こんにちは~テニス歴20年の週末プレーヤー、テニスタイガーです(‘ω’)ノ
今回は、アレキサンダー・ズベレフ使用モデルの「Head Graphene 360 + Gravity Pro 2019」(ヘッド グラフィン 360+ グラビティ プロ 2019)のインプレ・評価・感想レビューを書いていきます。

最新機種の「Head Graphene 360+ Gravity Pro 2021」とはデザインが違うだけだから、2021のインプレが知りたい人もこの記事を読めばOK。
本記事の内容
- スペック、使っているプロの紹介
- 使われているテクノロジーをサクッと解説
- 打感、ボールの飛び、スピン&コントロール性能などのインプレレビュー
- 類似・競合ラケットの紹介
スペックや詳細情報を盛り込みつつ各種ショットの使用感を詳しく書いていくので、
- このラケットがどういった特徴を持っているのか知りたい方
- ストロークやボレー、サーブなどの使用感や感想が気になる方
はご覧ください(‘ω’)ノ
結論は、
です。
では、早速紹介していきます。

5分位で読み終わるよ~。
Contents
ヘッド グラビティプロ 2019&2021のスペック
フェイスサイズ | 100平方インチ |
重さ | 315g |
バランスポイント | 315㎜ |
フレーム厚 | 20㎜ |
ストリングパターン | 18×20 |
標準よりも重く、フレーム厚は薄く、なおかつストリングパターン18×20の超ハードなスペックですが、フェイスサイズはやや大きめな100インチ。
同じくヘッド社の超コントロールシリーズ「プレステージ」はフェイスサイズが小さいモデルが多いので、そことの差別化はハッキリできていますね。

コントロールに比重を置いた難しめなラケットだけど、プレステージよりは扱いやすいという位置づけなモデルかな。
<適正表>
上級者 | 中級者 | 初級者 | |
男性 | ◎ | 〇 | △ |
女性 | 〇 | △ | × |
グラビティシリーズを使用する(したことのある)主なプロテニス選手一覧
※プロテニス選手は独自にラケットをカスタマイズしているので、市販品とスペックが違うことがあります。
☑アレキサンダー・ズベレフ(世界ランク最高3位)
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☑アシュリー・バーティ(世界ランク最高1位)
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2021バージョンはコチラ↓(レッド&グリーンからイエローグリーン&パープルブルーに変更されています)
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テクノロジー/予備知識
グラフィン360+ | カーボン素材「グラフィン」とスパイラルファイバーを組み合わせ、高い剛性とクリーンな打球感を実現 |
ティアドロップ・ヘッド・シェイプ | 丸みのあるフレームを採用し、スイートスポットの広さを拡大 |
ヘッド グラビティプロのデザイン
グラビティシリーズ特有の半分レッド、半分グリーンのデザイン。
非常に丸っこいフレーム形状をしています。
フレーム厚は20㎜と非常に薄いので、すっきりした見た目です。
2021年版のデザイン↓(※画像はグラビティ MP Lite)

とても綺麗なグラデーション…!
いいね!
ヘッド グラビティプロ 2019&2021のインプレ・評価・感想レビュー
次に使用感や各種ショットのインプレ、評価、感想を書いていきます。(※ガットは「ヨネックス ポリツアープロ」を使用しました。)
打感の柔らかさ: 7/10
硬すぎず柔らかすぎずな印象。
兄弟機種のMPやTOURより球離れはゆっくりでホールド感が強く、フレームのしなりも感じます。

重量があってガットの目も細かいからボールをしっかりぶっ潰して掴んでいる感じがする。
ボールの飛びの良さ: 6.5/10
やや控えめな反発性能。
スイートスポットで打てばそこそこ飛びますが、ミスヒットすると途端に飛ばなくなります。
質の良いショットを打つにはボールをラケットの芯で捉える技術と打球を押し込んでいくパワーが必須です。

