ヘッド プレステージ プロとMPの違い・比較・選び方を徹底解説 2023 2024

 

どちらもヘッドの人気ラケットなので、どっちを使おうか迷いますよね。

そこで今回は上記の疑問を持つ方へ向けて、実際に両方使った私が使用感の違いについてサクッと解説していきます(‘◇’)ゞ

本記事の内容

1. スペック比較
2. 使用感の違いを解説
3. おすすめの選び方を解説

 

結論は以下の通りです↓

 

個別のレビュー記事はこちら↓

☑PRESTIGE PRO 2023

ヘッド プレステージ プロ 2023 2024 インプレ 評価 レビュー スーパーコントロール

「ヘッド プレステージ プロ 2023 2024」（HEAD PRESTIGE PRO 2023 2024）のインプレ・評価・感想レビュー記事です。

tennis-torasan.com

2023.11.20

☑PRESTIGE MP 2023

ヘッド プレステージ MP 2023 2024 インプレ 評価 感想レビュー スピン＆コントロール

「ヘッド プレステージ MP 2023 2024」（HEAD PRESTIGE MP 2023 2024）のインプレ・評価・感想レビュー記事です。

tennis-torasan.com

2023.11.03

ではでは、双方の違いについて細かくかみ砕いて解説していきますね。

 

 

 

ヘッド プレステージ プロとMPのスペック比較 2023

まずは簡単にスペック比較から。

プレステージプロ	スペック	プレステージMP
98平方インチ	フェイスサイズ	99平方インチ
320g	重さ	310g
310㎜	バランスポイント	320㎜
20㎜	フレーム厚	21.5㎜
18×20	ストリングパターン	18×19

プロは標準より面が小さく、重いスペック。

フレーム厚は20㎜と非常に薄く、またストリングパターンは目が細かい18×20を採用しています。

MPはプロより少し面が大きく、フレームが厚い設計。

ストリングパターンは18×19を採用していて、プロよりパワーとスピン性能を上げた仕様となっています。

 

>>新作情報 プレステージ 2023 テクノロジー ラインナップまとめ

ヘッド プレステージ プロとMPの使用感の違いを解説 2023

次にこの二つのラケットの使用感をそれぞれ比較していきます。

打感の柔らかさ

プレステージ プロ	7.5～8/10
プレステージ MP	7.5～8/10

両方ともやや柔らかめの打感。

どちらもスイングを速めるほどボールを潰せる柔らかさを感じやすくなる傾向にあると思います。

プロはゆったりスイングやミスヒット時にはボールが潰れず「板っぽい打感」になりますが、比較的早いスイングでクリーンヒットできるとかなり柔らかい。

MPは少しストリングパターンのピッチ（間隔）が広めに設計されているので、プロほどボールを潰せる感じはしないですが、その代わりにガットのたわみがわかりやすい印象です。

