こんにちは~テニス歴20年以上の週末プレーヤー、テニスタイガーです(‘ω’)ノ
今回は、
- テクニファイバーのポリエステルガット6種類の特徴
- 同じラケット・同じポンド数で打ち比べしてわかった違い
- おすすめの選び方
を解説していきます。
打感、ボールの飛び、回転性能などの使用感を詳しく書いていくので、
- それぞれのガットにどういった特徴や違いがあるのか知りたい方
はご覧ください(‘ω’)ノ
(※個別のインプレ・評価・感想レビュー記事も書いているので、それぞれの特徴などをまだ詳しく知らない方はチェックしてみてください↓)
ではでは、それぞれの違いについて細かくかみ砕いて解説していきますね。

5分位で読み終わるよ~。
解説動画はコチラ↓
Contents
テクニファイバーのポリエステルガット(ストリング)6種を打ち比べしてわかった違いを解説
今回打ち比べた機種とその特徴はざっくり表の通り。
機種名 | 特徴 |
ブラックコード | 柔らかい打感・適度な飛び・強めのスピン性能 |
4S(旧名:ブラックコード4S) | 非常に強めの飛び&スピン性能 |
アイスコード | 柔らかい打感・適度な飛び・強めのホールド感 |
レーザーソフト | 柔らかい打感・強めの飛び&スピン性能 |
レーザーコード | 硬めの打感・控えめな飛び・テンション維持 |
レッドコード(旧名:プロレッドコード) | 控えめな飛び・強めのホールド感・テンション維持 |
※以前と名称が変わってプロレッドコードはレッドコードに、ブラックコード4Sは4Sになりました。
ではそれぞれを打ち比べた際の
- 打感の柔らかさ
- 打感の重さ
- ボールの飛びの良さ
- 軌道の高さ
- スピン性能
- 球離れの早さ
の6点をまとめていきます。
打ち比べ環境
- ラケット:ブリヂストン エックスブレード
- ポンド数:
2021年8月⇒縦48ポンド・横46ポンド
2023年6月⇒縦46ポンド・横44ポンド
- ガットの太さ:
ブラックコード⇒1.24㎜
それ以外⇒1.25㎜
打感の柔らかさ
かなり柔らかい | ブラックコード |
まあまあ柔らかい | アイスコード、レーザーソフト |
標準 | レッドコード、4S |
やや硬め | レーザーコード |
ブラックコードはポリの中ではトップクラスに柔らかい◎
アイスコードやレーザーソフトも比較的ソフトなポリです。

ブラック≧アイス≧レーザーソフトの順
硬いの無理だけどポリを使いたいって人にはこの3つがおすすめ。
レッドコード、4Sはポリの標準辺りの柔らかさ。
スイートスポットで打てている分にはそこそこガットがたわむ感じがありますが、ミスヒットするとちょっと硬さや振動が大きい印象です。

硬すぎず柔らかすぎずといった感じ。
レッドコードは後述するようにホールド感強めだから、ミスヒットをあまりしない上手な人だと柔らかさを感じるかも。
レーザーコードはこの中では一番硬く、ハードな使用感です。
打感の重さ
軽め | ブラックコード、レーザーソフト |
標準 | アイスコード |
重め | 4S、レッドコード、レーザーコード |
ブラックコードとレーザーソフトはボールの重みをあまり感じずあっさり軽めに弾いてくれて、腕への負担は少ない。
逆に4S、レッドコード、レーザーコードは重めのしっかりとした打感です。

だいぶ違いがある。
ボールの飛びの良さ
良く飛ぶ | 4S、レーザーソフト |
標準 | アイスコード、ブラックコード |
少し飛び抑えめ | レッドコード、レーザーコード |
飛びは4Sが圧倒的。
次いでレーザーソフトという感じです。
2つともラクにボールが飛んでいきます。

楽に飛ばしたい人にはピッタリの2つ。
アイスコードとブラックコードはポリの中では標準的で、適度な飛び。

飛びすぎたり飛ばなすぎたりしない素直な反発性能。
レッドコードとレーザーコードは飛びがやや控えめになりやすい。
意図せぬアウトが起きにくいので、ハードヒッターが使ったり、パワフルで飛びすぎるラケットに張るとアウトミスが減らせるタイプです。

レッドコードとレーザーコードは打感が重くてボールの飛びも控えめだから、ボールを飛ばすのにパワーが必要。
打ちごたえがある。
軌道の高さ
中~高軌道 | 4S |
中軌道 | ブラックコード、レーザーソフト、レッドコード |
低~中軌道 | アイスコード、レーザーコード |
4Sはかなり軌道が上がりやすい。
飛びも良いので高軌道スピンボールになりやすいです。

