こんにちは~テニス歴20年以上の週末プレーヤー、テニスタイガーです(‘ω’)ノ
今回はダニール・メドベデフ使用モデルの「Tecnifibre T-Fight 305 XTC(テクニファイバー ティーファイト 305 XTC)」のインプレ・評価・感想レビューを書いていきます。
本記事の内容
- スペックの紹介
- 使われているテクノロジーをサクッと解説
- 打感、ボールの飛び、スピン&コントロール性能などのインプレレビュー
- 類似・競合ラケットの紹介
- 合いそうなおすすめのガット・ストリングの紹介
スペックや詳細情報を盛り込みつつ各種ショットの使用感を詳しく書いていくので、
- このラケットがどういった特徴を持っているのか知りたい方
- ストロークやボレー、サーブなどの使用感や感想が気になる方
はご覧ください(‘ω’)ノ
結論は、
です。
(※ティーファイトシリーズは2023年に最新作が出たので、新作の情報を確認したい方は「新作情報 ティーファイト 2023 ラインナップ スペックまとめ」をご覧ください。)
では、早速紹介していきます。

5分位で読み終わるよ~。
Contents
テクニファイバー T-Fight 305 XTCのスペック
フェイスサイズ | 98平方インチ |
重さ | 305g |
バランスポイント | 325㎜ |
フレーム厚 | 21.5-22.5㎜ |
ストリングパターン | 18×19 |
推奨テンション | 49-55 |
標準よりもやや面が小さく、5g重いスペック。

ストリングパターンも通常の16×19より縦糸が2本多い18×19の設計。
コントロールに特化したモデルと言える。
また、バランスポイント(重心)は5㎜ほどトップ寄りであり、サーブやストロークの際に遠心力が効かせやすくなっています。
<適正表>
上級者 | 中級者 | 初級者 | |
男性 | ◎ | 〇 | △ |
女性 | 〇 | △ | × |
テクニファイバー T-FIGHTシリーズを使用する(したことのある)主なプロテニス選手一覧
※プロテニス選手は独自にラケットをカスタマイズしているので、市販品とスペックが違うことがあります。
テクノロジー/予備知識
XTC | TEI社製のカーボンを使用し、打球ヒット時の負荷を下げ、打球感&面安定性をUP |
DYNACORE HD | 適度なしなりを生み筋肉への負担を軽減する繊維構造 |
テクニファイバー T-Fight 305 XTCのデザイン
フランス国旗を彷彿とさせる色合い。

めちゃくちゃおしゃれ!
シャフト部とグリップエンドにはパートナーシップを結んでいる「ATP」のシルバーエンブレムがあり、高級感があります( ̄▽ ̄)
テクニファイバー T-Fight 305 XTCのインプレ・評価・感想レビュー
次に使用感や各種ショットのインプレ、評価、感想を書いていきます。(※ガットは「ルキシロン アルパワー」を使用しました。)
打感の柔らかさ: 7/10
硬すぎず柔らかすぎずの打球感。
ボールをガットが掴むホールド感と、適度なしなりの双方を感じました。
ボールの飛びの良さ: 6.5/10
控えめな反発性能。
しっかり振り切ってもボールがコートに収まってくれるので、安心感があります。

力のない方だとしんどいけど、パワフルプレーヤーには向いている。
スピンのかけやすさ: 6.5/10
ガットの目が細かいこともあって回転はあまりかかりません。
シンプルにフラット系でクリーンに打ち抜くスイング推奨です。
コントロール性能: 9.5/10
ホールド感があり、飛びも控えめなので、コントロール性能は抜群。

アウトを怖がらずに振っていけて、なおかつコースの打ち分けもやりやすい!
コントロール志向の方には満足できるモデルだと思います。
操作性&取り回しの良さ: 6.5/10
標準より5g重く、バランスも5㎜程トップ寄りなため、中々の重量感。

