こんにちは~テニス歴20年の週末プレーヤー、テニスタイガーです(‘ω’)ノ
今回は大坂なおみ選手が使っていることで有名な「Yonex Ezone 98 2020」(ヨネックス イーゾーン98 2020)のインプレ・評価・感想レビューを書いていきます。
本記事の内容
- スペック、使っているプロの紹介
- 使われているテクノロジーをサクッと解説
- 打感、ボールの飛び、スピン&コントロール性能などのインプレレビュー
スペックや詳細情報を盛り込みつつ各種ショットの使用感を詳しく書いていくので、
- このラケットがどういった特徴を持っているのか知りたい方
- ストロークやボレー、サーブなどの使用感や感想が気になる方
はご覧ください(‘ω’)ノ
結論は、
です。
では、早速紹介していきます。

5分位で読み終わるよ~。
Contents
Yonex Ezone98 2020のスペック
フェイスサイズ | 98平方インチ |
重さ | 305g |
バランスポイント | 315㎜ |
フレーム厚 | 23㎜-24㎜-19㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
発売日 | 2020年1月(シリーズ6代目) |
標準的なラケットと比べて、フェイスサイズはやや小さく、重量は少し重いスペック。
バランスポイントは320㎜よりも5㎜短く、トップライト気味です。

トップライトは重心がグリップ側にある分、ラケットの重さを感じにくく、取り回しが利きやすくなる。
<適正表>
上級者 | 中級者 | 初級者 | |
男性 | ◎ | ◎ | 〇 |
女性 | ◎ | 〇 | △ |
Ezoneシリーズを使用する(したことのある)主なプロテニス選手一覧
※プロテニス選手は独自にラケットをカスタマイズしているので、市販品とスペックが違うことがあります。
☑ニック・キリオス(世界ランク最高13位)
☑大坂なおみ(世界ランク1位)
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3. Comment: Your favorite Naomi Osaka matchThe winner will be selected Feb. 14th📅#Giveaway #Win #Winner #Yonex #YonexTennis #TennisExpress pic.twitter.com/TjX2IAwuV1
— Tennis Express (@TennisExpress) February 7, 2020
色に関しては、2020年の全米オープンで大坂選手が優勝した際に使った限定カラーの「NAOMI OSAKA Limited」もあります。
Naomi Osaka is headed to the U.S. Open Final!!
She defeats Jennifer Brady in three sets! pic.twitter.com/bNMFEBdY2K
— The Undefeated (@TheUndefeated) September 11, 2020
テクノロジー/予備知識
アイソメトリック | フェイスの形を四角っぽくすることでスイートスポットを広げるヨネックス独自の技術。 |
OPS | シャフト部を薄くしてしなり感を出し、ボールのホールド感やコントロール性、スピン量をUPする技術。 |
VDM | メッシュ状の特殊な振動吸収材。グリップ部に内蔵されていることにより、衝撃値を11%削減することに成功。 |
Yonex Ezone98 2020のデザイン
メタリックブルーなカラーリング。

シンプルでかっこいい!
シャフト部は19㎜と薄く、ほっそりスッキリしている印象。
Yonex Ezone98 2020のインプレ・評価・感想レビュー
次に使用感や各種ショットのインプレ、評価、感想を書いていきます。(ストリングは高いスピン性能が特徴的な「バボラ RPM ブラストラフ」を使いました)
打感の柔らかさ: 7/10
柔らかすぎず、硬すぎずな打感。
スイートスポットを外すと若干硬さがありますが、芯でボールを捉えた時には心地よいストリングのたわみ感と、しなりによるホールド感を感じられます。

ミスヒットしてもキツイ衝撃はあまりないから、VDMはちゃんと作用していると思う。
ボールの飛びの良さ: 7/10
パワーアシストは標準的です。
当てるだけだとあまり飛ばないですが、厚く当てて振り切ると気持ち良く剛速球が打てて、なおかつちゃんとコート内に収まってくれます。

