こんにちは~テニス歴20年以上の週末プレーヤー・テニスタイガーです(^^)/
今回は「Head Graphene 360 + Prestige MP 2020」(ヘッド グラフィン 360+ プレステージ MP 2020)のインプレ・評価・感想レビューを書いていきます。
本記事の内容
- スペックの紹介
- 使われているテクノロジーをサクッと解説
- 打感、ボールの飛び、スピン&コントロール性能などのインプレレビュー
- 類似・競合ラケットの紹介
- おすすめのガットの紹介
☑筆者情報
- テニス歴20年以上
- ラケット試打数&購入数合計170本以上
- 週末プレイヤー
- ツイッター(@tennis_torasan)
スペックや詳細情報を盛り込みつつ各種ショットの使用感を詳しく書いていくので、
- このラケットがどういった特徴を持っているのか知りたい方
- ストロークやボレー、サーブなどの使用感や感想が気になる方
はご覧ください(‘ω’)ノ
結論は、
です。
(※プレステージシリーズは2023年10月に新作が発売されるので、最新情報を知りたい方は「新作情報まとめ ヘッド プレステージ 2023」をご覧ください)
では、早速紹介していきます。
5分位で読み終わるよ~。
ヘッド グラフィン 360+ プレステージ MP 2020 234410
Contents
ヘッド プレステージ MP 2020のスペック
フェイスサイズ | 98平方インチ |
重さ | 320g |
バランスポイント | 310㎜ |
フレーム厚 | 20㎜ |
ストリングパターン | 18×20 |
標準よりも20g重く、フレーム厚は薄く、なおかつストリングパターン18×20の超ハードなスペック。
ラケット全体で見ても最も難しいタイプのモデルです。
”最高のボールコントロール性能を持つラケット”という位置付け。
<適正表>
上級者 | 中級者 | 初級者 | |
男性 | ◎ | 〇 | △ |
女性 | 〇 | △ | × |
テクノロジー/予備知識
グラフィン360+ | カーボン素材「グラフィン」とスパイラルファイバーを組み合わせ、高い剛性とクリーンな打球感を実現 |
ヘッド プレステージ MP 2020のデザイン
レッドカラーが印象的なカッコいい系のデザイン。
フレームは縦長の形状をしていて、振り抜きが良さそうです。
フレーム厚20㎜で非常に薄くほっそりした見た目です。
ヘッド プレステージ MP 2020のインプレ・評価・レビュー
次に使用感や各種ショットのインプレ、評価、レビューを書いていきます。
打感の柔らかさ: 6.5~7/10
やや硬め~標準くらいの印象。
スイングが遅いと硬さを感じやすいですが、早いスイングで打つと適度にフレームがしなり、ボールを潰せている感触がして柔らかさを感じられます。
ガットがボールを掴むホールド感(球持ち感)は強く、球離れはゆっくりで、ボールの重みを感じやすい。
ボールの飛びの良さ: 6~6.5/10
控えめな飛び感。
当てるだけだと浅いショットになるので、きちんと打っていくハードヒッター向けです。
パワーがないと中々厳しい感触。
【軌道について】
打球は低めになりやすく、直線的に飛んでいきやすい印象です。
スピンのかけやすさ: 6.5/10
回転はあまりかからないですね。
クリーンヒットしてフラット~回転量少なめのフラットドライブを展開するのに向いていると思います。
フラット系ラケット。
【スライスについて】
スライスはスーッと滑っていく低軌道のショットが打ちやすいです。
コントロール性能:9.5/10
ボールコントロール性能は間違いなく最高クラス。
打球を狙った所に打ち込みやすく、意図せぬアウトもあまり起きないのでガンガンフルスイング出来ます。
素晴らしいの一言。
操作性&取り回しの良さ: 6/10
標準より20g重いので、やはり重量感は感じる。
フレームが薄くて空気抵抗が少なくスイングはしやすいですが、操作性はあまり高くないですね。
男性もしくは鍛えている女性推奨。
ストローク
強いホールド感としなり、ボールをぶっ潰して運ぶ気持ち良い感触を味わいつつ、低軌道の直線的なフラットショットを正確にコントロールして狙った所に叩き込める。
ラケット自体の重量に加え、スイングした力がボールに伝わり切ってから飛び出していくので、完璧にボールを捉えて振り抜けたときの威力は半端ないです。
バウンド後のボールのノビもめちゃ良い。
上級ハードヒッターが好んで使うのがよくわかる名機。
