こんにちは~テニス歴20年以上の週末プレーヤー・テニスタイガーです(^^)/
今回は「テクニファイバー TF40 305 16×19 2022」(Tecnifibre TF40 305 16×19 2022)のインプレ・評価・感想レビューを書いていきます。
本記事の内容
- スペック、使われているテクノロジーをサクッと解説
- 打感、ボールの飛び、スピン&コントロール性能などのインプレレビュー
- 類似・競合ラケットの紹介
- おすすめのガットの紹介
☑筆者情報
- テニス歴20年以上
- ラケット試打数&購入数合計160本以上
- ガットインプレ数100種以上
- 週末プレイヤー
- ツイッター(@tennis_torasan)
スペックや詳細情報を盛り込みつつ各種ショットの使用感を詳しく書いていくので、
- このラケットがどういった特徴を持っているのか知りたい方
- ストロークやボレー、サーブなどの使用感や感想が気になる方
はご覧ください(‘ω’)ノ
結論は、
です。
では、早速紹介していきます。

5分位で読み終わるよ~。
Contents
テクニファイバー TF40 305 16×19 2022のスペック
フェイスサイズ | 98平方インチ |
重さ | 305g |
バランスポイント | 325㎜ |
フレーム厚 | 21.7㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
面がやや小さく、重く、バランスポイント(重心)が標準より5㎜程度ラケットヘッド寄りのトップヘビー系ラケット。

トップヘビー系はサーブやストロークの際に遠心力を効かせたハードヒットがしやすいという特徴がある。
フレーム厚は21.7㎜と薄く、フレームがしなりやすいスペックです。

一般的に薄いラケットはボールの飛びが抑えられる代わりに、打球のコントロール性能が上がる傾向にある。
ある程度ハードヒットしたい中上級者を想定して設計されているようですね。
<適正表>
上級者 | 中級者 | 初級者 | |
男性 | ◎ | ◎ | 〇 |
女性 | ◎ | 〇 | △ |
テクノロジー/予備知識
100 フォーム インサイド | 「発泡ウレタン素材」をフレームの全周に100%充填した設計 手に伝わる余計な振動を減衰し、面の安定性を向上させ、気持ち良い打球感を感じられる効果がある |
RS シャープ セクション | 角を感じられる完全な四角形のボックス形状を採用 打ち応え、しなり感、高いコントロール性能を生み出すフレーム形状 |
XテンスBG | テクニファイバーが通常使用しているグロメットホールよりも約20%大きく、ストリングの可動域が増えるので、ホールド力を生むたわみ感と適度な飛びが感じられる |
コンセプトは「唯一無二の打球感の追求」。
詰まった打球感と極上のホールド感を目指した”テクニファイバーの最上位コントロール系シリーズ”という位置付けです。
>>TF40 2022 ラインナップ スペック テクノロジーまとめ
テクニファイバー TF40 305 16×19 2022のデザイン
テクニファイバー特有のホワイトカラーをベースとしたおしゃれなデザイン。
フレーム厚は21.7㎜と薄く、角を感じるボックス形状を採用しています。

良いデザイン!
テクニファイバー TF40 305 16×19 2022のインプレ・評価・レビュー
次に使用感や各種ショットのインプレ、評価、レビューを書いていきます。
打感の柔らかさ: 8/10
柔らかくホールド感(球持ち感)強めの打感。
フレームの適度なしなりやボールの重みを感じやすいです。

結構ソフト。
全く硬くない。
ガットとボールの接地時間はやや長め。
ボールの飛びの良さ: 7~7.5/10
反発力はやや控えめ~標準辺り。
ラクラクボールが飛ぶタイプではないですが、飛ばなすぎてキツイという感じでもないですね。

飛ばないラケットが多いコントロール系というくくりの中では、まあまあ飛ぶ。
適度な反発力。
【軌道について】
打球はやや軌道低めの直球になりやすいです。

真っすぐ飛んでいく。
あまり高軌道ショットにはならない。
スピンのかけやすさ: 8/10
スピン性能は比較的高め。
98インチのコントロール系ラケットはそこまで回転がかかるラケットが多くない印象ですが、このラケットは結構かかると思います。

打ち始めてすぐに意外と回転かかるな~と思った。
回転量多めのフラットドライブが打ちやすいです。
【スライスについて】
スライスは中軌道の丁度いい飛距離のショットになりやすい印象です。
コントロール性能: 8.5/10
ホールド感が強く、ボールの飛びがやや控えめで、軌道も抑えやすいのでかなりボールコントロールしやすい。
安定して低軌道フラットドライブを狙った所に打ちやすく、意図せぬアウトもしにくいです。