パワーヒッター推奨。
スピンのかけやすさ: 6.5~7/10
スピンアシストはほぼなし。
自分から回転をかけていけばまあまあかかりますが、普通にスイングするとドフラットな打球が飛んでいきます。
【スライスに関して】
軌道低めのスライスが打ちやすいですが、回転をかけすぎると飛距離が出ず浅いボールになるので、ちょっと調整が難しめ。
コントロール性能: 9.5/10
振った分だけボールが飛び、コースの調整もかなりやりやすい最高レベルのコントロール性能。
ホールド感もあるのでコントロール志向者には使いやすいと思います。
操作性&取り回しの良さ: 6.5/10
315gあるので、普通に重い(;’∀’)
300gに慣れている私からするとさすがに重量感を感じましたね。

力に自信がないとずっと振り回し続けるのは大変。
ストローク
ボールをラケットの芯で捉えてフルスイングした際のコントロール性能とホールド感はピカイチ。
フラットショットが低軌道でドーンと飛んでいくのはかなり気持ち良いし、バウンド後の伸びが良いです。
パワフルかつコントロール志向なフラット系プレーヤーにはピッタリだと思います。

重量があるから面の安定性も高く打ち負けない設計!
100インチゆえにスイートスポットが広めなのも良い所。
ただ、先述したように重いし、ミスヒットすると飛距離が全然でないので初中級~中級者向きではないかなと。
175㎝/60キロであまりパワフルではない私はネットミスが増えました(;’∀’)
【守備に関して】
硬さはそこまでないものの、ボールがあまり飛ばないし重量もあるので結構大変。
守備面はあまり期待しない方がいいです。
ボレー
面の安定性が高くボールをコントロールしやすくて、なおかつ打感もストローク時ほどは硬くなく、割と使いやすい印象。
楽ちんにボールが跳ね返るということはないものの、フェイスも100インチあって安心感は感じました。

315gの重ささえ気にしないならボレーは意外と簡単。
サーブ
フラットサーブ⇒ストローク同様にコントロール性能、バウンド後の伸びの両方とも良い◎
ガンガン振れるなら合っていると思います。
スライスサーブ&スピンサーブ⇒まあまあ変化しやすい。
もちろん回転特化ほど回転はかからないですが、フラット系の上級者用ラケットにしては結構しっかり変化してくれます。

恐らく回転のかかりやすさは大きめのフェイス100インチの恩恵。
類似・競合ラケットの紹介
☑ヘッド グラビティ MP 2019
兄弟機種。
295gかつボールが飛びやすくて回転もかなりかかるので、一般的な中級~中上級プレーヤーにはこちらの方がおすすめです。

☑ヘッド グラビティ ツアー 2019
プロより10g軽く、打感が硬く、球離れが早い超攻撃型モデル。
ホールド感よりもスピード感のある直球の打ちやすさを重視するならツアーの方が向いていると思います。

☑ヘッド スピードプロ 2020
グラビティプロよりボールの飛びが少し強く、スピン性能がやや高めなジョコビッチ使用モデル。
スピンとコントロール性能のバランスを重視する方におすすめです。

ヘッド グラビティプロ 2019&2021はこんな人におすすめ
- コントロール志向な人
- ホールド感を重視する人
- パワフルな人
- フラット系プレーヤー
- ズベレフモデルを使ってみたい人
こんな人には向いてない
- ボールを楽に飛ばしたい人
- ガッツリ回転をかけたい人
- あまりパワフルじゃない人
まとめ:コントロール性能が高いズベレフ使用の100インチモデル
本記事では「ヘッド グラビティプロ」の2019年モデルと2021年モデルのインプレ、感想レビューを、スペックや詳細情報を交えつつ紹介してきました。

強めのホールド感、トップクラスのコントロール性能、バウンド後の伸びが特徴的なズベレフモデル!
パワフルなコントロール志向の中上級~上級者フラット系プレイヤーには合っていると思うので、試してみることをおすすめします。
では、今回はこの辺で(‘ω’)ノ
今回解説したラケット用品一覧
(※ラケットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるので、実店舗で買うよりも5000~10000円位安く手に入りますよ。)