こんにちは~テニス歴20年以上の週末プレーヤー・テニスタイガーです(^^)/
今回は「ウィルソン プロスタッフ X V14. 2023(WILSON PRO STAFF X V14.0 2023)」のインプレ・評価・感想レビューを書いていきます。
本記事の内容
- スペックの紹介
- 使われているテクノロジーをサクッと解説
- 打感、ボールの飛び、スピン&コントロール性能などのインプレレビュー
- 類似・競合ラケットの紹介
☑筆者情報
- テニス歴20年以上
- ラケット試打数&購入数合計170本以上
- ガットインプレ数100種以上
- 週末プレイヤー
- ツイッター(@tennis_torasan)
スペックや詳細情報を盛り込みつつ各種ショットの使用感を詳しく書いていくので、
- このラケットがどういった特徴を持っているのか知りたい方
- ストロークやボレー、サーブなどの使用感や感想が気になる方
はご覧ください(‘ω’)ノ
結論は、
です。

打感の柔らかさ、コントロール性能の高さ、球威&ノビの良さが最高で個人的に神ラケ!
では、早速紹介していきます。

5分位で読み終わるよ~。
Contents
ウィルソン プロスタッフ X V14.0 2023のスペック
フェイスサイズ | 100平方インチ |
重さ | 315g |
バランスポイント | 310㎜ |
フレーム厚 | 21.5㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
フェイスサイズは標準的な100インチ、重量は重めの315gのスペック。
重さを活かした強打をしたいプレイヤー向けの設計です。
<適正表>
上級者 | 中級者 | 初級者 | |
男性 | ◎ | ◎ | 〇 |
女性 | ◎ | 〇 | △ |
テクノロジー/予備知識
パラダイムベンディング | フープ部分からスロート部分にしなりを持たせ、クラシカルなプロスタッフのフィーリングを忠実に再現したテクノロジー |
ブレイド45 | 高いホールド感(ポケットフィーリング)やクリアな打球感を生み出すカーボンテクノロジー |
カラーシフティングデザイン | 見る角度によって色の変化を楽しめるデザイン |
「クラシカルなプロスタッフらしいフィーリング」をコンセプトに設計されています。
>>新作情報 ウィルソン プロスタッフ V14.0 ラインナップ テクノロジーまとめ
ウィルソン プロスタッフ X V14.0 2023のデザイン
ブロンズ系の渋くてカッコいいデザインです。

良いね!
ウィルソン プロスタッフ X V14.0 2023のインプレ・評価・レビュー
次に使用感や各種ショットのインプレ、評価、レビューを書いていきます。
打感の柔らかさ: 8~8.5/10
かなり柔らかい打感。
ガットのたわむソフトさを感じやすいです。

とても柔らかく気持ち良い打ち心地。
プロスタッフはクリーンヒットした時にスイートスポットがピンポイントでたわむ”ポケットフィーリング”が有名ですが、Xは100インチあるおかげでその範囲が広い。
割と面の広範囲でポケットフィーリングを感じやすいです。

スイートスポット自体も広いと思う。
振動・衝撃少なめ。
【球離れについて】
ホールド感(球持ち感)はやや強い。
ボールとガットの接地時間が長めのタイプです。
ボールの飛びの良さ: 7.5/10
反発力は適度。
飛びすぎず飛ばなすぎずの丁度良いパワー感です。

兄弟機種のプロスタッフ97はかなり飛び控えめだけど、Xは比較的パワーがある。
楽にボールが飛ぶということはないですが、ある程度しっかりスイングできる中級以上の方なら飛ばなすぎてキツイとはならないと思います。
【軌道について】
打球は安定して低~中軌道辺りになりやすい印象です。
スピンのかけやすさ: 7.5~8/10
スピン性能は標準的。
自然に打つとフラットドライブ系のショットになると思います。

自分から回転をかけようとスイングすればそこそこスピン回転もかかる。
【スライスについて】
スライスはやや軌道高めのショットになりやすい印象です。
コントロール性能: 8.5/10
球持ちが良く適度な飛びで打球の軌道も抑えやすいので、ボールコントロールしやすい。
全然ボールが飛ばないガチコントロール系ほどではないですが、プロスタッフシリーズらしい優れたコントロール性能だと思います。

狙った所に打ちやすく、意図せぬアウトもしにくい。
使いやすい。
操作性&取り回しの良さ: 6.5/10
重めの315gかつ100インチあるので、操作性はやや低め。
比較的パワーのあるプレイヤー推奨です。
ストローク
非常にソフトでホールド感強めの快適な打感で軌道低めのフラットドライブを安定してコントロールできる。
重さによって球威とバウンド後のノビが出しやすく、強力なショットが打ちやすいです。

