今回は、2023年2月発売の新作テニスラケットシリーズ「ヘッド ラジカル 2023」(HEAD RADICAL)の
- ラインナップ
- 各種スペック
- 使われているテクノロジー
- 解説動画
の4つをまとめていきます。
5分で読めるよ。
☑筆者情報
- テニス歴20年以上
- ラケット試打数&購入数合計180本以上
- ガットインプレ数100種以上
- 週末プレイヤー
- ツイッター(@tennis_torasan)
Contents
新作情報 ヘッド ラジカル MP/プロ 2023 ラインナップ スペックまとめ HEAD RADICAL
ヘッドの超人気シリーズ「ラジカル」に新作が登場。(既に予約の受け付けが開始中)
ネイビーブラック×オレンジ系のカッコいいデザインです。
デザイン超良い!
ヘッド ラジカル 2023の特徴は?
ラジカルはパワー&スピン&コントロールのバランスの良さ/オールラウンドさをコンセプトにしたシリーズ。
2023バージョンは、新たにオーセチックというヘッド独自のテクノロジーを採用し、従来よりも扱いやすさをアップした仕様となっています。
今回の主なラインナップは以下の通り↓
以前のシリーズとの大きな違いは、
- 新テクノロジー「オーセチック」の採用
です。
まずはラインナップについて詳しく見ていきましょう。
ヘッド ラジカル(RADICAL) プロ 2023
フェイスサイズ | 98平方インチ |
重さ | 315g |
バランスポイント | 315㎜ |
フレーム厚 | 20-21.5-21㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
CPI | 200 |
ラジカルの最上位モデル。
重量があってフレームは薄いスペックです。
パワフルな中上級者に好まれる1本。
※CPIとは?
⇒ヘッド独自の指標で、数値が小さいほどボールの飛びが控えめでアウトしづらく、大きいほどラクにボールを飛ばせる傾向があります。
CPI200はトップクラスに低く、グラビティプロ2021やプレステージプロ2023と同じ数値です。
実際に使用した際の詳細レビューはコチラ↓
ヘッド ラジカル(RADICAL) MP 2023
フェイスサイズ | 98平方インチ |
重さ | 300g |
バランスポイント | 320㎜ |
フレーム厚 | 20-23-21㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
CPI | 400 |
ラジカルシリーズの主力モデル。
重量は標準的ですが、少し面が小さいので振り抜きの良いスペックです。
ラジカルプロと比べてフレームがやや厚く、ボールを飛ばすパワーが備わったタイプ。
シリーズの中で一番人気。
CPI400は、
と同じ数値です。
実際に使用した際の詳細レビューはコチラ↓
ヘッド ラジカル(RADICAL) チーム 2023
フェイスサイズ | 102平方インチ |
重さ | 280g |
バランスポイント | 320㎜ |
フレーム厚 | 22-25-23㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
CPI | 700 |
少し面が大きくて軽い軽量デカラケモデル。(※前作では「ラジカルS」という名称でした)
楽にボールを飛ばしたい方やボレーを頻繁にするダブルスプレイヤー向きの設計です。
軽いラケットはバランス(重心)がヘッド寄りになるモデルが多いけど、このラジカルチームは標準的な320㎜。
操作性がかなり良いタイプ。
CPI700は
- スピードチーム2022
- エクストリームチーム2022
と同じ数値です。
ヘッド ラジカル(RADICAL) チーム L 2023
フェイスサイズ | 102平方インチ |
重さ | 260g |
バランスポイント | 340㎜ |
フレーム厚 | 22-25-23㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
CPI | 800 |
標準より40g軽い超軽量タイプ。(※前作では「ラジカルLITE」という名称でした)
女性やジュニアに人気のスペックです。
CPI800は、
- スピード チーム L 2022
と同じ数値です。
関連記事まとめ
テクノロジー:飛びや打ち心地のばらつきを抑え安定感を向上
主に以下のテクノロジーが搭載されています。
- オーセチック
- グラフィン インサイド
- サウンドグロメット
- コントロールパターン
- バリアブルビーム
参考:ヘッド公式サイト
オーセチック(Auxetic)
横に引っ張ると全体が均一に広がり、横に押し込むと全体が縮まる特殊な分子構造”オーセチック”をフレームのヨーク部(5時~7時の間の部分)に採用。
この機能があることによってスイートエリアを少し外した際に本来なら起こるヨーク部の変形具合のばらつきを抑え、飛びや打球感の安定性に繋がる設計となっています。
オーセチックがあると打感が柔らかく、スイートスポットが広く感じる傾向にある。
分子構造をわかりやすくした模型は以下の通り↓
面白い素材ですね。
通常の素材なら横に引っ張ると真ん中が細くなり、横に押し込むと真ん中が縦長になるけど、これは均一に広まり縮む。
グラフィン インサイド(Graphene Inside)
前作から使用されていた
を今作にもきっちり使用。
高い剛性とクリーンな打球感を実現しています。
サウンドグロメット(SOUND GROMMETS)
ストリングの動きと打球音を最適化するグロメット。
コントロールパターン(CONTROL PATTERN)
コントロールとパワーの完璧な両立をもたらす密度の高い16×19のストリングパターン。
バリアブルビーム(VARIABLE BEAM)
パワー&コントロール×スピンの完璧なバランスを生むフレーム設計。
解説動画
メーカーの裏話はコチラ↓
発売予定は2023年2月中旬
発売予定は2023年2月中旬です。
予約受付開始中!
ラジカルは非常に人気のあるシリーズで品薄・品切れ状態になりやすいので、確実にゲットしたい方は予約がおすすめです。
まとめ:オーセチック採用でより安定感のあるラケットに変化
今回は「ヘッド ラジカル 2023」シリーズについてまとめてきました。
ヨーク部にオーセチックを使用することでミスヒットした際のボールの飛びや打感のばらつきを抑え、安心して振っていけるラケットとなっています。
より使いやすく変化したヘッドの大定番シリーズ。
初回入荷分は数に限りがあるので、気になる方はお早めにどうぞ。
というわけで、以上です。
ラケットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるから、実店舗で買うよりも5000~10000円くらい安く手に入るよ!
今回解説したラケット用品一覧