どちらも大人気なので、どっちを使おうか迷いますよね。
そこで今回は上記の疑問を持つ方へ向けて、実際に両方使った私が使用感の違いについてサクッと解説していきます(‘◇’)ゞ
本記事の内容
- スペック比較
- 使用感の違いを解説
- おすすめの選び方を解説
☑筆者情報
- テニス歴20年以上
- ラケット試打数&購入数合計200本以上
- ガットインプレ数100種以上
- 週末プレイヤー
- ツイッター(@tennis_torasan)
結論は以下の通りです↓
100の方がスイートスポットが広く、ボールが良く飛び、ボレーしやすい
98の方がボールコントロールしやすく、軌道が低めになりやすい
2本とも打感は非常に柔らかく、球持ちが良い
個別のレビュー記事はこちら↓
☑EZONE 100 2025
☑EZONE 98 2025
ではでは、双方の違いについて細かくかみ砕いて解説していきますね。
5分位で読み終わるよ~。
Contents
【2025】ヨネックス イーゾーン100と98のスペック比較
まずは簡単にスペック比較から。
イーゾーン100 | スペック | イーゾーン98 |
100平方インチ | フェイスサイズ | 98平方インチ |
300g | 重さ | 305g |
320㎜ | バランスポイント | 315㎜ |
24.5-26.5-23㎜ | フレーム厚 | 23.8-24.5-19.5㎜ |
16×19 | ストリングパターン | 16×19 |
100は100インチ/300g/バランス320㎜の黄金スペック系ラケット。
黄金スペックは幅広い層に最適化された使いやすいスペックで、非常に人気が高く、メーカー各社が特に力を入れている。
98は100より面が小さく重いスペックで、ある程度ラケットをスイングして攻撃していきたいプレイヤーを想定して設計されているタイプです。
関連記事>>新作情報 イーゾーン 2025 テクノロジー ラインナップまとめ
【2025】ヨネックス イーゾーン100と98の使用感の違いを解説
次にこの二つのラケットの使用感をそれぞれ比較していきます。
※全く同じガット&ポンド数のセッティングで揃えている。
打感の柔らかさ
イーゾーン100 | 8.5/10 |
イーゾーン98 | 8.5/10 |
2本ともかなり打感が柔らかく、振動吸収性に優れた優しい打感。
100はガットのたわみ感、98はフレームのしなり感がわかりやすい印象です。
両方ともとてもソフト。
スイートスポットも広さも共通していて、体感だと100は101~102インチ辺り、98は99インチ辺りに感じるので、ミスヒット時の硬さや飛ばなさが少ないと思います。
球離れ
イーゾーン100 | 標準~ゆっくりめ |
イーゾーン98 | 標準~ゆっくりめ |
両方ともガットのたわみやフレームのしなりによる心地よい球持ちの良さを感じやすい印象です。
前作の2022シリーズは100も98もだいぶ弾きが強い印象だったから、かなりホールド感がアップしたように思う。
ボールの飛びの良さ
イーゾーン100 | 8~8.5/10 |
イーゾーン98 | 7.5~8/10 |
反発力は100が強め、98が標準~やや強め。
100はイーゾーンシリーズの持ち味のパワーを感じ、ラクにボールが飛ぶ。
98は飛びすぎず飛ばなすぎず、ちょうど良いパワー感で、攻撃時にはボールが相手コートに収まりやすく、守備時にはしっかり返球しやすいです。
良く飛ぶ100と適度なパワーの98。
球速は2本とも割と出やすいと思う。
軌道
イーゾーン100 | 中軌道 |
イーゾーン98 | 低~中軌道 |
打球の軌道は100が中軌道辺り、98が低~中軌道辺りになりやすい。
100の方が上がり、98の方が低めの直線的なショットになりやすいです。
回転のかけやすさ
イーゾーン100 | 7.5~8/10 |
イーゾーン98 | 7.5/10 |
スピン性能はどちらも標準辺り。
かけようと思えば回転はかかりますが、基本的にフラットドライブが最も打ちやすいと思います。
スピン性能重視ならブイコア100がおすすめ。
スライス
〇100
少ない力でもコート後方まで飛んでいく中軌道ショットになりやすい。
〇98
低~中軌道かつ適度な飛距離のショットになりやすい。
100の方が飛距離が出て高く上がり、98の方が短めかつ低めのスライスが打ちやすい。
ボールコントロール性能
イーゾーン100 | 7.5/10 |
イーゾーン98 | 8~8.5/10 |
打球を狙った所に打ち込むコントロール性能は98が良好、100が標準的。
