人気のあるツアーシリーズ2022の上位モデル3本なので、どれを使おうか迷いますよね。
そこで今回は上記の疑問を持つ方へ向けて、実際に全て使った私が使用感の違いについてサクッと解説していきます(‘◇’)ゞ
本記事の内容
- スペック比較
- 使用感の違いを解説
- おすすめの選び方を解説
☑筆者情報
- テニス歴20年以上
- ラケット試打数&購入数合計180本以上
- ガットインプレ数100種以上
- 週末プレイヤー
- ツイッター(@tennis_torasan)
個別のレビュー記事はこちら↓
☑ツアー 100 310g 2022
☑ツアー 98 2022
☑ツアー 95 2022
ではでは、違いについて細かくかみ砕いて解説していきますね。
5分位で読み終わるよ~。
Contents
【2022】プリンス ツアー 100/98/95のスペック比較
まずは簡単にスペック比較から。
100 310g | 98 | 95 | |
フェイスサイズ | 100 | 98 | 95 |
重さ | 310g | 305g | 310g |
バランス | 310㎜ | 315㎜ | 310㎜ |
フレーム厚 | 22-23-20㎜ | 23.5-23.5-21㎜ | 22-22-20㎜ |
ストリングパターン | 16×19 | 16×19 | 16×19 |
パワーレベル | 850 | 800 | 750 |
100(310g)が最もラケット自体のパワーがある設計。
98は軽くてスイングしやすいタイプですね。
98はツアー2022から新たに追加された期待のスペック。
95は面が小さく重い作り。
パワーが抑えられていて、自分からガツガツハードヒットしていきたいプレイヤー向けのスペックとなっています。
関連記事>>プリンス ツアー 2022 テクノロジー ラインナップ 新作情報まとめ
【2022】プリンス ツアー 100/98/95の使用感の違いを解説
次にラケットの使用感をそれぞれ比較していきます。
打感の柔らかさ
ツアー100 310g | 8/10 |
ツアー98 | 7.5~8/10 |
ツアー95 | 7~7.5/10 |
100は結構柔らかめの打感。
振動・衝撃が少なめで、3本の中ではガットのたわみもわかりやすいと思います。
ソフト系。
98も100に近い柔らかさ。
しっかり打った時のホールド感(球持ち感)を感じやすいですね。
まあまあ柔らかい。
95は最も面が小さいこともあって、ガットがたわみにくい。
フルスイングするとボールを潰せる柔らかさ/ホールド感が出てきますが、基本的には100や98より硬く重いしっかりとした打球感です。
ボールの飛びの良さ
ツアー100 310g | 7.5/10 |
ツアー98 | 7.5/10 |
ツアー95 | 7/10 |
100と98は飛びすぎず飛ばなすぎず丁度良いパワー感。
フラット系で打つと100の方が飛びますが、100は後述するようにスピン性能が高いので、結果的に飛距離の面で見ると98と同じ位だと思います。
適度な反発力。
95は明らかに100や98より飛び控えめ。
ちゃんとスイートスポットで捉えて打ち抜いていかないと浅いボールになります。
【軌道について】
100&98⇒安定して低~中軌道になりやすい。
95⇒安定して低軌道の直球になりやすい。
回転のかけやすさ
ツアー100 310g | 8~8.5/10 |
ツアー98 | 7.5/10 |
ツアー95 | 7~7.5/10 |
100は良好なスピン性能。
普通に打っても自然に回転がかかり、回転をかけようと思えばだいぶ強力なスピンショットが打てます。
良い。
98と95はそれほど高いスピン性能は感じず、フラット~フラットドライブ辺りのショットが最も打ちやすいと思います。
【スライスに関して】
100⇒軌道高めの適度な飛距離のショットになりやすい
98⇒低~中軌道の適度な飛距離のショットになりやすい
95⇒軌道低めの短めのショットになりやすい
わかりやすく面が小さくなるにつれて飛距離と軌道が抑えられていく。
ボールコントロール性能
ツアー100 310g | 8~8.5/10 |
ツアー98 | 8.5/10 |
ツアー95 | 9/10 |
95は飛びと軌道を抑えやすく、フラット系のショットを狙った所に打ちやすい。
