
98平方インチの硬式テニスラケットが欲しいけど数が多くてどれがいいのかわからない‥‥。
どのラケットがおすすめ?
今回は上記の方へ向けて、フェイスサイズ98平方インチのおすすめの人気テニスラケットをランキング形式で以下の3ジャンルに分けて実際の使用感と共に紹介していきます。
☑筆者情報
- テニス歴20年以上
- ラケット試打数&購入数合計160本以上
- ガットインプレ数100種以上
- 週末プレイヤー
- ツイッター(@tennis_torasan)
テニス歴20年以上の私が100本以上打った中で「これは良い!」と感じたモデルを厳選して解説しているので、この記事を読めば98平方インチの好みのラケットが見つかると思いますよ。

使いやすい98平方インチのラケット!
Contents
【2023】おすすめの98平方インチのテニスラケットランキング【スピード系】
まずは弾きが良くボールスピードを出しやすいおすすめの98平方インチのラケットを紹介します。

スピードタイプ。
第1位 ヨネックス イーゾーン 98 2022
「ヨネックス イーゾーン 98 2022」(YONEX EZONE 98 2022)
主なスペック
フェイスサイズ | 98平方インチ |
重さ | 305g |
バランスポイント | 315㎜ |
フレーム厚 | 23.5-24.5-19.5㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
ヨネックス イーゾーンシリーズを使用する(したことのある)主なプロテニス選手一覧
評価
打感の柔らかさ | 7.5~8/10 |
ボールの飛ばしやすさ | 7.5~8/10 |
回転のかけやすさ | 7.5~8/10 |
ボールコントロール性能 | 8/10 |
操作性/取り回しやすさ | 7.5/10 |
大坂なおみ選手やシャポバロフ、キリオスが愛用するヨネックスの大人気ラケット。
弾きが良くスカッとスピーディなフラットドライブが打てる攻撃型の98平方インチです。

打感はやや柔らかく、あっさり軽くボールを弾き出す打ち心地。
爽快感マックス。
比較的ボールは飛びやすく、それでいて打球のコントロールもまあまあしやすい。
反発力とコントロール性能のバランスが良い印象です。

球速の出しやすさ、柔らかさ、飛び&コントロールのバランスの良さの3点が強み。
回転はマイルドにかかり、自然な回転量のフラットドライブが打ちやすい。
飛ぶタイプではあるので筋肉質なパワーヒッターにはそんなに向いてないですが、スピードボールを叩き込みたい攻撃型ストローカーにはかなりおすすめです。

圧倒的な球速の出しやすさ!
1位!
龍とブラックカラーのデザインが特徴的な大坂なおみ選手専用カラーバージョン「OSAKA EZONE」もあります。
╲詳細レビュー記事はこちら/
第2位 プリンス ファントム F1 2022
「プリンス ファントム F1 2022
」(Prince Phantom F1 2022)
主なスペック
フェイスサイズ | 98平方インチ |
重さ | 305g |
バランスポイント | 320㎜ |
フレーム厚 | 24.5-22-21㎜ |
ストリングパターン | 18×18 |
評価
打感の柔らかさ | 6.5/10 |
ボールの飛ばしやすさ | 7.5~8/10 |
回転のかけやすさ | 6.5~7/10 |
ボールコントロール性能 | 7.5~8/10 |
操作性/取り回しやすさ | 7~7.5/10 |
「超高速フラットショットの打ちやすさ」がコンセプトのプリンスのフラット専用ラケット。
打感は硬めですが、その代わりに非常に弾きが良く、スパーンと低軌道のスピードボールを展開できる98平方インチ系です。

硬いけど球速の出しやすさはトップクラス。
スピード重視ならまず間違いなくお勧めできる1本。
ストリングパターンは18×18を採用し、ガットのマス目を全体的に均一に細かくし、ガットの余計なたわみ、食いつき、引っ掛かりを抑え、直線的なフラットショットが打ちやすい設計。
反発力はまあまあ強く、ボールは飛びやすいです。

弾きとパワーが持ち味。
打感が柔らかい方が良いならイーゾーン98の方が良いと思いますが、割と打ちごたえのあるラケットが好き、スピード最重視!という方にはおすすめです。

プリンスのフラット専用ラケット!
2位!
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【2023】おすすめの98平方インチのテニスラケットランキング【スピン系】
続いてボールに回転をかけやすいおすすめの98平方インチのラケットを紹介します。

スピン性能が高い98平方インチ。
第1位 ダンロップ SX300 ツアー 2022
「ダンロップ SX300 ツアー 2022」(Dunlop SX300 Tour 2022)
主なスペック
フェイスサイズ | 98平方インチ |
重さ | 305g |
バランスポイント | 315㎜ |
フレーム厚 | 23~26㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
SXシリーズを使用する(したことのある)主なプロテニス選手一覧
評価
打感の柔らかさ | 8~8.5/10 |
ボールの飛ばしやすさ | 7.5~8/10 |
回転のかけやすさ | 8.5/10 |
ボールコントロール性能 | 8~8.5/10 |
操作性/取り回しやすさ | 7.5/10 |
非常に柔らかく球持ちの良い打感、やや強めの反発力、高いスピン性能&ボールコントロール性能が特徴的なダンロップの人気コントロール系スピンラケット。
もっちりとしたホールド感によりボールを狙ったコースに運びやすく、スピン性能の高さによってアウトもしにくいタイプです。

