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ウィルソン ブレード100と98 16×19 V9の違い・比較・選び方を徹底解説 2024

テニスラケットインプレ

 

ウィルソン ブレードシリーズV9の10098ってどっちが自分に合っているかな?

違いが知りたい!

どちらもウィルソンの定番ラケットなので、どっちを使おうか迷いますよね。

そこで今回は上記の疑問を持つ方へ向けて、実際に両方使った私が使用感の違いについてサクッと解説していきます(‘◇’)ゞ

本記事の内容

  1. スペック比較
  2. 使用感の違いを解説
  3. おすすめの選び方を解説

 

☑筆者情報

  • テニス歴20年以上
  • ラケット試打数&購入数合計200本以上
  • ガットインプレ数100種以上
  • 週末プレイヤー
  • ツイッター(@tennis_torasan

結論は以下の通りです↓

100の方がパワー&弾き&スピン性能強めでスイートスポットが広く、軌道が上がりやすい

98の方が低軌道フラットドライブをコントロールしやすく、球威&バウンド後のノビを出しやすい

打感は両方柔らかい

 

個別のレビュー記事はこちら↓

☑BLADE 100

ウィルソン ブレード 100 V9 2024 インプレ 評価 感想レビュー 使いやすい
「ウィルソン ブレード 100 V9 2024」(WILSON BLADE 100)のインプレ・評価・感想レビュー記事です。

☑BLADE 98

ウィルソン ブレード 98 16×19 V9 2024 インプレ 評価 レビュー 定番のコントロール系
「ウィルソン ブレード 98 16×19 V9 2024」(WILSON BLADE 98)のインプレ・評価・感想レビュー記事です。

ではでは、双方の違いについて細かくかみ砕いて解説していきますね。

5分位で読み終わるよ~。

解説動画はコチラ↓

 

 

全仏2024数量限定カラー版もあります(デザインのみの違いでスペックやテクノロジーは通常版と同じ)

 

ウィルソン ブレード100と98 16×19 V9のスペック比較

まずは簡単にスペック比較から。

ブレード100 スペック ブレード98
100平方インチ フェイスサイズ 98平方インチ
300g 重さ 305g
320㎜ バランスポイント 320㎜
22㎜ フレーム厚 21㎜
16×19 ストリングパターン 16×19

100は100インチ/300g/バランス320㎜の標準的なスペック。

98は100より少し面が小さくて重い中~上級者向けのスペックです。

 

>>新作情報 ブレード V9 テクノロジー ラインナップまとめ

ウィルソン ブレード100と98 16×19 V9の使用感の違いを解説

次にこの二つのラケットの使用感をそれぞれ比較していきます。

当サイトはラケットの性能を正確に把握するために、ガットはなるべくいつも同じ種類を張ってインプレしています。

 

※ポンド数:暑い時期は少し硬めに、寒い時期は少し緩めに張って調整。

打感の柔らかさ

ブレード100 8/10
ブレード98 8/10

両方とも柔らかく振動吸収性の良い打感。

100はスイートスポットが広くてミスヒットしにくく、硬さを感じにくい。

98はガットのたわみ感がわかりやすく、ソフトな打ち心地です。

一般的に面が小さい方がたわみが減るけど、ブレードは98も十分たわみを感じた。

フェイスの大きい100は勿論ソフトだけど、98も結構柔らかいと思う。

球離れ

ブレード100 標準
ブレード98 標準~ややゆっくりめ

球離れは100が早すぎず遅すぎず、98は100より球持ちが良い。

100の方があっさり軽く弾き、98はガットのたわみによって少しボールをホールドしてから打ち出す印象です。

ブレードV9の開発コンセプトは「歴代最速の弾き」。

2本とも従来モデルよりちょっと球離れが早い。

比較すると100の方が軽く弾く感じ。

フレーム厚は100が22㎜、98が21㎜なので、若干98の方がフレームがしなるかなと思います。

ボールの飛びの良さ

ブレード100 7.5~8/10
ブレード98 7.5/10

反発力は100が標準~やや強め辺り、98が標準辺り。

100は飛びすぎず飛ばなすぎず丁度良いパワー感。

98は100より飛び控えめですが、それでも飛ばなすぎてツラいということはなく、割と使いやすいと思います。

前作より100も98もパワーアップしている。

軌道

ブレード100 安定して中軌道
ブレード98 やや低軌道

打球の軌道は100が中軌道辺り、98が低軌道辺りになりやすい。

98を打った後に100を打つと明らかに軌道が上がりやすかったので、ハッキリ違いがあると思います。

回転のかけやすさ

ブレード100 8/10
ブレード98 7.5/10

スピン性能は100の方が良い。

自動的に強烈な回転がかかることはないですが、自分から回転をかけるスイングで打つと、スピン量をアシストしてくれる感じがあります。

良くかかる。

急降下して高く弾むボールが打てる。

98のスピン性能は標準的。

直線的なフラット~フラットドライブが最も打ちやすいと思います。

スライス

100⇒適度な飛距離かつ中軌道辺りのスライスが安定して打ちやすい

98⇒軌道低めのスーッと滑っていくスライスが安定して打ちやすい

98の伸びていくスライスが絶品!

