こんにちは~テニス歴20年以上の週末プレーヤー・テニスタイガーです(^^)/
今回は「プリンス ツアー 95 2020」(Prince Tour 95 2020)のインプレ・評価・感想レビューを書いていきます。
本記事の内容
- スペック、使われているテクノロジーをサクッと解説
- 打感、ボールの飛び、スピン&コントロール性能などのインプレレビュー
- 類似・競合ラケットの紹介
- おすすめのガットの紹介
☑筆者情報
- テニス歴20年以上
- ラケット試打数&購入数合計200本以上
- ガットインプレ数100種以上
- 週末プレイヤー
- ツイッター(@tennis_torasan)
スペックや詳細情報を盛り込みつつ各種ショットの使用感を詳しく書いていくので、
- このラケットがどういった特徴を持っているのか知りたい方
- ストロークやボレー、サーブなどの使用感や感想が気になる方
はご覧ください(‘ω’)ノ
結論は、
です。
(※ツアーシリーズは2022年に新作が発売されるので、最新モデルの情報を知りたい方はコチラの記事をご覧ください⇒新作情報まとめ プリンス ツアー 2022 2023)
では、早速紹介していきます。
5分位で読み終わるよ~。
Contents
プリンス ツアー 95 2020のスペック
フェイスサイズ | 95平方インチ |
重さ | 310g |
バランスポイント | 310㎜ |
フレーム厚 | 22-22-20㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
標準よりフェイスサイズが小さく、重いハードスペックモデル。
フレーム厚は20~22㎜とだいぶ薄いです。
がっつり打っていく中上級~上級者を想定して設計されてそうなスペック。
<適正表>
上級者 | 中級者 | 初級者 | |
男性 | ◎ | 〇 | △ |
女性 | 〇 | △ | × |
テクノロジー/予備知識
テキストリーム×トワロン | 球持ち感、球速のアップ、振動吸収に役立つハイブリッド素材 |
ATS | テキストリーム×トワロンをシャフト部、フレームの10時、2時に使用し、打球のコントロール性能をアップ |
Xモーフフレーム | フレームの内側と外側の厚さを変えることでねじれに対して強くなり、空気抵抗も減少 |
2ピーススロート | ボールヒット時の衝撃を減らすパーツ |
プリンス ツアー 95 2020のデザイン
ホワイトを基調とした美しいデザイン。
フェイスは縦長の形状をしていて、振り抜きの良さを重視した設計となっています。
プリンス ツアー 95 2020のインプレ・評価・レビュー
次に使用感や各種ショットのインプレ、評価、レビューを書いていきます。
打感の柔らかさ: 7/10
硬すぎず柔らかすぎずな打球感。
スイングが速いとボールを潰せて柔らかさ(ホールド感)を感じる一方、スイングが遅いと硬さを感じやすいタイプです。
ボールの重みを感じやすいしっかりとした打ち心地。
面が小さいこともあってか、ガットのたわみ量は少ないように思う。
ボールの飛びの良さ: 7~7.5/10
反発力は標準あたり。
ボールの飛びが抑えられたラケットが多い95インチ系の中では割りとボールは飛ぶ部類です。
ラクラク飛ぶラケットじゃないけど、ボールが全く飛ばないようなシビアなラケットという感じでもない。
【軌道について】
打球の軌道は低くなりやすく、低軌道の直球になりやすいです。
スピンのかけやすさ: 7/10
スピン性能は標準的。
特に回転性能が高いといった感触はなく、フラット~フラットドライブ辺りの球種が打ちやすいです。
【スライスについて】
スライスは低~中軌道かつ丁度良い飛距離のショットになりやすい印象です。
コントロール性能: 8.5~9/10
ボールコントロール性能はかなり高め。
打球を狙った所に打ちやすく、意図せぬアウトをしにくいです。
軌道を低めで打ち抜いている分にはアウトしにくいからガツガツハードヒットできる。
操作性&取り回しの良さ: 6.5/10
310gあり重いので、操作性は低め。
パワーのあるプレイヤー推奨です。
