ウィルソンのブレード100 V8/クラッシュ100 V2/クラッシュ100プロ V2ってどれが自分に合っているかな?
違いが知りたい!
ウィルソンの人気ラケット3本なので、どれを使おうか迷いますよね。
そこで今回は上記の疑問を持つ方へ向けて、実際に全て使った私が使用感の違いについてサクッと解説していきます(‘◇’)ゞ
本記事の内容
- スペック比較
- 使用感の違いを解説
☑筆者情報
- テニス歴20年以上
- ラケット試打数&購入数合計200本以上
- ガットインプレ数100種以上
- 週末プレイヤー
- ツイッター(@tennis_torasan)
個別のレビュー記事はこちら↓
☑ブレード 100 V8.0
☑クラッシュ100 V2
☑クラッシュ100プロ V2
ではでは、違いについて細かくかみ砕いて解説していきますね。
5分位で読み終わるよ~。
Contents
ウィルソン ブレード 100 V8 2021とクラッシュ 100&100プロ V2 2022のスペック比較
まずは簡単にスペック比較から。
ブレード100 | クラッシュ100 | クラッシュ100プロ | |
フェイスサイズ | 100平方インチ | 100平方インチ | 100平方インチ |
重さ | 300g | 295g | 310g |
バランス | 320㎜ | 310㎜ | 306㎜ |
フレーム厚 | 22㎜ | 24㎜ | 24㎜ |
ストリングパターン | 16×19 | 16×19 | 16×20 |
ブレード100は100インチ/300g/バランス320㎜の標準的なスペックですが、フレーム厚はだいぶ薄い22㎜。
アウトしにくさやボールコントロールのしやすさを重視した設計となっていますね。
フレームは薄いほどボールが飛びにくい代わりに打球を狙った所に打ちやすくなる傾向にある。
クラッシュ100は一番軽く振りやすいスペック。
100プロは310gと重めで、バランス306㎜で標準より14㎜ほどグリップ寄り、さらにストリングパターンは通常の16×19より横糸が1本多い16×20の特徴的なスペックです。
ガットの本数が多いほどボールの飛びが抑えられる傾向にある。
クラッシュ100よりは飛ばない設計の模様。
ウィルソン ブレード 100 V8 2021とクラッシュ 100&100プロ V2 2022の使用感の違いを解説
次にラケットの使用感をそれぞれ比較していきます。
打感の柔らかさ
ブレード100 | 7~7.5/10 |
クラッシュ100 | 8.5~9/10 |
クラッシュ100プロ | 8.5~9/10 |
クラッシュは100も100プロも非常に柔らかい。
クラッシュはフレームのしなる柔らかさや心地よいホールド感(球持ち感)をとても感じやすいです。
100インチ/300g辺りのラケットの中ではトップクラスに柔らかい。
ブレードは標準~やや柔らかめくらい。
クラッシュよりは打ち応えがありますが、ラケット全体で見ればそんなに硬い部類はないですね。
ブレードもクラッシュ程ではないけど、ホールド感強め。
ボールの重みは感じやすい。
また、ブレードは面の安定性が高く、相手の打球に打ち負けにくいしっかりしたフレームの強さを感じやすいです。
ボールの飛びの良さ
ブレード100 | 7/10 |
クラッシュ100 | 7.5~8/10 |
クラッシュ100プロ | 7.5/10 |
ブレードは飛びを抑えやすい。
楽にボールを飛ばしたい方には向かないですが、ガツガツ打ってもアウトしにくい良さがあります。
しっかり打っていく人向け。
クラッシュ100はまあまあ良好な反発性能。
100プロは飛びすぎず飛ばなすぎずの丁度いい飛びの印象です。
クラッシュは適度な飛び。
【軌道について】
ブレード⇒低軌道かつ直線的なショットになりやすい
クラッシュ100&100プロ⇒⇒安定して中軌道のショットになりやすい
ブレードは低め。
回転のかけやすさ
ブレード100 | 7.5~8/10 |
クラッシュ100 | 7/10 |
クラッシュ100プロ | 7/10 |
クラッシュは100も100プロもフラットドライブ系のショットが最も打ちやすい。
ブレードは普通に打つとフラットドライブ気味になりますが、ガンガンにスピンをかけるスイングで打つと割と回転はかかり、良く弾む。
スピン量の上限はクラッシュより高いと思います。
基本的に低軌道フラットドライブをコントロールしていく使い方になると思うけど、軌道高めで良く弾むスピンショットを織り交ぜる立体的なプレーもしやすい。
【スライスに関して】
スライスは3本とも中軌道ショットになりやすい印象。
特にクラッシュはボールをフェイスに乗せて運べる球持ちの良さが心地よいです。
ボールコントロール性能
ブレード100 | 8.5/10 |
クラッシュ100 | 8/10 |