打っていて気持ち良い。

ボールコントロール性能

ブレード100 8~8.5/10
ブレード98 8.5/10

打球を狙った所に打ち込むコントロール性能は98がかなり良い。

適度な反発力で安定して軌道低めのフラットドライブを配球でき、コースの打ち分けがしやすく、意図せぬアウトもしにくいです。

すごいボールコントロールしやすく感じた。

打球の軌道や左右のブレ/バラつきが少なく、安定感が素晴らしい。

100のコントロール性能も良好。

98と比べてパワー&スピン&弾きが良いので、コントロール性能はやや落ちますが、それでもラケット全般で見れば十分ボールコントロールしやすいと思います。

100はスピン性能が高いから、ボールにしっかり回転をかけて打てばコート内に収まりやすく、意図せぬアウトをしにくい印象。

操作性&取り回しの良さ

ブレード100 8/10
ブレード98 7~7.5/10

100は標準的なスペックなので違和感ナシ。

フレームが薄めだから振り抜きの良さは感じやすい。

98はちょっと重めの305g&バランス320㎜なので、少し操作性は低め。

そこそこパワーのあるプレイヤー推奨です。

305gのラケットはバランス315㎜が多いけど、ブレード98は320㎜の設定。

若干ラケットヘッド寄り(トップヘビー)に重心を感じる設計。

ストローク

ストロークの使用感の違いを書いていきます。

ブレード100

柔らかい打感を感じつつ、安定してフラットドライブやスピンボールをコントロールしやすい。

スイートスポットが広く感じ、適度にボールを飛ばすパワーも備えていて、使いやすい100インチラケットという印象です。

パワー&スピン&コントロールのバランス良し。

ソフトな打ち心地。

フラットドライブでコースを狙ったり、スピンボールを高くハネさせて相手のミスを誘ったりと、多彩に使える。

また、フレームの安定性が高く、打ち負けにくい感じもして、カウンターショットやライジングでさばいたりするのがやりやすく感じました。

パワー&スピン&コントロールのどれかに特化したような尖ったタイプではないけど、性能バランスの良い万能ラケットだと思う。

ブレード98

ガットのたわむソフトさを感じつつ、安定して低軌道フラットドライブをコントロールしやすい。

適度にボールが飛ぶ反発力がありつつ、打球の上下左右のブレ、バラツキが少なく、意図せぬアウトもしにくいので、かなり使いやすいと思います。

柔らかくたわむ丁度良いパワー感のコントロール系。

ミスらず連続してコースを突ける安心感がある。

振動吸収性も良く、快適。

100と比べるとパワーとスピン性能が低い代わりに、ボールコントロールしやすく、若干トップヘビーなので、強打した際の球威とバウンド後のノビも100以上に出しやすいです。

威力が出る。

性能バランスの良い万能型が良いなら100、球威とノビのある低軌道フラットドライブをコントロールしたいなら98がそれぞれおすすめです。

守備に関して

守備は100がややカンタン、98は特に難しくも簡単でもなく標準的な印象。

98もそんなに厳しい感じはしないですが、やはり面が大きくてパワーのある100の方がラクだと思います。

ボレー

ボレーの使用感の違いを書いていきます。

ブレード100

ストローク同様に打感が柔らかい。

飛びは適度でクセが少なく、安定してボレーしやすいです。

全く問題ナシ。

使いやすいの一言。

スイートスポットの広さや操作性的に98より扱いやすいと思います。

ブレード98

ボレーはスイングが小さくなるからか、ストロークの時より弾きが良い印象。

あっさりスパーンと弾く。

飛び感はまあまあ。

ラケットヘッドに重みを感じるので操作性はそこそこといった感じですが、重量+フレームの安定感のおかげで打ち負けにくいです。

サーブ

サーブの使用感の違いを書いていきます。

フラットサーブ

100と98のどちらも結構ガッツリ打ってもサービスエリア内への収まりが良く、フォルトしにくい。

98はストローク同様に球威やバウンド後のノビが出やすく、フォルトしにくい100は安定感があります。

両方かなり良い印象。

スライスサーブ&スピンサーブ

100⇒回転のかかりはバッチリ。

スライスサーブは良く曲がり、スピンサーブは高くハネさせやすいです。

フラットサーブは収まりが良く、回転系サーブの変化も大きい。

ほとんどフォルトしなかったし、想像通りの打球を打ち込めて最高だった。

98⇒回転のかかりは標準的。

自分で回転をかけた分だけ曲がったりハネたりする感じです。

98はフラットサーブのほうが得意だと思う。

フラットも回転系もどちらもバランスよく使うなら100、ガツガツ強打して球威と収まりの良さを感じたいなら98がそれぞれおすすめです。

おすすめの選び方:パワー&スピン&コントロール性能のバランス重視なら100、球威&コントロール性能重視なら98

本記事ではウィルソン ブレードV9シリーズの100と98を比較してきました。

ブレードシリーズの主力2モデル。

柔らかめの打ち心地。

おすすめの選び方は以下の通りです↓

ブレード100

  • パワー&スピン&コントロール性能のバランス重視の人
  • しっかり回転をかけたい人
  • ボレーのやりやすさ重視の人
  • サーブの打ちやすさ重視の人

ブレード98

  • 適度な反発力を求める人
  • 低軌道フラットドライブのコントロール性能重視の人
  • スーッと滑っていく低軌道スライスの打ちやすさ重視の人
  • 球威&バウンド後のノビ重視の人
  • フラットサーブ主体の人

>>ブレード 100 インプレ 評価 レビュー

>>ブレード 98 インプレ 評価 レビュー

では今回はこの辺で(‘ω’)ノ

ラケットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるから、実店舗で買うよりも5000~10000円くらい安く手に入るよ。

今回解説したラケット用品一覧

 

 

 

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