今回は、2022年9月15日発売の新作テニスラケットシリーズ「ヘッド エクストリーム 2022」(HEAD EXTREME 2022)の
- ラインナップ
- 各種スペック
- 使われているテクノロジー
の3つをまとめていきます。
5分で読めるよ。
☑筆者情報
- テニス歴20年以上
- ラケット試打数&購入数合計200本以上
- ガットインプレ数100種以上
- 週末プレイヤー
- ツイッター(@tennis_torasan)
(※エクストリームシリーズは2024年7月に新作が発売されるので、最新モデルの情報を知りたい方はコチラの記事をご覧ください⇒新作情報まとめ エクストリーム 2024)
Contents
新作情報 ヘッド エクストリーム(HEAD EXTREME)2022 ラインナップ スペックまとめ
ヘッドのスピン特化シリーズ「エクストリーム」に新作が登場。(既に発売開始中)
イエロー×淡いグリーン系のカラーが特徴的なデザインです。
今回のラインナップは4モデル。
一部名称が変更となりました。
以前のシリーズとの大きな違いは、
- デザイン
- 各種スペックの微調整
- 新テクノロジー「オーセチック」の採用
です。
まずはラインナップについて詳しく見ていきましょう。
ヘッド エクストリーム ツアー 2022
フェイスサイズ | 98平方インチ |
重さ | 305g |
バランスポイント | 315㎜ |
フレーム厚 | 22-23-21㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
CPI | 400 |
面が少し小さく重い中上級者向けのスペック。
バツグンの振り抜きの良さと、パワー×コントロール×スピン性能のバランスの良さが特徴的なラケットです。
前作の2020モデルはとても人気があった。
CPIはヘッド独自の指標で、数値が低いほどボールの飛びを抑えやすいコントロール寄り、高いほどボールを飛ばしやすいパワー寄りのラケットになります。
CPI400は、
と同じ数値です。
実際に使用した際のレビュー・インプレ記事はコチラ↓
ヘッド エクストリーム MP 2022
フェイスサイズ | 100平方インチ |
重さ | 300g |
バランスポイント | 325㎜⇒320㎜ |
フレーム厚 | 23-26-21㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
CPI | 500 |
100インチ/300g/バランス320㎜のエクストリームシリーズの看板モデル。
前作のバランスが325㎜から320㎜に変更になりました。
非常に回転が良くかかるスピンラケット。
また、エクストリーム2022シリーズの中でMPだけストリングパターンのピッチ(間隔)を狭めた設計に微調整が行われました。
それにより、ボールの飛びすぎを抑え、打球のコントロール性能を上げた設計となっています。
狙った所に打ちやすくなっている。
CPI500は、
- スピードMP2024
- グラビティMPライト2021
- プレステージMP L2023
と同じ数値です。
実際に使用した際のレビュー・インプレ記事はコチラ↓
後継モデルの2024バージョンのインプレはコチラ↓
ヘッド エクストリーム MP L 2022
フェイスサイズ | 100平方インチ |
重さ | 285g |
バランスポイント | 325㎜ |
フレーム厚 | 23-26-21㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
CPI | 600 |
MPより15g軽い軽量モデル。(以前まではMP Lightという名称でした)
女性やジュニア・操作性重視の男性向けのスペックです。
軽くてスイングしやすい設計。
CPI600は、
- ブーンMP2024
- グラビティチーム2023
- スピードMPL2022
と同じ数値です。
実際に使用した際のレビュー・インプレ記事はコチラ↓
ヘッド エクストリーム チーム 2022
フェイスサイズ | 105平方インチ⇒100平方インチ |
重さ | 275g |
バランスポイント | 340㎜⇒330㎜ |
フレーム厚 | 23-26-21㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
CPI | 700 |
非常に軽量のモデル。(以前まではエクストリーム Sという名称でした)
前作の105インチ/バランス340㎜から今作は100インチ/バランス330㎜に変更されています。
反発力が強く軽くて振りやすい設計。
ラクにボールを飛ばしたいプレイヤー向け。
CPI700は、
- スピードチーム2022
- ラジカルS2021
と同じ数値です。
関連記事>>エクストリーム S 2020 インプレ レビュー
ラケットバッグも同時発売
ラケットバッグもラケットと併せて発売されます。
比較記事まとめ
MPとツアーを打ってみて使用感を比較した内容は以下の記事にまとめています↓
関連記事まとめ
テクノロジー:飛びや打ち心地のばらつきを抑え安定感を向上
主に以下のテクノロジーが搭載されています。
- オーセチック
- スピングロメット
- サウンドグロメット
- スピンシャフト
- グラフィン インサイド
オーセチック(Auxetic)
横に引っ張ると全体が均一に広がり、横に押し込むと全体が縮まる特殊な分子構造”オーセチック”をフレームのヨーク部(5時~7時の間の部分)に採用。
この機能があることによってスイートエリアを少し外した際に本来なら起こるヨーク部の変形具合のばらつきを抑え、飛びや打球感の安定性に繋がる設計となっています。
オーセチックがあると打感が柔らかく、スイートスポットが広く感じる傾向にある。
ブーン2022、プレステージ2021、スピード2022、ラジカル2023、グラビティ2023にも搭載しているテクノロジー。
分子構造をわかりやすくした模型は以下の通り↓
面白い構造ですね。
通常の素材なら横に引っ張ると真ん中が細くなり、横に押し込むと真ん中が縦長になるけど、これは均一に広まり縮む。
スピングロメット(Spin Grommet)
ストリングを動きやすくし、スピン量を増やすグロメット。
サウンドグロメット(Sound Grommet)
ストリングの動きを大きくすることでパワー(反発力)を強化し、打球音と振動を最適化するグロメット。
スピンシャフト(Spin Shaft)
横方向に対する安定性を最適化し、スピン量を増やすシャフト。
グラフィン インサイド(Graphene Inside)
前作から使用されていた
を今作にもきっちり使用。
高い剛性とクリーンな打球感を実現しています。
解説動画
発売予定は2022年9月15日
発売予定は2022年9月15日です。
既に全モデルが好評発売中!
まとめ:オーセチック採用でより安定感のあるラケットに変化
今回は「ヘッド エクストリーム 2022」シリーズについてまとめてきました。
ヨーク部にオーセチックを使用することでミスヒットした際のボールの飛びや打感のばらつきを抑え、安心して振っていけるラケットとなっています。
より使いやすく変化したヘッドのスピン系シリーズ。
初回入荷分は数に限りがあるので、気になる方はお早めにどうぞ。
というわけで、以上です。
今回解説したラケット用品一覧
(※ラケットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるので、実店舗で買うよりも5000~10000円位安く手に入りますよ。)