ヘビーフラットドライブが打てるソフトな100インチ。
スイートスポット広いし、適度に飛んでくれるパワーもある。
ストローク相手の方も伸びと威力がかなり良いと言っていたので、しっかり打ち抜いた時にはかなりの攻撃力があるラケットだと思います。

打っている側も打たれた側もわかるくらい威力が出る。
欠点はやはり重さですが、特に315gに抵抗がなく、柔らかく気持ち良い打感で適度にボールが飛ぶコントロール系を使いたいならイチオシです。

ずっと打っていたくなる良いラケット。
神ラケ。
【守備について】
走らされた際のボールの処理は、特に難しくも簡単でもなく、標準的な感じ。
超ラクではないですが、ある程度パワーがあるので難しくはないと思います。
ボレー
ストローク同様に打感がだいぶ柔らかく、スイートスポットも広い。
ホールド感の強さによってボールがフェイスに乗る感じがあり、落としたいところにボールを運びやすく感じました。

スイートスポットが広いからか、ほぼミスしなかった。
重さがあって相手の打球に押されにくいのも良いところ。
サーブ
フラットサーブ⇒サービスエリア内に収まりやすく、バウンド後のノビも良い。
重さを活かした高威力のサーブを叩き込める感じがあります。
スライスサーブ&スピンサーブ⇒回転系サーブの変化は良好。
しっかり曲がったりハネたりしやすいと思います。

フラットと回転系のどちらも◎
※予想以上にとても使いやすかった
打つ前は100インチといえどプロスタッフだし飛ばないだろうな~シビアだろうな~思っていましたが、実際神ラケに感じました。
伝統的なプロスタッフ97よりスイートスポットが格段に広く、ホールド感が強く、ボールが飛び、打感が柔らかい。
威力のあるフラットドライブをコントロールすることもできるので、先述した通り重さに抵抗がないならおすすめしたい1本です。

面が大きい分ガットのたわみによるホールド感が97より強い。
3インチ変わるだけでプロスタッフがここまで使いやすくなるとは思わなかった。
類似・競合ラケットの紹介
☑ウィルソン プロスタッフ 97 V14.0
97インチのバージョン。(97インチ/315g/バランス310㎜)
Xよりスイートスポットが小さく飛びも控えめですが、面が小さい分振り抜きが良く、ボールコントロール性能もトップクラスの人気ラケットです。

Xより球離れが早く、弾きの良い打ち心地。
適度なパワーより控えめなパワーが良いなら97の方がおすすめ。

☑ウィルソン ブレード 98 16×19 V8.0
プロスタッフと並ぶウィルソンの定番のコントロール系ラケット。(98インチ/305g/バランス320㎜)
プロスタッフXより打感が硬くスイートスポットも狭いですが、305gかつ98インチ辺りのスペックのコントロール系が良いならブレード98の方が良いと思います。

プロスタッフ97同様に飛びがだいぶ控えめ。

☑ウィルソン クラッシュ 100 V2.0
バツグンに柔らかい打感と良好な飛びが特徴の人気ラケット。(100インチ/295g/バランス310㎜)
コントロール性能や球威&ノビはプロスタッフXに負けますが、とにかく柔らかくもっちりとした打感を求めるならクラッシュの方がおすすめです。

他社含めてもトップクラスにソフトな打感。
軽くて操作性が良い所もポイント。

ウィルソン プロスタッフ X V14.0 2023はこんな人におすすめ
- 柔らかく球持ちの良い打感が好きな人
- 適度な飛び感を求める人
- ボールコントロールのしやすさ重視の人
- 球威&バウンド後のノビ重視の人
こんな人には向いてない
- 軽いラケットを使いたい人
- ボールを超ラクに飛ばしたい人
まとめ:ソフトでホールド感が強く威力のある球をコントロールしやすい
本記事では「ウィルソン プロスタッフ X V14. 2023」のインプレ、感想レビューを、スペックや詳細情報を交えつつ紹介してきました。

柔らかく球持ちの良い打感、適度な飛び、ボールコントロールのしやすさ、球威&ノビが特徴のラケット!
ソフトな打感で丁度良いパワー感かつ、威力のある打球をコントロールしたい方には合っていると思うので、試してみることをおすすめします。
では、今回はこの辺で(‘ω’)ノ
今回解説したテニス用品一覧
(※ラケットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるので、実店舗で買うよりも5000~10000円位安く手に入りますよ。)