こんにちは~テニス歴20年以上の週末プレーヤー、テニスタイガーです(‘ω’)ノ
今回は「Wilson Blade 100L V7.0」(ウィルソン ブレード 100L V7.0)のインプレ・評価・レビューを書いていきます。
本記事の内容
- スペックの紹介
- 使われているテクノロジーをサクッと解説
- 打感、ボールの飛び、スピン&コントロール性能などのインプレレビュー
- 類似・競合ラケットの紹介
- おすすめのガットの紹介
スペックや詳細情報を盛り込みつつ各種ショットの使用感を詳しく書いていくので、
- このラケットがどういった特徴を持っているのか知りたい方
- ストロークやボレー、サーブなどの使用感や感想が気になる方
はご覧ください(‘ω’)ノ
結論は、
です。
では、早速紹介していきます。
5分位で読み終わるよ~。
(※ブレードシリーズは2024年2月に新作の「V9」が発売されるので、最新モデルの情報を知りたい方はコチラの記事をご覧ください⇒「新作情報まとめ ウィルソン ブレード V9.0」)
Contents
ウィルソン ブレード 100L V7.0のスペック
フェイスサイズ | 100平方インチ |
重さ | 285g |
フレーム厚 | 22㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
バランスポイント | 330㎜ |
標準より15gほど軽い軽量モデルですが、フレームは薄めの22㎜。
軽量ラケットはだいたい26㎜前後なので、だいぶ薄いですね。
ブレードはフレームが薄くてしなりやすいという特徴があるシリーズ。
しなるラケットはボールコントロールがしやすい傾向にある。
バランスポイント(重心)は一般的なラケットよりも10㎜程ラケットヘッド寄りのトップヘビー系。
軽量とはいえ、ある程度は振っていけるプレイヤー向けに設計されていると思います。
トップヘビー系はサーブやストロークの際に遠心力が利かせやすく、強力な打撃がしやすい。
<適正表>
上級者 | 中級者 | 初級者 | |
男性 | 〇 | ◎ | ◎ |
女性 | ◎ | ◎ | 〇 |
テクノロジー/予備知識
バサルトファイバー | 衝撃や振動を低減させる新素材 |
X-LOOP FRAME | フレームは外側が丸く、内側が平、シャフト部は外側が平で内側が丸くなっている⇒しなりやネジレをパワーに変えてより効率的にボールに伝えることができるようになった。 |
エラスティック・ペイント | サラサラした手触りのペイントコーティング。 |
Better Feeling | グリップの上の部分に角度をつけることによって握り心地を良くした。 |
元々ブレードは「しなりやひねり」をパワーに変えてボールに伝えることをテーマにしたシリーズですが、今作からは「横しなり」に加えて縦方向にもよくしなるように設計されました。
ウィルソン ブレード 100L V7.0のデザイン
フレームの0時にライトグリーン、3時9時にグレーが入ったシンプルなデザイン。
フレーム厚22㎜なので、薄めでスッキリとした見た目です。
ウィルソン ブレード 100L V7.0のインプレ・評価・レビュー
次に使用感や各種ショットのインプレ、評価、レビューを書いていきます。
打感の柔らかさ: 7~7.5/10
標準~やや柔らかめくらいの打感。
当てるだけだとちょい硬さがありますが、しっかりラケットを振っていくとフレームのしなりによる心地よいソフトさを感じられる仕様です。
振ってなんぼのラケットという印象。
しなり感が気持ち良い!
