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ウィルソン プロスタッフ97とプロスタッフXの違い・比較・選び方を解説 V14 2023

テニスラケットインプレ

 

ウィルソンのプロスタッフ 97 V14プロスタッフ X V14ってどっちが自分に合っているかな?

違いが知りたい!

どちらもプロスタッフの人気ラケットなので、どっちを使おうか迷いますよね。

そこで今回は上記の疑問を持つ方へ向けて、実際に両方使った私が使用感の違いについてサクッと解説していきます(‘◇’)ゞ

本記事の内容

  1. スペック比較
  2. 使用感の違いを解説
  3. おすすめの選び方を解説

 

☑筆者情報

  • テニス歴20年以上
  • ラケット試打数&購入数合計180本以上
  • ガットインプレ数100種以上
  • 週末プレイヤー
  • ツイッター(@tennis_torasan

結論は以下の通りです↓

97の方が振り抜きが良く、飛びを抑えやすく、ボールコントロール性能が高い

Xの方が打感が柔らかく、スイートスポットが広く、飛びとスピン性能強め

球離れはXがやや遅め、97がやや早め

個別のレビュー記事はこちら↓

☑PRO STAFF 97 V14.0

ウィルソン プロスタッフ 97 V14.0 2023 インプレ 評価 レビュー
「ウィルソン プロスタッフ 97 V14.0 2023」(WILSON PRO STAFF 97 V14.0)のインプレ・評価・感想レビュー記事です。

☑PRO STAFF X V14.0

ウィルソン プロスタッフ X V14.0 2023 インプレ 評価 感想レビュー 神ラケ
「ウィルソン プロスタッフ X(エックス) V14. 2023(WILSON PRO STAFF X V14.0 2023)」のインプレ・評価・感想レビュー記事です。

ではでは、双方の違いについて細かくかみ砕いて解説していきますね。

5分位で読み終わるよ~。

解説動画はコチラ↓

 

数量限定ブラックカラー版「ノワール プロスタッフ 97 V14.0」もあります。(デザインのみの違いでスペックやテクノロジーは通常版と同じ)

 

 

【ウィルソン V14.0】プロスタッフ97とプロスタッフXのスペック比較

まずは簡単にスペック比較から。

プロスタッフ 97 V14 スペック プロスタッフ X V14
97平方インチ フェイスサイズ 100平方インチ
315g 重さ 315g
310㎜ バランスポイント 310㎜
21.5㎜ フレーム厚 21.5㎜
16×19 ストリングパターン 16×19

フェイスサイズ以外は2本とも全く同じスペック。

標準より重くフレーム薄めの設計です。

重量を活かした強打をしたいプレイヤー向きのラケット。

 

>>新作情報 ウィルソン プロスタッフ V14.0 ラインナップ テクノロジーまとめ

【ウィルソン V14.0】プロスタッフ97とプロスタッフXの使用感の違いを解説

次にこの二つのラケットの使用感をそれぞれ比較していきます。

打感の柔らかさ

プロスタッフ 97 7.5~8/10
プロスタッフ X 8~8.5/10

Xはかなり柔らかめ、97はまあまあ柔らかめの印象。

Xはフェイスが100あるおかげでガットのたわみが97よりわかりやすくソフトで、スイートスポット自体も広めだと思います。

だいぶソフトで心地よい打ち心地。

97もスイートスポットど真ん中で打てた時はプロスタッフらしいたわみ感(いわゆる”ポケットフィーリング”)を感じられて柔らかい。

ただ、ミスヒットすると少し硬さを感じやすいです。

97はど真ん中なら8点、他は全て7点みたいなイメージ。

上手なプレイヤーほど柔らかく感じると思う。

【球離れについて】

97⇒やや球離れが早くスパーンと弾く。(※ガッツリスイートスポットで打てた時のみ、たわみによるホールド感/球持ち感が出てくる)

