こんにちは～テニス歴20年以上の週末プレーヤー・テニスタイガーです(^^)/
今回は「プリンス ビースト 100 DB 300g 2023 2024」（PRINCE BEAST 100 DB）のインプレ・評価・感想レビューを書いていきます。
本記事の内容
- スペックの紹介
- 使われているテクノロジーをサクッと解説
- 打感、ボールの飛び、スピン&コントロール性能などのインプレレビュー
- 類似・競合ラケットの紹介
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☑筆者情報
- テニス歴20年以上
- ラケット試打数＆購入数合計200本以上
- ガットインプレ数100種以上
- 週末プレイヤー
- ツイッター（＠tennis_torasan）
スペックや詳細情報を盛り込みつつ各種ショットの使用感を詳しく書いていくので、
- このラケットがどういった特徴を持っているのか知りたい方
- ストロークやボレー、サーブなどの使用感や感想が気になる方
はご覧ください(‘ω’)ノ
結論は、
です。
では、早速紹介していきます。
5分位で読み終わるよ～。
Contents
プリンス ビースト 100 DB 300g 2023 2024のスペック
「プリンス ビースト 100 DB 300g 2023 2024」
| フェイスサイズ | 100平方インチ |
| 重さ | 300g |
| バランスポイント | 320㎜ |
| フレーム厚 | 24-26-23㎜ |
| ストリングパターン | 16×19 |
フェイスサイズ100平方インチ、重さ300g、バランスポイント320㎜、最大フレーム厚26㎜の黄金スペックモデル。
黄金スペックは幅広い層に最適化された使いやすいスペックで、非常に人気が高く、メーカー各社が特に力を入れている。
<適正表>
| 上級者 | 中級者 | 初級者 | |
| 男性 | 〇 | ◎ | ◎ |
| 女性 | ◎ | ◎ | 〇 |
テクノロジー/予備知識
| PVS2 | 高分子エラストマーを搭載し、衝撃と不快な振動を減衰させる新機能 |
| エクスパンドパラレルホール | 丸みを帯びたアーチ状のタイプのサイドグロメットを採用
ガットのたわみが増え、打球のホールド感をアップし、結果的にスピン性能も引き上げる効果がある |
| DBシステム | 衝撃・振動減衰機能を持つ高分子エラストマーをダブルブリッジ形状のスロート部に配置
一般的なグロメットと比べて、中心部のストリングスの可動部が約7mm長くなり、経糸がたわみやすくホールド感がアップするテクノロジー |
| テキストリーム×トワロン | 球持ち感、球速のアップ、振動吸収に役立つハイブリッド素材 |
| ATS | テキストリーム×トワロンをシャフト部、フレームの10時、2時に使用し、打球のコントロール性能をアップ |
| 2ピーススロート | ボールヒット時の衝撃を減らすパーツ |
振動吸収システム”PVS2”を「グリップ部分～シャフト部分」まで搭載し、従来モデルよりも打感の快適性をアップ。
また、ガットがたわみやすいグロメットを採用することで、柔らかい打感と球持ちの良さを感じやすくし、スピン性能も上げた仕様となっています。
さらに、ダブルブリッジ（DB）があることにより、通常のラケットよりも中心部のストリングが動きやすくなり、ホールド感を感じやすい設計です。
解説動画
>>新作情報 ビースト 2023 テクノロジー ラインナップまとめ
プリンス ビースト 100 DB 300g 2023 2024のデザイン
炎を彷彿とさせるレッド×オレンジのカラーリング。
かっこいいですね。
プリンス ビースト 100 DB 300g 2023 2024のインプレ・評価・レビュー
次に使用感や各種ショットのインプレ、評価、レビューを書いていきます。
打感の柔らかさ: 8/10
柔らかめの打感。
