今回は、2025年1月中旬発売の新作テニスラケットシリーズ「ヘッド グラビティ 2025」(HEAD GRAVITY 2025)の
- ラインナップ
- 各種スペック
- 使われているテクノロジー
- インプレ/解説動画
をまとめていきます。
5分で読めるよ。
☑筆者情報
- テニス歴20年以上
- ラケット試打数&購入数合計200本以上
- ガットインプレ数100種以上
- 週末プレイヤー
- ツイッター(@tennis_torasan)
Contents
新作情報 ヘッド グラビティ MP/ツアー/プロ 2025 テクノロジー ラインナップまとめ【HEAD GRAVITY】
ヘッドのテニスラケット「グラビティ」に新作が登場。(既に予約受付開始)
グロス塗装の超カッコいいデザイン!
見る角度によってカラーが移り変わる!
A look that turns heads, right? ❤ pic.twitter.com/P9lUfppf3D
— HEAD Tennis (@head_tennis) December 12, 2024
ヘッド グラビティ 2025の特徴は?
グラビティはフレームのしなる心地良さと打球のコントロール性能の高さが特徴的なシリーズ。
2025バージョンは前モデルのヨーク部分に使われていたヘッド独自のテクノロジー「オーセチック」をグリップにも搭載し、振動吸収性と打球感を向上させた仕様となっています。
オーセチック2.0。
今回のラインナップは以下の通りです。
- グラビティ MP
- グラビティ MPL
- グラビティ ツアー
- グラビティ プロ
- グラビティ チーム
以下ではそれぞれのラインナップや使われているテクノロジーについて解説していきます。
ヘッド グラビティ MP 2025 (GRAVITY MP)
フェイスサイズ | 100平方インチ |
重さ | 295g |
バランスポイント | 325㎜ |
フレーム厚 | 22㎜ |
ストリングパターン | 16×20 |
CPI | 400 |
グラビティシリーズの主力モデル。
やや軽く、バランスポイント(重心)が5㎜程度標準よりラケットヘッド寄りのトップヘビー系です。
シリーズの中で一番人気。
打感の柔らかさやパワー&スピン&コントロール性能のバランスが良さが持ち味の1本です。
※CPIとは?
⇒ヘッド独自の指標で、数値が小さいほどボールの飛びが控えめでアウトしづらく、大きいほどラクにボールを飛ばせる傾向があります。
CPI400は、
と同じ数値です。
関連記事>>グラビティ MP 2023 インプレ 評価 レビュー
ヘッド グラビティ MP L 2025(GRAVITY MP L)
フェイスサイズ | 100平方インチ |
重さ | 280g |
バランスポイント | 325㎜ |
フレーム厚 | 22㎜ |
ストリングパターン | 16×20 |
CPI | 500 |
MPより15g軽いバージョン。
軽くてスイングしやすいラケットを使いたい女性やジュニア・操作性重視の男性向けのスペックです。
CPI500は、
- スピードMP2024
- エクストリームMP2024
- プレステージMP L2024
と同じ数値です。
関連記事>>グラビティ MP ライト 2021 インプレ レビュー
ヘッド グラビティ ツアー 98 2025(GRAVITY TOUR 98)
フェイスサイズ | 100平方インチ⇒98平方インチ |
重さ | 305g |
バランスポイント | 320㎜ |
フレーム厚 | 22㎜ |
ストリングパターン | 18×20⇒16×19 |
CPI | 300 |
98インチ/305gのバージョン。
前作は100インチでストリングパターンが18×20でしたが、今作は少し面が小さく、さらにストリングパターン16×19を採用しています。
回転のかかりが良く、反発力も十分備えた98インチの設計。
CPI300は、
- スピードプロ2022
- プレステージツアー2023
と同じ数値です。
関連記事>>グラビティ ツアー 2023 インプレ 評価 レビュー
ヘッド グラビティ プロ 2025 (GRAVITY PRO)
フェイスサイズ | 100平方インチ |
重さ | 315g |
バランスポイント | 315㎜⇒310㎜ |
フレーム厚 | 20㎜ |
ストリングパターン | 18×20 |
CPI | 200 |
グラビティの最上位モデル。
重量があってフレームは薄いスペック、さらにストリングパターンは目が細かい18×20を採用しています。
