今回は、2022年3月19日発売の新作テニスラケットシリーズ「ヘッド スピード 2022」(HEAD SPEED 2022)の
- ラインナップ
- 各種スペック
- 使われているテクノロジー
- 解説動画
をまとめていきます。

5分で読めるよ。
☑筆者情報
- テニス歴20年以上
- ラケット試打数&購入数合計200本以上
- ガットインプレ数100種以上
- 週末プレイヤー
- ツイッター(@tennis_torasan)
(※スピードシリーズは2024年に新作が発売されるので、最新モデルの情報を知りたい方はコチラの記事をご覧ください⇒新作情報まとめ ヘッド スピード 2024)

Contents
新作情報 ヘッド スピード (HEAD SPEED)シリーズ 2022 ラインナップ スペックまとめ
ヘッドの主力シリーズ「スピード」に新作が登場。
ブラック×ホワイトのデザインです。
今回のラインナップは7モデル。
一部名称が変更となりました。(既に全機種の発売が開始)
以前のシリーズとの大きな違いは、
- デザイン
- 新テクノロジーの採用
です。
まずはラインナップについて詳しく見ていきましょう。
ヘッド スピード プロ 2022
フェイスサイズ | 100平方インチ |
重さ | 310g |
バランスポイント | 315㎜ |
フレーム厚 | 23㎜ |
ストリングパターン | 18×20 |
CPI | 300 |
スピードの最上位モデル。
一般的なストリングパターンの16×19よりもガットの目が細かい18×20を採用し、標準より少し重めのスペックです。

18×20のラケットはボールが飛びにくい難しいものが多いけど、スピードプロはその中では結構反発力があって飛びやすい所が特徴的。
しっかりラケットを振って打球をコントロールしつつ、ある程度はパワーも欲しいという中上級プレイヤー向けの設計ですね。
CPIはヘッド独自の指標で、数値が低いほどコントロール寄り、高いほどパワー寄りになります。
CPI300は、
- グラビティツアー2023
- プレステージツアー2023
と同じ数値です。
実際に使用した詳細レビューはコチラ↓

2024年モデルのレビューはコチラ↓

ヘッド スピード MP 2022
フェイスサイズ | 100平方インチ |
重さ | 300g |
バランスポイント | 320㎜ |
フレーム厚 | 23㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
CPI | 500 |
100インチ/300g/バランス320㎜のいわゆる黄金スペック系モデル。
スピードの主力ラケットです。

黄金スペックは万人に最も扱いやすい仕様で人気があり、メーカー各社が特に力を入れている。
スピードシリーズはヘッドの中でも最も人気のあるシリーズなので、その中の主力ということもあってヘッド製ラケットの中では一番プレイヤー使用率が高いモデルですね。
ガットの横糸のピッチ(間隔)を広めに設計されていて、非常に回転をかけやすい点が大きな特徴となっています。
CPI500は、
- エクストリームMP2024
- グラビティMPライト2021
- エクストリームツアー2020
- プレステージMP L2023
と同じ数値です。
実際に使用した詳細レビューはコチラ↓

2024年モデルのレビューはコチラ↓

ヘッド スピード MP L 2022
フェイスサイズ | 100平方インチ |
重さ | 275g |
バランスポイント | 330㎜ |
フレーム厚 | 23㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
CPI | 600 |
MPより25g軽いバージョン。(以前はスピードMP Liteという名称でした)
非常に軽くてスイングしやすいので、女性やジュニア・操作性重視の男性に向いたスペックです。

とても振りやすいタイプ。
CPI600は、
と同じ数値です。
ヘッド スピード TEAM 2022
フェイスサイズ | 100平方インチ |
重さ | 285g |
バランスポイント | 320㎜ |
フレーム厚 | 25㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
CPI | 700 |
100インチ/285gでフレーム厚がMPやMP Lより厚い25㎜のバージョン。(以前は「スピードS」という名称でした)
MP Lよりもう少しラケット自体のボールを飛ばすパワーが備わったタイプです。

基本的にフレーム厚が厚くなるほどボールが飛びやすくなる。
CPI700は、
- エクストリームMPライト2020
- ラジカルS2021
と同じ数値です。
ヘッド スピード TEAM L 2022
フェイスサイズ | 100平方インチ |
重さ | 265g |
バランスポイント | 340㎜ |
フレーム厚 | 25㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
CPI | 800 |
TEAMを20g軽くしたバージョン。(以前は「スピード Lite」という名称でした)
だいぶラクにボールを飛ばせるタイプですね。
CPI800は、
- エクストリームS2020
- インスティンクトS2020
- ラジカルライト2021
と同じ数値です。
ヘッド スピード パワー 2022
フェイスサイズ | 115平方インチ |
重さ | 255g |
バランスポイント | 345㎜ |
フレーム厚 | 26-26-28㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
CPI | 1000 |
非常に面が大きく軽いデカラケモデル。
軽い力でボールを飛ばしたい方やボレーをする機会が多いダブルスプレイヤー向けのラケットです。

CPI1000はヘッドのラケットの中で最高。
ボールが簡単に飛ぶ設計。
ヘッド スピード パワー L 2022
フェイスサイズ | 115平方インチ |
重さ | 230g |
バランスポイント | 375㎜ |
フレーム厚 | 29㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
CPI | 1000 |
市販されているラケットの中で最軽量のパワー特化ラケット。
Ti.S6と呼ばれるヘッド伝統のフレーム形状を採用しています。

根強いファンがいるモデルみたい。
CPIはパワー同様に1000。
比較記事まとめ
MPとプロを打ってみて使用感を比較した内容は以下の記事にまとめています↓

関連記事まとめ
テクノロジー:飛びや打ち心地のばらつきを抑え安定感を向上
以下の2つのテクノロジーが搭載されています。
- オーセチック
- グラフィン インサイド
オーセチック(Auxetic)
横に引っ張ると全体が均一に広がり、横に押し込むと全体が縮まる特殊な分子構造”オーセチック”をフレームのヨーク部(5時~7時の間の部分)に採用。
この機能があることによってスイートエリアを少し外した際に本来なら起こるヨーク部の変形具合のばらつきを抑え、飛びや打球感の安定性に繋がる設計となっています。

オーセチックがあると打感が柔らかく、スイートスポットが広く感じる傾向にある。
ヘッドの全シリーズに搭載されている。
分子構造をわかりやすくした模型は以下の通り↓
面白い素材ですね。

通常の素材なら横に引っ張ると真ん中が細くなり、横に押し込むと真ん中が縦長になるけど、これは均一に広まり縮む。
グラフィン インサイド(Graphene Inside)
前作から使用されていた
を今作にもきっちり使用。
高い剛性とクリーンな打球感を実現しています。
解説動画
発売予定は2022年3月19日
発売予定は2022年3月19日です。

ついに発売開始!
まとめ:オーセチック採用でより安定感のあるラケットに変化
今回は「ヘッド スピード 2022」シリーズについてまとめてきました。
ヨーク部にオーセチックを使用することでミスヒットした際のボールの飛びや打感のばらつきを抑え、安心して振っていけるラケットとなっています。

より使いやすく変化したヘッドの大定番シリーズ。
初回入荷分は数に限りがあるので、気になる方はお早めにどうぞ。
というわけで、以上です。
今回解説したラケット用品一覧
(※ラケットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるので、実店舗で買うよりも5000~10000円位安く手に入りますよ。)