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【最新】ヘッドのテニスラケットの違いや特徴を徹底比較しておすすめの選び方を解説!

テニスラケットインプレ

 

ヘッドのテニスラケットってどういう特徴があるの?

おすすめや選び方などを詳しく知りたい!

今回は上記の疑問を持つ方へ向けて、ヘッド製テニスラケットのラインナップを比較しつつ、おすすめのラケットの選び方を解説していきます。

☑筆者情報

  • テニス歴20年以上
  • ラケット試打数&購入数合計200本以上
  • ガットインプレ数100種以上
  • 週末プレイヤー
  • ツイッター(@tennis_torasan

Contents

【最新】ヘッドのテニスラケットの違いや特徴を徹底比較しておすすめの選び方を解説!

ヘッドはオーストリア発の大手ラケットメーカーであり、

ラインナップが豊富で自分に合ったテニスラケットをピンポイントで見つけやすい

といった特徴があります。

6シリーズが展開されている。

シリーズは全部で6種類

シリーズ名主な特徴
スピードスピン&コントロール
エクストリームスピン特化
プレステージコントロール重視
グラビティコントロール&しなり重視
ラジカルオールラウンド、万能
ブーンパワー&コントロール

ヘッドはシリーズごとに細かく強みが分かれているから、自分に合ったラケットを見つけやすい。

それぞれのシリーズについて詳しく見ていきましょう。

スピード:ヘッドの一番人気のシリーズ

☑このシリーズが向いている人

  • スピンとコントロールのバランスを重視するプレイヤー
  • スピン系のショットが主な人

ヘッド・スピードの主な特徴

  • 高めのスピン性能とコントロール性能
  • 柔らかめな打感
  • 回転量多めのスピン系ショットが打ちやすい
  • イメージカラー:ホワイト

打感が柔らかく、適度なパワー&スピンアシストがある

強めのスピン性能、柔らかな打感、やや強めのボールの飛び、スイートスポットの広さが主な性能。

比較的ラクに質の良いスピン系ショットが打ちたい方には特におすすめのシリーズです。

ヘッドの主力シリーズ。

MPはボールが良く飛び回転も多めにかかる中級者向けラケット。

ヘッドの全テニスラケットで最も売れています。

PROはMPよりも少し飛びとスピン量を抑えてコントロール性能を上げた中~上級者向けのラケットです。

スピン系のショットが好きならスピードMP、フラットドライブ系のショットをコントロールしたいならプロがおすすめ。

打感はどちらもかなりソフト。

 

 

数量限定カラー版「ブラック リミテッド 2023」もあります。(MPとプロのみの展開)

 

 

╲詳細レビューはコチラ/

 

2024年1月に新作が発売に

2024年版のスピードシリーズが1月18日に発売されることに。(既に予約の受け付け開始中

前シリーズのヨーク部分に使われていたヘッド独自のテクノロジー「オーセチック」をグリップにも搭載。

従来よりも振動吸収性をアップすると同時に、打球感を素早く正確に手に伝えることで、快適な打ち心地に繋がる設計になっています。

オーセチック2.0!

柔らかな打感と良好なパワー&スピン性能が特徴的な「MP」と軽量版の「MP L」、MPよりも飛びとスピン性能を抑えてコントロール性能を上げた「プロ」が人気です。

アメリカの経済紙「フォーブス」によれば、2023年に世界で最も売れたテニスラケットが前作のスピードシリーズらしい。

凄い。

※スピードプロはバランスポイント(重心)が2022モデルは315㎜でしたが、2024モデルは少しグリップ寄りの310㎜の設定です。

 

〇スピードMP(100インチ/300g/バランス320㎜)

〇スピードプロ(100インチ/310g/バランス310㎜)

〇スピード MP L(100インチ/280g/バランス325㎜)

 

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エクストリーム:最強レベルのスピン性能

☑このシリーズが向いている人

ボールに強烈な回転をかけたいプレーヤー

エクストリームはヘッドのスピン特化型シリーズで、打球に強烈な回転がかけやすい仕様となっています。(2007年誕生)

グリグリスピンを打つ選手に大人気。

ヘッド・エクストリームの主な特徴

  • 強めのパワーアシスト
  • 柔らかめな打感
  • グリグリスピンが打ちやすい
  • イメージカラー:イエロー

打球がハネる、落ちる、曲がる!