普通に打つと低~中軌道のフラットドライブに、ガンガンに回転をかけるスイングで打つと強烈に急降下して高くハネる山なりグリグリスピンになる。
フラットドライブとグリグリスピンの2種類の球質を上手く組み合わせて相手を翻弄したい場合に最適ですね。
重量があるので球威・バウンド後のノビも良いです。

打感の柔らかさとスピン性能の上限値が高いことが魅力。
柔らかい打ち心地で軌道低めのフラットドライブと山なりグリグリスピンの両方をコントロールして展開したい方におすすめです。

ダンロップが誇る柔らかコントロール系スピン!
1位!
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第2位 ヨネックス ブイコア 98 2021
ヨネックス ブイコア 98 2021(YONEX VCORE 98 2021)
主なスペック
フェイスサイズ | 98平方インチ |
重さ | 305g |
バランスポイント | 315㎜ |
フレーム厚 | 22.5-23-21㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
ブイコアシリーズを使用する(したことのある)主なプロテニス選手一覧
評価
打感の柔らかさ | 7.5/10 |
ボールの飛ばしやすさ | 7~7.5/10 |
回転のかけやすさ | 8~8.5/10 |
ボールコントロール性能 | 8.5/10 |
操作性/取り回しやすさ | 7.5/10 |
高いスピン性能が特徴の98平方インチ系。
SX300ツアー同様に98インチのラケットの中ではだいぶ回転がかかり、回転量多めのフラットドライブやグリグリスピンを打ちやすいです。

ヨネックスの定番スピン系。
SX300ツアー程ではないですが、打感はやや柔らかく、ガットのたわみがわかりやすいタイプ。
ボールの飛びは標準~やや強めくらいです。

SX300ツアーと比べて少し飛びと回転量が控えめな代わりに、より打球のコントロール性能が高い印象。
飛びがあまり強くない&スピン性能が強いといったことから、意図せぬアウトをしづらく、また、打球を狙った所に打ちやすい。
強力なパワーを求める方やフラット系プレイヤーには向いていないですが、柔らかい打感を感じつつ、スピンショットをコントロールして展開したい方にはおすすめです。

ソフトなコントロール系スピンラケット!
2位!
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第3位 ウィルソン ブレード 98 S V8.0 2021
ウィルソン ブレード 98S V8 2021(WILSON BLADE 98S V8 2021)
主なスペック
フェイスサイズ | 98平方インチ |
重さ | 295g |
フレーム厚 | 21㎜ |
バランスポイント | 325㎜ |
ストリングパターン | 18×16 |
ウィルソン ブレードシリーズを使用する(したことのある)主なプロテニス選手一覧
評価
打感の柔らかさ | 7~7.5/10 |
ボールの飛ばしやすさ | 7.5/10 |
回転のかけやすさ | 9/10 |
ボールコントロール性能 | 7.5/10 |
操作性/取り回しやすさ | 7.5/10 |
トッププロ使用率ナンバーワンの「ウィルソン ブレード」シリーズのSラケバージョン。
Sラケはウィルソン独自に開発した「スピンエフェクト」という技術が使われたシリーズで、ストリングパターンは18×16です。

通常は16×19のストリングパターン。
横糸の本数が極端に少なくガットの目が粗い作りになっている。
目が粗いとそれだけボールヒット時にガットが動いて元に戻る力(スナップバックと呼ばれる)が大きくなり、スピン回転やスライス回転がかなりよくかかるようになる。
ガットへの負荷が大きいので通常のラケットよりガットが切れやすいですが、98平方インチのラケットの中ではトップクラスのスピン性能を誇ります。

295gとちょっと軽く、フレーム厚も21㎜と薄い。
空気抵抗が少なくスイングしやすい。
ボールコントロール性能や打感の柔らかさはSX300ツアーやブイコア98の方が良い印象ですが、とにかくスピン性能を最重視するならおすすめです。

スピン特化型98平方インチ!
3位!
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【2023】おすすめの98平方インチのテニスラケットランキング【コントロール系】
最後にボールの飛びすぎを抑えやすく、アウトしにくく、打球を狙った所に打ちやすいおすすめの98平方インチのコントロール系ラケットを紹介します。

