こんにちは~テニス歴20年以上の週末プレーヤー、テニスタイガーです(‘ω’)ノ
今回は、
- ヘッドのポリエステルガット6種類を同じラケット・同じポンド数で打ち比べしてわかった違い
- おすすめの選び方
を解説していきます。
☑筆者情報
- テニス歴20年以上
- ラケット試打数&購入数合計200本以上
- ガットインプレ数100種以上
- 週末プレイヤー
- ツイッター(@tennis_torasan)
打感、ボールの飛び、回転性能などの使用感を詳しく書いていくので、
- それぞれのガットにどういった違いがあるのか知りたい方
はご覧ください(‘ω’)ノ
(※個別のインプレ・評価・感想レビュー記事も書いているので、それぞれの特徴などをまだ詳しく知らない方はチェックしてみてください↓)
ではでは、それぞれの違いについて細かくかみ砕いて解説していきますね。
5分位で読み終わるよ~。
Contents
ヘッドのポリエステルガット(ストリング)6種類 を打ち比べしてわかった違いを解説
今回打ち比べた機種とその特徴はざっくり表の通り。
名称 | 特徴 |
ソニックプロ | 非常に柔らかい打感・強めの飛び |
リンクス | 弾きの良さ・スピードショットが打ちやすい |
リンクスツアー | 打ちごたえのある打感・強めのスピン性能 |
リンクスタッチ | 柔らかめの打感・強めの飛び |
ホークタッチ | 強めのホールド感・ボールコントロール◎ |
ホークパワー | 柔らかめの打感・球速&ノビ◎ |
以下ではそれぞれを打ち比べた際の
- 打感の柔らかさ
- 打感の重さ
- ボールの飛びの良さ
- 軌道の高さ
- スピン性能
- 球離れの早さ
の6点をさらに詳しくまとめていきます。
打ち比べ環境
- ラケット:ブリヂストン エックスブレード
- ガットの太さ:1.25㎜
- ポンド数:
2022年1月⇒縦42ポンド・横40ポンド
2023年7月⇒縦49ポンド・横47ポンド
打感の柔らかさ
かなり柔らかい | ソニックプロ |
まあまあ柔らかい | ホークパワー、リンクスタッチ |
標準~やや柔らかい | リンクス、ホークタッチ |
標準 | リンクスツアー |
ソニックプロが確実に一番ソフトでガットのたわみがわかりやすい。
ホークパワーとリンクスタッチもまあまあ柔らかく、ポリっぽい硬さはあまり感じないと思います。
柔らかさ重視ならこの3つのどれかから選ぶのがおすすめ。
リンクスとホークタッチは上3つほどソフトではないですが、硬すぎることもない感触。
リンクスツアーも超硬いってことはないですが、6種の中では一番打ちごたえがあると思います。
打感の重さ
軽い | ソニックプロ |
標準 | リンクスタッチ、ホークパワー |
やや重い | リンクス、ホークタッチ、リンクスツアー |
ソニックプロは非常に軽く、あっさりした打ち心地。
あっさり軽い。
一方、リンクス、ホークタッチ、リンクスツアーはやや重めの打球感です。
リンクスとリンクスツアーは硬さから来る重さ、ホークタッチはホールド感の強さから来る重さを感じる。
リンクスタッチとホークパワーはソニックプロほどは軽くはないですが、重くもないので、標準辺りの印象です。
ボールの飛びの良さ
良く飛ぶ | ソニックプロ、リンクスタッチ、ホークパワー |
標準 | リンクス、ホークタッチ |
少し飛び抑えめ | リンクスツアー |
ソニックプロ、リンクスタッチ、ホークパワーはポリの中ではだいぶ反発性能高め。
ソニックプロとリンクスタッチは少し軌道高めのゆったりとしたボールになるのに対し、ホークパワーはやや軌道低めのスピードボールになりやすいです。
飛距離的には3つとも近いけど、飛んでいく球質には差がある。
楽にボールを飛ばしたいならおすすめの3つ。
リンクスとホークタッチは飛びすぎず飛ばなすぎずの標準的な感触。
リンクスツアーもフラット系で打つとそこそこ飛びますが、後述するようにスピン性能が高いので、回転をかけていくと他の5種より短めのショットになりやすいです。
スピン系の球質で打球の深さを出すには結構しっかり打っていく必要がある。
ただ、ガッツリ打ってもアウトしにくいので、パワフルすぎてアウトしがちなラケットに張ったり、ハードヒッターの方にはリンクスツアーは向いている。
また、球速は弾きの良いホークパワーとリンクスが出しやすく、さらに反発力の強いホークパワーはバウンド後のノビがトップクラスに良い感触です。
軌道の高さ
やや高め | ソニックプロ、リンクスタッチ |
中軌道 | リンクスツアー |
やや低め | リンクス、ホークタッチ、ホークパワー |
ソニックプロとリンクスタッチは軌道が上がりやすい。
軽快に高軌道ショットが飛んでいく。
リンクスツアーは安定して中軌道の山なりスピンボールになりやすい。
リンクス、ホークタッチ、ホークパワーは低軌道の直球になりやすい印象です。
回転のかけやすさ
良くかかる | リンクスツアー |
まあまあかかる | ホークタッチ、リンクスタッチ |
標準 | ソニックプロ、リンクス、ホークパワー |
リンクスツアーはスピン特化ポリというだけあってボールにガッツリ回転がかけやすく、打球が急降下してよくハネる◎
明らかにこの中では一番回転がかかります。
