こんにちは~テニス歴20年以上の週末プレーヤー・テニスタイガーです(^^)/
今回は「プリンス X100 ツアー 2019」(Prince X100 Tour 2019)のインプレ・評価・感想レビューを書いていきます。
本記事の内容
- スペック、使われているテクノロジーをサクッと解説
- 打感、ボールの飛び、スピン&コントロール性能などのインプレレビュー
- 類似・競合ラケットの紹介
- おすすめのガットの紹介
☑筆者情報
- テニス歴20年以上
- ラケット試打数&購入数合計200本以上
- ガットインプレ数100種以上
- 週末プレイヤー
- ツイッター(@tennis_torasan)
スペックや詳細情報を盛り込みつつ各種ショットの使用感を詳しく書いていくので、
- このラケットがどういった特徴を持っているのか知りたい方
- ストロークやボレー、サーブなどの使用感や感想が気になる方
はご覧ください(‘ω’)ノ
結論は、
です。
では、早速紹介していきます。
5分位で読み終わるよ~。
(※Xツアーシリーズは2024年2月に新作が発売されるので、最新モデルの情報を知りたい方はコチラの記事をご覧ください⇒新作情報まとめ プリンス Xツアー 2024)
プリンス X100 ツアー 2019 7TJ092 右利き用
Contents
プリンス X100 ツアー 2019のスペック
フェイスサイズ | 100平方インチ |
重さ | 300g |
バランスポイント | 320㎜ |
フレーム厚 | 24.5-24.5-20㎜ |
ストリングパターン | 16×18 |
100平方インチ/300g/バランス320㎜の黄金スペックモデルです。
黄金スペックは幅広い層に最適化された使いやすいスペックで、非常に人気が高い。
ストリングパターンは通常の16×19より横糸が1本少ない16×18。
基本的にガットは目が粗いほど回転が良くかかるので、スピン性能が高そうです。
<適正表>
上級者 | 中級者 | 初級者 | |
男性 | 〇 | ◎ | ◎ |
女性 | ◎ | ◎ | 〇 |
テクノロジー/予備知識
ツイストパワーテクノロジー | スロート部をねじらせ、フォアとバックで異なる性能を引き出すテクノロジー |
2ピーススロート | ボールヒット時の衝撃を抑えるパーツ |
フォアとバックを打った時に最大11%しなりに差が出る特殊なスロートを採用したXシリーズのラケット。
フォア面では強い弾きを、バック面ではしなりによる伸びのある打球を打てる設計となっています。
右利きと左利きで性能が変わるから、左利きバージョンも売り出されている。
プリンス X100 ツアー 2019のデザイン
ブラック一色のカッコいいデザイン。
シャフトはXシリーズ独自のねじれがあります。
プリンス X100 ツアー 2019のインプレ・評価・レビュー
次に使用感や各種ショットのインプレ、評価、レビューを書いていきます。
打感の柔らかさ: 7.5/10
やや柔らかめの打球感の印象。
フォアは弾きが良く球離れが早い一方、バックは割とフレームがしなって球持ちが良い感じがします。
「弾くフォア、しなってボールをホールドするバック」というXシリーズのコンセプトをある程度体感できた。
ボールの飛びの良さ: 8~8.5/10
フォアは反発性能がかなり強く感じられ、ボールはラクに飛ぶ。
飛びを抑えたい方には向かないですが、飛び重視のプレイヤーには合うと思います。
だいぶ弾きが良く、軽快に飛ぶ。
一方、バックはしなってボールをホールドする分フォア程は飛ばない。
メーカー説明的にバックの方がしなり戻りでフォアよりも飛ばしてくれるということでしたが、実際に使用してみたらフォアの方が明らかに飛ぶように感じました。
「弾きが強くかなり飛ばすフォア」「しなりが強くフォアより飛びが抑えられたバック」
という風に感じた。
【軌道について】
打球は中~高軌道ショットになりやすい印象です。
スピンのかけやすさ: 8.5/10
スピン性能もだいぶ強い。
ストリングパターンが16×18ということもあって、ガットがボールに引っ掛かる感じが強く、バッチリ回転がかかった良く弾むショットが打てます。
スピン系ラケット。
【スライスについて】
低~中軌道のスーッと伸びていくバックハンドスライスが打ちやすい。
球持ちが良く、ボールを乗せて運べる感触があります。
気持ち良い。
コントロール性能: 7/10
かなり反発力とスピン性能が高いので、ボールを狙った所に打ちこむコントロール性能はあまり高くない印象。