女性や力のあまりない男性が扱うにはちょっと厳しい。
私は175cm/60キロですが、正直しんどい重さでした。
最低でも65キロくらいはある方向けですね。
ストローク
打感はあまり硬くないですが、ちゃんと振り切らないとボールが飛ばないので難易度は高め。

結構重いから振り切るのも大変。
ただ、しっかり振り切ってボールを真芯で捉えてクリーンヒットできると、重量による遠心力がプラスされて速度と伸びのある上質なフラットショットが打てます。
パワフルな上級ストローカーの方には特にマッチするラケットですね。

まさにコート後方で延々とフラットショットを打ちまくるメドベデフ系のストローカーにおすすめのラケット。
【守備に関して】
重さと低めの反発性能によりシビアな感じ。
走らされた際に楽ちんにボールを返球できるタイプではないので、しっかりとした技術力は必要です。
ボレー
ストロークよりも打感が柔らかく感じ、飛び過ぎず飛ばなすぎのパワー感でボールコントロールはしやすかったです。
とはいえ、重くて取り回しがしにくいので、頻繁にボレーに出るプレイヤーにはあまりおすすめしません。

あくまで遠心力を生かしたストロークに重点が置かれたラケットだと思う。
サーブ
ストローク同様に回転系のサーブはあまり変化しませんが、フラットサーブはスピードが出て収まりの良さもピカイチ。
ガツガツサービスエースを狙いに行くような方におすすめです。

振り初めは重さがあって大変だけど、一回振り始めるとラケットヘッドが走ってスイングスピードが凄い上がるタイプ。
類似・競合ラケット
☑テクニファイバー T-Fight 305 RS
T-Fightの最新モデルで、メドベデフが2020年9月から使用中。
XTCより少しパワーと回転量が上がったので、ハード過ぎないコントロール系ラケットが欲しい人におすすめです。

☑テクニファイバー TF40 305
98インチ/325g/バランス325㎜でXTCとかなり似たスペックのモデル。
ストリングパターンは18×20ですが、XTCよりパワーと回転量が強く、より楽にパワーショットを打っていきたい方におすすめです。

305XTCがガチのコントロール系だとしたら、TF40 305はライトなコントロール系というイメージ。

テクニファイバー T-Fight 305 XTCに合うおすすめのガット・ストリングの紹介
☑テクニファイバー ブラックコード
柔らかい打感、適度なボールの飛び、高めのスピン性能、コスパの良さが特徴的なポリ。
ソフトな打ち心地を求めるポリユーザーにおすすめです

☑テクニファイバー レーザーコード
やや打ちごたえのある打感、控えめなボールの飛び、高いテンション維持力、コスパの良さが特徴のポリ。(メドベデフが使用)
ボールコントロール性能を重視するポリユーザーにおすすめです。

☑テクニファイバー アイスコード
やや柔らかめの打感、適度なボールの飛び、強めのホールド感が特徴的なポリ。
癖が少なくてバランスの良いガットと組み合わせたいポリユーザーにおすすめです。

テクニファイバー T-Fight 305 XTCはこんな人におすすめ
- パワフルストローカー
- フラット系ショットが好きな人
- コントロール志向な人
- メドベデフモデルを使いたい人
こんな人には向いてない
- 力のあまりない人
- グリグリに回転をかけていきたい人
- 頻繁にボレーに出る人
まとめ:バツグンのコントロール性が武器のストローカー向けモデル
本記事では「Tecnifibre T-Fight 305 XTC」のインプレ、感想レビューを、スペックや詳細情報を交えつつ紹介してきました。

高いコントロール性能、トップヘビーな使用感、フラットショットの打ちやすさが特徴的なラケット!
ガツガツラケットを振っていけるコントロール重視のパワフルストローカーには合っていると思うので、試してみることをおすすめします。
では、今回はこの辺で(‘ω’)ノ
今回解説したラケット用品一覧
(※ラケットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるので、実店舗で買うよりも5000~10000円位安く手に入りますよ。)