クラッシュ100プロ | 8~8.5/10 |
3本ともボールコントロールは良い。
ブレードは飛びと軌道を抑えやすく、安定してショットを狙った所に打ちやすく、アウトしにくい。
クラッシュも適度な飛びと球持ちの良さによってボールコントロールしやすいです。
どれも意図せぬアウトをしにくい。
ブレード100は100インチ/300gのラケットの中ではトップクラスのコントロール性能。
操作性&取り回しの良さ
ブレード100 | 8/10 |
クラッシュ100 | 8.5~9/10 |
クラッシュ100プロ | 7.5/10 |
クラッシュ100は295gとやや軽量かつバランス310㎜のトップライト系なので、スイングしやすい。
ブンブン振れる。
ブレードは標準くらいの操作性。
クラッシュ100プロは310gの重量級ラケットですが、バランス306㎜なのでそこまで振りにくいといったことはないと思います。
ストローク
クラッシュ100&100プロ⇒打感が柔らかく、ホールド感(球持ち感)が強く、ボールとガットの接地時間が長い打ち心地を感じつつ、フラットドライブをコントロールして展開可能。
ボールを後ろから前にググっと押し込んで運べます。
やはりクラッシュシリーズの醍醐味はホールド感。
他社含め他のラケットじゃ味わえないレベルの強いホールド感がある。
100の方が少しボールが飛び、軽くてスイングしやすい。
100プロは100より少し飛びを抑えてコントロール性能を上げた感じです。
ブレード100⇒ホールド感を感じつつ、低軌道のフラットドライブをガッツリコントロール狙った所に打ち込める◎
意図せぬアウトをする心配があまりないので、気持ち良くハードヒットしていけます。
100インチ/300g位のスペックでコントロール性能が高いラケットを使いたい人にピッタリな使用感。
先述したように面ブレせず相手の剛速球を跳ね返せる点や割とスピンがかかる点も良いですね。
また、クラッシュ程の強力なホールド感はない代わりに、ボールスピードもブレードの方が出ると思います。
クラッシュは柔らかさ&ホールド感、ブレードはコントロール性能&スピン性能にメリットを感じる。
【守備に関して】
ブレード⇒走らされた際のボールの処理は簡単でも難しくもなく、標準的な印象。
クラッシュ100&100プロ⇒まあまあ飛びは良いので、ややカンタンな印象。
ボレー
ブレード⇒相手の打球に打ち負けない面の安定性とボールコントロール性能の高さを十分感じられる仕上がり。
守備時と同様にカンタンに弾いてくれるようなラクさはないものの、ハードな硬さや飛ばなさもそこまでないので、割と好印象でした。
ボールを落としたいところに運べる。
100⇒打感が柔らかめで飛びが適度。
軽めのトップライト系なので300gのラケットと比べる若干相手のボールに押される感じはありますが、操作性は良く、まあまあ使いやすいです。
100プロ⇒やはり打感がソフトで球持ちの良さを感じる。
ブレードと同じく飛びはやや控えめでボールをコントロールして落としたいところに運びやすいと思います。
クラッシュの方が柔らかい。
ボールコントロールはどれも良いと思う。
サーブ
★100&100プロ
フラットサーブ⇒スピードはそれほど出ないものの、サービスエリア内への収まりが良くフォルトしにくい。
比較的思い切り打っていける安心感があります。
スライスサーブ&スピンサーブ⇒回転系サーブの変化はボチボチといった所。
そんなに強烈に曲がったりハネたりはしないと思います。
フラットサーブをコントロールしやすい。
軽さを求めるなら100、重量による威力を求めるなら100プロが良さそう。
フラットサーブ⇒やはりコントロール性能が素晴らしい。
バッチリ振り抜いてもきちんとサービスエリア内に収まってくれます。
スライスサーブ&スピンサーブ⇒回転もそこそこかかる。
比較的スライスサーブは曲がるしスピンサーブもハネる印象です。
特に収まりの良さが気に入った。
飛びすぎてフォルトになる心配がほぼない。
まとめ:ソフトでホールド感がかなり強いクラッシュ、コントロール&スピンのブレード
本記事ではウィルソンのブレード100 V8/クラッシュ100 V2/クラッシュ100プロ V2を比較してきました。
ウィルソンの人気の100インチ/300g辺りのラケット3本。
おすすめの選び方は以下の通りです↓
強めのホールド感、打ち負けにくさ、高いボールコントロール性能、回転性能を求める
打感の柔らかさ、非常に強いホールド感、飛びの良さ、スイングのしやすさを求める
打感の柔らかさ、非常に強いホールド感、適度な飛び、高いボールコントロール性能を求める
では今回はこの辺で(‘ω’)ノ
今回解説したラケット用品一覧
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