狙って打っていくよりもスピンショットで圧倒する使い方が向いていると思います。
操作性&取り回しの良さ: 8/10
標準的な100インチ/300g/バランス320㎜のスペックなので、違和感ナシ。
ストローク
先述したようにフォアハンドだと弾く感触が強く、ボールがかなり良く飛び、軌道が上がり、ガッツリ回転がかかったパワフルスピンショットが簡単に打てる◎
急降下して高くハネる打球になりやすいです。
一方、バックは球持ちが比較的良く、フォアほどは飛ばないので、思い切って振り抜いてもアウトしにくい良さがあります。
フォアは球離れが早くスパーンと軽快に弾く。
バックはインパクトの瞬間に一瞬グッとボールを持つ打ち心地。
ただ、フォアはきちんと回転をかけないとアウトしがち。
ガンガン打てる上級フラット系パワーヒッターには向いてないです。
ラクにスピンショットを展開したい初中級~中級者に良さそう。
【守備について】
反発力は強めなので、走らされた時のボールの処理はカンタン。
ボレー
飛びが適度でスイートスポットも広く感じられ、結構ラク。
全く難しさは感じない使いやすいタイプだと思います。
フォア飛びすぎるかな~と思ったけど、ボレーはそこまでかっとばず、丁度良い飛び。
サーブ
フラットサーブ⇒打球の収まりが良く、安定してサービスエリア内にサーブを打ち込める。
ボレー同様にフォアの強力な飛びはそこまで感じず、フォルトしにくいです。
スライスサーブ&スピンサーブ⇒スピンサーブのハネはそこそこといった所。
一方、スライスサーブはかなりガッツリ曲がりやすいと思います。
安定感のあるフラットサーブと曲がるスライスサーブが魅力的だった。
補足:Xシリーズの特徴はある程度感じた
シャフトをねじることで、「フォアで強い弾きを、バックで球持ちの良さを生み出しやすくした」というXシリーズ。
正直違いがわかるかな~と思っていましたが、確かにフォアの弾きの良さとバックのしなりによるホールド感は感じました。
物凄い差があるわけではないけど、確かに差はある。
弾きの良いフォアと球持ちの良いバックでプレーしたい方には合うと思います。
プリンス X100 ツアー 2019 7TJ092 右利き用
類似・競合ラケットの紹介
ライバルラケットを紹介していきます。
プリンス X100 ツアー 2024
X100ツアーの2024バージョン。
2019モデルよりも打感の柔らかさを感じやすい印象です。
快適な打感に進化。
プリンス ツアー 100 290g 2022
柔らかな打感と適度な飛び、強力なスピン性能が特徴のプリンスの人気ラケット。
スピン性能の高さはX100ツアーと近いですが、ボールコントロールはツアー100の方がしやすいです。
X100ツアーほどは飛びすぎず弾かないタイプの柔らかスピンラケット。
使いやすい。
バボラ ピュアアエロ 2022
バボラの超人気スピン系ラケット。
X100ツアーやツアー100 290gより飛びを抑えやすく、ボールコントロールしやすいタイプのスピン系です。
スピン&パワー&コントロールのバランスが良い。
スピンショットをコントロールしやすい。
プリンス X100 ツアー 2019に合うおすすめのガットの紹介
打感の柔らかさ重視ならソフト系ガットがおすすめ。
回転量を引き上げたいならスピン特化系ガットも良いと思います。
プリンス X100 ツアー 2019はこんな人におすすめ
- ボールを楽に飛ばしたい人
- ガンガンに回転をかけたい人
- 弾くフォアと球持ちの良いバックでプレーしたい人
こんな人には向いてない
- ボールの飛びを抑えたい人
- フラット系プレイヤー
まとめ:飛び&回転性能強めなパワフルスピンラケット
本記事では「プリンス X100 ツアー 2019」のインプレ、感想レビューを、スペックや詳細情報を交えつつ紹介してきました。
やや柔らかめの打感、強力な反発力&スピン性能が特徴のねじれラケット!
ラクにパワフルスピンボールを飛ばしていきたい初中級~中級者には合っていると思うので、試してみることをおすすめします。
では、今回はこの辺で(‘ω’)ノ
今回解説したテニス用品一覧
プリンス X100 ツアー 2019 7TJ092 右利き用
プリンス X100 ツアー 2019 7TJ093 左利き用
(※ラケットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるので、実店舗で買うよりも5000~10000円位安く手に入りますよ。)