こんにちは~テニス歴20年以上の週末プレーヤー・テニスタイガーです(^^)/
今回は「プリンス ファントム グラファイト 100 2020」(Prince Phantom Graphite 100 2020)のインプレ・評価・感想レビューを書いていきます。
本記事の内容
- スペック、使われているテクノロジーをサクッと解説
- 打感、ボールの飛び、スピン&コントロール性能などのインプレレビュー
- 類似・競合ラケットの紹介
- おすすめのガットの紹介
☑筆者情報
- テニス歴20年以上
- ラケット試打数&購入数合計160本以上
- ガットインプレ数100種以上
- 週末プレイヤー
- ツイッター(@tennis_torasan)
スペックや詳細情報を盛り込みつつ各種ショットの使用感を詳しく書いていくので、
- このラケットがどういった特徴を持っているのか知りたい方
- ストロークやボレー、サーブなどの使用感や感想が気になる方
はご覧ください(‘ω’)ノ
結論は、
です。
では、早速紹介していきます。

5分位で読み終わるよ~。
Contents
プリンス ファントム グラファイト 100 2020のスペック
フェイスサイズ | 100平方インチ |
重さ | 310g |
バランスポイント | 310㎜ |
フレーム厚 | 21.5-20-17.5㎜ |
ストリングパターン | 16×18 |
標準的な面の大きさで少し重めのスペック。
フレーム厚は17.5~21.5㎜とかなり薄く、比較的ガッツリスイングしたい中級~上級者向けの設計となっています。

ストリングパターンは通常の16×19より横糸が1本少ない16×18。
回転がかかりやすい作り。
<適正表>
上級者 | 中級者 | 初級者 | |
男性 | ◎ | ◎ | 〇 |
女性 | ◎ | 〇 | △ |
テクノロジー/予備知識
クロスバー | フレームのねじれを抑えてコントロール性能を引き上げるグラファイト伝統のテクノロジー |
ボックスフレーム | 四角いフレーム形状を採用してフレームのねじれを抑え、安定性とコントロール性能を高めるテクノロジー |
テキストリーム×トワロン | 球持ち感、球速のアップ、振動吸収に役立つハイブリッド素材 |
ATS | テキストリーム×トワロンをシャフト部、フレームの10時、2時に使用し、打球のコントロール性能をアップ |
パラレルホール | ストリングがフレームの外側まで1直線になるようにグロメットホールを設定し、スイートスポットを拡大する設計 |
CTS | グリップ上部からフレームトップにかけて均一に厚みを増していくテクノロジー スイートエリアがフレームの上の方に行くにつれて広がっていき、しなりによるパワーも増大する効果がある |
プリンス ファントム グラファイト 100 2020のデザイン
ブラックを基調としたカッコいい系のデザイン。
最大フレーム厚21.5㎜なので、だいぶ薄い見た目です。
プリンス ファントム グラファイト 100 2020のインプレ・評価・レビュー
次に使用感や各種ショットのインプレ、評価、レビューを書いていきます。
打感の柔らかさ: 7.5/10
やや柔らかめの打感。
ストリングパターンが粗い100平方インチということもあって、ガットのたわみはわかりやすく、スイートスポットも広めの印象です。

ガットがボールを掴むホールド感(球持ち感)も割と感じる。
ボールの飛びの良さ: 7.5~8/10
反発力はやや強め辺り。
結構ボールはラクに飛びますが、後述するように回転のかかりが良いのでアウトしにくいです。

基本的にフレームが薄いラケットは飛びにくくなるけど、ファントムグラファイト100はだいぶ飛んでくれる。
【軌道について】
打球は中軌道の山なりスピンボールになりやすい。
ネットしにくいです。
スピンのかけやすさ: 8.5/10
回転性能はとても高い。
急降下して高くハネるスピンショットを展開しやすいです。

かなりかかる。
【スライスについて】
しっかり回転がかかった中軌道の丁度いい飛距離のスライスが打ちやすいです。
コントロール性能: 8/10
フレームが薄いことによる球持ちの良さがあり、スピン性能の高さによってアウトしづらく、結構ボールコントロールしやすいです。

