こんにちは~テニス歴20年以上の週末プレーヤー・テニスタイガーです(^^)/
今回は「ウィルソン ブレード 98S V8.0 2021」(WILSON BLADE 98S V8.0)のインプレ・評価・感想レビューを書いていきます。
本記事の内容
- スペック、使われているテクノロジーをサクッと解説
- 打感、ボールの飛び、スピン&コントロール性能などのインプレレビュー
- 価格をチェック
- 類似・競合ラケットの紹介
- おすすめのガットの紹介
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☑筆者情報
- テニス歴20年以上
- ラケット試打数&購入数合計200本以上
- ガットインプレ数100種以上
- 週末プレイヤー
- ツイッター(@tennis_torasan)
スペックや詳細情報を盛り込みつつ各種ショットの使用感を詳しく書いていくので、
- このラケットがどういった特徴を持っているのか知りたい方
- ストロークやボレー、サーブなどの使用感や感想が気になる方
はご覧ください(‘ω’)ノ
結論は、
です。
では、早速紹介していきます。
5分位で読み終わるよ~。
(※ブレードシリーズは2024年2月に新作の「V9」が発売されるので、最新モデルの情報を知りたい方はコチラの記事をご覧ください⇒「新作情報まとめ ウィルソン ブレード V9.0」)
ウィルソン ブレード 98S V8.0 2021 WR079411
Contents
- 1 ウィルソン ブレード 98S V8 2021/2022のスペック
- 2 ウィルソン ブレード 98S V8 2021/2022のデザイン
- 3 ウィルソン ブレード 98S V8 2021/2022のインプレ・評価・レビュー
- 4 ウィルソン ブレード 98S V8 2021/2022の価格
- 5 前作 ブレード 98S V7.0との比較
- 6 類似・競合ラケットの紹介
- 7 関連まとめ記事
- 8 ウィルソン ブレード 98S V8 2021/2022に合うおすすめのガットの紹介
- 9 ウィルソン ブレード 98S V8 2021/2022はこんな人におすすめ
- 10 まとめ:スイングしやすく面の安定性が高い超回転系ラケット
ウィルソン ブレード 98S V8 2021/2022のスペック
フェイスサイズ | 98平方インチ |
重さ | 295g |
フレーム厚 | 21㎜ |
バランスポイント | 325㎜ |
ストリングパターン | 18×16 |
標準的なラケットと比べて、フェイスサイズはやや小さめ、重量はやや軽めのスペック。
ウィルソン独自に開発した「スピンエフェクト」という技術が使われており、ストリングパターンは18×16です。
横糸の本数が極端に少なくガットの目が粗い作りになっています。
一般的なラケットは16×19もしくは18×20。
ちなみにBlade 98SのSは「スピン」の意味。
目が粗いとそれだけボールヒット時にガットが動いて元に戻る力(スナップバックと呼ばれる)が大きくなり、スピン回転やスライス回転がかなりよくかかるようになります。
パワフルな方が使うとガットが切れやすくなるというデメリットもあるから、太いタイプのガットを使って切れにくくするのがおすすめ。
<適正表>
上級者 | 中級者 | 初級者 | |
男性 | ◎ | ◎ | 〇 |
女性 | ◎ | 〇 | △ |
テクノロジー/予備知識
FORTYFIVE°(FEEL FLEX) | しなりやすく、なおかつボールヒット時にフレームがブレないような安定性もある特殊なカーボン |
DIRECTCONNECT | エンドキャップとグリップ部分のカーボンを繋げることにより、打球の感覚がより手元に伝わり、ねじれによる安定性にも強いテクノロジー |
COLORSHIFTING DESIGN | 見る角度によって深いグリーン、メタリックなグリーン、ブロンズカラーと移り変わっていくデザイン |
関連記事>>ブレード V8.0 2021 テクノロジー ラインナップ 新作情報まとめ
ウィルソン ブレード 98S V8 2021/2022のデザイン
グリーンとブロンズカラーが見る角度によって交互に移り変わっていくメタリックなデザイン。
ストリングパターン18×16なので、ガットのマス目はかなり粗いです。
フレームは薄く、ほっそりした見た目です。
ウィルソン ブレード 98S V8.0 2021 WR079411
ウィルソン ブレード 98S V8 2021/2022のインプレ・評価・レビュー
次に使用感や各種ショットのインプレ、評価、レビューを書いていきます。
打感の柔らかさ: 7~7.5/10
標準~やや柔らかめくらいの印象。
ガットの目が粗いので、ある程度たわむ感触がわかりやすいタイプです。
少しソフト。
面の安定性は高く、相手のハードヒットに打ち負けないしっかりとしたフレームの強さを感じる仕上がりです。
ブレードは”フレームのしなり”が特徴的なシリーズだけど、今作はフレームを硬くしてしなりを減らし、面の安定性を高めた設計に変わった。
しなりによる柔らかさは薄れた代わりに面ブレしにくくなった。
ボールの飛びの良さ: 7.5/10
ボールの飛びはやや強め。
飛びすぎてアウトしやすかったり、逆に飛ばなすぎてしんどいということもあまりなく、丁度いい反発性能です。
後述するようにスピン性能が高いから、打球はまあまあ飛ぶけどきちんとコート内にも収まる印象。
【軌道について】
軌道は自然と上がり、山なりのボールになりやすいです。
スピンのかけやすさ: 9/10
回転性能は非常に高い。
普通に打ってもある程度回転がかかり、ガッツリスピンをかけるスイングで打つと打球が曲がり、急降下して高くハネます。
Sラケの持ち味であるスピン量をバッチリ体感できる。
特にハネがスゴイ!
