こんにちは~テニス歴20年以上の週末プレーヤー、テニスタイガーです(‘ω’)ノ
今回はプロ選手に大人気の「Wilson Blade 98 16×19 V7」(ウィルソン ブレード 98 V7 16×19)のインプレ・評価・感想レビューを書いていきます。
本記事の内容
- スペックの紹介
- 使われているテクノロジーをサクッと解説
- 打感、ボールの飛び、スピン&コントロール性能などのインプレレビュー
- 類似・競合ラケットの紹介
- おすすめのガットの紹介
スペックや詳細情報を盛り込みつつ各種ショットの使用感を詳しく書いていくので、
- このラケットがどういった特徴を持っているのか知りたい方
- ストロークやボレー、サーブなどの使用感や感想が気になる方
はご覧ください(‘ω’)ノ
結論は、
です。
では、早速紹介していきます。
5分位で読み終わるよ~。
(※ブレードシリーズは2024年2月に新作の「V9」が発売されるので、最新モデルの情報を知りたい方はコチラの記事をご覧ください⇒「新作情報まとめ ウィルソン ブレード V9.0」)
Contents
ウィルソン ブレード 98 V7 16×19のスペック
フェイスサイズ | 98平方インチ |
重さ | 305g |
バランスポイント | 320㎜ |
フレーム厚 | 21㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
標準的なものと比べて、フェイスサイズはやや小さめ、重量はやや重めのスペック。
フレーム厚は21㎜のいわゆる”薄ラケ”です。
薄ラケはボールの飛びが抑えられている分、ショットのコントロールがしやすいという特徴がある。
<適正表>
上級者 | 中級者 | 初級者 | |
男性 | ◎ | ◎ | 〇 |
女性 | ◎ | 〇 | △ |
テクノロジー/予備知識
バサルトファイバー | 衝撃や振動を低減させる新素材 |
X-LOOP FRAME | フレームは外側が丸く、内側が平、シャフト部は外側が平で内側が丸くなっている⇒しなりやネジレをパワーに変えてより効率的にボールに伝えることができるようになった。 |
エラスティック・ペイント | サラサラした手触りのペイントコーティング。 |
Better Feeling | グリップの上の部分に角度をつけることによって握り心地を良くした。 |
元々ブレードは「しなりやひねり」をパワーに変えてボールに伝えることをテーマにしたシリーズですが、今作からは「横しなり」に加えて縦方向にもよくしなるように設計されました。
トップランカーの使用率が最も高いテニスラケットのシリーズがこのブレード98。
男女共にトップ100位以内の選手のうち、約30人がブレード使用者‥‥!
ウィルソン ブレード 98 V7 16×19のデザイン
フレームの12時にグリーン、3時9時にグレーのカラーが入ったデザイン。
21mm厚なので薄さは感じますね。
スロート部分もほっそりスッキリ。
色は通常カラーの他に全仏カラーとリバースカラーの限定バージョンもある。
Wilson Blade 98 16×19 V7.0 RG 2020
Wilson Blade 98 16×19 V7.0 RG 2021
Wilson Blade 98 16×19 V7.0 リバース
ウィルソン ブレード 98 V7 16×19のインプレ・評価・感想レビュー
次に使用感や各種ショットのインプレ、評価、感想を書いていきます。
打感の柔らかさ: 7.5/10
薄ラケにしては珍しく、結構柔らかめ。
ストリングのたわみとフレームのしなりの双方を感じ、ミスヒット時の衝撃もそれほどキツくなかったです。
ボールの飛びの良さ: 7/10
反発性能はやや控えめ~標準辺り。
当てるだけで楽に飛ぶということはないですが、ある程度筋力があって自分からラケットを振っていける方なら扱いやすいと思います。
前作(6代目)のCVは結構シビアな飛びだったから、それと比較すると良く飛ぶようになった。
スピンのかけやすさ: 7/10
縦しなりによって以前よりは多少スピンやスライスがかかりやすくなりましたが、それでもこのラケットの真骨頂はフラット~フラットドライブくらいの球種。
スピナーには向いていないと思います。(スライスのかかりは標準的)
コントロール性能: 9/10
フレームがしなってガットがボールを掴んでいる感覚が強く感じられるので、コントロール性能は非常に高め。
ガットの上にボールが乗っている時間が長く感じる。
しなり系のラケットが好きな方にはかなり向いていると思います。
操作性&取り回しの良さ: 7.5/10
標準的なラケットよりも5g重いですが、フレームが薄くて面がちょっと小さめなので、振りぬきやすさが◎
ボレー時もそこまで取り回しにくくないですし、標準的な筋力の方なら問題ないと思います。
ストローク
厚く当ててクリーンヒットした低軌道のフラットショットが最高に気持ち良い!