ガットの目が粗く設計されている関係で引っ掛かり感が強く、ボールに強烈な回転をかけることが可能。

しっかり縦スイングで振り切って打つと打球がハネ、落ち、曲がります。

一般的なラケットでは体感できない位にボールが変化するから楽しい!

グリグリスピンを打って相手を翻弄したい方向けですね。

人気機種は「MP」と「TOUR」です。

MPはエクストリーム最大の持ち味である「強力なスピン性能」を感じられて、TOURはスピン性能を少しコントロール性能に振り分けたタイプです。

グリグリスピナーならMP、強めの回転がかかったショットをコントロールしたいならTOURがそれぞれおすすめ。

★MP

★TOUR

 

詳細レビュー記事はこちら↓

エクストリームPRO(100インチ/315g)

エクストリームMP(100インチ/300g)

エクストリームMP ライト(100インチ/285g)

エクストリームTOUR(98インチ/305g)

エクストリームS(105インチ/275g)

 

2022年9月に新作が発売

2022年9月に新作が発売されることに。

2020年版との違いは主に以下の通りです。

①横に引っ張ると全体が均一に広がり、横に押し込むと全体が縮まる特殊な分子構造”オーセチック”をフレームのヨーク部(5時~7時の間の部分)に採用

⇒ミスヒットした際に本来なら起こるヨーク部の変形具合のばらつきを抑え、飛びや打球感の安定性に繋がる設計に

②MPのバランスを325㎜から320㎜に変更

③MPのガットのピッチ(間隔)を狭め、ボールの飛びすぎを抑え、打球のコントロール性能をアップ

③エクストリームSがエクストリームチームという名称に変わり、105インチ/バランス340㎜から100インチ/バランス330㎜に変更

スピード2022シリーズと同じくオーセチックが内蔵され、ラケットのサポート性能が向上したラケットとなっています。

オーセチックがあるとスイートスポットが広くなり、打感が柔らかく感じやすくなる効果がある。

 

 

 

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プレステージ:最高レベルのボールコントロール性能と打球感

☑このシリーズが向いている人

  • パワフルな上級者
  • コントロール志向な人
  • フラット系のショットが主な人

プレステージはヘッドのテニスラケットの中で最も使用難易度の高い競技者向けのシリーズです。

ヘッド・プレステージの主な特徴

  • ボールコントロール性能が最強
  • 手に伝わる情報量が多い
  • 打ちごたえのある打感
  • 回転があまりかからず、フラット系のショットが主体になる
  • 重量がある
  • イメージカラー:レッド

古き良きクラシカルさが持ち味の薄ラケ

ヘッドの中でも最もクラシカルで伝統のあり、古くからのファンが最も多いシリーズ。(1987年誕生)

フレームの厚さは20㎜~21㎜と非常に薄くパワーアシストは控えめですが、コントロール性能は素晴らしく、手に伝わる情報量が多いのでフィーリングを大事にする人には最適です。

ボールが飛びにくいから使いこなすのは大変だけど、スイートスポットで捉えた時の打球感は至高。

スピード2022シリーズやエクストリーム2022と同じくオーセチックが内蔵され、サポート性能が向上。

ミスヒットした際に本来なら起こるヨーク部の変形具合のばらつきを抑え、飛びや打球感の安定性に繋がる設計となっています。

最上位モデルのプロと主力モデルのMPが特に人気。

 

〇プレステージ プロ(98インチ/320g/バランス310㎜)

〇プレステージ MP(99インチ/310g/バランス320㎜)

 

テクノロジーや詳細情報、ラインナップは以下記事にまとめています↓

 

※2023年10月に最新モデルが発売に

「プレステージ 2023/2024シリーズ」が2023年10月12日に発売されることになりました。(既に予約の受け付けが開始中

他シリーズと同様にヘッド独自のテクノロジー「オーセチック」をグリップとヨーク部分に搭載することで、従来よりも振動吸収性をアップする設計になっています。

オーセチック2.0!

