今回は、2025年9月発売予定の新作テニスラケットシリーズ「プリンス ツアー ザイロン 2025/2026」(PRINCE TOUR ZYLON 2025/2026)の
- ラインナップ
- 各種スペック
- 使われているテクノロジー
- 解説動画
をまとめていきます。

5分で読めるよ。
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Contents
新作情報 プリンス ツアー 100/O3/98/95 2025 2026 ラインナップ スペックまとめ
プリンスのテニスラケット「ツアー」に新作が登場。(既に予約受付開始)

グロス仕様のグレイッシュブルーのデザイン!
プリンス ツアー 2025の特徴は?
ツアーはパワー&スピン&コントロール性能のバランスの良さのしやすさが特徴的なシリーズ。
2025モデルは新素材「ザイロン」を使い、従来のモデルよりもパワー&振動吸収性を向上させた仕様となっています。

「ロケットスピード」がコンセプト!
今回のラインナップは以下の通り。
ツアー 100 290g
ツアー 100 305g
ツアー O3 100 290g
ツアー O3 100 305g
ツアー 100 SL
ツアー 98
ツアー 95
詳細について見ていきましょう。
プリンス ツアー 100 290g 2025
フェイスサイズ | 100平方インチ |
重さ | 290g |
バランスポイント | 325㎜ |
フレーム厚 | 22-23-20㎜ |
ストリングパターン | 16×18⇒16×19 |
パワーレベル | 855 |
ツアーシリーズの主力モデル。
フェイスサイズは標準的で、重量は少し軽いスペック。
ストリングパターンは前作の16×18から16×19に変更となり、よりフラットドライブ系のショットが打ちやすい仕様となっています。

高速スピードボールが打てる。
※パワーレベルとは?
⇒プリンス独自の指標で、数値が小さいほどボールの飛びが控えめでアウトしづらく、大きいほどラクにボールを飛ばせる傾向があります。
実際に使用した際のレビュー記事はコチラ↓

プリンス ツアー 100 305g 2025
フェイスサイズ | 100平方インチ |
重さ | 310g⇒305g |
バランスポイント | 310㎜⇒313㎜ |
フレーム厚 | 22-23-20㎜ |
ストリングパターン | 16×18⇒16×19 |
パワーレベル | 850 |
290gより15g重いバージョン。
290gより操作性は落ちますが、ラケット自体の重さによって球威が出しやすく、打ち負けにくいスペックです。

爆速&爆ノビラケット。
前作の310gから305gに変更された
実際に使用した際のレビュー記事はコチラ↓

プリンス ツアー 100 O3 290g 2025
フェイスサイズ | 100平方インチ |
重さ | 290g |
バランスポイント | 325㎜ |
フレーム厚 | 22-23-20㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
パワーレベル | 875 |
大きなグロメットが備え付けられたプリンス独自のテクノロジー「O3」バージョンです。

O3は搭載されると通常版(ノーマルタイプ)より
- 打感がソフトになる
- スピン性能が上がる
- スイートスポットが広まる
- 振り抜きが良くなりスイングスピードが上がる
といった傾向がある。
実際に使用した際のレビュー記事はコチラ↓

プリンス ツアー 100 O3 305g 2025
フェイスサイズ | 100平方インチ |
重さ | 305g |
バランスポイント | 310㎜ |
フレーム厚 | 22-23-20㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
パワーレベル | 870 |
O3の305gバージョン。
290gよりも球威を出しやすい1本です。
実際に使用した際のレビュー記事はコチラ↓

プリンス ツアー 98 2025
フェイスサイズ | 98平方インチ |
重さ | 305g |
バランスポイント | 315㎜ |
フレーム厚 | 23.5-23.5-21㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
パワーレベル | 800 |
ツアーシリーズの98インチバージョン。
100インチだと振り抜きや飛びすぎが気になる、だけど95インチは面が小さすぎて難しいという方にピッタリのスペックですね。

