こんにちは~テニス歴20年以上の週末プレーヤー、テニスタイガーです(‘ω’)ノ
今回はヘッド最強のスピンマシーン、「ヘッド グラフィン 360+ エクストリーム MP 2020」(HEAD GRAPHENE 360+ EXTREME MP)のインプレ・評価・感想レビューを書いていきます。
本記事の内容
- スペックの紹介
- 使われているテクノロジーをサクッと解説
- 打感、ボールの飛び、スピン&コントロール性能などのインプレレビュー
- 類似・競合ラケットの紹介
- おすすめのガットの紹介
スペックや詳細情報を盛り込みつつ各種ショットの使用感を詳しく書いていくので、
- このラケットがどういった特徴を持っているのか知りたい方
- ストロークやボレー、サーブなどの使用感や感想が気になる方
はご覧ください(‘ω’)ノ
結論は、
です。
では、早速紹介していきます。
5分位で読み終わるよ~。
(※エクストリームシリーズは2024年7月に新作が発売されるので、最新モデルの情報を知りたい方はコチラの記事をご覧ください⇒新作情報まとめ エクストリーム 2024)
ヘッド グラフィン360+ エクストリーム MP 2020 235320
Contents
ヘッド グラフィン 360+ エクストリーム MP 2020のスペック
フェイスサイズ | 100平方インチ |
重さ | 300g |
バランスポイント | 325㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
フレーム厚 | 23㎜-26㎜-21㎜ |
発売日 | 2020年7月 |
フェイスサイズと重さは標準的ですが、バランスポイント(重心)が普通よりも5㎜程度ラケットのヘッドに寄ったトップヘビー系のラケット。
トップヘビー系はサーブやストロークの際に遠心力を効かせたハードヒットがしやすいという特徴がある。
<適正表>
上級者 | 中級者 | 初級者 | |
男性 | 〇 | ◎ | ◎ |
女性 | ◎ | ◎ | 〇 |
テクノロジー/予備知識
グラフィン360+ | カーボン素材「グラフィン」とスパイラルファイバーを組み合わせ、高い剛性とクリーンな打球感を実現 |
スピングロメット | ストリングの可動域を増やし、スピン量とパワーを増大 |
スピンシャフト | スイング時のねじれを抑え、面の安定性を向上 |
要はパワー&スピン増し増しの性能ということですな。
ヘッド グラフィン 360+ エクストリーム MP 2020のデザイン
前作の真っ黄色カラーからグレーを基調とした落ち着いたペイントに変更。
ストリングはスピンをより強く掛けやすくするために縦横の幅を広めに設計されており、目が粗くなっています。
スロート部は厚さ21㎜とやや薄く、スッキリしている印象です。
ヘッド グラフィン360+ エクストリーム MP 2020 235320
ブラックのデザインが印象的な数量限定モデル「Nite」もあります。(デザインのみの変更で性能は同じ)
ヘッド グラフィン 360+ エクストリーム MP 2020のインプレ・評価・感想レビュー
次に使用感や各種ショットのインプレ、評価、感想を書いていきます。
打感の柔らかさ: 7.5/10
やや柔らかめの印象。
ガットがボールを掴むホールド感(球持ち感)もスピン系ラケットの中では強めだと思います。
ガットのポンド数を下げてたわみ量を増やして使うのがおすすめ。
ボールの飛びの良さ: 8/10
反発力はやや強め。
ボールが楽に飛んでくれます。
フラット系で打つと少し収まらないので、スピンを意識的にかけてキッチリコート内に収める意識で使うと良いと思います。
ボールがぶっ飛ぶパワー系ラケットの少し下くらいの飛び感。
スピンのかけやすさ: 9.5/10
スピン特化モデルというだけあって、回転量は反則級。
引っ掛かり感をとても強く強じられます。
フラット系で球出ししたつもりでもそこそこ回転がかかってハネるw
スライスもめちゃくちゃかかるし変化します。
コントロール性能: 7/10
ラケット全体で見るとスピン特化ゆえにややコントロール性能は落ちるものの、スピン系ラケットの中ではホールド感が強めで使いやすいモデルだと思います。
操作性&取り回しの良さ: 7.5/10
標準より5㎜ほど重心がトップ寄りの為、黄金スペックのものよりもちょっとだけ取り回しはしにくいです。