フェイスサイズが小さくて振り抜きやすい点は良い。
ストローク
バウンド後に良く伸び、球威のある軌道低めのスピーディなフラットドライブを展開可能。
あまりガットのたわみや食いつく感じが無く、適度な反発力があって弾きが良いので非常に球速が出しやすいです。
ボールコントロールしやすく狙った所に打ちやすいのもメリット。
面が小さくて振り抜きやすさもバツグンなので、中上級~上級者でパワーと技術に自信のあるハードヒッターには相性が良い。
ただ、重量があり打感もしっかりしていて、スイートスポットが小さいので初中級~中級者には向いてないです。
ガンガンスイングして剛速球を打ち込みたいプレイヤー向け。
【守備について】
反発力はそこそこあるものの、重くて面が小さいので走らされた時のボールの処理はやや難しい。
超大変という感じではないですが、簡単ではないですね。
攻撃の方が得意。
ボレー
やはりスイートスポットが小さく重量もあるので、きちんと面の中心でボールを捉えられる技術とパワーが必要。
ちゃんとヒット出来た時は、飛びが丁度良くコントロールもしやすい印象です。
サーブ
フラットサーブ⇒フルスイングした時の収まりの良さ、バウンド後のノビ、球威、スピードがピカイチ。
スーパーフラットサーブが打ちやすいです。
スライスサーブ&スピンサーブ⇒回転系サーブのボールの変化はボチボチといったところ。
そんなに急激に曲がったりハネたりはしないと思います。
フラットサーブが最高すぎる。
類似・競合ラケットの紹介
☑ プリンス ツアー 95 2022
2022バージョン。
2020の基本性能をそのままに、振動吸収に優れたテクノロジー「P.V.S」が新たに使われたことで、少し打感が柔らかくなっています。
エメラルドグリーンカラーが採用された美しいデザイン。
☑プリンス ツアー 98 2022
98インチ/305g/バランス315㎜のバージョン。
95ほどは威力やノビ、コントロール性能が高くないですが、打感が柔らかく、適度に飛ぶ扱いやすいラケットです。
まあまあソフトなコントロール系ラケット。
95より飛んでくれるしスイートスポットも広い。
☑プリンス ツアー 100 310g 2022
面が大きい100インチの2022バージョン。(100インチ/310g)
95より打感が柔らかく、ボールの飛びが強く、回転性能が高いラケットです。
振り抜きの良さや剛速球の打ちやすさよりもパワー&スピン性能を重視するなら100の方がおすすめ。
関連まとめ・ランキング記事
新作情報 プリンス ツアー 2022 テクノロジー ラインナップまとめ
プリンス ツアー 95 2020に合うおすすめのガットの紹介
ボールを楽に飛ばせるセッティングにしたいなら、反発力のあるガットがおすすめ。
一発の威力をさらに底上げできるボールスピードを上げやすいガットと組み合わせても良いと思います。
プリンス ツアー 95 2020はこんな人におすすめ
- フルスイングして低軌道のヘビーフラットドライブを打ち込みたいハードヒッター
- ショットのノビ重視の人
- ボールコントロール性能を重視する人
- 適度な反発力を求める人
- 振り抜きの良さを重視する人
こんな人には向いてない
- 柔らかい打感が好きな人
- フェイスサイズが大きい方がいい人
- ガンガンに回転をかけたい人
- 軽いラケットを使いたい人
まとめ:剛速球の打ちやすさと振り抜きの良さが魅力の95インチ
本記事では「プリンス ツアー 95 2020」のインプレ、感想レビューを、スペックや詳細情報を交えつつ紹介してきました。
しっかりした打感、低軌道のヘビーフラットドライブの打ちやすさ、振り抜きの良さが特徴のラケット!
ガンガンハードヒットして剛速球を展開したい中上級~上級者には合っていると思うので、試してみることをおすすめします。
では、今回はこの辺で(‘ω’)ノ
今回解説したテニス用品一覧
(※ラケットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるので、実店舗で買うよりも5000~10000円位安く手に入りますよ。)