使いやすい。
操作性&取り回しの良さ: 6.5/10
少し重い305gかつバランス(重心)が325㎜のトップヘビー系ラケットなので、それなりに重さを感じる。
割とパワーのある方に良いと思います。
ストローク
心地良いホールド感と打感の柔らかさを感じつつ、低軌道フラットドライブをコントロールして展開できる。
トップヘビー系特有の遠心力の利きやすさを活かしたハードヒットにより、ボールスピード、威力、バウンド後のボールのノビの3点とも非常に良いです。

威力のあるフラットドライブを打ち込めて気持ち良い。
そこそこ飛ぶコントロール系だから、ガチガチの上級者向けラケットというほどは難しくない。
中上級者、またはしっかり強打したい中級プレイヤーでも十分使いこなせるラケットだと思います。
ただ、軽いラケットを使いたい方や、ボールを楽に飛ばしたい初中級者には向いてないですね。

中上級者向けのトップヘビー系コントロールラケット。
【守備について】
走らされた際のボールの処理は、特に難しくも簡単でもない感触です。
ボレー
打感が柔らかく適度に飛び、ボールコントロールしやすい。
少し面が小さいのである程度は技術が必要ですが、硬さや飛ばなさはそんなに感じないと思います。

そこまでシビアじゃないかな。
割と使いやすい。
サーブ
フラットサーブ⇒収まりの良さとバウンド後のボールのノビがバツグン。
ガツガツ打ってもフォルトしにくいです。
スライスサーブ&スピンサーブ⇒スライスサーブの回転量はまあまあ。
スピンサーブは結構ガッツリかかる印象です。

フラットサーブも回転系サーブもだいぶ良い。
類似・競合ラケットの紹介
☑テクニファイバー T-Fight 305 RS
TF40 305よりやや打感硬め、飛び控えめでボールコントロール性能が高い印象のフラットドライブ系ラケット。(98インチ/305g/バランス325㎜)
柔らかさや適度な飛びよりもボールコントロール性能を重視するプレイヤーにおすすめです。

305RSも全く飛ばないといった感じじゃないけど、TF40 305の方が飛ぶし回転もかかると思う。

☑バボラ ピュアドライブ 98 2023
バボラのメガヒットシリーズ「ピュアドライブ」の98インチ/305g/バランス325㎜のバージョン。
TF40より少し打感が硬くコントロール性能も負ける印象ですが、ピュアドラらしいパワーやスピード感を感じられ、スピン性能も高いタイプです。

TF40よりもパワーがある人気のトップヘビー系。

☑ウィルソン ブレード 98 16×19 V8.0
トッププロ使用率ナンバーワンのウィルソンのコントロール系ラケット。(98インチ/305g/バランス320㎜)
バランスが320㎜のイーブンバランスのラケットなので、トップヘビー系があまり得意じゃないならブレードの方が良いと思います。

TF40より飛び控えめでボールコントロール性能が高い。

テクニファイバー TF40 305 16×19 2022に合うおすすめのガット
少し飛び抑えめなタイプなので、ポリでもナイロンでも反発力のあるガットと組み合わせると扱いやすさがアップするかなと。
あとは一発の威力をさらに底上げできるボールスピードを上げやすいガットと組み合わせても良いと思います。
テクニファイバー TF40 305 16×19 2022はこんな人におすすめ
- 柔らかい打感が好きな人
- ホールド感(球持ち感)重視の人
- ボールコントロール性能重視の人
- 回転のかかりの良いラケットが好きな人
- トップヘビー系ラケットが好きな人
こんな人には向いてない
- 硬い打感が好きな人
- ボールを楽に飛ばしたい人
- 軽いラケットを使いたい人
まとめ:柔らかくホールド感強めのトップヘビー系コントロールラケット
本記事では「テクニファイバー TF40 305 16×19 2022」のインプレ、感想レビューを、スペックや詳細情報を交えつつ紹介してきました。

ソフトで球持ちの良い打感、少し抑えめの反発力、スピン性能の良さ、ボールコントロール性能の高さが特徴のラケット!
柔らかく強めのホールド感を感じられて、ボールコントロールしやすいトップヘビー系ラケットを使いたい中上級者の方には合っていると思うので、試してみることをおすすめします。
では、今回はこの辺で(‘ω’)ノ
今回解説したテニス用品一覧
(※ラケットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるので、実店舗で買うよりも5000~10000円位安く手に入りますよ。)