【スライスについて】
スピン同様に回転が良くかかり、バウンド後の打球の変化が大きめ。
軌道を抑えやすく、スーッと伸びて滑るようなタイプのショットになりやすいです。
軌道低めで適度な飛距離の絶妙なスライスになる。
打っていて気持ちが良い。
コントロール性能: 7.5/10
打球のコントロール性能は標準的。
基本的にはグリグリスピンを展開する使い方になると思いますが、そこそこ打球を狙った所にも打ちやすいと思います。
スピン系ラケットにしてはコントロール性能が高め。
操作性&取り回しの良さ: 8.5/10
標準より5g軽く、面小さめ、フレーム薄めなので空気抵抗が少なくてバツグンに振り抜きやすい。
ラケットヘッド側が重いトップヘビー系ということもあって一回振り始めるとビュン!とスイングスピードが上がります。
だいたいスピン特化ラケットは100インチ以上でフレーム厚めのものが多いから、その中ではかなりスイングしやすい。
ストローク
山なりのグリグリスピンボールを楽に展開できる◎
打球が曲がり、落ち、高くハネるので楽しいです。
バウンドしてから鋭くハネるから打たれた側からするとマジで打ちにくいボールになる。
バックハンドを狙ってひたすらグリグリスピンを打っているだけでも相手からミスを引き出せるし、軌道が自然に上がるのでこちらのネットミスを減らせるところも良いですね。
ただ、面の安定性が高いゆえにミスヒットするとそれなりに硬さがあるので、98インチだとちょいムズい…という初中級の方にはあまり向いていないと思います。
中級~中上級辺りに良さそう。
【守備について】
走らされた際のボールの処理は、特に簡単でも難しくもなくといった印象。
100インチのラケットよりスイートスポットは小さいものの、そこまで飛びがシビアということもなく、標準的な難易度だと思います。
ボレー
打ち負けない面の安定性を非常に強く感じる。
やはりミスヒットすると硬さがあるし当てるだけでカンタンの飛ぶようなタイプでもないですが、打球をコントロールしやすい点は良いと思います。
ボレーに関してはSラケ特有のたわむ、飛ぶという感じよりもコントロール系ラケット特有のコントロール性能の高さを感じやすかった。
サーブ
フラットサーブ⇒振り抜きが良く、コントロール性能やバウンド後のボールのノビも結構良い。
スライスサーブ&スピンサーブ⇒打球の変化量は上々。
スライスサーブはしっかり曲がり、スピンサーブもハネます。
回転系もフラット系もそつなくこなせるタイプ。
意外とフラットサーブで良い球が打てたことが印象的。
ウィルソン ブレード 98S V8.0 2021 WR079411
ウィルソン ブレード 98S V8 2021/2022の価格
楽天のショップだとテニスジャパン楽天市場が税込み約27000円で販売中。(2023年8月時点)
テニスジャパンは20%オフクーポンを発行している&ポイントも1500円分ほど返ってくるので、実質的には税込み約20000円くらいです。
ネットだと安い。
※価格やクーポンの有無状況は変動するし、ポイント還元率には個人差があるので、詳細は楽天の各ショップでご確認ください↓
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前作 ブレード 98S V7.0との比較
前作の「ブレード98S V7.0」と比べると、V8.0はボールの飛びとフレームのしなりが抑えられて打感が硬くなった代わりにボールコントロール性能が上がり面ブレしにくくなった印象。
なので、
フレームのしなる柔らかさと飛びの良さが欲しい⇒V7.0
コントロール力と打ち負けない面の安定性が欲しい⇒V8.0
といった風に選ぶと良いと思います。
類似・競合ラケットの紹介
ライバルラケットを紹介していきます。
ウィルソン ブレード 100 V9.0
ブレード100のバージョン9。(100インチ/300g/バランス320㎜)
柔らかめの打感、適度な反発力、優れたスピン&コントロール性能を持つ使いやすいラケットです。
標準的なスペックのコントロール系ラケットを使いたい人にイチオシ。