しなり感や打感の柔らかさを存分に感じられますし、バウンド後の伸びも良いので自分からガンガン打ってボールコントロールしたい方にとっては超楽しいと思います。
多くのトッププロに愛されているポイントはここなんだろうな~。
飛びもそこまで強くないので、アウトを怖がらず振っていけるのも良いところ。
一方、ミスヒットすると相手コートには返るものの弱弱しいショットになりがちでしたので、あくまで毎回ちゃんとラケットの芯でボールを捉えられる方向けだと思います。
【守備に関して】
走らされた際のボールの処理は難しすぎず、簡単すぎずといった感じです。
ボレー
程よい飛びと打感の柔らかさを感じられてまあまあ楽。
反発力の強いパワー系ラケットの程は簡単じゃないですが、しっかり面が作れる方なら不自由なく使っていけると思います。
サーブ
ストローク同様にスピンやスライスはあまりかかりませんが、フラットサーブは収まり良し、コントロール性能良し、バウンド後の伸び良しです\(^_^)/
厚く当てて振りぬくと、素直に直球が飛んでくれてそれがサービスエリアにちゃんと収まってくれる感じ。
類似・競合ラケット
ライバルラケットを紹介していきます
ウィルソン ブレード 98 16×19 V9.0
ブレード98のバージョン9。(98インチ/305g/バランス320㎜)
18×20よりボールが飛び回転もかかる印象です。
V9は反発力とフレームの安定性が従来シリーズよりアップした。
使いやすいコントロール系98インチ。
ウィルソン ブレード 100 V9.0
ブレードV9シリーズの主力モデル。(100インチ/300g/バランス320㎜)
ブレード98ほどのボールコントロール性能ではないですが、98より打球が飛び、スピンもかけやすいです。
パワー&スピン&コントロール性能のバランスが良し。
ウィルソン プロスタッフ X V14 2023
100インチ/315g/バランス310㎜のウィルソンの人気ラケット。
非常に打感が柔らかく、自然と球威&バウンド後のノビを出しやすいので、割とパワーのあるソフトなコントロール系100インチを使いたいならXの方がおすすめです。
ブレード98よりスイートスポットが広い。
ガットのたわみによるソフトさとホールド感を感じやすい。
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ウィルソン ブレード 98 V7 16×19に合うおすすめのガットの紹介
ボールを飛ばしやすいセッティングにしたいなら高反発系のガットがおすすめ。
一発の威力をさらに底上げできるボールスピードを上げやすいガットと組み合わせても良いと思います。
ウィルソン ブレード 98 V7 16×19はこんな人におすすめ
- フラット系のショットが好きな人
- ボールコントロールを重視する人
- しなり系のラケットが好きな人
こんな人には向いてない
- グリグリに回転をかけるショットが好きな人
- しなるラケットがあまり好きではない人
- 楽にボールを吹っ飛ばしたい人
まとめ:心地よい打感としなり感を持ったフラット系ラケット
本記事では「Wilson Blade 98 16×19 V7」のインプレ、感想レビューを、スペックや詳細情報を交えつつ紹介してきました。
やや柔らかな打感と強めのしなり感が特徴的なフラット系ラケット!
コントロール重視のフラット系ストローカーの方にはとても向いているラケットなので、試してみることをおすすめします。
では、今回はこの辺で(‘ω’)ノ
今回解説したラケット用品一覧
Wilson Blade 98 16×19 V7.0 RG 2020
Wilson Blade 98 16×19 V7.0 RG 2021
Wilson Blade 98 16×19 V7.0 リバース
(※ラケットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるので、実店舗で買うよりも5000~10000円位安く手に入りますよ。)