こんにちは~テニス歴20年以上の週末プレーヤー・テニスタイガーです(^^)/
今回は「プリンス X97 ツアー 2019」(Prince X97 Tour 2019)のインプレ・評価・感想レビューを書いていきます。
本記事の内容
- スペック、使われているテクノロジーをサクッと解説
- 打感、ボールの飛び、スピン&コントロール性能などのインプレレビュー
- 類似・競合ラケットの紹介
- おすすめのガットの紹介
☑筆者情報
- テニス歴20年以上
- ラケット試打数&購入数合計200本以上
- ガットインプレ数100種以上
- 週末プレイヤー
- ツイッター(@tennis_torasan)
スペックや詳細情報を盛り込みつつ各種ショットの使用感を詳しく書いていくので、
- このラケットがどういった特徴を持っているのか知りたい方
- ストロークやボレー、サーブなどの使用感や感想が気になる方
はご覧ください(‘ω’)ノ
結論は、
です。
では、早速紹介していきます。
5分位で読み終わるよ~。
(※Xツアーシリーズは2024年2月に新作が発売されるので、最新モデルの情報を知りたい方はコチラの記事をご覧ください⇒新作情報まとめ プリンス Xツアー 2024)
Contents
プリンス X97 ツアー 2019のスペック
「プリンス X97 ツアー 2019」
フェイスサイズ | 97平方インチ |
重さ | 310g |
バランスポイント | 310㎜ |
フレーム厚 | 23-23-19㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
標準より面が小さく重いハードスペックモデル。
ある程度スイングしていける中上級者以上を想定して設計されたタイプです。
Xシリーズの最上位ラケット。
<適正表>
上級者 | 中級者 | 初級者 | |
男性 | ◎ | ◎ | 〇 |
女性 | ◎ | 〇 | △ |
テクノロジー/予備知識
ツイストパワーテクノロジー | スロート部をねじらせ、フォアとバックで異なる性能を引き出すテクノロジー |
2ピーススロート | ボールヒット時の衝撃を抑えるパーツ |
フォアとバックを打った時に最大11%しなりに差が出る特殊なスロートを採用したXシリーズのラケット。
フォア面では強い弾きを、バック面ではしなりによる伸びのある打球を打てる設計となっています。
右利きと左利きで性能が変わるから、左利きバージョンも売り出されている。
プリンス X97 ツアー 2019のデザイン
ブラック一色のカッコいいデザイン。
シャフトはXシリーズ独自のねじれがあります。
プリンス X97 ツアー 2019のインプレ・評価・レビュー
次に使用感や各種ショットのインプレ、評価、レビューを書いていきます。
打感の柔らかさ: 7.5/10
やや柔らかめくらいの印象。
ボールの重みを感じる打ち心地ですが、ガツンの来るような硬さはほぼないです。
硬くない。
フォアもバックは割と球持ちが良く、ホールド感を感じられる打ち心地。
Xシリーズは「フォアが弾きが良く、バックが球持ちが良い」というコンセプトの元に設計されていますが、このX97ツアーはフォアも結構球持ちが良いと思います。
ボールの飛びの良さ: 7.5~8/10
バックハンドの反発力はやや強め。
97インチ/310gのハードスペック系ラケットの中ではだいぶボールが飛んでくれる印象です。
ある程度ラケットを振れる中級者以上なら飛ばなすぎてツラいということにはならないと思う。
フォアはバック程は飛ばず、標準~やや強めくらいの反発力。
コンセプト通りラケットがバックハンドの飛びをサポートしてくれている感じがしました。
フォアよりバックの方が飛ぶ。
【軌道について】
打球はやや低軌道のショットになりやすいです。
スピンのかけやすさ: 7.5~8/10
球種は基本フラットドライブが打ちやすい。
ただ、自分から回転をかけるスイングで打つと結構ガッツリスピンがかかると思います。
【スライスについて】
低~中軌道のスーッと滑るスライスが打ちやすい。
球持ちが良くラケットのフェイスにボールを乗せて運べる感触が強いです。
ノリ感が気持ち良い。
コントロール性能: 8/10
