
トッププロに人気のテニスラケットが知りたい!
今回は上記の方へ向けて、世界ランキング男女各50位以内の選手が使用するテニスラケットを調査し、使用数の多い順に5本ランキング形式で紹介していきます。
☑筆者情報
- テニス歴20年以上
- ラケット試打数&購入数合計160本以上
- ガットインプレ数100種以上
- 週末プレイヤー
- ツイッター(@tennis_torasan)
本記事では実際に私が打った感想も交えつつラケットを解説していくので、読み終わったころにはプロに人気のラケットとその特徴がバッチリ把握できていますよ。
Contents
【2023最新】トッププロに人気のテニスラケットランキング5!
5本ともトッププロの使用率がバツグンに高い人気ラケットです。(※参考にした世界ランキングは2022年11月13日時点でのもの)
第1位 ウィルソン ブレードV8.0シリーズ/23名
「ウィルソン ブレード V8.0」(WILSON BLADE 98 V8.0)
ブレードシリーズを使用する(したことのある)主なプロテニス選手一覧
評価
ウィルソンの大定番コントロール系シリーズ「ブレード」。
使用者数はチチパスやデミノー、ハレプといった有名選手を含め23人にものぼり、他を大きく突き放す圧倒的な人気です。

男女100人中23人がブレード使い。
凄すぎる。
ボールコントロール性能の高さが特徴的で、フラットドライブを狙った所に打ちやすいタイプ。
ブレードは元々「フレームのしなりやすさ」がウリのシリーズですが、最新版のV8.0はしなりを少し抑え、その代わりに相手の打球に打ち負けない面の安定性を高めた設計となっています。

打ち負けないコントロール系。
人気モデルは98インチ/305gの「98」と100インチ/300g「100」。
98はこのシリーズの看板モデルでしなりやコントロール性能、面の安定性を堪能でき、100は98に少しパワーを加えてボールを飛ばしやすくしたモデルとなっています。
★Blade 98
★Blade 100
\詳細レビュー記事はこちら/
ブレード 100 V8.0 2021 (100インチ/300g)
ブレード 98 16×19 V8.0 2021 (98インチ/305g)
ブレード 98 18×20 V8.0 2021(98インチ/305g)
ブレード 98S V8.0 2021(スピン特化型)
第2位 バボラ ピュアアエロ 2022シリーズ/10名
バボラ ピュアアエロ 2022(Babolat Pure Aero 2022)
ピュアアエロシリーズを使用する(したことのある)主なプロテニス選手一覧
評価
フェイスサイズ100平方インチ、重さ300g、バランスポイント320㎜のテニス界屈指の大人気スピン系ラケット。
世界ランク最高1位のアルカラスやナダルが愛用しているシリーズとして有名です。

「スピン系ラケット=ピュアアエロ」みたいなイメージ。
他メーカーもピュアアエロを意識してスピン系ラケットを製作している模様。
良好なスピン性能の他に、適度な反発力、やや強めのホールド感(球持ち感)、狙った所にボールを打ち込むボールコントロール性能の高さが特徴的。
普通に打つとやや軌道低めのフラットドライブ気味になる一方、ガンガンに回転をかけるスイングで打つと中軌道のグリグリスピン系のショットになります。

勝手に超回転がかかるラケットというよりかは、自分で回転量の調整がしやすいスピン系。
反発力、スピン性能、コントロール性能のバランスの良さが光る1本ですね。
ハードヒットして回転系のショットをコントロールしつつ、相手コートに叩き込みたい中~上級プレイヤーに特におすすめです。
通常版の100インチ/300gの「ピュアアエロ」の他に、285gの軽量バージョン「ピュアアエロチーム」や98インチ/305gの「ピュアアエロ」98も人気があります。
第3位 ヨネックス イーゾーン 2022シリーズ/9名
イーゾーンシリーズを使用する(したことのある)主なプロテニス選手一覧
評価
ヨネックスの超人気パワー系シリーズ「イーゾーン」が3位にランクイン。

使用者数は9人。
ボールを楽に飛ばせる圧倒的なパワーと、ヨネックス独自のフレーム形状「アイソメトリック」によるスイートスポットの広さが特徴的なシリーズ。
柔らかい打ち心地で高速のフラットドライブを展開できます。

スイートスポットが広くてミスヒットしにくいパワー系。
人気モデルは100インチ/300gの「100」、100インチ/285gの「100L」、98インチ/305gの「98」。
100は飛びの良さとソフトさを堪能できるイーゾーンのメイン機種。
100Lは100の軽量モデル。
98は100より少し飛びが抑えめな代わりに打球をコントロールしやすく、ガッツリ剛速球を打ち込んでいきたいプレイヤーに向いたタイプです。