パワーレベルは800。
100よりボールの飛びを抑えやすく、狙った所にボールコントロールしやすい設計。
関連記事>>ツアー 98 2022 インプレ
プリンス ツアー 95 2025
フェイスサイズ | 95平方インチ |
重さ | 310g |
バランスポイント | 310㎜ |
フレーム厚 | 22-22-20㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
パワーレベル | 750 |
ツアーシリーズの最上位モデル。
だいぶ面が小さく重い、中上級者ハードヒッター向けのスペックです。

強打した時に剛速球が打てるタイプ。
関連記事>>ツアー 95 2022 インプレ
プリンス ツアー 100L 270g 2025
フェイスサイズ | 100平方インチ |
重さ | 270g |
バランスポイント | 342㎜ |
フレーム厚 | 22-23-20㎜ |
ストリングパターン | 16×18 |
パワーレベル | 860 |
270gの軽量バージョン。
振りやすさ重視のプレイヤー向けの1本です。

名称が100SLから100Lに変わった。
ストリングパターンは前作の16×18と同じ。
関連記事>>ツアー 100 SL 2022 インプレ
関連記事まとめ
テクノロジー:新素材「ザイロン」を使うことでパワー&振動吸収性がアップ!
主に以下のテクノロジーが搭載されています。
ザイロン
PVS2
ATS
Xモーフフレーム
ニューオーポート(O3 100 290g、O3 100 305gに搭載)
エクスパンドホール(O3モデル以外に搭載)
2ピーススロート
参考:プリンス公式サイト
ザイロン(ZYRON)
高弾性&高強度の新素材。
ラケットの反発力と面の安定性を高め、なおかつ振動吸収性にも優れていて心地良い打感を感じやすくなる効果があります。

フレームを硬くすることなく、フェイスのねじれ剛性を高められるのがウリの素材。
PVS2
振動吸収システム”PVS”を、「グリップ部分~シャフト部分」まで搭載したテクノロジー。
PVSの機能説明は以下の通りです↓
新素材の高分子エラストマーによって、ボールヒット時の衝撃と不快な振動を減衰させ、心地よい打球感を生み出す新機能。
筋肉の疲労削減に役立ち、長時間のプレーでも質の高いスイングを可能にする設計。

PVSの搭載箇所をシャフト部分まで延伸させたことで振動吸収性をアップし、打感の柔らかさも感じやすい作り。
ATS
シャフト部とフレームの2時10時部分にザイロン×テキストリームを配置し、ラケット上部の剛性とボールの推進性、コントロール性能をアップさせる機能。

テキストリームは球持ち感、球速のアップ、振動吸収に役立つ素材。
Xモーフフレーム
フレームの内側と外側の厚さを変えることでねじれに対して強くなり、空気抵抗も減少させるテクノロジー。
ニューオーポート(O3)
スイートスポットを広め振り抜きを良くするグロメット。
エクスパンドホール(O3以外に搭載)
大きめのグロメットホールを採用してストリングの可動域を広げ、スイートスポットを拡大するテクノロジー。
2ピーススロート
ボールヒット時の衝撃を減らすパーツ。
解説動画
解説動画はコチラ↓
〇テニスタイガー
モデルによって文字のカラーと発売日に違いあり!
ベースの色は全てグレイッシュブルーですが、モデルによって文字のカラーを変えている仕様。
100インチタイプはブルー、98インチタイプはターコイズ、95インチタイプはグリーンです。

色とりどり。
発売予定日⇒2025年の9月上旬、11月上旬
発売予定日は以下の通り↓
100インチの5モデル⇒2025年9月上旬
98&95⇒2025年11月上旬

既に全機種の予約受付は開始中!
まとめ:ザイロンを搭載してパワー&面の安定性&振動吸収性を向上
今回は「プリンス ツアー 2025/2026」についてまとめてきました。
ザイロンを新たに搭載することで優れたパワー性能と面の安定感を追求し、振動吸収性も高めた設計となっています。

ロケットスピードがコンセプト。
従来から多少のスペック変更がある他、文字のカラーデザインは各モデルごとに違いがある。
初回入荷分は数に限りがあるので、気になる方はお早めにどうぞ。
というわけで、以上です。
今回解説したテニス用品一覧