スピン系テニスラケットってすごい人気があるけど自分にも使いこなせるかな?
メリット・デメリットを教えて。
今回は上記の疑問を持つ方へ向けて、スピン系テニスラケットのメリット・デメリットを解説していきます。
本記事の内容
- スピン系テニスラケットの3つのメリット・3つのデメリットまとめ
- 向いているプレイヤー、向いていないプレイヤーを解説
- 楽にグリグリスピンが打てる回転系ラケットを紹介
☑筆者情報
- テニス歴20年以上
- ラケット試打数&購入数合計180本以上
- ガットインプレ数100種以上
- 週末プレイヤー
- ツイッター(@tennis_torasan)
テニス歴20年以上、ラケット試打&購入数100本超えの経験をもとに詳しく書いていくので、
- スピン系ラケットの特徴・メリット・デメリットを知りたい方
- 使う価値があるのかどうか気になる方
- スピンをかけやすいラケットを知りたい方
はご覧ください(‘ω’)ノ
結論は、
です。
では、早速解説していきます。
5分位で読み終わるよ~。
Contents
スピン系テニスラケットの3つのメリット・3つのデメリット
スピン系ラケットを20本以上打ってみた中で感じたメリット・デメリットをまとめていきます。
メリット①相手からミスを多く引き出せる
スピン系ラケットはガットがボールに引っ掛かりやすくて回転が非常によくかかるので、打球の変化が激しめ。
ボールが急降下して高く跳ね、時に大きく曲がることさえあるグリグリスピンになるので、打たれた側はかなり返球が難しく、ミスになりやすいです。
ガチの競技者だとスピン対策も出来てるから効きにくくはなるけど、週末プレーヤー、アマチュアプレーヤーレベルなら十分有効。
バックハンドの高い打点で打たせるようにすると効果絶大。
特に1セットマッチの試合で相手がグリグリスピンに慣れていない場合だと、打球の変化に対応される前に大幅なリードを取れるのは割とよくあることだと思います。
メリット②バックアウトしにくい
スピンが効いてベースライン際でグンと落ちてくれるので、バックアウトミスが減る◎
きちんと回転をかけるスイングをしつつ、ネットミスを気を付けていれば不本意な失点に繋がりにくいです。
相手からは沢山ミスを引き出せて、なおかつこっちのミスは減らせる。
メリット③ボールが飛びやすいモデルが多い
基本的にスピン特化型ラケットのコンセプトは
といったものが多く、あまり頑張って打たなくても打球を飛ばせる◎
パワーのないプレーヤーやガンガンしばいていくのがキツイ方でも軽快にスピンショットを飛ばせるので、扱いやすさを感じやすいと思います。
ギリギリ届いたボールがなんとか相手コートに返ってくれたりするから、守備がしやすい。
デメリット①ボールコントロール性能は低い
回転をかける性能に特化していることに加え、ボールの飛びが強いので、打球を狙った場所に打ち込むのは苦手なラケットが多い。
中には飛び控えめな”コントロール系スピンラケット”もありますが、基本的にはラケットを後ろから前に押し込むようにして打つフラット系のスイングだと、ボールが飛びすぎてアウトしやすいです。
この点は仕方ないですな。
なんにでもメリットとデメリットはある。
ボールコントロールしやすい飛び控えめなフラットドライブ系ラケットは以下記事にまとめてます↓(中上級~上級者向け)
デメリット②疲れやすい
下から上に向かってボールをこするようにして回転をかけて打つ場合、普通に打つの比べて疲れやすいというデメリットはありますね。
そんなに思い切り打っていかないならそうでもないですが、毎回ゴリゴリに回転をかけてヘビースピンショットで相手を圧倒する!というプレースタイルだと、結構体力が必要です。
あんまりパワーがないけどスピンラケットが使いたいという場合は、後ほど紹介するラクラクスピンラケットを参考にしてくれればOK。
デメリット③中途半端に打つと叩かれる球になる
中途半端なスイングで打つと浅くてバウンド高めの相手にとって絶好の打ちごろボールになることも。
良い打点できっちりスイング出来ていれば先述したように高く弾む打ちにくいショットになりますが、まだ上手くスピンをかけるスイングが出来ない場合はちょっと相性が微妙ですね。
振り切ってこそ良さが出る。
スピン系ラケットはこんな人に向いている
- グリグリスピンで相手から沢山ミスを引き出したい人
- 試合を有利に進めたい人
- ボールを楽に飛ばしたい人
こんな人には向いてない
- ボールの飛びを抑えたい人
- コントロール志向な人
- フラット系プレーヤー
楽にグリグリスピンが打てる回転系ラケットを紹介
100インチ/300g前後の人気のスピン系ラケット10本は以下の記事にランキング形式でまとめているので、気になる方はご覧ください↓
軽量でボールが良く飛び、回転もバッチリかかるラクラクスピンラケットがあるので、ここではそれらを紹介します。
軽いラケットで超カンタンにスピンショットを打ちたい人向け。
プリンス エンブレム 110 2024
255g/フェイスサイズ110インチのスピン特化型デカラケ。
フェイスが大きい分ガットのマス目が大きく、ボールにガッツリ引っ掛かったスピンショットを打てるラケットです。
頑張って振らなくても超回転がかかるタイプ。
プリンスの超人気デカラケ。
ガットのたわみがわかりやすいソフトな打感で、ボールの飛びもかなり強く、軽快に軌道高めのグリグリスピンが飛んでいく◎
スイートスポットも広く、とても使いやすいスピンラケットです。
╲詳細レビューはこちら/
バボラ ピュアアエロ チーム 2022
280g/フェイスサイズ100インチのスピン特化ラケット。
やや打感が硬めですが、面の大きさは標準的なので振り抜きやすいです。
打感柔らかめなスピン系デカラケが良いならエンブレム、100インチの軽量スピン特化ラケットが良いならピュアアエロチームがおすすめ。
反発力はどちらも強くラクにボールが飛ぶ。
╲詳細レビューはコチラ/
まとめ:アマチュアプレーヤーならスピンラケットを使ってみる価値は大アリ
今回はスピン系ラケットの3つのメリット、デメリットをまとめてきました。
良い部分、悪い部分はそれぞれありますが、返球しにくいグリグリスピンが簡単に打てるというのはやはり大きなメリットかなと。
アマチュアテニス界において、パワーとスピン量はストローク戦を有利にするために超重要。
一回は試してみる価値があると思う。
様々なラケットの試打した感想などもまとめているので、もっとモデルごとの性能を詳しく知りたい方は覗いてみてください。
ではでは、今回はこの辺で(‘ω’)ノ