こんにちは~テニス歴20年以上の週末プレーヤー、テニスタイガーです(‘ω’)ノ
今回は「Wilson Pro Staff 97 CV」(ウィルソン プロスタッフ 97 CV )のインプレ・評価・感想レビューを書いていきます。
本記事の内容
- スペックの紹介
- 使われているテクノロジーをサクッと解説
- 打感、ボールの飛び、スピン&コントロール性能などのインプレレビュー
- 類似・競合ラケットの紹介
- おすすめのガットの紹介
スペックや詳細情報を盛り込みつつ各種ショットの使用感を詳しく書いていくので、
- このラケットがどういった特徴を持っているのか知りたい方
- ストロークやボレー、サーブなどの使用感や感想が気になる方
はご覧ください(‘ω’)ノ
結論は、
です。
(※1 プロスタッフシリーズは2023年2月に新作が発売されるので、最新モデルの情報を知りたい方は「新作情報まとめ ウィルソン プロスタッフ V14 2023」をご覧ください。)
(※2 プロスタッフ 97 V14に漆黒のブラックカラー「ノワール」バージョンが出ることに。黒いプロスタッフが好きな方は「新作情報まとめ ウィルソン ノワール 2023 」をご覧ください。)
では、早速紹介していきます。
5分位で読み終わるよ~。
Contents
ウィルソン プロスタッフ 97 CVのスペック
フェイスサイズ | 97平方インチ |
重さ | 315g |
バランスポイント | 310㎜ |
フレーム厚 | 21.5㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
推奨テンション | 50~60 |
標準的なものと比べて、フェイスサイズはやや小さめ、重量は重めのスペック。
フレームの厚さは21.5㎜前後のいわゆる”薄ラケ”。
パワーよりもコントロールに比重を置いたモデル。
ちなみにバランスポイント(重心)は普通より10㎜手元寄りの「トップライト」であり、ボレー時に取り回しが利きやすく作られています。
<適正表>
上級者 | 中級者 | 初級者 | |
男性 | ◎ | 〇 | △ |
女性 | 〇 | △ | × |
テクノロジー/予備知識
カウンターベイル(CV) | NASA公認の衝撃吸収性に優れたカーボン。
体への負担を軽減させる機能がある。 |
ウィルソン プロスタッフ 97 CVのデザイン
ブラックに一番合うのはホワイトではないか?という提案のもと、このデザインが誕生。
タキシードから白シャツが見えた状態を連想できるので、「タキシードルック」と呼ばれています。
スロート部はまあまあ細くてスッキリしています。
ウィルソン プロスタッフ 97 CVのインプレ・評価・感想レビュー
次に使用感や各種ショットのインプレ、評価、感想を書いていきます。
打感の柔らかさ: 7/10
柔らかすぎず硬すぎずな印象。
ガットがボールを掴むホールド感をしっかり感じられ、カウンターベイルのおかげで薄ラケ特有の打球ヒット時のキツさもそれほどなく、快適な打ち心地でした。
ガッツリ衝撃が欲しい人には物足りないかもしれないけど、ハードな衝撃が嫌という人にはカウンターベイルは使い勝手が良い。
ボールの飛びの良さ: 7/10
コントロール系ラケットの中ではやや飛ぶ部類。
全く飛ばないとかはないので、ちょっとはパワーアシストがあった方が良いって方に向いていると思います。
もっと面の広さやパワーが欲しいなら、後継シリーズに新たに追加されたフェイスサイズ100のプロスタッフ X V14.0の方がおすすめ。
スピンのかけやすさ: 6.5/10
ラケット自体のスピンアシストはあまりなく、自分がかけた分だけかかってくれる仕様。
グリグリスピンで打つよりもフラット~フラットドライブの方が良さが出る。
スライスはちょっと持ち上がりにくく感じてネットが増えたので、正直そんなに打ちやすさは感じませんでした。
コントロール性能: 9/10
ボールの飛距離やコースの調整がめちゃくちゃやりやすい◎
思い切り打っていっても収まってくれるし、サイドアウトもあまりないしイメージ通りにコントロールできる安心感がある。