98は球持ちが良く、少し打球の軌道を抑えやすいフラットドライブ系なので、結構ボールコントロールしやすいと思います。
良い。
100はパワーが結構強めなので、そこまで飛距離のコントロールがしやすい感じはしないですが、球持ちが良いのである程度は狙ったコースに配球できる印象です。
コントロール重視なら98が向いている。
「パーセプト100」もかなりボールコントロールしやすいから、100インチが好きなら要チェック。
操作性&取り回しの良さ
イーゾーン100 | 8/10 |
イーゾーン98 | 7.5/10 |
2本とも標準的なスペックなので、特に違和感ナシ。
ストローク
ストロークの使用感の違いを書いていきます。
イーゾーン100
かなり柔らかく振動の少ない快適な打感を感じつつ、ラクにパワフルなフラットドライブを飛ばせる。
力まず打っても飛距離や球速が出て、心地良い球持ち感/ホールド感も感じられるので、ソフトなパワー系100インチを使いたいプレイヤーにはとても合うと思います。
ヨネックスの持ち味のスイートスポットの広さもあり、ミスヒットしにくいのも良いところ。
イーゾーン98
100同様にかなり柔らかく、振動の少ない快適な打感を感じつつ、やや軌道低めのスピーディかつバウンド後にノビるフラットドライブをコントロールして展開しやすい。
パワーは100に負けますが、98の方が適度な飛び感でボールを安定して配球しやすいです。
ソフトさ&コントロール性能を高めたパワー系98インチという印象。
柔らかく球持ちが良い。
パワーとスイートスポットの広さ重視なら100、パワー&スピード&コントロール性能のバランス重視なら98がそれぞれおすすめです。
シンプルに100の方がボールの飛距離が出て、98の方がコントロール寄り。
守備に関して
走らされた際のボールの処理は100がとてもカンタン、98もまあまあカンタン。
100の方がスイートスポット広めかつパワーがあるので守備がしやすいですが、98も比較的ラクに返球しやすいと思います。
ボレー
ボレーの使用感の違いを書いていきます。
イーゾーン100
ストローク同様に打感の柔らかさ、球持ちの良さ、スイートスポットの広さを感じやすい。
割とボールの飛距離は出しやすいと思います。
柔らかい!飛びが良い!スイートスポットが広い!
超カンタン!
だいぶボレーしやすいので、ボレーヤーやダブルスプレイヤーにおすすめです。
イーゾーン98
打感が柔らかめで98インチにしてはスイートスポットも広めに感じ、ボレーしやすい。
100よりボールが飛びすぎず、球持ちも良いので、打球を狙った所に落としやすいと思います。
100の方がスイートスポット広めで飛距離が出る。
98の方が飛びを抑えやすくボールコントロールしやすい。
100の方が簡単にボレー出来ると思いますが、98も十分使いやすいと思います。
サーブ
サーブの使用感の違いを書いていきます。
フラットサーブ
100⇒思い切り打つとフォルトしやすいですが、8割位の力で打つとサービスエリア内に収まりやすい印象。
軽く打ってもスピーディなサーブになりやすいと思います。
力まず打ってもスカッとスピードボールが飛ばせる感触。
98⇒結構ガッツリ打ってもサービスエリア内に収まりやすく、球速やバウンド後のノビが出しやすい。
ガンガン高速フラットサーブを叩き込みたいプレイヤー向きです。
98の方が収まりが良い。
スライスサーブ&スピンサーブ
100⇒回転のかかりはまあまあ。
割と曲がったりハネたりしやすいと思います。
98⇒回転系サーブの変化は標準的。
自分で回転をかけた分だけ曲がったりハネたりすると思います。
2本とも回転系サーブの変化は普通の印象。
おすすめの選び方:パワー&スイートスポットの広さ重視なら100、コントロール重視なら98
本記事ではヨネックス2025年モデルのイーゾーン100とイーゾーン98を比較してきました。
イーゾーンシリーズの主力2本。
心地良い打感の柔らかさと球持ちの良さは共通している。
おすすめの選び方は以下の通りです↓
- 強めの反発力を求める人
- スイートスポットの広さ重視の人
- 守備やボレーのしやすさ重視の人
- 適度な反発力を求める人
- コントロール性能重視の人
- フラットサーブの収まりの良さ重視の人
では今回はこの辺で(‘ω’)ノ
ラケットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるから、実店舗で買うよりも5000~10000円くらい安く手に入るよ。
今回解説したラケット用品一覧