どちらもヨネックスの人気ラケットなので、どっちを使おうか迷いますよね。
そこで今回は上記の疑問を持つ方へ向けて、実際に両方使った私が使用感の違いについてサクッと解説していきます(‘◇’)ゞ
本記事の内容
- スペック比較
- 使用感の違いを解説
- おすすめの選び方を解説
☑筆者情報
- テニス歴20年以上
- ラケット試打数&購入数合計200本以上
- ガットインプレ数100種以上
- 週末プレイヤー
- ツイッター(@tennis_torasan)
結論は、
です。
個別のレビュー記事はこちら↓
☑EZONE 100
☑EZONE 98
ではでは、双方の違いについて細かくかみ砕いて解説していきますね。
5分位で読み終わるよ~。
イーゾーン100/100L/98 2022とブイコア100/100L/98 2023の違いは以下の動画でも解説しています↓
ブラックカラー版「イーゾーン 2024 アクアナイトブラック」もあります。(デザインのみの違いでスペックやテクノロジーは2022版と同じ)
Contents
【2022】ヨネックス イーゾーン100と98のスペック比較
まずは簡単にスペック比較から。
EZONE 100 2022 | スペック | EZONE 98 2022 |
100平方インチ | フェイスサイズ | 98平方インチ |
300g | 重さ | 305g |
320㎜ | バランスポイント | 315㎜ |
23.8-26.5-22.5㎜ | フレーム厚 | 23.5-24.5-19.5㎜ |
16×19 | ストリングパターン | 16×19 |
100は100インチ/300g/バランス320㎜の黄金スペック系ラケット。
黄金スペックは幅広い層に最適化された使いやすいスペックで、非常に人気が高く、メーカー各社が特に力を入れている。
98は100より面が小さく重いスペックで、ある程度ラケットをスイングして攻撃していきたいプレイヤーを想定して設計されているタイプです。
関連記事>>イーゾーン2022シリーズのラインナップやテクノロジー、詳細情報まとめ
【2022】ヨネックス イーゾーン100と98の使用感の違いを解説
次にこの二つのラケットの使用感をそれぞれ比較していきます。
※ポンド数:暑い時期は少し硬めに、寒い時期は少し緩めに張って調整。
打感の柔らかさ
イーゾーン100 | 7.5~8/10 |
イーゾーン98 | 7.5~8/10 |
どちらも割と柔らかめ。
球離れはやや早く、あっさり軽めの打ち心地でボールを弾き出す打ち心地です。
しっかりたわんでスパーンと軽快にボールを飛ばす。
特に100はフェイスサイズが大きくスイートスポットも広いので、ボールが面のどこに当たっても硬さや飛ばなさを感じにくいです。
ボールの飛びの良さ
イーゾーン100 | 8.5/10 |
イーゾーン98 | 7.5~8/10 |
反発力は100の方がだいぶ強く、ボールが楽に飛ぶ◎
98はやや強めくらいの飛びです。
両方ガツガツ打つとアウトしやすいけど、少ない力でもラケット自体のパワーで打球に威力とスピードが乗る。
【軌道について】
100は中軌道のショットに、98は低~中軌道の直線的なショットになりやすい。
あまり高軌道ボールになる感じはしないですね。
回転のかけやすさ
イーゾーン100 | 7.5/10 |
イーゾーン98 | 7.5~8/10 |
スピン性能はどちらも標準的。
自然な回転量のフラットドライブが最も打ちやすいです。
【スライスに関して】
スライスはどちらも中軌道になりやすい印象です。
ボールコントロール性能
イーゾーン100 | 7/10 |
イーゾーン98 | 8/10 |
100は非常に反発力が強く弾きが良いので、細かくコースを狙って打ち抜くのはそこまで得意じゃない。
98もラケット全体で見れば結構飛ぶ部類ですが、100よりは明らかに反発力が抑えめで意図せぬアウトがしにくく、比較的ボールコントロールしやすいです。
飛びの良さがありつつ、ある程度のコントロール性能も欲しいなら98がおすすめ。
操作性&取り回しの良さ
イーゾーン100 | 8/10 |
イーゾーン98 | 7.5/10 |
100は100インチ/300g/バランス320㎜の黄金スペックなので全く違和感ナシ。
98は100よりちょい重めの305gですが、特に大変な感じはしないです。
どちらも標準的な操作性。
軽いとか重いとかはない。
ストローク
どちらも弾きの良さを感じられて、圧倒的なスピードボールが打ちやすい所が持ち味。
一般的なラケットと比べて断然球速が出るので、スカッと爽快に高速フラットドライブを展開できます。
球速を求めるなら間違いない。
二つの違いは先述した通り、飛びの強さ。
100の方がだいぶボールが楽に飛ぶ一方、98は100ほどは飛ばない代わりにボールコントロール性能が高いです。
あと面の大きさもポイント。
100は面が大きくスイートスポットが広い。
98は面が小さい代わりに空気抵抗が少なく振り抜きが良い。
ザックリ分けると、100が初中級~中級者向け、98が中級~上級者向けって感じです。
【守備に関して】
どちらも反発力はある方なので、走らされた時のボールの処理はカンタン寄り。
100は超簡単、98はまあまあ簡単といった印象です。
ボレー
100⇒ボレーはストローク以上に打感が柔らかく感じられ、飛びすぎず飛ばなすぎずの丁度良い飛びでスイートスポットも広く、超使いやすい。(面の安定性も高く、打ち負けにくい)
最高レベルにボレーしやすいラケットです。
正直ミスる気配がなかった。
頻繁にボレーをするプレイヤーにイチオシ。
98⇒やはり面が100より小さいので、100と比べると少し難しい。
ただ、98インチのラケットの中ではまあまあ使いやすい部類。
しっかり真ん中で打っている分には柔らかさを感じられ、飛びも適度で丁度良いです。
98インチのラケットを普通に使えるなら問題ないと思う。
サーブ
両方ともストローク同様にフラットサーブは半端ないスピードの出しやすさ。
そんなに力まずとも鋭く速い直球が打てます。
フルパワーで打つとさすがにフォルトするけど、8割位で打っている分には十分サービスエリアに収まる。
スライスサーブ&スピンサーブの変化はどちらもまあまあといったところです。
おすすめの選び方:パワー重視なら100、パワーとコントロールのバランス重視なら98
本記事ではヨネックスのイーゾーン 100 2022とイーゾーン 98 2022を比較してきました。
スピードショットの打ちやすさが魅力の2本。
ボールが楽に飛び、面が大きくボレーがしやすいラケットが良い⇒100
反発力がありつつ、コントロール性能も高いラケットが良い⇒98
といった風に選ぶと良いと思います。
では今回はこの辺で(‘ω’)ノ
今回解説したラケット用品一覧
ブラックカラー版「イーゾーン 2024 アクアナイトブラック」もあります。(デザインのみの違いでスペックやテクノロジーは2022版と同じ)
(※ラケットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるので、実店舗で買うよりも5000~10000円位安く手に入りますよ。)