 

〇プレステージ プロ(98インチ/320g/バランス310㎜)

〇プレステージ MP(99インチ/310g/バランス320㎜)

 

╲詳細レビュー記事はコチラ/

さらに、2023シリーズと同じタイミングで、1993年に発売された人気ラケット「プレステージ クラシック」が数量限定バージョンの2.0として発売されることに。(既に予約の受け付け開始中

プレステージ生誕35周年記念の復刻モデルです。

歴史を感じさせる一本。

当時のスペック、モールドを現代のカーボンを使って再現している。

昔ながらの打球感やデザインを楽しめる激レアラケットなので、欲しい方はお早めにどうぞ。

 

 

\詳細記事はこちら/

 

グラビティ:100インチのコントロール系ラケット

☑このシリーズが向いている人

  • コントロール志向な中上級者~上級者
  • フラットドライブ系のショットが主な人
  • しなり感が好きな人

グラビティは2019年に完成したシリーズです。

ヘッド・グラビティの主な特徴

  • 高いボールコントロール性能
  • コントロール系ラケットの中ではやや大きめな100インチのフェイスサイズ
  • フラットドライブ系のショットが打ちやすい
  • しなり感が強い

しなる100インチ系ラケット

フェイスがやや大きいのでプレステージよりはボールが飛び、回転もかかり、なおかつフレームがしなりやすいコントロール系シリーズという感じですね。

また、スイートスポットの位置が従来のラケットと比べて僅かに上部に設定されており、よりフェイスの先の方でボールを捉えてヒッティングする現代テニスに合った調整がなされています。

表裏でペイントカラーが異なるのもグラビティの特徴。

グラビティシリーズの売れ線は「TOUR」と「MP」。

TOURは高いコントロール性能と超スピードの速球の打ちやすさが魅力の攻撃型ラケットで、MPはボールが飛びやすく回転もかけやすい中級者向けモデルです。

★TOUR

★MP

インプレ記事はこちら↓

グラビティ PRO(100インチ/315g)

グラビティTOUR(100インチ/305g)

グラビティMP(100インチ/295g)

グラビティ MP Lite(100インチ/280g)

グラビティ S(104インチ/285g)

 

追記 2023年4月に新作が発売

ヘッドのグラビティシリーズの2023年バージョンが4月に発売されることに。

他のシリーズと同様に、打感を柔らかくし、スイートスポットを広げる効果のある”オーセチック”が搭載されています。

見る角度によって色味が変わるカッコいいデザイン。

主力モデルのMP(100インチ/295g/バランス325㎜)とツアー(100インチ/305g/バランス320㎜)、フェイスの大きいチーム(104インチ/285g/バランス325㎜)が人気です。

 

 

 

 

\詳細レビュー記事はこちら/

 

ラジカル:ヘッドの中で最もオールラウンドなバランス型

☑このシリーズが向いている人

  • パワーとコントロールのバランスを重視する中級~中上級者
  • フラット~フラットドライブ系のショットが主な人

ラジカルはプレステージ同様に30年近い歴史のあるヘッドの看板シリーズです。(1993年誕生)

ヘッド・ラジカルの主な特徴

  • ボールを飛ばすパワーとショットのコントロール性能のバランスが良い
  • やや打ちごたえのある打感
  • フラット~フラットドライブ系のショットが打ちやすい
  • イメージカラー:オレンジ

中堅プレーヤー向けのクセのない使用感

ボールが飛びすぎず飛ばなすぎずのちょうどいい反発力と、どのショットもそつなく打ちやすいクセのなさがなによりの魅力。

コントロールもパワーも両方欲しいという中堅プレーヤーに最も合ったラケットだと言えます。

ヘッドのラケット使用率はラジカルとスピードが最も高い!

