今回は、2023年4月13日発売の新作テニスラケットシリーズ「ヘッド グラビティ 2023」(HEAD GRAVITY 2023)の
- ラインナップ
- 各種スペック
- 使われているテクノロジー
- 解説動画
の4つをまとめていきます。
5分で読めるよ。
☑筆者情報
- テニス歴20年以上
- ラケット試打数&購入数合計180本以上
- ガットインプレ数100種以上
- 週末プレイヤー
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Contents
新作情報 ヘッド グラビティ MP/プロ/ツアー 2023 ラインナップ スペックまとめ HEAD GRAVITY
ヘッドの人気シリーズ「グラビティ」に新作が登場。(既に予約の受け付けが開始中)
ブラック系のカッコいいデザインです。
カッケー!
見る角度によって色味が変わる!
ヘッド グラビティ 2023の特徴は?
グラビティはボールコントロール性能とパワーに優れた100インチの人気シリーズ。
2023バージョンは新たにオーセチックというヘッド独自のテクノロジーを採用し、従来よりも扱いやすさをアップした仕様となっています。
今回の主なラインナップは以下の通り↓
プロ
ツアー
MP
MP L
チーム
チーム L
以前のシリーズとの大きな違いは、
- 新テクノロジー「オーセチック」の採用
です。
まずはラインナップについて詳しく見ていきましょう。
ヘッド グラビティ プロ 2023 (GRAVITY PRO)
フェイスサイズ | 100平方インチ |
重さ | 315g |
バランスポイント | 315㎜ |
フレーム厚 | 20㎜ |
ストリングパターン | 18×20 |
CPI | 200 |
グラビティの最上位モデル。
重量があってフレームは薄いスペック、さらにストリングパターンは目が細かい18×20を採用しています。
パワフルな中上級者に好まれる1本。
※CPIとは?
⇒ヘッド独自の指標で、数値が小さいほどボールの飛びが控えめでアウトしづらく、大きいほどラクにボールを飛ばせる傾向があります。
CPI200はトップクラスに低く、プレステージプロ2023やラジカルプロ2023と同じ数値です。
ヘッド グラビティ ツアー 2023 (GRAVITY TOUR)
フェイスサイズ | 100平方インチ |
重さ | 305g |
バランスポイント | 320㎜ |
フレーム厚 | 22㎜ |
ストリングパターン | 18×20 |
CPI | 300 |
グラビティプロより少しフレームが厚く、パワーのある設計のバージョン。
315gのグラビティプロは重すぎるけど、18×20特有のボールを潰せる感じが好きという方にはピッタリのスペックです。
ツアーもかなりボールコントロールしやすい作り。
CPI300は、
- スピードプロ2022
- プレステージツアー2023
と同じ数値です。
実際に使用した際の詳細レビュー↓
ヘッド グラビティ MP 2023 (GRAVITY MP)
フェイスサイズ | 100平方インチ |
重さ | 295g |
バランスポイント | 325㎜ |
フレーム厚 | 22㎜ |
ストリングパターン | 16×20 |
CPI | 400 |
グラビティシリーズの主力モデル。
やや軽く、バランスポイント(重心)が5㎜程度標準よりラケットヘッド寄りのトップヘビー系です。
シリーズの中で一番人気。
ストリングパターンはプロやツアーよりも縦糸が2本少ない16×20を採用していて、よりパワー&スピン性能が高い設計です。
CPI400は、
と同じ数値です。
実際に使用した際の詳細レビューはこちら↓
ヘッド グラビティ MP L 2023 (GRAVITY MP L)
フェイスサイズ | 100平方インチ |
重さ | 280g |
バランスポイント | 325㎜ |
フレーム厚 | 22㎜ |
ストリングパターン | 16×20 |
CPI | 500 |
MPより15g軽いバージョン(以前はMP LITEという名称でした)
軽くてスイングしやすいラケットを使いたい女性やジュニア・操作性重視の男性向けのスペックです。
CPI500は、
- スピードMP2024
- エクストリームMP2024
- プレステージMP L2022
と同じ数値です。
関連記事>>グラビティ MP ライト 2021 インプレ レビュー
ヘッド グラビティ チーム 2023 (GRAVITY TEAM)
フェイスサイズ | 104平方インチ |
重さ | 285g |
バランスポイント | 325㎜ |
フレーム厚 | 24㎜ |
ストリングパターン | 16×20 |
CPI | 600 |
少し面が大きくて軽い軽量デカラケモデル。(※前作では「グラビティS」という名称でした)
楽にボールを飛ばしたい方やボレーを頻繁にするダブルスプレイヤー向きの設計です。
スイートスポットが広く回転のかかりが良いタイプ。
CPI600は、
と同じ数値です。
実際に使用した際の詳細レビューはコチラ↓
ヘッド グラビティ チーム L 2023 (GRAVITY TEAM L)
フェイスサイズ | 104平方インチ |
重さ | 270g |
バランスポイント | 335㎜ |
フレーム厚 | 24㎜ |
ストリングパターン | 16×20 |
CPI | 700 |
グラビティシリーズの中で最軽量のデカラケモデル。
軽さとパワーを最重視する方に向いたスペックです。
CPI700は、
- スピードチーム2022
- エクストリームチーム2022
と同じ数値です。
ラケットバッグも発売
グラビティと同時期にラケットバッグも複数の種類が発売されます。
☑2本用
ヘッド バックパック プロ X 30L 2本用 260123
☑6本用
☑9本用
比較記事まとめ
グラビティMPとグラビティツアーを打ってみて使用感を比較した内容は以下の記事にまとめています↓
関連記事まとめ
テクノロジー:飛びや打ち心地のばらつきを抑え安定感を向上
主に以下の2つのテクノロジーが搭載されています。
- オーセチック
- グラフィン インサイド
オーセチック(Auxetic)
横に引っ張ると全体が均一に広がり、横に押し込むと全体が縮まる特殊な分子構造”オーセチック”をフレームのヨーク部(5時~7時の間の部分)に採用。
この機能があることによってスイートエリアを少し外した際に本来なら起こるヨーク部の変形具合のばらつきを抑え、飛びや打球感の安定性に繋がる設計となっています。
オーセチックがあると打感が柔らかく、スイートスポットが広く感じる傾向にある。
ブーン2022/エクストリーム2022/プレステージ2021/ラジカル2023/スピード2022にも使われている。
分子構造をわかりやすくした模型は以下の通り↓
面白い素材ですね。
通常の素材なら横に引っ張ると真ん中が細くなり、横に押し込むと真ん中が縦長になるけど、これは均一に広まり縮む。
グラフィン インサイド(Graphene Inside)
前作から使用されていた
を今作にもきっちり使用。
高い剛性とクリーンな打球感を実現しています。
解説動画
☑ラフィノさん
☑ウィンザーさん
発売予定は2023年4月13日
発売予定は2023年4月13日です。
予約受付開始中!
まとめ:オーセチック採用でより安定感のあるラケットに変化
今回は「ヘッド グラビティ 2023」シリーズについてまとめてきました。
ヨーク部にオーセチックを使用することでミスヒットした際のボールの飛びや打感のばらつきを抑え、安心して振っていけるラケットとなっています。
より使いやすく変化したヘッドの人気シリーズ。
初回入荷分は数に限りがあるので、気になる方はお早めにどうぞ。
というわけで、以上です。
ラケットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるから、実店舗で買うよりも5000~10000円くらい安く手に入るよ!
今回解説したラケット用品一覧
ヘッド バックパック プロ X 30L 2本用 260123