プリンスのビーストシリーズ2021/2022のラケットってどれが一番自分に合っているかな?
違いが知りたい!
ビーストはプリンスの人気パワー系ラケットなので、どれを使おうか迷いますよね。
そこで今回は上記の疑問を持つ方へ向けて、実際に全部使った私が使用感の違いについてサクッと解説していきます(‘◇’)ゞ
本記事の内容
- スペック比較
- 使用感の違いを解説
☑筆者情報
- テニス歴20年以上
- ラケット試打数&購入数合計200本以上
- ガットインプレ数100種以上
- 週末プレイヤー
- ツイッター(@tennis_torasan)
個別のレビュー記事はこちら↓
☑BEAST 100 2021
☑BEAST 100 DB 2021
☑BEAST 100 O3 2021
☑BEAST MAX 2022
ではでは、4つの違いについて細かくかみ砕いて解説していきますね。
5分位で読み終わるよ~。
※2023年バージョンのビースト100/DB/O3とビーストマックス2022の違いは以下の記事にまとめているので、新作情報が知りたい方はご覧ください↓
プリンス ビースト 100 300g 2021 7TJ151
プリンス ビースト 100 DB 300g 2021 7TJ154
プリンス ビースト 100 O3 300g 2021 7TJ156
Contents
プリンス ビースト 100/DB/O3/マックス 2021 2022のスペック比較
まずは簡単にスペック比較から。
ノーマル | DB | O3 | マックス | |
フェイスサイズ | 100 | 100 | 100 | 100 |
重さ | 300g | 300g | 300g | 300g |
バランス | 320㎜ | 320㎜ | 320㎜ | 320㎜ |
フレーム厚 | 24-26-23㎜ | 24-26-23㎜ | 23.5-25-22㎜ | 27-24-22㎜ |
ストリングパターン | 16×19 | 16×19 | 16×19 | 16×18 |
パワーレベル | 1025 | 1025 | 1040 | 1100 |
4本とも100平方インチ/300g/バランス320㎜の黄金スペック系モデル。
黄金スペックは幅広い層に最適化された使いやすいスペックで、非常に人気が高く、メーカー各社が特に力を入れている。
O3の最大フレーム厚はノーマルとDBより少し薄めの25㎜。
一方ビーストマックスはラケットの先端部が最大27㎜あり、最もパワフルな設計です。
プリンス ビースト 100/DB/O3/マックス 2021 2022の使用感の違いを解説
次にラケットの使用感をそれぞれ比較していきます。
打感の柔らかさ
ノーマル | 7/10 |
DB | 7~7.5/10 |
O3 | 8.5/10 |
マックス | 7.5~8/10 |
ノーマルは硬すぎず柔らかすぎずの感触で、球離れが早くスパーンと弾く。
DBはノーマルよりちょっとホールド感(球持ち感)があり、その分若干柔らかい印象です。
弾くノーマル、球を持つDB。
ちょっと違う。
O3は圧倒的な柔らかさ。
ガットがかなりたわみ、スイートスポットが広く、振動・衝撃少なめです。
ソフト。
ビーストマックスはやや柔らかめくらいでスイートスポット広めな印象です。
ボールの飛びの良さ
ノーマル | 7.5~8/10 |
DB | 7.5~8/10 |
O3 | 8/10 |
マックス | 8~8.5/10 |
飛びはどれも強く、ボールはラクに飛ぶ。
特にノーマルは弾きが良いのでボールスピードが4本の中で一番出ます。
鋭い攻撃的なショットが飛んでいく。
O3やビーストマックスはガットがたわみやすい分スピードは出にくいですが、軌道が上がりやすく最も少ない力で簡単に飛距離が出る印象です。
【軌道について】
ノーマル&DB⇒軌道低めの直球になりやすい
O3&ビーストマックス⇒軌道高めの山なりスピンボールになりやすい
ノーマル&DBとO3&ビーストマックスの軌道にはかなり差がある。
回転のかけやすさ
ノーマル | 7~7.5/10 |
DB | 7~7.5/10 |
O3 | 9/10 |
マックス | 9~9.5/10 |
ノーマル&DBはフラット~フラットドライブ辺りのショットが打ちやすい。
O3とビーストマックスはトップクラスの回転性能を誇り、曲がり、急降下して高くハネるグリグリスピンが打ちやすいです。
打ちやすい球種も全然違う。
【スライスに関して】
ノーマル&DB⇒低~中軌道の丁度良い飛距離のショットが打ちやすい。
