ヘッドのスピードMP 2022とグラビティ MP 2023ってどっちが自分に合っているかな？
違いが知りたい！
どちらもヘッドの人気ラケットなので、どっちを使おうか迷いますよね。
そこで今回は上記の疑問を持つ方へ向けて、実際に両方使った私が使用感の違いについてサクッと解説していきます(‘◇’)ゞ
本記事の内容
- スペック比較
- 使用感の違いを解説
- おすすめの選び方を解説
☑筆者情報
- テニス歴20年以上
- ラケット試打数＆購入数合計200本以上
- ガットインプレ数100種以上
- 週末プレイヤー
- ツイッター（＠tennis_torasan）
結論は以下の通りです。
スピードの方がやや打感が柔らかく、飛びとスピン性能強め
グラビティの方がホールド感が強く、ボールコントロール性能高め
スイートスポットは両方広め
球離れはスピードがやや早め、グラビティがやや遅め
個別のレビュー記事はこちら↓
☑SPEED MP 2022
☑GRAVITY MP 2023
ではでは、双方の違いについて細かくかみ砕いて解説していきますね。
5分位で読み終わるよ～。
数量限定カラー版「スピード ブラック リミテッド 2023」もあります。（デザインのみの違いでスペックやテクノロジーは2022版と同じ）
Contents
ヘッド スピード MP 2022とグラビティ MP 2023のスペック比較
まずは簡単にスペック比較から。
| スピードMP 2022 | スペック | グラビティMP 2023 |
| 100平方インチ | フェイスサイズ | 100平方インチ |
| 300g | 重さ | 295g |
| 320㎜ | バランスポイント | 325㎜ |
| 23㎜ | フレーム厚 | 22㎜ |
| 16×19 | ストリングパターン | 16×20 |
スピードは100インチ/300g/バランス320㎜の黄金スペック系ラケット。
黄金スペックは幅広い層に最適化された使いやすいスペックで、非常に人気が高い。
グラビティは少し軽い295gかつバランスポイント（重心）が5㎜程度ラケットヘッド寄りのトップヘビー系。
ストリングパターンは一般的な16×19より横糸が1本多い16×20を採用しています。
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ヘッド スピード MP 2022とグラビティ MP 2023の使用感の違いを解説
次にこの二つのラケットの使用感をそれぞれ比較していきます。
打感の柔らかさ
| スピード MP | 8～8.5/10 |
| グラビティ MP | 8/10 |
スピードはかなり柔らかめ、グラビティも柔らかめ。
スピードはガットのたわむソフトさを感じやすい一方、グラビティはフレームがしなるソフトさを感じやすいです。
たわむスピードとしなるグラビティ。
どっちも柔らかい。
両方スイートスポットが広く、ミスヒットした時の硬さや飛ばなさを感じにくい所も良いと思います。
【球離れについて】
スピード⇒球離れはやや早く、あっさり軽く弾く打ち心地。
グラビティ⇒フレームがしなりやすいので、球離れはゆっくりめ。
ホールド感（球持ち感）を感じやすく、ボールとガットの接地時間が少し長いと思います。
球離れには差があると思う。
ボールの飛びの良さ
| スピード MP | 8/10 |
| グラビティ MP | 7.5～8/10 |
反発力はスピードがまあまあ強め、グラビティは標準～やや強め辺り。
スピードの方が若干ボールが飛ぶと思います。
飛びの良いスピード、丁度良い飛び感のグラビティ。
【軌道について】
打球はどちらも極端に上がったり低めになったりせず、中軌道辺りになりやすい印象。
回転のかけやすさ
| スピード MP | 8.5/10 |
| グラビティ MP | 8～8.5/10 |
スピン性能はどちらも良いですが、比較するとスピードの方が強め。
割と自動的に回転がかかったスピンボールになりやすいです。
スピン系。
グラビティは普通に打つとフラットドライブ系のショットになりますが、かけにいった時にはバッチリ回転がかかる感触。
フラットドライブと高く弾むグリグリスピンの両方を打ち分けやすいです。