ダブルブリッジ（DB）効果もあってか、ガットのたわむソフトさがわかりやすいと思います。
前作よりもガットがたわみやすく、柔らかい打ち心地になっている。
振動・衝撃も少ない印象です。
【球離れについて】
球離れはややゆっくりめ。
ガットのたわみ量が大きく、ボールをホールドする感じがして球持ちが良いです。
ボールの飛びの良さ: 7.5～8/10
反発力は適度～やや強め辺り。
飛びすぎず飛ばなすぎず、ちょうど良いパワー感だと思います。
適度。
【軌道について】
打球は極端に高く上がったり低くなったりせず、中軌道のショットになりやすい印象。
スピンのかけやすさ: 7.5～8/10
スピン性能は標準～やや強め辺り。
フラットドライブ系のショットが最も打ちやすいですが、自分からかけようと思えば結構しっかり変化するスピンボールが打てると思います。
まあまあ。
もっとスピン性能強めが良いならビースト100 O3 2023の方がおすすめ。
【スライスについて】
スライスは低～中軌道かつ適度な飛距離のショットになりやすい印象。
少し低め。
ガットがたわんでボールをホールドしつつ運べる感触が心地良いです。
コントロール性能： 8/10
打球を狙った所に打ち込むコントロール性能は良好。
球持ちが良く、適度に飛ぶフラットドライブ系なので、安定してコースを狙いやすく、意図せぬアウトもしにくいと思います。
良い。
操作性&取り回しの良さ: 8/10
標準的なスペックなので、一切違和感ナシ。
ストローク
ガットがたわんでボールをホールドする柔らかい打ち心地を感じつつ、安定してフラットドライブをコントロールできる。
適度な反発力を持ち、スピン&コントロール性能も良好なバランス型テニスラケットという印象です。
ホールド&バランス型。
パワー、ボールスピード、スピン、コントロールのどれかに特化したような尖った性能はないですが、クセが少なく使いやすい。
自分の想定通りの飛距離、スピン量、軌道のショットを安定して配球でき、ストレスを感じにくい仕上がりだと思います。
性能バランスが良く、ガットのたわみがわかりやすいソフトなラケットを使いたいプレイヤーにおすすめ。
【守備について】
反発力はしっかり備えているので、走らされた際のボールの処理はカンタン寄り。
難しくないと思います。
ボレー
ストローク同様に打感が柔らかい。
少したわみもあって球持ちが良く、飛びは適度なので、ボールコントロールしやすいと思います。
たわみがわかりやすい。
サーブ
フラットサーブ⇒サービスエリア内への収まりが良く、球速もまあまあ出しやすい。
打感も柔らかい印象。
スライスサーブ＆スピンサーブ⇒回転のかかりは良好。
結構しっかり曲がったりハネたりしやすいと思います。
クセの少ない使用感。
ガットのたわみがわかりやすいバランス型
ビースト 100 DB 300g 2023を使ってみて感じたことは主に以下の4つ。
ガットのたわむソフトさ
ホールド感/球持ちの良さ
適度なパワー感
良好なスピン&ボールコントロール性能
先述した通り、ガットのたわむソフトさを感じやすい点が特徴的。
ホールド感強めの100インチ/300gのバランス型ラケットという感じです。
「ガットをたわみやすくして柔らかさやホールド感を上げた」という開発コンセプトをしっかり体感できた。
ホールド感が上がったことによってコントロール性能が良くなり、ラケットのフェイスの上でボールに回転をかける時間も増えたので、スピン性能も自然とアップしているかなと。
柔らかい打ち心地で反発力、回転、コントロール性能の3つとも高水準の1本を使いたい方にイチオシです。
前作:ビースト 100 DB 2021との違い
前作の「ビースト 100 DB 2021」との使用感の違いの印象は以下の通り↓
| 2021 | 2023 | |
| 打感の柔らかさ | 7～7.5/10 | 8/10 |
| 反発力 | 7.5～8/10 | 7.5～8/10 |
