こんにちは~テニス歴20年以上の週末プレーヤー、テニスタイガーです(‘ω’)ノ
今回は「Wilson Pro Staff RF97 Autograph 2018」(ウィルソン プロスタッフ RF 97 2018)のインプレ・評価・感想レビューを書いていきます。
本記事の内容
- スペックの紹介
- 使われているテクノロジーをサクッと解説
- 打感、ボールの飛び、スピン&コントロール性能などのインプレレビュー
- 類似・競合ラケットの紹介
- おすすめのガットの紹介
スペックや詳細情報を盛り込みつつ各種ショットの使用感を詳しく書いていくので、
- このラケットがどういった特徴を持っているのか知りたい方
- ストロークやボレー、サーブなどの使用感や感想が気になる方
はご覧ください(‘ω’)ノ
結論は、
です。
※1 プロスタッフシリーズは2023年2月に新作が発売されるので、最新モデルの情報を知りたい方は「新作情報まとめ ウィルソン プロスタッフ V14 2023」をご覧ください。
RF97は廃止になりますが、その代わりに100平方インチの「X」が追加されています。
※2 プロスタッフ 97 V14に漆黒のブラックカラー「ノワール」バージョンが出ることに。黒いプロスタッフが好きな方は「新作情報まとめ ウィルソン ノワール 2023 」をご覧ください。
※3 RFの後継シリーズ「RF 01」が2024年8月に発売されるので、最新モデルの情報を知りたい方は「新作情報まとめ ウィルソン RF 01 2024」をご覧ください。
では、早速紹介していきます。
5分位で読み終わるよ~。
Wilson Pro Staff RF97 Autograph 2018
Contents
ウィルソン プロスタッフ RF97 2018のスペック
フェイスサイズ | 97平方インチ |
重さ | 340g |
バランスポイント | 305㎜ |
フレーム厚 | 21.5㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
発売日 | 2018年7月(シリーズ12作目) |
標準的なものと比べると、フェイスサイズはやや小さめ、そして重量はかなり重めのスペック。
340gは市販されている中でも最重量級。
ただ、バランスポイント(重心)が標準の320㎜よりも15㎜ほどグリップ側に寄っているため、「重すぎて全く使えない(´;ω;`)」ということにはならない設計になっています。
<適正表>
上級者 | 中級者 | 初級者 | |
男性 | ◎ | 〇 | △ |
女性 | 〇 | △ | × |
テクノロジー/予備知識
前作との違いは、
- フェース部分の強度をわずかに下げたこと
- デザインを変えたこと
のみです。
二つとも選手の要望によるもので、特にフェース部分の強度を下げることで回り込みフォアの精度と威力が増幅しました。
類まれなるタッチセンスを持つ選手ならではの細かな調整!
「Make it minimal, but make it significant」(小さな変化ではあるが、大切なことなんだ)だそうで、彼にとっては重要な変更だったようです。
ウィルソン プロスタッフ RF97 2018のデザイン
ブラックに一番合うのはホワイトではないか?という提案のもと、このデザインが誕生。
タキシードから白シャツが見えた状態を連想できるので、「タキシードルック」と呼ばれています。
シャフト部分にはサインが入っています↓
サイン見るとテンション上がる!
色は2019年版の「Black In Black」やレーバーカップ限定カラーの「Laver Cup」があります。(性能は3つとも同じ)
ウィルソン プロスタッフ RF97 2018のインプレ・評価・感想レビュー
次に使用感や各種ショットのインプレ、評価、感想を書いていきます。
打感の柔らかさ: 7/10
硬すぎず柔らかすぎずのフィーリング。
スイートスポットを外すとそこそこ硬さはありますが、ちゃんと芯で捉えられればそれほど気になる硬さではないと思います。
ボールの飛びの良さ: 7.5/10
予想以上にかなり飛んでくれます。
薄ラケかつ重いラケットってしなりやすくて飛ばない傾向にありますが、このモデルは反発力が割と強めに設計されていると思います。
後継シリーズのプロスタッフV14にはフェイスサイズ100のプロスタッフ X V14があるけど、割と近い反発力かなと思う。
スピンのかけやすさ: 6.5/10
ワイパースイングで思い切りスイングすれば回転はかかりますが、重くて辛いのでスピンショットで攻めるのはおすすめしません。
素直にラケットの重さを利用してフラット系でコンパクトにヒットするのが吉。
スライスも同様に、自分でガンガン回転をかけるというよりかはフラットに近い形の滑るようなショットの方が断然打ちやすかったです。
コントロール性能: 7/10
飛び過ぎたり飛ばなすぎたりしたので、コントロールに関しては中々難しめ。
毎回スイートスポットで捉えられる上級者なら扱いやすいかもですが、そうじゃない場合は正直ちょっと難易度高いと思います。
スイートスポット小さめで使用者を選ぶ一本。
芯を食えば最高だけど、外すとミスになる。
操作性&取り回しの良さ: 5/10
「重い」という言葉に尽きます。
パワーがない人には厳しい重さ。
ストローク
毎回振り切るのは厳しく、相手が速球を打ってきたときに振り遅れてしまうことがしばしば。
また、守備時に使うバックハンドスライスも走らされた状態で打つのは大変でした。
340gは伊達じゃない‥‥!