しっかり打ってコントロールしたい方にはバッチリだと思います。
操作性&取り回しの良さ: 6.5/10
315gあるので重量感はまあまあアリ。
力の弱い女性やジュニアには不向き。
ただ標準より10mmほどバランスポイント(重心)が手元寄りのおかげで「振り初めのしんどさ」はなく、その点は良いと思いました。
ストローク
しっかり踏み込んで打った時のコントロール性能がとにかく素晴らしい。
少しパワーアシストがある分球威も出ますし、いい意味でちょびっとラクが出来ます。
プロスタッフは難しいイメージがある人も多いと思うけど、このモデルに関してはそうでもない。
全然力がないor超パワフルプレーヤーという場合を除き、そこそこ打てる中~上級者の方なら十分使いこなせるのではないかなという印象です。
【守備に関して】
走らされた際に当てるだけで簡単にボールを返球できるというタイプではないものの、特段キツさもナシ。
ボレー
ストロークと同様に硬くなく、少しのパワー感と高いコントロール性能のバランスの良さを感じる仕様。
スイートスポットでしっかり捉えられる方にとってはかなり扱いやすいと思います。
コントロール系ラケットはボレーが難しいものが多いけど、これはやりやすくてびっくりした。
サーブ
スライスサーブとスピンサーブの変化量は薄ラケのコントロール系ラケットの範囲で考えると、比較的ちゃんと変化してくれるタイプだと思います。
収まりも良くて打ちやすいんだこれが。
フラットサーブもコントロールしやすくスピードが出るので、サーブに関しては文句なしです。
類似・競合ラケット
ライバルラケットを紹介していきます
ウィルソン プロスタッフ 97 V14.0 2023
バージョン14/2023シリーズのプロスタッフ97。
カーボンの編み方を改良することで従来モデルよりも「クラシカルなプロスタッフらしい最高の打感」を感じやすい1本となっています。
ウィルソン プロスタッフ X V14 2023
100インチ/315g/バランス310㎜のバージョン。
非常に打感が柔らかく、97より反発力が良く、球威&バウンド後のノビを出しやすいので、使いやすいプロスタッフが良いならXの方がおすすめです。
97より格段にスイートスポットが広く、飛びが良い。
ガットのたわみによるソフトさとホールド感を感じやすい。
ウィルソン ブレード98 16×19 V9.0
トッププロ使用率ナンバーワンのシリーズ「ブレード」の主力モデル。(98インチ/305g/バランス320㎜)
適度な反発力でボールコントロールしやすく、プロスタッフ97よりスイートスポットが広い印象です
使いやすいコントロール系98インチ。
関連ランキング・まとめ記事
新作情報 ウィルソン プロスタッフ V14.0 ラインナップ テクノロジーまとめ
ウィルソン プロスタッフ 97 CVに合うおすすめのガットの紹介
打球の威力とバウンド後のノビを重視するなら、ボールスピード特化系ガットがおすすめ。
楽にボールを飛ばせるセッティングにしたいなら高反発系のガットも良いと思います。
ウィルソン プロスタッフ 97 CVはこんな人におすすめ
- コントロール志向の人
- 中~上級オールラウンダー
- 打感が硬くなくて、やや抑えめな反発性能のラケットを欲しい人
こんな人には向いてない
- グリグリスピンをかけたい人
- ボールを楽に吹っ飛ばしたい人
- 軽いラケットを使いたい人
まとめ:意外と扱いやすいコントロール系ラケット
本記事では「Wilson Pro Staff 97 CV」のインプレ、感想レビューを、スペックや詳細情報を交えつつ紹介してきました。
硬すぎない打感、高いコントロール性能、ボレーのやりやすさが特徴的なラケット!
バツグンのコントロール性能がありつつ、ハード過ぎないラケットを探している中上級~上級オールラウンダーの方には合うと思うので、試してみることをおすすめします。
では、今回はこの辺で(‘ω’)ノ
今回解説したラケット用品一覧
(※ラケットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるので、実店舗で買うよりも5000~10000円位安く手に入りますよ。)