こんにちは~テニス歴20年以上の週末プレーヤー、テニスタイガーです(‘ω’)ノ
今回は「ヨネックス ブイコアプロ 97 2021」(YONEX VCORE PRO 97 2021)のインプレ・評価・感想レビューを書いていきます。
本記事の内容
- スペックの紹介
- 使われているテクノロジーをサクッと解説
- 打感、ボールの飛び、スピン&コントロール性能などのインプレレビュー
- 類似・競合ラケットの紹介
- おすすめのガットの紹介
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スペックや詳細情報を盛り込みつつ各種ショットの使用感を詳しく書いていくので、
- このラケットがどういった特徴を持っているのか知りたい方
- ストロークやボレー、サーブなどの使用感や感想が気になる方
はご覧ください(‘ω’)ノ
結論は、
です。
では、早速紹介していきます。
5分位で読み終わるよ~。
※ブイコアプロシリーズは2023年8月に名称が変わって「パーセプト」として新作が発売されるので、最新情報を知りたい方はコチラの記事をご覧ください↓
Contents
ヨネックス ブイコアプロ 97 2021のスペック
フェイスサイズ | 97平方インチ |
重さ | 310g |
バランスポイント | 310㎜ |
フレーム厚 | 21㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
標準よりフェイスサイズは小さめ、重量は重めの少しハードなスペック。
バランスポイント(重心)は普通より10㎜程グリップ寄りのトップライト系ラケットです。
トップライト系はフルスイングしやすく、ボレー時に取り回しも利きやすい。
フレーム厚は21㎜と薄く、ある程度ハードヒットしていける中上級を想定して設計されているモデルですね。
<適正表>
上級者 | 中級者 | 初級者 | |
男性 | ◎ | ◎ | 〇 |
女性 | ◎ | 〇 | △ |
テクノロジー/予備知識
フレックスコンシステム | フレーム自体を柔らかくしてしなりやすくし、復元力の強い素材を使ってスイングの力を効率よくボールに伝える設計。 |
アイソメトリック | フレーム形状を四角っぽくすることで従来のラケットよりスイートスポットを7%拡大するヨネックス独自の技術。 |
VDM | メッシュ状の特殊な振動吸収材。
グリップ部に内蔵されていることにより、衝撃値を11%削減することに成功。 |
「フレームのしなり」「面の安定性」「ボールコントロールのしやすさ」をコンセプトにした設計です。
関連記事>>ブイコアプロ 2021 テクノロジー ラインナップ 詳細情報まとめ
ヨネックス ブイコアプロ 97 2021のデザイン
グリーン×パープル×ブラックが組み合わさったデザイン。
フレームの厚さが21㎜なので、だいぶ薄くスッキリした見た目です。
ヨネックス ブイコアプロ 97 2021のインプレ・評価・感想レビュー
次に使用感や各種ショットのインプレ、評価、感想を書いていきます。
打感の柔らかさ: 7.5/10
やや柔らかめな印象。
難しいスペックのラケットにありがちなガッシリした打ちごたえはあまりなく、ソフトな感触です。
フレームは良くしなり、ガットがボールを掴むホールド感(球持ち感)は強め。
スイングが速いほど柔らかさが出てくる。
ガットとボールの接地時間は長く球離れはややゆっくりで、ボールの重みも感じやすいです。
ボールの飛びの良さ: 7~7.5/10
飛びすぎず飛ばなすぎずの標準的な飛び感。
当てるだけだとあまり飛ばないですが、ボールの飛びが抑えられたものが多いコントロール系の中では割りと飛ぶタイプです。
前作はやや硬めの打感で飛び控えめだったから、だいぶ変わった。
軌道は低くなりやすいですね。
スピンのかけやすさ: 7~7.5/10
回転性能も標準的。
自然な回転量のフラットドライブが打ちやすいです。
ブイコアプロ97=ドフラット系ラケットと印象が強かったけど、今作はそこそこ回転がかかる。
【スライスに関して】
やや軌道低めで滑るタイプのスライスが打ちやすいと思います。
コントロール性能: 9/10
飛びがそこまで強くなく、ホールド感も強いので、ボールコントロール性能は非常に高め。
意図せぬアウトが起きにくいので、安心してフルスイングして攻撃できます。
抜群のコントロール性能。
操作性&取り回しの良さ: 6.5~7/10
標準より10g重いので、少し重量感あり。
バランスポイント(重心)が10㎜ほど手元よりのトップライト系ラケットかつ、フレームが薄くて空気抵抗が少ないので、振りやすさは感じられました。
ストローク
