こんにちは~テニス歴20年以上の週末プレーヤー、テニスタイガーです(‘ω’)ノ
今回は「ウィルソン プロスタッフ 97 V13.0」(Wilson Pro Staff 97 V13.0)のインプレ・評価・感想レビューを書いていきます。
本記事の内容
- スペックの紹介
- 使われているテクノロジーをサクッと解説
- 打感、ボールの飛び、スピン&コントロール性能などのインプレレビュー
- 類似・競合ラケットの紹介
- おすすめのガットの紹介
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スペックや詳細情報を盛り込みつつ各種ショットの使用感を詳しく書いていくので、
- このラケットがどういった特徴を持っているのか知りたい方
- ストロークやボレー、サーブなどの使用感や感想が気になる方
はご覧ください(‘ω’)ノ
結論は、
です。
(※1 プロスタッフシリーズは2023年2月に新作のV14が発売されるので、最新モデルの情報を知りたい方は【新作情報まとめ ウィルソン プロスタッフ V14 2023】をご覧ください)
(※2 プロスタッフ 97 V14に漆黒のブラックカラー「ノワール」バージョンが出ることに。黒いプロスタッフが好きな方は「新作情報まとめ ウィルソン ノワール 2023 」をご覧ください。)
では、早速紹介していきます。
5分位で読み終わるよ~。
ウィルソン プロスタッフ 97 v13.0 WR043811
Contents
ウィルソン プロスタッフ 97 V13.0のスペック
フェイスサイズ | 97平方インチ |
重さ | 315g |
バランスポイント | 310㎜ |
フレーム厚 | 21.5㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
標準的なものと比べて、フェイスサイズはやや小さめ、重量は重めのスペック。
フレームの厚さは21.5㎜前後のいわゆる”薄ラケ”。
ボールを飛ばすパワーよりもコントロールに比重を置いたモデル。
しっかりハードヒットしていける中上級~上級者を想定して設計されているラケットです。
<適正表>
上級者 | 中級者 | 初級者 | |
男性 | ◎ | 〇 | △ |
女性 | 〇 | △ | × |
テクノロジー/予備知識
ブレイド45 | ボールをより包み込むような打球感にするための特殊なカーボンの編み方 |
ラケットの先端部分はカーボンの編み込みが見えるようになっている。
ウィルソン プロスタッフ 97 V13.0のデザイン
洗練された漆黒のブラックカラー。
超カッコいいですね。
強者っぽい…!
フレーム厚21.5㎜と非常に薄く、スッキリした見た目。
グリップエンドはレッドカラーです。
ウィルソン プロスタッフ 97 v13.0 WR043811
デザインは数量限定の全米オープン2022カラー「ナイトセッション」バージョンもあります。
光を反射するリフレクターのようなデザインがスロート部分とラケットヘッド部にあり、光を当てることによって模様が浮かび上がる仕様です。
ブラックカラー。
カッコいい。
ウィルソン プロスタッフ 97 V13.0 ナイトセッション WR120211
ウィルソン プロスタッフ 97 V13.0のインプレ・評価・感想レビュー
次に使用感や各種ショットのインプレ、評価、感想を書いていきます。
打感の柔らかさ: 6/10
硬く、ボールの重みを感じやすいしっかりしたタイプ。
打ちごたえがあります。
イメージ通りの”クラシカルなボックス系ラケット”の打ち心地。
中身が詰まっている感触がする。
ガットがボールを掴むホールド感(球持ち感)はとても強く、球離れはゆっくりです。
ボールの飛びの良さ: 6/10
控えめな反発性能。
ちゃんとボールを押し込みつつスイングして運んでいかないと浅いボールになるので、パワーヒッター向けです。
スイートスポットを外してしまうと全然飛ばないから、技術も必要。
ショットの軌道は低めで、真っすぐ飛んでいく。
もっと面の広さやパワーが欲しいなら、後継シリーズに新たに追加されたフェイスサイズ100のプロスタッフ X V14.0の方がおすすめです。
スピンのかけやすさ: 6.5/10
回転はあまり強くかからず、フラット~回転量少なめなフラットドライブ系の球種が打ちやすいです。
フラット系プレイヤー推奨。
【スライスに関して】
スーッと低軌道で滑っていくスライスが打ちやすい。
ボールが浮かなすぎてネットしやすい点は注意ですが、上質な低軌道スライスを打ちたいなら向いていると思います。
コントロール性能: 9.5/10
コントロール性能はトップクラス。