強スピンのスピードと回転量の調整がしやすいグラビティ。
どっちも回転をかけやすいのは共通。
【スライスに関して】
スピードもグラビティもスライス回転のかかりは良好。
軌道はスピードがやや上がりやすく、グラビティはやや軌道低めでスーッと伸びていく打球になりやすい印象です。
ボールコントロール性能
| スピード MP | 7.5/10 |
| グラビティ MP | 8/10 |
グラビティは適度な飛び感かつ球持ちも良いので、ボールコントロールしやすい。
意図せぬアウトをしにくく、狙ったコースにも打ち分けやすく、使いやすいと思います。
良好なボールコントロール性能。
スピードは飛びの良いスピン系なので、グラビティと比べるとコントロール性能はそこそこといった印象。
コースを狙うよりスピンでボールをコート内に収めていく使い方が向いていると思います。
操作性&取り回しの良さ
| スピード MP | 8/10 |
| グラビティ MP | 8/10 |
どちらも標準的なスペックなので、特に違和感ナシ。
グラビティは295gですが、バランス（重心）が通常より5㎜程度ラケットヘッド寄りのトップヘビー系なので、300gくらいのラケットと大差ないと思います。
ストローク
ストロークの使用感の違いを書いていきます。
スピード MP 2022
ガットのたわむ柔らかさを感じつつ、安定して中軌道のスピンボールを展開できる。
良く飛ぶ一方で、回転のかかりが良いのでアウトしにくい印象です。
ソフトで反発力と回転性能が良い。
だいぶ使いやすい。
グラビティ MP 2023
フレームのしなる柔らかさと球持ちの良さを感じつつ、安定してボールコントロールできる。
やや軌道低めのフラットドライブを狙った所に打ったり、ガンガンに回転をかけたスピンボールをハネさせて相手のミスを誘ったりと、多彩に使えるラケットだと思います。
スピードの飛びとスピン性能を少し落とした代わりにボールコントロール性能を上げたような感じ。
グラビティも使いやすい。
スイートスポットが広くてミスヒットしにくいのはスピードもグラビティも共通しています。
【守備に関して】
どちらも飛びは十分かつスイートスポットが広いので、走らされた際のボールの処理はカンタン。
ボールに触れさえすれば返球しやすい分、粘り強いプレーが出来ると思います。
両方とも守備がしやすくて、いつもより粘れるのが印象的だった。
ボレー
スピードもグラビティも打感が柔らかく、飛びが良く、スイートスポットが広く、ラク。
どちらも若干ボールが浮きやすい感じがしますが、それを差し引いても簡単な部類だと思います。
ボレーしやすい!
サーブ
サーブの使用感の違いを書いていきます。
フラットサーブ
スピードもグラビティもフルスイングすると飛びすぎるけど、8割位の力で打てば十分サービスエリア内に収まり、スピードも出やすい。
スライスサーブ＆スピンサーブ
両方回転のかかりは強い。
スライスサーブは良く曲がり、スピンサーブはハネやすいです。
似たような使用感の印象。
少しスピードの方が回転量が多い気がするけど、どちらにしても回転系サーブが得意だと思う。
おすすめの選び方：飛び＆スピン性能重視ならスピード、しなりとコントロール性能重視ならグラビティ
本記事ではヘッドのスピードMP 2022とグラビティ MP 2023を比較してきました。
ヘッドのソフトな打感の2機種。
飛びとスピン性能が強いのがスピードで、グラビティはもう少しホールド感とコントロール性能に寄っているタイプ。
おすすめの選び方は以下の通りです↓
- 楽にボールを飛ばしたい人
- 強めのスピン性能を求める人
- ガットのたわむ柔らかさを求める人
- スイートスポットが広めが良い人
- 適度な飛び感を求める人
- 良好なスピン性能＆ボールコントロール性能を求める人
- フレームのしなりによる柔らかさ/ホールド感重視の人
- スイートスポットが広めが良い人
では今回はこの辺で(‘ω’)ノ
今回解説したラケット用品一覧
（※ラケットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるので、実店舗で買うよりも5000~10000円位安く手に入りますよ。）