振動吸収性に関しても、オーセチックが入っている影響で良くなっていると思います。

【球離れについて】

プロもMPもゆっくりスイングだと弾きが良く、少し球離れが早い感触。

標準～少し早めのスイングだとボールを潰せて球持ちが良くなり、球離れがゆっくりになる印象です。

ボールの飛びの良さ

プレステージ プロ	6.5～7/10
プレステージ MP	7.5/10

MPの反発力は標準的。

プレステージは飛びを抑えやすいコントロール系シリーズですが、MPは十分パワーを備えているので、打球が飛ばなすぎてキツイとはなりにくいと思います。

プロは控えめな反発力。

ラケットがボールを飛ばしてくれるアシスト感はあまりないので、ラクにボールを飛ばしたい方には向いてないですが、「振った分だけ飛ぶ」使いやすさがあります。

打球の飛距離の調整がとてもしやすいです。

【軌道について】

プロ⇒打球は低軌道の直球になりやすい

MP⇒打球は低～中軌道になりやすい

回転のかけやすさ

プレステージ プロ	7～7.5/10
プレステージ MP	8/10

MPのスピン性能は優秀。

結構バッチリ回転をかけやすいです。

プロのスピン性能はそこそこといったところ。

フラットショットやフラットドライブが最も打ちやすいと思います。

【スライスに関して】

プロ⇒軌道低めのスーッと滑っていくスライスが打ちやすく、とても気持ちの良い使用感。

MP⇒スライスもスピン同様に回転のかかりが良い。

中軌道辺りかつ適度な飛距離のショットになりやすいと思います。

ボールコントロール性能

プレステージ プロ	9～9.5/10
プレステージ MP	8～8.5/10

プロの打球を狙った所に打ち込むコントロール性能は間違いなく最高クラス。

振った分だけ飛ぶので意図せぬアウトをしにくく、上下左右への飛びのバラツキも少なく、安定して低軌道フラットショットをコントロールしやすいです。

自分のスイングパワー以上に勝手にボールが飛んだり、回転がかかったりしないところがプレステージプロらしさかなと。

MPはプロと比べてパワー＆スピン性能が強いので、コントロール性能はやや劣る。

とはいえ、MPもラケット全般の中では十分ボールコントロールはしやすい部類だと思います。

操作性&取り回しの良さ

プレステージ プロ	6.5/10
プレステージ MP	6.5/10

両方とも重量のあるスペックなので、操作性はやや低め。

ある程度パワーのあるプレイヤー推奨です。

ストローク

ストロークの使用感の違いを書いていきます。

プレステージ プロ 2023

スイング速めかつクリーンヒットできると、18×20特有のボールを潰せる柔らかさやホールド感を味わえて、低軌道フラットショットを狙った所にコントロールしやすい。

打球の飛距離の調整をしやすく、上下左右へのブレ/バラつきも小さく、安定してストローク展開しやすいです。

プレステージ MP 2023

プロ同様に強打した際には柔らかくホールド感強めの打感を感じやすい。

また、プロほどではないにしても、安定して低軌道フラットドライブや中軌道スピンボールをコントロールしやすい。

適度なパワー、優れたスピン&コントロール性能があり、性能バランスが良いです。

重量があり、パワーも適度に備えているおかげで、球威もプロより出しやすいと思います。

スーパーコントロール&フラット系のプロと、パワー＆スピン&コントロール性能のバランスが良いMP、という印象です。

スイングを速めるほどボールを潰せる柔らかさを感じる点は共通していますが、それ以外は差があるので、好みで選びやすいと思います。

【守備に関して】

走らされた際のボールの処理は、プロが難しめ、MPが難しすぎずカンタンすぎずといった印象。

MPは飛ばなすぎてシビアということはなく、標準くらいだとの守備のしやすさだと思います。

ボレー

ストロークよりもスイングが小さくなることもあってか、プロもMPも当てるだけのボレーの際には球離れの早さ、弾きの良さを感じやすい印象。

一方、叩きに行った時にはボールを潰せて運べるホールド感が出てくる感触です。

プロは飛びは控えめでラクに深さが出るタイプではないですが、アウトミスをしにくいです。

MPはプロより飛びが良く、適度な飛距離でボールコントロールしやすい印象です。

サーブ

サーブの使用感の違いを書いていきます。

プレステージ プロ 2023

フラットサーブ⇒ガッツリ打った時のサービスエリア内への収まりの良さ、バウンド後のノビ、スピード感、コントロールのしやすさがピカイチ。

18×20ゆえにボールをぶっ潰しながらスイングパワーを余すことなくボールに伝えられるので、球威やスピードもかなり出しやすいです。

スライスサーブ＆スピンサーブ⇒回転のかかりは標準的。

自分で回転をかけた分だけ曲がったりハネたりしやすいと思います。

プレステージ MP 2023

フラットサーブ⇒結構ガッツリ打ってもサービスエリア内に収まりやすく、打球をコントロールしやすく、バウンド後のノビも良い。

スライスサーブ＆スピンサーブ⇒回転系サーブの変化はまあまあ。

割ときちんと曲がったりハネたりしやすいと思います。

おすすめの選び方：コントロール重視ならプロ、パワー＆スピン&コントロール性能のバランス重視ならMP

本記事ではヘッドのプレステージプロとプレステージMP（2023年モデル）を比較してきました。

おすすめの選び方は以下の通りです↓

では今回はこの辺で(‘ω’)ノ

>>プレステージプロ 2023 インプレ 評価 レビュー

>>プレステージ MP 2023 インプレ 評価 レビュー

今回解説したラケット用品一覧