使いやすい。
操作性&取り回しの良さ: 6.5/10
310gなので、持った感じはそれなりに重い。

パワーのある人推奨。
ストローク
やや柔らかめの打感とホールド感を感じつつ、ガッツリ回転がかかった中軌道のヘビースピンショットをコントロールしながら展開しやすい。
ボールを反発力で飛ばし、スピン性能で急降下&ハネさせ、重量によって威力を出すといった使い方が向いています。

スピンで落ちるから安心して振り抜ける。
軌道が極端に上がったり下がったりしにくく、安定して中軌道になる印象。
ただ、操作性はあまり良くないので、軽いラケットを使いたい人には向いてないですね。
また、フラットでガツガツ打つとちょっと飛びすぎるので、フラット系プレイヤーよりもスピン系プレイヤーに向いていると思います。

ヘビースピンをコントロールできる!
【守備について】
反発力はあるラケットなので、走らされた際のボールの処理はカンタン寄り。
ボレー
適度に飛びボールコントロールしやすい。
重さはありますが、スイートスポット広めで難しさは感じないですね。
サーブ
フラットサーブ⇒しっかり打ってもサービスエリア内に収まりやすく、重量で威力・ノビを出しやすい。
スライスサーブ&スピンサーブ⇒しっかり回転がかかる。
スライスサーブはガッツリ曲がり、スピンサーブは良くハネます。

フラットサーブも回転系サーブもどちらも文句なしで使いやすかった。
類似・競合ラケットの紹介
☑プリンス ファントムグラファイト 97 2022
ファントムグラファイト100より飛びが控えめな代わりに、だいぶ打感が柔らかくボールコントロール性能と操作性が高いラケット。(97インチ/300g/バランス320㎜)
威力やスピン性能よりもソフトさ/コントロール性能/振りやすさ重視なら97の方がおすすめです。

とても球持ちが良く柔らかい打感のコントロール系。

☑プリンス ファントム 100 2021
ファントムグラファイト100より打感が硬く飛びが控えめな代わりに、ボールコントロール性能が高くスピードを出しやすいラケット。(100インチ/305g/バランス315㎜)
高速ショットをコントロールして狙い撃ちしたいならファントムの方がおすすめです。

球離れの早い弾きの良い打ち心地でボールスピードを出しやすい。
スピン性能はファントムグラファイト100同様に高い。

※ファントム グラファイト97/100/107は以下の記事で徹底比較しているので、気になる方はご覧ください。

※ファントム100/ファントム100 O3/ファントム グラファイト 100/ファントム F1の比較記事はコチラ↓

プリンス ファントム グラファイト 100 2020に合うおすすめのガット
ファントムグラファイト100の持ち味である回転性能をさらにアップさせたいならスピン特化ガットがおすすめ。
打感の柔らかさを重視したい場合はソフト系ガットも良いですね。
プリンス ファントム グラファイト 100 2020はこんな人におすすめ
- ボールの飛びとコントロール性能のバランスを重視する人
- 強力なスピン性能を求める人
- 威力重視の人
こんな人には向いてない
- ボールの飛びを抑えたい人
- フラット系プレイヤー
- 軽いラケットを使いたい人
まとめ:中軌道のヘビースピンショットをコントロールして打ち込める
本記事では「プリンス ファントム グラファイト 100 2020」のインプレ、感想レビューを、スペックや詳細情報を交えつつ紹介してきました。

やや柔らかめの打感、少し強めの反発力、高いスピン性能&ボールコントロール性能が特徴的なラケット!
ヘビースピンボールを展開しやすく、コントロール性能も高めのラケットを使いたい中級~中上級者の方には合っていると思うので、試してみることをおすすめします。
では、今回はこの辺で(‘ω’)ノ
今回解説したテニス用品一覧
(※ラケットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるので、実店舗で買うよりも5000~10000円位安く手に入りますよ。)