ただやはり、ミスヒットしたり思い切り振れないと浅いボールになったりネットミスになりがち。
あとスイートスポットもそんなに広くない感触なので、毎回バッチリラケットの真ん中でボールを打てる技術も必要だと思います。
初中級者には難しい。
逆に言えば、パワーと技術に自信があるなら一度試してほしいラケット。
【守備について】
反発性能があまりなく、重いので、ちょっと大変。
攻撃型プレーヤー向けです。
ボレー
ストローク同様に非常にボールコントロールしやすい。
スイングが小さいのでストローク程はボールを潰している感じはしないですが、ちゃんとボールを乗せて運べるし、勝手に弾いてしまうようなこともないです。
楽に飛んでくれるカンタンさはないけど、硬さもそこまでなく、割と好印象。
サーブ
フラットサーブ⇒収まりの良さ、コントロール性能、威力、バウンド後のボールのノビのどれもがパーフェクト。
ガンガンラケットを振れるなら最高クラスのフラットサーブが打てると思います。
スライスサーブ&スピンサーブ⇒回転系サーブの変化はそこそこ。
全くかからないわけではないですが、基本フラットサーブを武器にしている方に向いていると思います。
マジで収まりの良さと威力が神。
たまらない爽快感。
ヘッド グラフィン 360+ プレステージ MP 2020 234410
類似・競合ラケットの紹介
ライバルラケットを紹介していきます。
ヘッド プレステージ プロ 2023
98インチ/320g/バランス310㎜/ストリングパターン18×19のプレステージ2023シリーズの最上位モデル。
バツグンのコントロール性能と18×20特有のボールを潰せる感触がありつつ、打感が柔らかく、振動衝撃が少ない打ち心地に仕上がっています。
ヘッド プレステージ MP 2023
99インチ/310g/バランス320㎜/ストリングパターン18×19のプレステージ2023シリーズの主力モデル。
プレステージMP2020よりもコントロール性能は落ちる代わりに、打感が柔らかく、パワー&スピン性能が強いタイプ。
プレステ―ジは上級者向けシリーズとして有名ですが、プレステージMP2023は飛びとスピン性能が良好なので、使いやすく感じるプレイヤーは多いと思います。
ヘッド スピードプロ 2022
スピードシリーズの最上位モデル。(100インチ/310g)
プレステージMP2020同様にストリングパターンが18×20なのでボールを潰せる感触が非常に強く、また心地よいホールド感を感じられる柔らかい打感のコントロール系ラケットです。
プレステージMP2020よりソフトで適度に飛ぶホールド系の100インチ。
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新作情報 ヘッド プレステージ 2023 テクノロジー ラインナップまとめ
ヘッド プレステージ MP 2020に合うおすすめのガットの紹介
少し飛び抑えめなタイプなので、ポリでもナイロンでも反発力のあるガットと組み合わせると扱いやすさがアップするかなと。
一発の威力をさらに底上げできるボールスピードを上げやすいガットと組み合わせても良いと思います。
ヘッド プレステージ MP 2020はこんな人におすすめ
- ボールの飛びを抑えたいコントロール志向な人
- ハードヒッター
- フラット系プレーヤー
- ホールド感重視の人
こんな人には向いてない
- ボールを楽に飛ばしたい人
- ボールにガンガンに回転をかけたい人
- 重いラケットは厳しい人
まとめ:最高クラスのコントロール性能と打球感を味わえる名機
本記事では「Head Graphene 360 + Prestige MP 2020」のインプレ、感想レビューを、スペックや詳細情報を交えつつ紹介してきました。
やや打ちごたえのある打感、控えめな飛び感、最高クラスのボールコントロール性能を持つラケット!
フルスイングして低軌道のフラットショットをガッツリコントロールしたい中上級~上級者の方には合っていると思うので、試してみることをおすすめします。
では、今回はこの辺で(‘ω’)ノ
今回解説したラケット用品一覧
ヘッド グラフィン 360+ プレステージ MP 2020 234410
(※ラケットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるので、実店舗で買うよりも5000~10000円位安く手に入りますよ。)