態になりやすいので、確実にゲットしたい方は予約がおすすめです。
まとめ:HY-BOR採用で打球感と安定感を向上させたラケット
今回は「ヘッド スピード 2026」シリーズについてまとめてきました。
HY-BORを新たにシャフト部分に搭載することで、従来モデルよりも安定感と打球感をアップさせた設計となっています。

ヘッドの世界的ベストセラーシリーズの新作。
97インチの「ツアー」と軽量モデルの「MP UL」がラインナップに追加された。
初回入荷分は数に限りがあるので、気になる方はお早めにどうぞ。
というわけで、以上です。

ラケットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるから、実店舗で買うよりも5000~10000円くらい安く手に入るよ!
今回解説したラケット用品一覧