ただ、ラケットの重さを利用しつつボールを芯でヒット出来れば、球速が出てバウンド後によく伸びる会心の一撃が打てるのでめちゃくちゃ気持ち良いです。
普段ならウィナーを取れないような守備力のある相手から何本もノータッチエースを打てた!
パワーと技術のある方にとっては市販品ラケットの中では最強クラスの相棒になるでしょう。
ボレー
重さはありますが、ボールは飛ぶので割と楽。
ラケットの重さでボールを運んでいくイメージですね。
サーブ
ストローク同様に振り切るのは大変ですが、やはりこれもラケットの重さでボールを運ぶと予想外に速度が出てバウンド後の伸びがあるサーブが打てます。
軽いラケットを目一杯振り切って打つサーブよりも良い球が行くから不思議な気分。
スライスサーブやスピンサーブも比較的変化が大きめで使いやすかったですね。(振るのは大変だけれど)
Wilson Pro Staff RF97 Autograph 2018
類似・競合ラケット
ライバルラケットを紹介していきます。
ウィルソン プロスタッフ 97 V14.0 2023
プロスタッフV14の315gのタイプ。
カーボンの編み方を改良することでクラシカルなプロスタッフらしい最高の打感を追求した1本となっています。
プロスタッフらしい打ち心地と高いコントロール性能が魅力。
ウィルソン プロスタッフ X V14 2023
100インチ/315g/バランス310㎜のバージョン。
非常に打感が柔らかく、なおかつ球威&バウンド後のノビを出しやすいので、使いやすいプロスタッフが良いならXの方がおすすめです。
97より格段にスイートスポットが広く、飛びが良い。
ガットのたわみによるソフトさとホールド感を感じやすい。
ウィルソン RF 01 2024
RFの後継シリーズ「RF 01」の主力モデル。(98インチ/300g/バランス315㎜)
スピーディな低軌道フラットショットを弾き飛ばしやすい攻撃型ラケットです。
操作性も良い。
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ウィルソン プロスタッフ RF97 2018に合うおすすめのガットの紹介
一発一発の威力を底上げできるボールスピードを上げやすいガットを使うと、RF97の破壊力がさらに強化されて最高クラスのパワフルショットが打てるようになると思います。
シンプルにボールを飛ばすパワーを上げたいなら高反発系のガットも良いと思います。
ウィルソン プロスタッフ RF97 2018はこんな人におすすめ
- パワフルな人
- ボールをスイートスポットで捉えられる技術力のある人
- 会心の一撃を打てるラケットを使いたい人
こんな人には向いてない
- 力のあまりない人
- ラケットをガンガン振っていきたい人
- グリグリの回転をかけていきたい人
まとめ:ラケットの重さでボールを飛ばすと使いやすい
本記事では「Wilson Pro Staff RF Autograph 97 2018」のインプレ、感想レビューを、スペックや詳細情報を交えつつ紹介してきました。
340gの超重量級だけど、重さを利用してスイートスポットで打てるとボールに驚異的な威力と伸びが出るラケット。
重くて取り回しにくい分、会心の一撃を打ちやすいラケットなので、パワフルな方は試してみることをおすすめします。
では、今回はこの辺で(‘ω’)ノ
今回解説したラケット用品一覧
Wilson Pro Staff RF97 Autograph 2018
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