自動的に打球が持ち上がる感じがする。
反対にアイスコードとレーザーコードは軌道が低めになりやすいです。

ハッキリ違いを感じた。
回転のかけやすさ
バツグンにかかる | 4S |
まあまあかかる | ブラックコード、レーザーソフト |
標準 | レッドコード、レーザーコード、アイスコード |
4Sはスピン特化型というコンセプトなだけあってバツグンな回転性能。
普通に打ってもある程度スピンがかかり、ガッツリ回転をかけるスイングで打つと急降下して高くハネるグリグリスピンになります。(スライスもかなり回転がかかる)

ボールの軌道が上がりやすいから、ハネる高さも素晴らしい。
相手にとっては返球が難しいショットになる。
ブラックコードとレーザーソフトもスピン系ポリと言えるくらいには強めなスピン性能。
キッチリ急降下して跳ねる印象です。

必要十分なスピン性能。
他の3つはガット自体にそこまで強力なスピンアシスト性能はなく、自分から回転をかけにいった時にかかるタイプだと思います。
球離れの早さ
やや早い | 4S、レーザーコード |
標準 | レーザーソフト |
やや遅い | アイスコード、ブラックコード、レッドコード |
4Sとレーザーコードはやや球離れが早い。
4Sは強力なパワーであっさり弾き、レーザーコードは硬さゆえにスパーン!と飛ばす感じです。

弾き系。
レーザーソフトは他と比べると特に早くも遅くもない球離れの印象。

ちょうど中間。
アイスコード、ブラックコード、レッドコードはホールド感/球持ち感が強め。
ガットとボールの接地時間を長く感じると思います。

アイスコードはホールド系かつ適度な飛び感で、打球の軌道を抑えやすいフラットドライブ系だから、6つの中で一番ボールコントロールしやすく感じた。
コスパについて
価格はアイスコードがネットだと安め。
コスパ重視ならアイスコードが良いと思います。
テンション維持性能について
テンションの維持力はレーザーコード、レーザーソフト、レッドコードが高めの設計。
ガットのゆるみにくさを重視するならこの3つを検討すると良いと思います。
補足①ブラックコード&アイスコード&レーザーソフトの違い
3つとも柔らか系ポリですが、性能の違いをまとめると以下のような感じです。
柔らかさ⇒ブラック≧アイス≧レーザーソフト
反発力⇒レーザーソフト≧アイス≧ブラック
中軌道⇒ブラック、レーザーソフト 低軌道⇒アイス
スピン性能⇒ブラック≧レーザーソフト>アイス
ホールド感の強さ⇒アイス、ブラック≧レーザーソフト

柔らかいスピン系のブラック、ホールド感&フラットドライブ系のアイス、最もラクにボールを飛ばせるレーザーソフト。
補足②ブラックコードと4Sの違い
ブラックコードの方が打感が柔らかくて軽く、球持ちが良く、飛びが適度。
4Sはブラックコードの打感を硬く重くした代わりに、スピン性能/反発力/弾きを強力にしたバージョンの印象です。

4Sは意識しないで打っても勝手に回転がかかってボールが飛んでいく系。
補足③レッドコードとレーザーコードの違い
どちらも飛びを抑えやすく、打感が重く、テンション維持性能に特化しているのは共通。
ただ、レッドコードの方がやや打感が柔らかく、ホールド感/球持ち感が強く、軌道が上がりやすい。
一方レーザーコードは硬さでボールを弾き飛ばす感じがわかりやすく、球離れが早く、軌道が低めになりやすいといった違いがあります。

飛びを抑えたいならレッドコードかレーザーコードのどちらかから選ぶのが良いと思う。
テクニファイバーのポリエステルガット(ストリング)の選び方まとめ
おすすめの選び方は以下の通りです。
- 柔らかく軽めの打感が好きな人
- ホールド感/球持ち感重視の人
- 適度な飛びを求める人
- スピン性能重視の人
- 楽にボールを飛ばしたい人
- ガンガンに回転をかけたい人
- 弾きの良さ重視の人
- 柔らかく球持ちの良いポリを使いたい人
- 適度な飛び感を求める人
- ボールコントロールのしやすさ重視の人
- フラットドライブ系プレイヤー
- コスパ重視の人
- 柔らかい打感が好きな人
- 楽にボールを飛ばしたい人
- 良好なスピン性能を求める人
- テンション維持力を重視する人
- 打ちごたえのある打感が好きな人
- 弾きの良さを求める人
- 低軌道のフラットドライブを展開したい人
- 飛びすぎない反発力を求めるハードヒッター
- テンション維持力を重視する人
- 打ちごたえのある打感が好きな人
- ホールド感/球持ち感重視の人
- 飛びすぎない反発力を求めるハードヒッター
- テンション維持力を重視する人
ガットによってラケットの良さを最大限引き出せることもあれば、またその逆もあるので、色々試してみることをおすすめします。
では、今回はこの辺で(‘ω’)ノ

ガットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるから、実店舗で買うよりも20%位安く手に入るよ。

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今回解説したテニス用品一覧