飛びが適度でホールド感もあるので、まあまあボールを狙った所に打ちやすい。
全然ボールが飛ばないガチのコントロール系ラケット程ではないですが、比較的ボールコントロールしやすく意図せぬアウトもしにくいと思います。
良い。
操作性&取り回しの良さ: 6.5/10
310gあり、重い。
ある程度パワーのあるプレイヤー推奨です。
ストローク
フォアは軌道低めのフラットドライブをコントロールして展開でき、バックはフォアより飛距離が出て軌道も少し上がりやすい使用感。
重量がある分ショットにも威力が乗り、ヘビーショットが打てます。
重さと適度な反発力によって球威のあるショットになる。
ある程度はボールが飛んでくれるので、パワー面での難しさはそこまでないかなと。
ただ、フェイスサイズが小さめの97平方インチなので、きちんとボールをスイートスポットで捉えられる技術は必要だと思います。
割と使いやすい97インチの重量級ラケット。
そこそこ飛んでくれるコントロール系を使いたい中上級者におすすめ。
【守備について】
走らされた時のボールの処理は特に難しくも簡単でもなく、標準的です。
ボレー
やはり面が小さいので、標準的な100インチのラケットと比べるとやや難しい。
ミスヒットした際の硬さはあまりないものの、飛ばなさは感じますね。
ちゃんと打てた時は適度な飛びをボールをコントロールしやすい。
サーブ
フラットサーブ⇒ストローク同様に重量と反発力のおかげで威力バツグンのフラットサーブが打てる◎
ガッツリ打ち抜いてもサービスエリアに収まりやすく、バウンド後のボールのノビも良いです。
スライスサーブ&スピンサーブ⇒回転系サーブの変化はそこそこ。
超曲がったりハネたりはしないですが、ある程度は変化します。
強烈なフラットサーブが打ちやすい。
類似・競合ラケットの紹介
ライバルラケットを紹介していきます。
プリンス X98 ツアー 2024
98インチ/305g/バランス315㎜の2024バージョン。
2019モデルより打感が柔らかく、ボールコントロールしやすい印象です。
扱いやすいスペックに変更された。
プリンス X100 ツアー 2024
100インチ/300g/バランス320㎜のバージョン。
98ツアーより打球のコントロール性能が低い代わりに、反発力、弾き、スピン性能が強く、ラクにパワフルスピンボールを打ちやすい1本です。
パワー&スピン重視ならX100ツアーの方が向いている。
プリンス ファントム グラファイト 97 2022
非常に柔らかく球持ちの良い打感、飛び&スピン&コントロール性能のバランスが良い97インチ/300gの人気ラケット。
Xツアー97より軽いので威力は出にくいですが、とても扱いやすいラケットです。
ソフトでホールド感強め。
300gな所も良い。
プリンス X97 ツアー 2019に合うおすすめのガットの紹介
楽にボールを飛ばせるセッティングにしたいなら高反発系のガットと組み合わせるのがおすすめ。
一発の威力を底上げしたい場合はボールスピードに特化したガットを使うのもアリだと思います。
プリンス X97 ツアー 2019はこんな人におすすめ
- 適度な反発力を求める人
- 球威を重視する人
- ボールコントロール性能を求める人
- フラットドライブ系プレイヤー
こんな人には向いてない
- 軽いラケットを使いたい人
- ガンガンに回転をかけたい人
- 大きいフェイスサイズを求める人
まとめ:適度に飛びヘビーフラットドライブが打ち込める
本記事では「プリンス X97 ツアー 2019」のインプレ、感想レビューを、スペックや詳細情報を交えつつ紹介してきました。
やや柔らかめの打感、やや強めの反発力、球威のあるフラットドライブの打ちやすさが特徴のラケット!
適度に反発力があり、ヘビーフラットドライブをコントロールして展開しやすいラケットを使いたい中上級者には合っていると思うので、試してみることをおすすめします。
では、今回はこの辺で(‘ω’)ノ
今回解説したテニス用品一覧
(※ラケットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるので、実店舗で買うよりも5000~10000円位安く手に入りますよ。)