フレームのしなる柔らかさを感じつつ、きっちりボールコントロールして低軌道ヘビーフラットドライブを狙ったところに打ち込める◎
重量があるので打球に威力が出しやすく、バウンド後のノビも優秀です。
”柔らかい×コントロール性能高い×ある程度は飛ぶ”といった味付けでかなり好き。
97インチ以下のラケットの中ではトップクラスに使いやすい。
ただ、ボールの飛びはそこまで強くないので、当てるだけでも楽ちんにボールを飛ばしたい初中級者には向いてないですね。
中級者にはちょっと難しいけど、上級者向けというほど扱いにくくもなく、中上級者にピッタリな仕上がりだと思う。
【守備に関して】
走らされた際のボールの処理は、難しくもなく、簡単でもなく、至って標準的な印象です。
ボレー
飛びすぎず飛ばなすぎずのパワー感で、打感も割と柔らかさを感じられる。
ストローク同様にコントロール性能が高く、ボールを落としたいところに運びやすいです。
面の小さいラケット特有の硬い、飛ばないといった難しさはあまり感じず。
サーブ
フラットサーブ⇒フルスイングしてもサービスエリアに収まりやすく、コントロール性能、バウンドのノビも良い。
スライスサーブ&スピンサーブ⇒打球の変化はそこそこ。
97インチにしてはまあまあかかるけど、大きく曲がったりハネたりはしない感触です。
フラット系でしっかり打っていくと良さが発揮される。
前作 ブイコアプロ 97 2019との比較
前作のブイコアプロ 97 2019と比べると、2021モデルの方が打感が柔らかく、飛びも少し強めになった印象。
なので、
硬めの打感でガッツリハードヒットしてノビのあるフラットショットを打ちたい⇒2019
やや柔らかめの打感である程度はボールが飛ぶコントロール系ラケットを使いたい⇒2021
といった風に選ぶと良いと思います。
パワーヒッター向けの2019、やや扱いやすくなった2021。
類似・競合ラケットの紹介
ライバルラケットを紹介していきます。
ヨネックス パーセプト 100 2023
ブイコアプロの後継シリーズ「パーセプト」の100インチ/300g/バランス320㎜の主力モデル。
非常に打感が柔らかく、適度にボールが飛び、ブイコアプロ97ほどではないもののボールコントロールもしやすい人気ラケットです。
100インチあってスイートスポット広め。
球威やコントロール力より扱いやすさ重視ならパーセプト100の方がおすすめ。
ヨネックス イーゾーン 98 2022
ヨネックスのパワー系シリーズ「イーゾーン」の98インチモデル。(98インチ/305g/バランス315㎜)
ブイコアプロより球離れが早く、飛びが強く、ボールスピードを出しやすいフラットドライブ系ラケットです。
フラットドライブ系のラケットが好きで、弾き&スピード重視ならイーゾーン98が良い。
ヨネックス ブイコア 98 2023
ヨネックスのスピンシリーズ「ブイコア」の98インチ/2023バージョン。(98インチ/305g/バランス315㎜)
ブイコアプロ97より打感が柔らかく、もう少し飛ぶラケットの印象です。
ソフトでパワー&スピン&コントロールの性能バランスの良い人気ラケット。
関連まとめ・ランキング記事
新作情報 ブイコアプロ 2021 テクノロジー ラインナップまとめ
新作情報 パーセプト 2023 ラインナップ テクノロジーまとめ
ヨネックス ブイコアプロ 97 2021に合うおすすめのガットの紹介
楽にボールを飛ばせるセッティングにしたいなら高反発系のガットがおすすめ。
一発の威力をさらに底上げできるボールスピードを上げやすいガットと組み合わせても良いと思います。
ヨネックス ブイコアプロ 97 2021はこんな人におすすめ
- 柔らかめな打感が好きな人
- しなりやすさを重視する人
- コントロール性能を重視する人
- フラットドライブ系プレイヤー
- 振り抜きやすさを重視する人
こんな人には向いてない
- 硬い打感が好きな人
- ボールを楽に飛ばしたい人
- ガンガンに回転をかけたい人
まとめ:打感の柔らかさとボールコントロール性能の高さが魅力
本記事では「ヨネックス ブイコアプロ 97 2021」のインプレ、感想レビューを、スペックや詳細情報を交えつつ紹介してきました。
やや柔らかめの打感、コントロール系ラケットにしては飛ぶ反発性能、高いボールコントロール性能の高さが特徴のラケット!
ある程度はボールが飛んでくれる打感の柔らかいコントロール系ラケットを使いたい中上級者の方には合っていると思うので、試してみることをおすすめします。
では、今回はこの辺で(‘ω’)ノ
今回解説したラケット用品一覧
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