ガットがボールを掴むホールド感(球持ち感)は強く、球離れはややゆっくりです。
ボールの飛びの良さ: 7.5/10
反発性能は少し強く、適度にボールは飛ぶ。
ブレードはボールが飛びにくいコントロール系シリーズではあるものの、100Lはそこまでシビアな難しさはないですね。
そこそこ打てるプレーヤーなら頑張って振っているのに全然ボールが飛ばない…ということにはならないと思う。
【軌道について】
詳しくは後述しますが、低軌道フラットドライブと高軌道スピンの両方とも非常に打ちやすいです。
スピンのかけやすさ: 8/10
ガットがボールに引っ掛かる感触が強く、ガッツリスピンがかかる。
兄弟機種のブレード100を打った時はそこまで強くかかる印象はなかったのですが、100Lだとバランス330㎜の恩恵もあってか、ラケットヘッドが走ってスピンがよくかかりました。
ブレード100は軌道低めのバウンド後にボールが良く伸びるフラットドライブが打ちやすかったから、結構違う感じがする。
100Lの方が軽くてスイングが速くなりやすい点も関係しているかもしれません。
【スライスについて】
スライスは標準的な回転量で中軌道になりやすかったですね。
コントロール性能:8/10
ボールの飛びが程よい&ホールド感強め&スピンもよくかかるので、ボールコントロールはしやすい◎
打球を狙った所に打ち込みやすく、意図せぬアウトも起きにくいです。
さすがはブレードシリーズの一員という感じ。
操作性&取り回しの良さ: 8~8.5/10
285gと軽いしフレームも薄めなので割と操作性は良い。
ストローク
心地良いフレームのしなりを感じつつ、軌道低めのフラットドライブをコントロールして打ち抜ける◎
回転をガッツリかけてバウンド後に良く弾む高軌道スピンショットも打ちやすく、程よくボールも飛ぶのでストロークに関しては万能さを感じました。
100インチの軽量モデルなら簡単に良く飛ぶ初級者向けのラケットなのかと思われそうだけど、恐らく最もハマる層は中級者辺り。
あまりパワフルじゃない私としては、攻撃的フラットドライブはきちんとコート内に収まり、スピンショットもバッチリ打ててバランスの良いモデルでした。
球持ちが良くてボールにちゃんとスイングした力が伝わりきるので、軽量でも球威が弱まるといったことはなかったです。
ただ、当てるだけの遅いスイングだと少し硬さがあり、飛びもそこまでという感じだったので、初中級者やラケットをあまり振らないプレースタイルの方には向いてないかなと。
先述した通り、しっかり振ってこそホールド感としなりによる柔らかさが出てくるラケットだと思う。
【守備について】
走らされた際のボールの処理は、特別難しくもなく簡単でもなく。
ある程度はボールが飛ぶので、至って標準的だと思います。
ボレー
ボレーはスイートスポットを外すとそれなりに硬さがありますが、飛ばないといった難しさはそれほどといった印象。
ボールコントロールしやすく打球を狙った所に運びやすい良さは感じました。
まあまあ良い。
サーブ
フラットサーブ⇒打球がサービスエリア内に収まりやすく、コースのコントロールもしやすい。
バウンド後のボールのノビも上々です。
スライスサーブ&スピンサーブ⇒回転系サーブの変化はそこそこ。
一般的な100インチ系ラケットと同じくらいで、適度に曲がり、ハネる印象です。
フラットサーブも回転系も収まりの良さを最も強く感じた。
飛びすぎず、ネットすることも少なかった。
類似・競合ラケットの紹介
ライバルラケットを紹介していきます
ウィルソン ブレード 100L V9
ブレード100Lのバージョン9。(100インチ/285g/バランス330㎜)
V9はV7よりもフレームのしなりを減らして、面の安定性とパワーをアップした仕様となっていて、パワー&スピン&コントロール性能のバランスが良く、使いやすい1本です。
回転のかかりも結構良い。
ウィルソン ブレード 100 V9.0
ブレード100のバージョン9。(100インチ/300g/バランス320㎜)
重い分ちょっと操作性は100Lより落ちますが、その分ショットの威力はより出しやすいと思います。
ウィルソン クラッシュ 100 V2.0
非常に打感が柔らかいウィルソンの人気モデル(100インチ/295g/バランス310㎜)
スピン&コントロール性能はブレードの方が高い印象ですが、ソフトな打ち心地を最重視するならクラッシュの方がおすすめです。
超柔らか系。
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新作情報 ブレード V9 2024 テクノロジー ラインナップまとめ
ウィルソン ブレード 100L V7.0に合うおすすめのガットの紹介
楽にボールを飛ばせるセッティングにしたいなら高反発系のガットと組み合わせるのがおすすめ。
一発の威力を底上げしたい場合はボールスピードに特化したガットを使うのもアリだと思います。
ウィルソン ブレード 100L V7.0はこんな人におすすめ
- ボールコントロールしやすいラケットが好きな人
- 回転をしっかりかけたい人
- 適度にボールを飛ばしたい人
- しっかりラケットを振っていける人
こんな人には向いてない
- ボールを超ラクに飛ばしたい人
- 打感がソフトじゃないと厳しい人
まとめ:高いコントロール性能とスピン性能を持ち合わせる万能型
本記事では「Wilson Blade 100L V7.0」のインプレ、感想レビューを、スペックや詳細情報を交えつつ紹介してきました。
心地良いフレームのしなり、程よい飛び、高めのコントロール性能&スピン性能が特徴の万能軽量モデル!
適度にボールが飛び、回転がかけやすく、ボールコントロールもしやすい軽量ラケットを使いたい中級者には合っていると思うので、試してみることをおすすめします。
では、今回はこの辺で(‘ω’)ノ
今回解説したラケット用品一覧
(※ラケットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるので、実店舗で買うよりも5000~10000円位安く手に入りますよ。)