ガットがボールに引っ掛かって回転がかかる感じがわかりやすい。
良く弾んで相手の懐に差し込む打球になる。
ホークタッチとリンクスタッチは勝手に超スピンがかかるという感じではないですが、かけていけばしっかり打球が変化して質の良いスピンショットが打てる印象。
スピンに特化してない普通のポリの中では回転がかかる2つ。
ソニックプロ、リンクス、ホークパワーは特別スピンアシスト感はなく、フラットドライブ系のショットを打ちたいプレーヤーに合うと思います。
球離れの早さ
やや早い | リンクス、ホークパワー、リンクスツアー |
標準 | リンクスタッチ |
やや遅い | ホークタッチ、ソニックプロ |
リンクス、ホークパワー、リンクスツアーは球離れが早め。
リンクスとホークパワーはあっさりスカッと低軌道スピードボールを弾き飛ばし、リンクスツアーは山なりスピンボールを弾き飛ばす感触です。
弾き系。
リンクスタッチは6種の中では標準的な球離れ。
中間辺り。
ホークタッチとソニックプロはガットがボールを掴むホールド感が強めで、球離れはややゆっくり。
弾きの良さや球速の出しやすさは感じないですが、球持ちが良いです。
ホークタッチはホールド感が強く、適度な飛びかつ打球が低軌道の直球になりやすいから、最もボールコントロールしやすい。
ソニックプロは柔らかくたわんでホールドする感じ。
テンション維持性能について
テンション維持性能はホークタッチとホークパワーが高めの設計。
ガットのゆるみにくさを重視するならこの2つがおすすめです。
ホークはテンション維持性能や耐久性に特化しているシリーズ。
コストパフォーマンスについて
価格はソニックプロ、リンクス、リンクスツアーがとても安い。
コスパ重視のプレーヤーにはこの3機種が良いと思います。
補足①ソニックプロとリンクスタッチの違いについて
ソニックプロとリンクスタッチはどちらも柔らかく、高反発系で、軌道の上がりやすさも似ている。
2つの違いは以下の通りです。
①ソニックプロの方がガットのたわみ感がわかりやすく、打感が軽くて柔らかい
②リンクスタッチは速いスイングだとコントロールとスピンが上がり、遅いスイングだと柔らかさと反発力を感じる設計
③若干リンクスタッチの方が回転のかかりが良い気がする
ソフトさと飛びの良さ、たわむホールド感を求めるなら基本的にソニックプロの方がおすすめ。
ただ、スイングスピードによって性能に少し違いが出る柔らか高反発系ポリが良いならリンクスタッチを試してみると良いと思います。
ソニックプロは安定して柔らかい。
リンクスタッチはスイングによっては硬く感じたりもする。
補足②リンクスとホークパワーの違い
どちらも球離れの早さ、軌道低めのスピードボールの打ちやすさは共通。
ただ、ホークパワーの方が打感が柔らかくて軽く、飛びが強く、バウンド後のノビを出しやすく、テンション維持性能が高い設計。
一方リンクスはホークパワーよりやや硬くて重い打感かつ、飛びが適度で、コスパが良い所に違いがあります。
ホークパワーはリンクスを柔らかく、飛びとノビを出しやすくしたポリの印象。
補足③ホークタッチとホークパワーの違い
どちらもテンション維持に特化したホークシリーズという点で共通している。
違いとしては、ホークタッチの方が飛びを抑えやすく、ホールド感が強く、回転のかかりが良く、ボールコントロールしやすい。
一方ホークパワーはホークタッチより柔らかく、弾きと飛びが良く、球速とバウンド後のノビが出しやすいです。
ホールド&スピン&コントロールのホークタッチ。
ソフトなハイパワー&ハイスピード系のホークパワー。
ヘッドのポリエステルガット(ストリング)6種類の選び方まとめ
おすすめの選び方は以下の通りです。
- 柔らかく軽い打感のポリを使いたい人
- ボールを楽に飛ばしたい人
- ホールド感/球持ち感重視の人
- コスパ重視の人
☑リンクス
- 弾きの良さ/球離れの早さを求める人
- 適度な飛び感を求める人
- 低軌道スピードボールの打ちやすさを求める人
- コスパ重視の人
- 少し打ちごたえのあるポリが好きな人
- ガットに強力なスピン性能を求める人
- 飛びすぎない反発力を求める人
- ハードヒッター
- コスパ重視の人
- 柔らかめの打感が好きな人
- ボールを楽に飛ばしたい人
- スイングスピードによって性能が少し変わるポリを使いたい人
- ホールド感/球持ち感重視の人
- 適度な飛び感を求める人
- ボールコントロールのしやすさ重視の人
- スピン性能重視の人
- テンション維持性能を重視する人
- 柔らかめの打感が好きな人
- ボールスピード&バウンド後のノビ重視の人
- ボールの飛ばしやすさ重視の人
- 弾きの良さ重視の人
- テンション維持性能を重視する人
ガットによってラケットの良さを最大限引き出せることもあれば、またその逆もあるので、色々試してみることをおすすめします。
では、今回はこの辺で(‘ω’)ノ
ガットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるから、実店舗で買うよりも20%位安く手に入るよ。
さらに200mロール(16~17回張り替え可能)だと12m単張り品と比べて約30~40%オフ!
今回解説したテニス用品一覧