X⇒ガットがたわむ感じがあり、ホールド感はやや強い。

ボールとガットの接地時間が長めのタイプです。

ボールの飛びの良さ

プロスタッフ 97 6.5/10
プロスタッフ X 7.5/10

Xは飛びすぎず飛ばなすぎずの丁度良いパワー感、97は控えめなパワー感。

だいぶ差があります。

たった3インチだけど全然違う。

97もど真ん中で打てるとそこそこ飛びますが、ミスヒットすると途端にネットや短いボールになりやすく、サポート感やアシスト感は少ないです。

ある程度パワーが欲しいならX、飛びを抑えたいなら97がピッタリ。

【軌道について】

打球の軌道はどちらも少し低めになりやすい印象。

回転のかけやすさ

プロスタッフ 97 7~7.5/10
プロスタッフ X 7.5~8/10

どちらも標準辺りのスピン性能。

自然に打つとフラットドライブ系のショットになりやすいですが、比較するとやはり面の大きいXの方がスピンのアシスト感があると思います。

Xはかけようと思えばそこそこかかる感じ。

97はフラット~フラットドライブ系。

【スライスに関して】

スライスは両方ともやや軌道が上がりやすい印象です。

ボールコントロール性能

プロスタッフ 97 8.5/10
プロスタッフ X 9/10

97は飛びを抑えやすく軌道も低めになるので、トップクラスのコントロール性能。

Xも97ほどではないですが十分狙った所に打ちやすく、アウトしにくいです。

プロスタッフらしいコントロール性能。

操作性&取り回しの良さ

プロスタッフ 97 6.5/10
プロスタッフ X 6.5/10

どちらも重めの315gなので、操作性はやや低め。

ただ、97はフェイスサイズが小さいので、Xより振り抜きやすいと思います。

振り抜きやすさ重視なら97。

ストローク

ストロークの使用感の違いを書いていきます。

プロスタッフ 97 V14

完璧にスイートスポットで打てるとガットのたわむポケットフィーリングを感じられ、ボールコントロールもしやすい。

軌道低めのフラットドライブを狙った所に打ちやすく、アウトもしにくいです。

ポケットフィーリングとコントロール性能の2つが最大の長所。

しっかり芯で打てるととても気持ち良い!

手に伝わる情報量が多く、クリーンヒットした時とミスヒットした時の差がわかりやすいのもポイントです。

プロスタッフ X V14

非常にソフトでホールド感強めの快適な打感で、97同様に軌道低めのフラットドライブを安定してコントロールできる。

97よりパワーがあるので、球威とバウンド後のノビが出しやすく、強力なショットが打ちやすいです。

ヘビーフラットドライブが打てるソフトな100インチ。

スイートスポット広いし、適度に飛んでくれるパワーもある。

比較すると、「飛びを抑えやすく振り抜きの良い97」と「ソフトで適度にボールを飛ばせるX」という感じです。

Xの方が扱いやすい。

97は上級者向け。

【守備に関して】

97はスイートスポットが小さく飛びも控えめなので、守備は難しい。

守りより攻撃に向いている。

Xはある程度パワーがあり、フェイスも100あるので、走らされた際のボールの処理は97より簡単です。

ボレー

ボレーの使用感の違いを書いていきます。

プロスタッフ 97 V14

ボレーはストロークの時以上に「弾きの良さ」を感じやすい印象。

やはり面が小さいのでシビアではありますが、しっかり打てると適度な飛び感でスピーディな打球が飛んでいきやすいです。

割とスパーンと弾く打ち心地。

ボールの重みは感じやすい。

プロスタッフ X V14

ストローク同様に打感がだいぶ柔らかく、スイートスポットも広い。

ホールド感の強さによってボールがフェイスに乗る感じがあり、落としたいところにボールを運びやすいです。

スイートスポットが広いからか、ほぼミスしなかった。

重さがあって相手の打球に押されにくいのも良いところ。

弾く97とたわむXといった感じで、かなり違う使用感の印象です。

サーブ

サーブの使用感の違いを書いていきます。

フラットサーブ

両方ともサービスエリア内への収まりが良くフォルトしにくいので、ガツガツ打っていける安心感がある。

バウンド後のノビも良いと思います。

重さによってノビが出る。

スライスサーブ&スピンサーブ

回転系サーブの変化は97がまあまあ、Xが結構良い。

ストローク同様に面の大きいXの方が回転のかかりが良く、曲がったりハネたりしやすいと思います。

おすすめの選び方:振り抜きとコントロール重視なら97、柔らかくパワーも兼ね備えたラケットが良いならX

本記事ではウィルソンのプロスタッフ 97 V14プロスタッフ X V14を比較してきました。

ウィルソンの伝統的シリーズ「プロスタッフ」の主力2本。

使用感はかなり違う。

おすすめの選び方は以下の通りです↓

プロスタッフ 97 V14

振り抜きの良さ重視の人

手に伝わる情報量の多さを重視する人

ボールの飛びを抑えたいコントロール志向な人

面の小さいプロスタッフにロマンを感じる人

プロスタッフ X V14

柔らかく球持ちの良い打感が好きな人

適度なパワー&スピン性能を求める人

ボールコントロールのしやすさ重視の人

球威&バウンド後のノビ重視の人

では今回はこの辺で(‘ω’)ノ

今回解説したラケット用品一覧

 

 

(※ラケットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるので、実店舗で買うよりも5000~10000円位安く手に入りますよ。)

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