ガンガン強打してもアウトしにくく、細かくコースを狙って打ち抜いていけます。
超コントロールしやすい。
操作性&取り回しの良さ: 6.5/10
標準より15g重いので、重量感アリ。
バランス(重心)が10㎜ほどグリップ寄りなので、振り始めの大変さはそれほどなかったですね。
フレームが薄くて空気抵抗が少なく振り抜きやすい点も良い。
ストローク
最高レベルのホールド感とコントロール性能を感じつつ、ハードヒットして低軌道フラットドライブを展開できる◎
意図せぬアウトが起きにくいので安心して振り抜けるし、バウンド後のボールのノビも素晴らしいです。
コントロール志向な中上級フラット系プレイヤーに最適な使用感。
芯で打てた時の打球感・ホールド感が本当に気持ち良い。
ただ、硬くて打ちごたえがあり、ミスるとボールが飛ばないタイプなので、初中級者には難易度高めで向いてないです。
【守備に関して】
反発性能低めなので、走らされた際の守備はやや厳しい。
攻撃特化型ラケットだと思います。
ボレー
重く飛び控えめでシビアであるけど、ボールコントロール性能がピカイチ。
振った分だけボールが飛ぶので、落としたいところにボールを運べます。
重さによる面の安定性も感じられる。
サーブ
フラットサーブ⇒ガッツリ振り切った時のコントロール性能、収まりの良さ、バウンド後のノビの3つとも申し分なし。
ガンガン剛速球サーブを繰り出せます。
スライスサーブ&スピンサーブ⇒打球の変化が小さめ。
あまり大きく曲がったりハネたりはしないですね。
フラット系サーブをどんどん打っていく使い方がイチオシ。
ウィルソン プロスタッフ 97 v13.0 WR043811
類似・競合ラケットの紹介
ライバルラケットを紹介していきます
ウィルソン プロスタッフ 97 V14.0 2023
バージョン14/2023シリーズの315gのタイプ。
カーボンの編み方を改良することで従来モデルよりも「クラシカルなプロスタッフらしい最高の打感」を感じやすい1本となっています。
ウィルソン プロスタッフ X V14 2023
100インチ/315g/バランス310㎜のバージョン。
非常に打感が柔らかく、97より反発力が良く、球威&バウンド後のノビを出しやすいので、使いやすいプロスタッフが良いならXの方がおすすめです。
97より格段にスイートスポットが広く、飛びが良い。
ガットのたわみによるソフトさとホールド感を感じやすい。
ウィルソン ブレード98 16×19 V9.0
トッププロ使用率ナンバーワンのシリーズ「ブレード」の主力モデル。(98インチ/305g/バランス320㎜)
適度な反発力でボールコントロールしやすく、プロスタッフ97よりスイートスポットが広い印象です
使いやすいコントロール系98インチ。
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新作情報 ウィルソン プロスタッフ V14.0 ラインナップ テクノロジーまとめ
ウィルソン プロスタッフ 97 V13.0に合うおすすめのガット
だいぶ飛び抑えめなタイプなので、ポリでもナイロンでも反発力のあるガットと組み合わせると扱いやすさがアップするかなと。
あとは一発の威力をさらに底上げできるボールスピードを上げやすいガットと組み合わせても良いと思います。
ウィルソン プロスタッフ 97 V13.0はこんな人におすすめ
- ボールの飛びを抑えたいコントロール志向な人
- ホールド感(球持ち感)を重視する人
- フラット系プレイヤー
- パワフルな人
こんな人には向いてない
- ボールを楽に飛ばしたい人
- 柔らかい打感が好きな人
- あまり力のない人
- グリグリスピンを打ちたい人
まとめ:ホールド感とコントロール性能の高さが魅力のフラット系
本記事では「ウィルソン プロスタッフ 97 V13.0」のインプレ、感想レビューを、スペックや詳細情報を交えつつ紹介してきました。
打ちごたえのある打感、強めのホールド感、高いコントロール性能が特徴のラケット!
強いホールド感を感じつつ、ガッツリスイングして低軌道フラットショットをコントロールしたい中上級~上級者の方には合っていると思うので、試してみることをおすすめします。
では、今回はこの辺で(‘ω’)ノ
今回解説したラケット用品一覧
ウィルソン プロスタッフ 97 v13.0 WR043811
ウィルソン プロスタッフ 97 V13.0 ナイトセッション WR120211
(※ラケットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるので、実店舗で買うよりも5000~10000円位安く手に入りますよ。)