こんにちは~テニス歴20年の週末プレーヤー、テニスタイガーです(‘ω’)ノ
今回は「Tecnifibre T-Fight 300 RS(テクニファイバー ティーファイト 300 RS)」のインプレ・評価・感想レビューを書いていきます。
本記事の内容
- スペック、使っているプロの紹介
- 使われているテクノロジーをサクッと解説
- 打感、ボールの飛び、スピン&コントロール性能などのインプレレビュー
スペックや詳細情報を盛り込みつつ各種ショットの使用感を詳しく書いていくので、
- このラケットがどういった特徴を持っているのか知りたい方
- ストロークやボレー、サーブなどの使用感や感想が気になる方
はご覧ください(‘ω’)ノ
結論は、
です。
では、早速紹介していきます。

5分位で読み終わるよ~。
Contents
テクニファイバー T-Fight 300 RSのスペック
フェイスサイズ | 98平方インチ |
重さ | 300g |
バランスポイント | 320㎜ |
フレーム厚 | 22.5㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
重さとバランスポイント(重心)は標準ですが、若干面が小さく、またフレーム厚が薄めのモデル。

ありそうで中々ないスペック。
<適正表>
上級者 | 中級者 | 初級者 | |
男性 | 〇 | ◎ | ◎ |
女性 | ◎ | ◎ | 〇 |
T-Fightシリーズを使用する(したことのある)主なプロテニス選手一覧
※プロテニス選手は独自にラケットをカスタマイズしているので、市販品とスペックが違うことがあります。
☑ダニール・メドベデフ(世界ランク最高4位)
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☑ジェレミー・シャルディ(世界ランク最高25位)
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※二人ともT-fight 300 RSではなくT-Fight 305 RSを使用中。
テクノロジー/予備知識
RS SECTION | フレーム形状を一般的な4角形から5角形に変更し、ボールヒット時の安定性と快適性を向上 |
YOKE CONNECTIONS | フレームとシャフトの接続部分を改良し、しなりや反発性、コントロール性を向上 |

フレームを5角形にすることでボックスフレーム特有の「ボールコントロールのしやすさ」とラウンドフレーム特有の「パワー」を上手く融合させたわけですな。
テクニファイバー T-Fight 300 RSデザイン
テクニファイバーお馴染みのホワイトを基調としつつレッドとブルーのラインがあしらわれたトリコロールカラー。

おしゃれ!!
5角形のフレーム形状は他のラケットにはない特殊な感じ。
フレームとシャフトの内側にも綺麗な柄が入っています。
テクニファイバー T-Fight 300 RSのインプレ・評価・感想レビュー
次に使用感や各種ショットのインプレ、評価、感想を書いていきます。(ガットは「テクニファイバー XR3」を使用しました。)
打感の柔らかさ: 8/10
柔らかめの印象。
球離れの早さは早すぎず遅すぎずでちょうど中間的な感触でした。

ボールの重さはあまり感じないあっさり軽めの打球感。
フレームは22.5㎜と薄目にもかかわらず、かなりしっかりしていて面の安定性が抜群です◎。
ボールの飛びの良さ: 8/10
ボールは比較的ラクに飛んでくれます。(フレーム厚22.5㎜の薄ラケ系とは思えないくらいパワーがある)
低軌道のフラット系でハードヒットすると良い感じにパワーが出ましたが、ミスって軌道が上がっちゃうとちょっとアウトしやすく感じました。

ネット上50㎝位のところをフラットドライブ系で打ちぬいていくと安定する。
スピンのかけやすさ: 7.5/10
グリグリスピンまでは行かないけれど、自然にフラットドライブ位の回転量は稼げる感じですね。
スライスは軌道が上がりやすかったので、低軌道の滑る系のショットが好きな方には少し難しく感じるかもしれません。
コントロール性能: 7/10
しっかり回転をかけている分には意図しないアウトもあまりなく、使いやすいと思います。

精巧なコントロールでコートの隅を狙っていく上級者にはそんなに向いてないけど、収まりが良いからストレスなく打っていける。
操作性&取り回しの良さ: 8.5/10
300g/バランス320㎜ですので全く違和感なし。
一般的な黄金スペック(100インチ/300g/バランス320㎜)よりも面が小さくてフレームが薄い分振りぬきやすく感じました。
ストローク
柔らかな打感を感じつつ、回転をかけてフラットドライブを打ちぬいていく使い方がスタンダードかと思います。
パワフルプレーヤーには飛び過ぎると感じられるかもしれないですが、しっかりパワーアシストがあってボールを飛ばしやすいラケットを使いたい場合には良いですね。

50~60キロ位の中級前後者に合ってそうなパワー感。
【守備に関して】
柔らかくパワーアシストも強めですので、走らされた際にも割と簡単に返球可能。
硬くて飛ばない、ツラいという事はないと思います。
ボレー
面の安定性が高く、なおかつ打感が柔らかくて飛んでくれるので、かなりボレーがしやすい◎
頻繁にネットに出るボレーヤーの方には特に相性が良さそうです。

安心感がある!
サーブ
フラットサーブは目一杯振ると若干収まりが悪く感じますが、8割位の力で打つ分には抑えも効いて腕への衝撃も少なめな印象。

空気抵抗が少ないから振りぬきも良い。
スライスサーブやスピンサーブはまあまあ変化してくれて、癖がなくて良いラケットだな~思いました。
類似・競合ラケット
☑Tecnifibre T-Fight 305 RS
ダニール・メドベデフが使用中のモデル。
300よりもパワーと回転量が抑えられているので、コントロール性能を重視する中上級~上級の方はこっちの方が使いやすいと思います。

テクニファイバー T-Fight 300 RSはこんな人におすすめ
- 柔らかい打感が好きな人
- フラットドライブ系プレーヤー
- メドベデフの使用シリーズを使いたい人
- 積極的にネットに出るボレーヤー
こんな人には向いてない
- パワフルな人
- グリグリスピンを打ちたい人
- コントロール志向な人
まとめ:柔らかな打感と面の安定性が魅力なパワー系ラケット
本記事では「Tecnifibre T-Fight 300 RS」のインプレ、感想レビューを、スペックや詳細情報を交えつつ紹介してきました。

柔らかな打感、やや強めなパワーアシスト、面の安定性が特徴的なラケット!
柔らかい打感でフラットドライブを展開していきたい中級前後の方には向いていると思うので、試してみることをおすすめします。
では、今回はこの辺で(‘ω’)ノ
今回解説したラケット用品一覧
(※ラケットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるので、実店舗で買うよりも5000~10000円位安く手に入りますよ。)