O3&ビーストマックス⇒スピン同様に回転がガッツリかかったスライスが打ちやすく、バウンド後の変化が大きい。
ボールコントロール性能
ノーマル | 7.5/10 |
DB | 7.5~8/10 |
O3 | 7/10 |
マックス | 7~7.5/10 |
DBは割とホールド感があるタイプのパワー系なので、この中では一番打球を狙った所に打ちやすい。
ノーマルは標準的。
O3とビーストマックスはスピン特化ラケットなので、そこまでコントロール性能は高くない印象です。
O3とビーストマックスは圧倒的スピン量で勝負する方が向いている。
操作性&取り回しの良さ
ノーマル | 8/10 |
DB | 8/10 |
O3 | 8~8.5/10 |
マックス | 8/10 |
O3とマックスはO3効果によって振り抜きが良い。
ただ、マックスはフレームトップにかけて厚くなる仕様かつ少しゴツゴツした見た目で、O3と比べて若干先の方が重く感じるので、8点くらいかなと。
ノーマル&DBは一般的なスペックなので、至って普通の操作性です。
O3とマックスはビュンビュンスイングできる。
ストローク
ノーマル⇒弾きの良さと反発力を活かして低軌道の高速フラットドライブを打ち込める◎
DB⇒基本的にノーマルと同じ使用感ですが、少しスピード・弾きを抑えた代わりにホールド感を感じやすく、ノーマルより若干ボールコントロールしやすいです。
スピード王のノーマルと、スピード&ホールド感のバランスが良いDB。
O3⇒超ソフトな打感でガットが良くたわみ、カンタンに高軌道のグリグリスピンボールが打てる。
ビーストマックス⇒O3程ではないですが、結構柔らかく、楽にスピンショットを打て、4本の中で最もボールが飛ぶ印象。
ノーマルやDBよりスピードは出ないけど、柔らかく回転がかかる2種。
スピードと威力が持ち味のノーマル&DBと柔らか超スピンのO3&ビーストマックスといった風にハッキリ強みが分かれています。
【守備に関して】
4本とも反発力はあるラケットなので、走らされた際のボールの処理はカンタン。
ボレー
ノーマル&DB⇒ストローク同様に弾きが良く、スパーンと鋭くパンチの効いたボレーができる。
ミスヒットするとそれなりに硬さと重さがありますが、攻撃力は高いです。
やはりO3やビーストマックスと比べて圧倒的に球が速い。
O3&ビーストマックス⇒非常に打感がソフトでスイートスポットが広く、飛びも適度でラク。
攻撃力はノーマルやDBに負けますが、こちらの方が優しい使用感です。
特にビーストマックスはかなりスイートスポットが広く感じた。
当てれば返る安心感がある。
サーブ
☑ノーマル&DB&O3
フラットサーブ⇒ガッツリ打っても割とサービスエリアに収まりやすく、フォルトしにくい。
パワー系ラケットは飛びすぎることが多いですが、このビーストシリーズはきちんとサービスライン際で落ちてくれやすい印象です。
使いやすい。
スピードはやっぱりノーマルが一番出る。
スライスサーブ&スライスサーブ⇒まあまあ打球は変化し、曲がったりハネたりしやすいです。
☑ビーストマックス
フラットサーブ⇒しっかり打つとちょっと飛びすぎ、スピードもそんなには出ない印象。
スライスサーブ&スピンサーブ⇒回転はかなり良くかかる。
ガッツリ曲がるしハネやすいです。
ビーストマックスはフラットサーブより回転系サーブの方が得意だと思う。
まとめ:O3が搭載されているかどうかで使用感がだいぶ違う
本記事ではビーストシリーズ2021/2022を比較してきました。
ノーマル&DBはスピードが出やすく、O3&ビーストマックスは回転がかけやすい。
おすすめの選び方は以下の通りです。
☑ノーマル
⇒弾きが良くスカッと低軌道の高速ショットを打てるラケットが良い人、圧倒的なボールスピードを重視する人
☑DB
⇒パワー系特有の反発力とスピードがありつつある程度ホールド感も欲しい人、コントロール性能を求める人
☑O3
⇒超柔らかい打感でラクにグリグリスピンを展開したい人、スイートスポット広めが良い人
⇒柔らかい打感でラクにグリグリスピンを打ちたい人、反発力重視の人、スイートスポット広めが良い人
では今回はこの辺で(‘ω’)ノ
今回解説したラケット用品一覧
プリンス ビースト 100 300g 2021 7TJ151
プリンス ビースト 100 DB 300g 2021 7TJ154
プリンス ビースト 100 O3 300g 2021 7TJ156
(※ラケットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるので、実店舗で買うよりも5000~10000円位安く手に入りますよ。)