ラジカルシリーズの人気機種は98インチ/300gの「MP」。

最新の2021モデルは以前のシリーズよりも少しパワーを抑えコントロール性能を高めた印象です。

★ラジカル MP 2021

 

 

追記 2023年2月に新作が発売

2023年2月に新作が発売されることに。

他シリーズと同じくオーセチックが内蔵され、サポート性能が向上したラケットとなっています。

オーセチックがあるとスイートスポットが広くなり、打感が柔らかく感じやすくなる効果がある。

 

〇MP(98インチ/300g/バランス320㎜)

〇プロ(98インチ/315g/バランス315㎜)

 

 

ブーン:2022年発売のヘッドの期待の新作シリーズ

☑このシリーズが向いている人

  • 柔らかい打感が好きな人
  • パワーとコントロールのバランスを重視するプレイヤー
  • ホールド感(球持ち感)を重視する人
  • フラット~フラットドライブ系のショットが主な人

ブーンは2022年1月に発売されたヘッドの新作シリーズです。

ヘッド・ブーンの主な特徴

  • パワーのあるフレームとしなりやすいシャフトを融合させた設計
  • ソフトな打感
  • ホールド感(球持ち感)の強い打ち心地
  • フラット~フラットドライブ系のショットが打ちやすい
  • イメージカラー:ミントブルー

フェイス面でボールを飛ばし、シャフト部分でしなり・球持ち感を生み出す

シリーズのコンセプトは「飛びとコントロール性能のバランス」。

以下のような設計になっています。

フレーム部分には厚みを持たせ、フェイスも先端方向に向けて膨らむような形状にしている

⇒ボールを飛ばすパワーとガットのたわみから生じるソフトな打ち心地を実現

・シャフト部分は柔らかくしなりやすい薄めのボックス形状にしている

⇒ガットがボールを掴むホールド感(球持ち感)を向上させ、ボールコントロール性能を向上

ラジカルと似たコンセプトですが、先述したようにラジカル2021は飛びを抑えてコントロール系に寄ったので、ブーンの方がよりパワーがあるバランス型という位置付けとなっています。

打感に関しても、ラジカルがちょい硬め、ブーンが柔らかくホールドする系という感じで違いがある。

球質はどちらもフラットドライブ系が打ちやすい仕様。

100インチ/295gの「MP」と98インチ/310gの「プロ」が人気。

MPは少し標準より軽くてスイングしやすく操作性が良いタイプ。

プロはMPより面が小さく重いので、よりハードヒットしたいプレイヤーに向いています。

★MP

★プロ

 

 

2024年3月に新作が発売に

2024年版のブーンシリーズが発売されることに。(3月7日発売/既に予約の受け付け開始中

スピードやプレステージシリーズ同様「オーセチック」がグリップ部分にも搭載され、前作より振動吸収性がアップした優しい打球感の設計になっています。

また、ミントブルー×ブラックの通常カラーの他に、ミントブルー×ホワイトの「オルタネイトカラー」も同時発売されます。

グリップサイズは通常カラーが2と3、オルタネイトカラー版が1と2。

オルタネイトカラーは女性や手の小さいプレイヤー向けの設計。

パワー&コントロール性能のバランスが良い「MP」と軽量版の「MP L」、優れたコントロール性能を持つ「プロ」が人気です。

〇ブーン MP(100インチ/295g/バランス315㎜)

 

〇ブーン MP L(100インチ/270g/バランス325㎜)

 

〇ブーンプロ(98インチ/310g/バランス310㎜)

 

 

ヘッドのテニスラケットのおすすめの選び方まとめ

ヘッドのテニスラケットのシリーズの特徴を解説していきました。

選び方をおさらいすると以下のようになります。

プレステージコントロール、フィーリング重視のパワフルな上級者
グラビティコントロール、しなり重視の中上級~上級者
ラジカルクセのないオールラウンドさを重視する中級~中上級者
スピードスピンとコントロールを重視するプレイヤー
ブーンパワーとコントロールのバランスを重視するプレイヤー
エクストリームスピン重視のプレーヤー

冒頭でもお伝えした通り、ヘッドはシリーズによって細かく性能差が分かれているので、他社と比べてピンポイントで自分に合ったモデルを見つけやすいところが良いなと思います。

色々試打した感想などもまとめているので、もっとモデルごとの性能を詳しく知りたい方は覗いてみてください。

ではでは、今回はこの辺で(‘ω’)ノ

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