パワフルな中上級者に好まれる1本。
従来モデルはバランスポイントが315㎜の設定だったので、310㎜に変更して少し操作性を上げた仕様となっています。
CPI200はトップクラスに低く、プレステージプロ2023やラジカルプロ2023と同じ数値です。
関連記事>>グラビティ プロ 2021 インプレ レビュー
ヘッド グラビティ チーム 2025(GRAVITY TEAM)
フェイスサイズ | 104平方インチ |
重さ | 285g⇒270g |
バランスポイント | 325㎜ |
フレーム厚 | 24㎜ |
ストリングパターン | 16×20 |
CPI | 600 |
少し面が大きくて軽い軽量デカラケモデル。(前作の285gから270gに変更)
楽にボールを飛ばしたい方やボレーを頻繁にするダブルスプレイヤー向きの設計です。
スイートスポットが広く回転のかかりが良いタイプ。
CPI600は、
と同じ数値です。
関連記事>>グラビティ チーム 2023 インプレ 評価 レビュー
関連記事まとめ
テクノロジー:オーセチックをグリップに搭載し打球感を向上【AUXETIC2.0】
主に以下のテクノロジーが搭載されています。
- オーセチック2.0
- ハーフキャップテクノロジー
- グラフィン インサイド
オーセチック2.0(Auxetic 2.0)
横に引っ張ると全体が均一に広がり、横に押し込むと全体が縮まる特殊な分子構造”オーセチック”をフレームのヨーク部(5時~7時の間の部分)とグリップ部分に採用。
※ヨーク部分は以下の箇所です↓
オーセチックを搭載したことによる効果は以下の通りです↓
◎ヨーク部分
⇒ミスヒットした際に本来なら起こるヨーク部の変形具合のばらつきを抑え、飛びや打球感の安定性に繋がる。
◎グリップ部分
⇒従来モデルよりも振動・衝撃を減らし、打球感を素早く正確に手に伝えることで、快適な打ち心地に繋がる。
前作はヨーク部分のみの搭載でしたが、グリップにも使うことで前のシリーズよりも振動吸収性がアップ。
また、打球のフィーリングを素早く正確に手に伝えてくれることから、飛んでいく打球の安定性やコントロールのしやすさも向上したラケットとなっています。
オーセチックのバージョン2.0。
オーセチックがあると打感が柔らかく、スイートスポットが広く感じる傾向にある。
分子構造をわかりやすくした模型は以下の通りです↓
通常の素材なら横に引っ張ると真ん中が細くなり、横に押し込むと真ん中が縦長になるけど、これは均一に広まり縮む。
ハーフキャップテクノロジー
従来モデルよりもラケットヘッド側のバンパーを長くすることで、ラケットの保護力が上がり、さらに打球感も向上したテクノロジー。
グラフィン インサイド(Graphene Inside)
前作から使用されていた
を今作にもきっちり使用。
高い剛性とクリーンな打球感を実現しています。
インプレ/解説動画
インプレ/解説動画をまとめていきます。
発売予定日:2025年1月中旬
発売予定は2025年1月中旬です。
既に予約受付開始中!
ヘッド グラビティ 2025の価格
楽天内のショップだとだいたい以下の価格設定です↓(2024年12月20日時点)
グラビティMP&ツアー⇒税込み約31500円
グラビティMPL&チーム⇒税込み約30000円
グラビティプロ⇒税込み約33500円
割引クーポン情報
KPIとテニスジャパンが10%オフクーポンを発行しているので、約3000円引きで購入可能。
ポイントも2000円分ほど返ってくるので、実質的に税込み約25000~29000円くらいになると思います。
ネットだと安い。
※価格やクーポンの有無状況は変動するし、ポイント還元率には個人差があるので、詳細は楽天内の各ショップをご確認ください↓
まとめ:オーセチック2.0採用でより快適な打球感のラケットに進化
今回は「ヘッド グラビティ 2025」シリーズについてまとめてきました。
オーセチックを新たにグリップ部分に搭載することで、従来モデルよりも振動吸収性を高め、打球感も正確に素早く手に伝わりやすい設計となっています。
打球感を向上させたヘッドの人気シリーズ。
超カッコいいデザイン。
ツアーは100インチから98インチになった。
初回入荷分は数に限りがあるので、気になる方はお早めにどうぞ。
というわけで、以上です。
ラケットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるから、実店舗で買うよりも5000~10000円くらい安く手に入るよ!
今回解説したラケット用品一覧