しっかり振っていける60~70キロ位の方に合いそうなパワー感。
スピンのかけやすさ: 7.5/10
自然に強めの回転がかかるタイプではなく、意図的にかけると回転量が稼げるラケット。

普通に打ったら7/10点くらい。
「スピン量の調整が利きやすい」という表現が一番しっくりきますね。
グリグリにスピンをかけると結構曲がります。
コントロール性能: 8.5/10
ストリングがボールを掴んでいる感じがあり、飛びもそこまで強くないので、コントロール性は高め。

意図せぬアウトがあまりない分、安心して振っていける。
操作性&取り回しの良さ: 7.5/10
標準より5g重いですが、普通より5㎜ほどバランスポイント(重心)が手元よりですので、取り回しはそんなに大変ではないです。
ストローク
ボールに厚く当てて低軌道のフラット~フラットドライブを相手コートに叩き込むのが気持ち良い\(^o^)/
ホールド感があってコントロール性も高いため、ガツガツ振っていけるプレイヤーにはとても向いているラケットだと思います。

そこそこパワーアシストもあるから良い感じにショットに爆発力が出る。
一方、初心者の方や力の弱い方だとボールの返球はできるものの、浅くなりがちになって良さを感じられない可能性大。
中上級者が振り切って使ってこそバツグンの破壊力を発揮できるタイプですね。
【守備に関して】
走らされた際も反発性能のおかげで比較的ラクに返球可能。

中級者以上の方なら十分こと足りる飛びの強さ。
ミスヒットしてもボールが返ってくれる。
あと軌道抑え目のバックハンドスライスがマジで打ちやすいです。
低軌道で滑るタイプのスライスを打つのが好きな方は使いやすいと思います。
ボレー
守備時と同様にパワーアシストがある分まあまあラク。
飛び過ぎることもなく、バランスの取れた丁度良いパワー感だと思います。
サーブ
スライスサーブもスピンサーブも変化大きめ◎
しっかり擦れている感じがあり、サービスエリアに収まってくれるので思い切って振っていけます。

フラットも球速が出て収まりやすい。
サーブに関しては文句なし!
前作「Yonex Ezone 98 2017」との比較
前作の「Yonex Ezone 98 2017」と比較すると、少しだけ飛びが抑えめになった代わりにホールド感が備わってコントロール性が上がった印象。
- 少し弾き感があってやや強めのパワーアシストが欲しい中級前後の方⇒2017
- ホールド感を感じつつしっかり振ってパワーショットを打ち込みたい中上級~上級者の方⇒2020
がそれぞれ向いていると思います。
競合・類似ラケットの紹介
☑Yonex Vcore 98 2018
ヨネックスのスピン特化シリーズ。
打感が硬くボールの飛びも控えめなので、ボールをぶっ潰して運びたいフラットドライブ系プレーヤーにはこちらの方が向いていると思います。

☑Wilson Blade 98 16×19 V7.0
ウィルソンのよくしなるフラット系ラケット。
Ezoneよりパワー&スピンアシストが少し控えめなので、よりしっかりと自分でラケットを振ってフラットショットをコントロールしていきたいプレーヤー向けです。

Yonex Ezone98 2020はこんな人におすすめ
- パワフルな方
- フラットorフラットドライブストローカー
- 軌道を抑えたスライスショットが好きな方
こんな人には向いてない
- 力のあまりない方
- ラケットをあまり振らない守備型ストローカー
まとめ:しっかり振り切ることで爆発的なショットが打てる攻撃型ラケット
本記事では「Yonex Ezone 98 2020」のインプレ、感想レビューを、スペックや詳細情報を交えつつ紹介してきました。

ホールド感、しなり感、振り切った時の爆発力が特徴的なラケット!
しっかりとラケットを振って攻撃していきたい中上級~上級者の方には向いていると思うので、試してみることをおすすめします。
では、今回はこの辺で(‘ω’)ノ
今回解説したラケット用品一覧
(※ラケットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるので、実店舗で買うよりも5000~10000円位安く手に入りますよ。)