ボールコントロールしやすい98平方インチのラケット達。
第1位 ウィルソン ブレード 98 16×19 V8.0
「ウィルソン ブレード 98 16×19 V8.0」(WILSON BLADE 98 16×19 V8.0)
主なスペック
フェイスサイズ | 98平方インチ |
重さ | 305g |
バランスポイント | 320㎜ |
フレーム厚 | 21㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
ウィルソン ブレードシリーズを使用する(したことのある)主なプロテニス選手一覧
評価
打感の柔らかさ | 7/10 |
ボールの飛ばしやすさ | 6.5/10 |
回転のかけやすさ | 7.5/10 |
ボールコントロール性能 | 9~9.5/10 |
操作性/取り回しやすさ | 7.5/10 |
プロ選手に大人気のウィルソンのコントロール系ラケット。
こちらはストリングパターンが通常の16×19であり、ブレードシリーズの主力モデルです。

ブレード98は男女ともにトップ100位以内の選手の使用率が最も高い。
男女各20人前後が使用中。
ボールの飛びは控えめですが、その代わりにボールコントロール性能がバツグン。
ボールとガットの接地時間を長めに感じ、打球を狙った所に打ち込みやすく、意図せぬアウトもしにくいです。

ブレードはフレームのしなりやすさが特徴のシリーズだけど、最新版のV8はしなりを減らして面の安定性を高めた設計となっている。
相手の剛速球に面ブレしにくく、打ち負けない。
球種としては、自然な回転量のフラットドライブが打ちやすいですね。
ボールを楽に飛ばしたい方には向いてないですが、トップクラスのボールコントロール性能と面の安定性を求める上級プレイヤーにおすすめです。

トッププロに人気のコントロール系ラケットの大定番!
1位!
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第2位 ヘッド ブーン プロ 2022
「ヘッド ブーン プロ 2022」(HEAD BOOM PRO 2022)
主なスペック
フェイスサイズ | 98平方インチ |
重さ | 310g |
バランスポイント | 310㎜ |
フレーム厚 | 22㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
ブーンシリーズを使用する(したことのある)主なプロテニス選手一覧
評価
打感の柔らかさ | 8/10 |
ボールの飛ばしやすさ | 6.5~7/10 |
回転のかけやすさ | 7/10 |
ボールコントロール性能 | 9/10 |
操作性/取り回しやすさ | 6.5/10 |
柔らかい打感と高いボールコントロール性能が特徴的な「HEAD BOOM」シリーズの最上位モデル。
かなりホールド感(球持ち感)が強く、打球を狙った所に打ちやすいラケットです。

ミントブルー×ブラックの爽やかなデザインも非常に評判が良い。
ボールの飛びはやや控えめで意図せぬアウトをしにくく、重量を活かした球威のある低軌道のフラットドライブ展開しやすい。
系統としてはブレード98に似ていますが、ブーンプロの方がややボールが飛び、打感が柔らかく、重量があるといった点に違いがあります。

柔らかコントロール系。
重量があるからショットに威力が乗りやすく、バウンド後のボールのノビも上々。
標準よりも重く飛びも控えめではあるので使いこなすにはパワーが必要ですが、柔らかさやホールド感、ボールコントロール性能重視のプレイヤーにはおすすめです。

重量のあるソフトなコントロール系!
爽やかなデザイン!
2位!
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第3位 テクニファイバー TF40 16×19 305 2022
「テクニファイバー TF40 305 16×19 2022」(Tecnifibre TF40 305 16×19 2022)
主なスペック
フェイスサイズ | 98平方インチ |
重さ | 305g |
バランスポイント | 325㎜ |
フレーム厚 | 21.7㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
評価
打感の柔らかさ | 8/10 |
ボールの飛ばしやすさ | 7~7.5/10 |
回転のかけやすさ | 8/10 |
ボールコントロール性能 | 8.5/10 |
操作性/取り回しやすさ | 6.5/10 |
柔らかくホールド感強めの打感、やや控えめ~標準くらいの反発力、良好なスピン性能&ボールコントロール性能が特徴のラケット。
TF40はテクニファイバーが「詰まった打感と極上のホールド感」をコンセプトに掲げて設計したシリーズで、そのコンセプトの通り球持ちの良さが魅力です。

ブーンプロと同じ柔らかコントロール系。
ブレードやブーンプロよりちょっと飛ぶ印象。
また、バランスポイント(重心)が通常の320㎜より5㎜ほどラケットヘッド寄りの325㎜のトップヘビー系ラケットなのも特徴的。
トップヘビー系は重さを感じるので操作性は落ちますが、その代わりに遠心力を利かせた強烈なハードヒットがしやすく、球威&バウンド後のボールのノビが素晴らしいです。

あと割と回転のかかりが良い。
威力のある回転量多めのフラットドライブを叩き込める。
ソフトでホールド感が強く、トップヘビー系特有の強打をしやすい98平方インチのラケットを求める方におすすめです。
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まとめ:使いやすい98平方インチのラケットで快適なテニスを!
本記事では、おすすめの98平方インチのテニスラケットを「スピード系」「スピン系」「コントロール系」に分けて紹介してきました。

それぞれ異なる強みを持った人気モデルを厳選した。
ぜひ好みに合ったラケットを選んで楽しくテニスをしていただければと思います。
ではでは、今回はこの辺で。

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