| スピン性能 | 7～7.5/10 | 7.5～8/10 |
| コントロール性能 | 7.5～8/10 | 8/10 |
| 操作性 | 8/10 | 8/10 |
2023の方がガットのたわみやすい分、打感が柔らかく、球持ちが良く、スピン性能とコントロール性能もアップした印象。
振動吸収性も良くなった感じ。
飛距離や球速の出しやすさは近い。
球離れは2021の方が早く、2023の方がゆっくりだと思います。
弾きの良さを最重視するなら2021が良さそうだけど、それ以外なら2023の方が使いやすいと感じるプレイヤーは多いと思う。
類似・競合ラケットの紹介
ライバルラケットを紹介していきます。
プリンス ビースト 100 300g 2023（ノーマルタイプ）
DBが装備されていない通常版のビースト100の2023年バージョン。（100インチ/300g/バランス320㎜）
DBより少し打感が硬い代わりに、弾きが良くボールスピードを出しやすいので、ホールド感より球速や威力、ノビ重視ならこちらの方がおすすめ。
DB同様に前のモデルより振動吸収性が上がり、さらにガットがたわみやすい設計になったことで打感が柔らかく、球持ちが良くなり、スピン&コントロール性能もアップした仕様になっています。
ノーマルも柔らかく球持ちが良くなったけど、DBと比べれば弾きの良いスピード系。
プリンス ビースト 100 O3 300g 2023
大きなグロメットホールが備わったO3タイプ。（100インチ/300g/バランス320㎜）
ボールスピードはあまり出ないですが、打感が超柔らかく、強力な回転性能を持つラケットです。
たわみが大きく、前方向への推進力がトラディショナルやDBより低い代わりに、ソフトでスピン性能が高い。
ウィルソン ウルトラ 100 V4.0
100インチ/300g/バランス320㎜のウィルソンの人気ラケット。
ガットのたわみがわかりやすい点がビーストDBと似ている。
比較するとDBの方がやや反発力とスピン性能強めで、ウルトラの方が少し飛び控えめかつフラットドライブのコントロール性能が高い印象です。
たわみ系黄金スペックの大定番。
コントロール性能重視ならウルトラの方がおすすめ。
4本の使用感の違いの印象は以下の通りです↓
柔らかさ⇒O3≧≧ウルトラ、DB≧ノーマル
反発力⇒ノーマル、DB、O3≧ウルトラ
スピン性能⇒O3≧ノーマル、DB≧ウルトラ
コントロール性能⇒ウルトラ≧DB≧ノーマル≧O3
球速&球威&ノビ⇒ノーマル≧DB、ウルトラ≧O3
比較記事まとめ
2023年モデルのビースト100/DB/O3と2022年モデルのビーストマックスを打ってみて使用感を比較した内容は以下の記事にまとめています↓
プリンス ビースト 100 DB 300g 2023 2024はこんな人におすすめ
- 柔らかい打感が好きな人
- ホールド感/球持ち感重視の人
- 適度～やや強め辺りの反発力を求める人
- 良好なスピン&コントロールを求める人
こんな人には向いてない
- 硬い打感が好きな人
- 弾きの良さを求める人
- 球速の出しやすさ重視の人
- ラケットに強力なスピン性能を求める人
まとめ：柔らかくホールド感強めの打感と性能バランスが良さが魅力
本記事では「プリンス ビースト 100 DB 300g 2023 2024」のインプレ、感想レビューを、スペックや詳細情報を交えつつ紹介してきました。
柔らかく球持ちの良い打感、適度な反発力、良好なスピン&コントロール性能が特徴的なラケット!
ガットのたわみがわかりやすく、パワー＆スピン&コントロール性能のバランスが良いラケットを使いたい方には合っていると思うので、試してみることをおすすめします。
では、今回はこの辺で(‘ω’)ノ
ラケットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるから、実店舗で買うよりも5000～10000円くらい安く手に入るよ。
今回解説したテニス用品一覧