ソフトな打ち心地で快適に打球を飛ばしていきたい方におすすめのシリーズ。
\詳細レビュー記事はこちら/
イーゾーン2022シリーズのラインナップやテクノロジー、詳細情報まとめ
イーゾーン 100 2022(100インチ/300g)
イーゾーン 100L 2022(100インチ/285g)
イーゾーン 98 2022(98インチ/305g)
第4位 ウィルソン プロスタッフ V13.0シリーズ/8名
「ウィルソン プロスタッフ 97 V13.0」(Wilson Pro Staff 97 V13.0)
プロスタッフシリーズを使用する(したことのある)主なプロテニス選手一覧
評価
ウィルソンの正統派コントロール系シリーズ「プロスタッフ」。
ディミトロフ、バウティスタアグート、クビトバなど8人が使用中です。

漆黒のブラックカラーが印象的なウィルソンの象徴的ラケット。
面が小さく振り抜きやすい。
ブレード以上に打感が硬くボールの飛びが控えめな上級者向けラケットで、球種はフラット系のショットが打ちやすい。
使いこなすには技術とパワーが必須ですが、ボールをラケットの芯で打ち抜いた時の打球感は最高です。

プロスタッフの打感がたまらなく好きというテニスファンは多い。
人気のモデルはフェデラーのシグネチャーモデルである「RF97」、315gの「97」、290gの「97L」です。

RF97は市販のラケットの中では超重い部類で取り回しは大変だけど、バウンド後の伸びが半端ない。
97はRF97をより一般プレーヤー向けに扱いやすくしたタイプで、ディミトロフやクビトバなどが使用しているモデル。
97Lは操作性重視の方向けです。
★97
★97L
\詳細レビュー記事はこちら/
第5位 ヘッド スピード 2022シリーズ/6名
「ヘッド スピード MP 2022」(Head Speed MP 2022)
ヘッドのスピードシリーズを使用する(したことのある)主なプロテニス選手一覧
評価
ジョコビッチが使用中のヘッドのテニスラケットの中で一番人気のシリーズ。
6名が使用中です。

かなり柔らかい打感、広めのスイートスポット、強めの回転性能、やや強めのボールの飛びが特徴で、ソフトな打ち心地でラクにスピン系のショットを展開可能。
またオーセチックというテクノロジーが使われていて、ミスヒットした時のボールの飛ばなさや硬さを感じにくい仕上がりになっています。

スイートスポットの広いソフトな回転系のラケットという印象。
良く飛ぶけどスピン性能の高さによってアウトもしにくい。
人気なのは100インチ/300g/バランス320㎜の主力モデル「MP」、重量があってフラットドライブの球威を出しやすい310gの「プロ」、285gの軽量版「チーム」です。
\詳細レビュー記事はこちら/
惜しくもランク外! ヨネックス ブイコア 2021/ウィルソン ウルトラ V4.0⇒5名
今回は惜しくも5位以内に入りませんでしたが、「ヨネックス ブイコア 2023/5名」と「ウィルソン ウルトラ V4.0/5名」も結構人気。
★ブイコア使用者

ブイコアはヨネックスのスピン特化ラケット。
★ブイコア 100 2023(100インチ/300g)
★ブイコア 98 2023(98インチ/305g)
\詳細レビュー記事はこちら/
★ウルトラ使用者
⇒(チョリッチ、アザレンカ、サッカリ、トムリャノビッチ、カネピ)
ウルトラはガットのたわむ柔らかい打感とボレーのしやすさに特化したタイプ。
美しいデザインが男女問わず人気を集めています。

ボレー特化シリーズ。
★ウルトラ100(100インチ/300g)
★ウルトラ100L(100インチ/280g)
╲詳細情報はこちら/
まとめ:ウィルソン、バボラ、ヨネックス、ヘッドが強い!
今回は「世界トッププロの使用率が高いテニスラケット」のシリーズをランキング形式で紹介してきました。

ウィルソン2シリーズ、バボラ1シリーズ、ヨネックス1シリーズ、ヘッド1シリーズが5位圏内という結果に。
他のシリーズも含めると、9割近くのトッププロがウィルソン、バボラ、ヨネックス、ヘッドの上位4社のラケットを使っています。

圧倒的。
ぜひトッププロと同じデザインのラケットを選んで楽しくテニスをしていただければと思います。
ではでは、今回はこの辺で。

ラケットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるから、実店舗で買うよりも5000~10000円位安く手に入るよ。
今回解説したテニス用品一覧