ヨネックスのブイコア100 2021とヘッドのエクストリームMP 2020ってどっちが自分に合っているかな?
違いが知りたい!
どちらも非常に人気のあるスピン特化型ラケットなので、どっちを使おうか迷いますよね。
そこで今回は上記の疑問を持つ方へ向けて、実際に両方使った私が使用感の違いについてサクッと解説していきます(‘◇’)ゞ
本記事の内容
- スペック比較
- 使用感の違いを解説
結論は、
です。
(※個別のインプレ・評価・感想レビュー記事も書いているので、それぞれの特徴などをまだ詳しく知らない方はチェックしてみてください↓)
☑YONEX VCORE 100 2021
☑HEAD EXTREME MP 2020
ではでは、双方の違いについて細かくかみ砕いて解説していきますね。
5分位で読み終わるよ~。
ヘッド グラフィン360+ エクストリーム MP 2020 235320
Contents
ブイコア100 2021とエクストリーム MP 2020のスペック比較
まずは簡単にスペック比較から。
VCORE100 2021 | スペック | EXTREME MP 2020 |
100平方インチ | フェイスサイズ | 100平方インチ |
300g | 重さ | 300g |
320㎜ | バランスポイント | 325㎜ |
24-25-22㎜ | フレーム厚 | 23㎜-26㎜-21㎜ |
16×19 | ストリングパターン | 16×19 |
ブイコア100はフェイスサイズ100平方インチ、重さ300g、バランスポイント320㎜のいわゆる黄金スペックモデル。
黄金スペックは幅広い層に最適化された使いやすいスペックで、非常に人気が高く、メーカー各社が特に力を入れている。
エクストリームは重心が標準より5㎜ほどラケットヘッド寄りのトップヘビー系で、取り回しが若干しにくい代わりにストロークやサーブで強力な打撃をしやすい設計です。
フレーム形状にも違いあり。
ブイコア⇒スイートスポット広めの四角いタイプ
エクストリーム⇒振り抜きやすい縦長のだ円タイプ
ブイコア100 2021とエクストリーム MP 2020の使用感の違いを解説【インプレ】
次にこの二つのラケットの使用感をそれぞれ比較していきます。
打感の柔らかさ
ブイコア>エクストリーム
打感はどちらも柔らかいですが、若干ブイコアの方がガットのたわみ感がわかりやすい印象。
2本とも高めのテンションでガットを張らなければそこまで硬さは感じないと思います。
ブイコアはスイートスポット広めのフレーム形状をしているから、面のどこで打っても比較的たわみやすさを感じられる。
ボールの飛びの良さ
ブイコア=エクストリーム
飛びの強さはほぼ同格。
フラット系で押し込みつつ打つと少しアウトしやすいので、縦スイングでキッチリと回転をかけていく使い方が基本になります。
打球は中~高軌道になりやすい。
回転のかけやすさ
エクストリーム>ブイコア
回転のかけやすさはほんの少しだけエクストリームの方が上な印象。
僅差ではありますが、エクストリームはトップヘビー系ゆえに一旦振り始めるとスイングスピードが加速して打球に強烈な回転をかけやすく、普通に打ってもハネるような球になる。
ブイコアもボールがガットに引っ掛かっている感触がよくわかり、超スピンがかかりますが、”スピンのかけやすさ”でいうと勝手にかかるエクストリームに軍配が上がるかと思います。
ドフラットが1点、フラットドライブが6点、超グリグリスピンが10点だとしたら、エクストリーム9.5点、ブイコア9点辺りのイメージ。
【スライスに関して】
スライスはどちらもバツグンに回転がかかったショットになり、バウンド後の変化は大きめ。
コントロール性能
エクストリーム>ブイコア
スピン特化型なのでどちらも細かいボールコントロールはニガテ。
ただ、エクストリームの方が少しガットがボールを掴むホールド感はある印象です。
どちらにしても、精巧なコントロールでウィナーを取るよりグリグリスピンで相手を圧倒することに向いている。
操作性&取り回しの良さ
ブイコア>エクストリーム
ブイコアは黄金スペックなので、違和感なし。
エクストリームはトップヘビー系ゆえにブイコアよりちょっと取り回しにくいですね。
ラケットヘッドに重みを感じる。
ストローク
二本ともバツグンに打球に回転がかかり、曲がり、落ち、急降下する軌道高めのグリグリスピンが簡単に打てる◎
ボールの変化が激しくて打っていて楽しいし、相手からミスを沢山引き出せます。
試合で勝ちやすくなるラケット。
バックハンドを狙ってガンガンにエグイスピンを打っていける!
ブイコアは打感の柔らかさが、エクストリームは遠心力を利かせた強力な打撃がそれぞれ魅力です。
【共通する欠点】
フラット系で打つと飛びすぎる可能性高し。
あと先述したようにコントロール性能はあまり高くないので、コートの隅をフラットショットで突いていきたいプレーヤーには向いていないです。
得意不得意がハッキリしてる。
【守備に関して】
両方とも反発力は高く、当てるだけでも割とラクに返球可能。
バウンド後の変化が大きい滞空時間の長いスライスが打ちやすいので、守備型プレーヤーには心強い相棒だと思います。
ボレー
ブイコア⇒打感は柔らかいし、ボールも飛ばすパワー感もあり、面の安定性も高い。
ただ、自分から打っていく際には若干飛びすぎる感もあるので、パワーのある方ははたいてコート内に沈めていく使い方がおすすめです。
エクストリーム⇒トップヘビー系で操作性は高くないけど、打感は柔らかく反発力もあるため、優しめな印象。
両方とも硬い、飛ばないといった難しさはないと思う。
サーブ
★ブイコア
フラットサーブ⇒スピードは出やすいものの、コントロールと伸びはイマイチ。
スライスサーブ&スピンサーブ⇒強烈な回転がかかり、変化が超大きめ。
スライスサーブはとても曲がるし、スピンサーブは高く跳ねる。
★エクストリーム
フラットサーブ⇒トップヘビー系の影響で振り始めはちょっと力がいるけど、一旦振り始めさえすればスイングスピードが上がりやすく、球速と威力が出やすい。
コントロール性能や収まりの良さもブイコアより少し上なイメージ。
スライスサーブ&スピンサーブ⇒ブイコア同様に強烈な回転がかかり、変化が超大きめ。
回転系サーブは両方とも申し分ない変化量!
まとめ:柔らかい打感のブイコア、トップヘビー系のエクストリーム
本記事ではヨネックスのブイコア100 2021とヘッドのエクストリームMP 2020を比較しつつインプレ・評価・感想レビューを書いてきました。
スピン特化型なのは同じだけど、それぞれちょっと差がある。
イーブンバランス(320㎜)で打感の柔らかいスピンラケットが欲しい⇒ブイコア
トップヘビー系特有の遠心力の効きやすいスピンラケットが欲しい⇒エクストリーム
をそれぞれおすすめします。
では今回はこの辺で(‘ω’)ノ
今回解説したラケット用品一覧
ヘッド グラフィン360+ エクストリーム MP 2020 235320
(※ラケットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるので、実店舗で買うよりも5000~10000円位安く手に入りますよ。)