バボラ ピュアアエロ 2022
バボラの超人気スピン系ラケット。
ブレード98Sより回転性能が少し控えめな代わりに、ボールコントロール性能が高いです。
反発力は適度。
スピン系のショットをコントロールして展開しやすい。
ヨネックス ブイコア 100 2023
ヨネックスの大人気スピン特化系モデル。
98Sより打感柔らかめ、飛び強めなタイプです。
スピーディなパワフルスピンラケットを欲しい人向け。
ハイスピン&ハイパワーラケット。
関連まとめ記事
新作情報 ブレード V9 2024 テクノロジー ラインナップまとめ
ウィルソン ブレード 98S V8 2021/2022に合うおすすめのガットの紹介
おすすめのガットを紹介していきます。
ヨネックス ポリツアーレブ 125
ポリの中では柔らかめの打感、強力なスピン性能、ボールの飛ばしやすさ、テンション維持力の高さが特徴の大人気スピン系ストリング。
スピン性能とパワーをさらにアップしてくれるポリなので、ラクに軌道高めのグリグリスピンボールを打ちやすくなると思います。
スピン性能を重視ならポリツアーレブ。
>>ヨネックス ポリツアーレブのインプレ・評価・感想レビュー
ソリンコ ハイパーG 125
ポリの中では標準的な柔らかさ、やや控えめ~標準くらいの飛び、強力なスピン性能、コスパの良さが特徴の人気ストリング。
ポリツアーレブが反発力をアップさせるスピン系ポリなのに対し、ハイパーGは少し飛びを抑えやすいスピン特化タイプ。
やや飛びを抑えつつ、回転量を上げたい場合は最適だと思います。
ゴーセン AKプロ CX 130
ナイロンの中では硬く重めの打ちごたえのある打感、飛びと軌道の抑えやすさ耐久性の高さが特徴のゴーセンの耐久特化型ストリング。
Sラケはナイロンだとガットが通常よりも切れやすいですが、AKプロCXを張れば長持ちすると思います。
ガツガツ打っても切れにくい!
>>ゴーセン AK PRO CX インプレ・評価・感想レビュー
プリンス トップスピン Xプラス 129
ナイロンの中では標準的な柔らかさ、適度な飛び感、強めのスピン性能、耐久性能の高さが特徴のストリング。
ソフトさや反発力は平均的な感じだけど、ナイロンにしてはかなり回転のかかりが良い印象。
スピン特化ポリほどではないですが、ガッツリ回転がかかったショットを打ちやすく、さらに耐久性にも力を入れた設計となっています。
プリンス トップスピン X プラス 1.29~1.33㎜ 7JJ045
おすすめガットランキングまとめ
Sラケらしい強力な回転量を味わいたいならスピン特化ガットランキングがおすすめ。
ポリユーザーで打感の柔らかさ重視ならソフト系ガットランキングも良いかなと。
ナイロンユーザーでガットの切れにくさ重視なら耐久性特化ランキングをチェックしてみてください。
ウィルソン ブレード 98S V8 2021/2022はこんな人におすすめ
- 打球にガンガンに回転をかけたい人
- 適度な飛び感を求める人
- 打ち負けない高い面の安定性を求める人
- 振り抜きやすいスピン系ラケットが欲しい人
- トッププロに人気のシリーズを使いたい人
こんな人には向いてない
- フラット系プレイヤー
- 超ソフトな打感を求める人
- 面の大きさ的に98インチだと厳しさを感じる人
まとめ:スイングしやすく面の安定性が高い超回転系ラケット
本記事では「ウィルソン ブレード 98S V8.0 2021」のインプレ、感想レビューを、スペックや詳細情報を交えつつ紹介してきました。
適度な飛び、高い面の安定性、振り抜きの良さ、強力な回転性能が特徴的なスピン特化ラケット!
振り抜きやすい超スピン系ラケットを使いたい方には合っていると思うので、試してみることをおすすめします。
では、今回はこの辺で(‘ω’)ノ
今回解説したテニス用品一覧
ウィルソン ブレード 98S V8.0 2021 WR079411
(※ラケットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるので、実店舗で買うよりも5000~10000円位安く手に入りますよ。)