意図せぬアウトもしにくく、ボールコントロールしやすいと思います。
バツグンのコントロール性能。
98は95程ではないですが、適度な飛びかつホールド感もあるタイプなので、十分フラットドライブをコントロールしやすい。
100は回転をかけてコート内にボールを収めつつ、コントロールもできる、といった印象です。
3本ともボールコントロールしやすい。
操作性&取り回しの良さ
ツアー100 310g | 6.5/10 |
ツアー98 | 7.5/10 |
ツアー95 | 6.5/10 |
98は3本の中で一番軽い305g。
最も操作性が良く振りやすいです。
100と95は310gあるヘビー系なので、あまり操作性は高くないですね。
95は面が小さくて振り抜きやすい所は良い。
ストローク
★100
ソフトな打ち心地を感じつつ、適度な反発力と優れたスピン&コントロール性能により、安定してフラットドライブやスピン系のショットをコントロールしつつ展開できる。
重量がある分ショットの威力や、バウンド後のボールのノビも結構良いですね。
3本の中で最もヘビースピン寄りのタイプ。
★98
柔らかくホールド感強めの打感を感じつつ、ミスらず安定してやや軌道低めのフラットドライブをコントロールして展開できる。
適度なパワー感なので、攻撃時にはきちんと打球が相手コートに収まり、守備時でも返球しやすいです。
3本の中で最もバランスの良いコントロール&フラットドライブ系。
★95
速いスイングでボールをぶっ潰せると、軌道低めの剛速球を相手コートに叩き込める。
重量があるのでショットの威力やノビは申し分なしです。
3本の中で最もフラットショットの威力と伸びが良い。
上級パワーヒッター向けのガチコントロール系。
【守備に関して】
走らされた際のボールの処理は、100と98は特に難しくも簡単でもなく、標準的な印象。
95は面が小さく重く、飛ばないタイプなので、難しめです。
ボレー
100はまあまあ打感が柔らかく、飛びが適度でボールコントロールしやすい。
重さにより相手の打球に打ち負けない安定感が感じられます。
中々。
98も100同様にボールコントロールしやすく、98インチのラケットの中では少しスイートスポットを広めに感じ、割と使いやすい。
95は打ち負けたり押し負けない安定感がありますが、やはり面が小さいので3本の中で最も難しいです。
95を使いこなすにはきちんとした技術がいる。
サーブ
★フラットサーブ
⇒3本ともサービスエリア内への収まりが良く、バウンド後のノビや球威も良いですが、その中でも特に95は収まりが最高。
ガツガツ打っても飛びすぎてフォルトすることがほとんどないので、思い切り剛速球が打てます。
100や98も収まりは良いけど、比較すると95の方が良い。
95は重さがあるから威力やノビが最強な印象。
スライスサーブ&スピンサーブ
⇒98と95の回転系サーブの変化はそこそこといったところ。
自分が回転をかけた分だけ曲がったりハネたりします。
一方、100はかなりしっかり回転がかかる。
スライスサーブは良く曲がり、スピンサーブは高くハネやすいです。
回転系サーブメインなら100が一番合うと思う。
おすすめの選び方:ヘビースピン重視なら100、使いやすいコントロール系なら98、剛速球を打ちたいなら95
本記事ではプリンス ツアー2022シリーズの100(310g)/98/95を比較してきました。
ツアーシリーズの上位モデル3本。
おすすめの選び方は以下の通りです↓
- 柔らかい打感が好きな人
- 回転のかけやすさ重視の人
- パワー&スピン&コントロール性能のバランスの良さを求める人
- 100インチが良い人
☑98
- 柔らかい打感が好きな人
- フラットドライブのコントロール性能を重視する人
- 操作性重視の人
- 98インチが良い人
☑95
- フラット系ハードヒッター
- コントロール性能重視の人
- 球威&バウンド後のノビ重視の人
- 技術&体力に自信のある人
では今回はこの辺で(‘ω’)ノ
今回解説したラケット用品一覧
(※ラケットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるので、実店舗で買うよりも5000~10000円位安く手に入りますよ。)