とはいえ300gではあるので、一般的な筋力の方なら普通に使えるかなと。
ストローク
比較的ラクに打ってもボールが跳ねるし曲がるし、急降下もしてくれる楽しいラケット。
バウンド後の伸びはえげつなく、ストローク相手がめちゃくちゃ打ちにくそうでしたし、ミスも沢山してくれましたw
中軌道のショットを永遠と打っているだけで相手の心は折れるはず( ̄▽ ̄)
普通のラケットなら打てないような鋭角のショートクロスショットも、ストンと落ちてコートに収まるのは面白かったですね。
フラット系のショットは先述した通りアウトしやすいので、基本中軌道で強烈なスピンがかかったショットを打ち相手を翻弄したい方向けです。
【守備に関して】
走らされた時でも反発力が強めな分カンタンに返球可能。
守備型ストローカーにとっても良き相棒になると思います。
ボレー
トップヘビーなので、標準的なものより若干取り回しがしにくい。
ただ、打感は割と柔らかくボールの飛びも良いので、あまりボレーが得意ではない方にとっては優しめなモデルだと思います。
サーブ
ストローク同様に回転系が大得意。
スピンサーブは超跳ねるしスライスサーブも超曲がります。
あんまり頑張って打たなくても大きく変化してくれるのが嬉しい所。
フラットも収まりが良くてコントロールもまあまあ効くので、サーブに関しては文句なしに使いやすかったですね。
ヘッド グラフィン360+ エクストリーム MP 2020 235320
類似・競合ラケット
ライバルラケットを紹介していきます。
ヘッド エクストリーム MP 2024
2024モデル。
2020より少しスピン性能と飛びが抑え目になった代わりに、打感が柔らかくなり、ボールコントロール性能が上がった印象です。
バランスポイントも2020は325㎜のトップヘビー系だったのに対し、2022は320㎜の標準的なスペックに変更となった。
なので、
激烈スピンがかかるトップヘビー系が欲しい⇒2020
飛び、コントロール、スピン性能のバランスが良い回転系ラケットが欲しい⇒2024
といった風に選ぶと良いと思います。
ヘッド エクストリームツアー 2022
エクストリームMPのスピン性能と飛びを抑えてボールコントロール性能を引き上げたタイプ。(98インチ/305g/バランス315㎜)
グリグリスピンではなく、フラットドライブをコントロールして展開していきたい中上級者にはこちらの方が向いていると思います。
柔らかい打ち心地。
バボラ ピュアアエロ 2022
バボラの超人気スピン系ラケット。(100インチ/300g/バランス320㎜)
エクストリーム2020や2022よりスピン性能と飛びが抑え目で打感が硬い代わりに、打球を狙った所に打ちやすいタイプです。
回転系のショットを狙った所に打ちやすい。
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ヘッド グラフィン 360+ エクストリーム MP 2020に合うおすすめのガットの紹介
エクストリームシリーズの持ち味であるスピン性能を上げたい場合はスピン特化ガットがおすすめ。
打感の柔らかさ重視の方にはソフト系ガットも良いですね。
ヘッド グラフィン 360+ エクストリーム MP 2020はこんな人におすすめ
- 強烈な回転系のショットで相手を翻弄したい方
- ボールを楽に飛ばしたい方
- 柔らかめの打感が好きな方
- 遠心力を利かせたハードヒットがしたい人
こんな人には向いてない
- フラット系ストローカー
- コントロール志向な方
まとめ:ボールの変化が大きい回転系ラケット
本記事では「ヘッド グラフィン 360+ エクストリーム MP 2020」のインプレ、感想レビューを、スペックや詳細情報を交えつつ紹介してきました。
強烈な回転量、やや強めなホールド感、飛びの良さが特徴的ラケット‥‥!
楽に強烈な回転ショットを打っていきたい方には最適だと思うので、試してみることをおすすめします。
では、今回はこの辺で(‘ω’)ノ
今回解説したラケット用品一覧
ヘッド グラフィン360+ エクストリーム MP 2020 235320
(※ラケットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるので、実店舗で買うよりも5000~10000円位安く手に入りますよ。)