こんにちは~テニス歴20年以上の週末プレーヤー・テニスタイガーです(^^)/
今回は「テクニファイバー TF-X1 285 2021&2024 V2」のインプレ・評価・感想レビューを書いていきます。
2021年モデルと2024年モデルはデザインが違うだけで使われているテクノロジーやスペックは同じ。
本記事の内容
- スペック、使われているテクノロジーをサクッと解説
- 打感、ボールの飛び、スピン&コントロール性能などのインプレレビュー
- 価格をチェック
- 類似・競合ラケットの紹介
- おすすめのガットの紹介
☑筆者情報
- テニス歴20年以上
- ラケット試打数&購入数合計180本以上
- ガットインプレ数100種以上
- 週末プレイヤー
- ツイッター(@tennis_torasan)
スペックや詳細情報を盛り込みつつ各種ショットの使用感を詳しく書いていくので、
- このラケットがどういった特徴を持っているのか知りたい方
- ストロークやボレー、サーブなどの使用感や感想が気になる方
はご覧ください(‘ω’)ノ
結論は、
です。
では、早速紹介していきます。
5分位で読み終わるよ~。
2024シリーズの新作情報はこちら⇒新作情報まとめ TF-X1 V2 2024
Contents
テクニファイバー TF-X1 285 2021&2024 V2のスペック
「テクニファイバー TF X1 285 2021」
フェイスサイズ | 100平方インチ |
重さ | 285g |
バランスポイント | 330㎜ |
フレーム厚 | 24.5-25.5-25㎜ |
ストリングパターン | 16×19 |
標準より15g軽い軽量バージョン。
操作性を重視する男性や女性・ジュニアに向けて設計されているタイプです。
軽くて振りやすい。
<適正表>
上級者 | 中級者 | 初級者 | |
男性 | △ | 〇 | ◎ |
女性 | 〇 | ◎ | ◎ |
テクノロジー/予備知識
Frame Ergonomy | 丸みを帯びたフレーム形状を採用し、反発力と面の安定性を向上させ、スイートスポットも拡大 |
X-DAMP | ラコステが特許を取っている衝撃減衰システム。
振動止めやナイロンガットでもカットできない肘に響く「低周波振動」を最大36%取り払ってくれるグリップ内蔵式の装置 |
Isoflex | フレームの硬さを部分的に変え、スイートスポットを拡大するテクノロジー
横糸が短い部分は硬くしてストリングを動きやすくし、横糸が長い部分は柔らかくしてストリングの動きを抑制している |
「衝撃を減らすこと」「ボールを飛ばすパワー」の二つをコンセプトに設計されています。
以下の実験動画ではXーDUMPによる振動の減衰っぷりがよくわかります↓
#テクニの革新、X-DAMPの実力。
#fightsmart #tecnifibre #テクニファイバー #Tennis #テニス pic.twitter.com/QMGB8n8qyr— Tecnifibre Japan (@TecnifibreJapan) July 26, 2021
関連記事>>TF-X1 2021 テクノロジー ラインナップまとめ
テクニファイバー TF-X1 285 2021のデザイン
ホワイトを基調としたデザイン。
フレームは丸みを帯びた形状です。
スイートスポットが広そう。
V2の方がイエローの割合が増えたデザインを採用しています。
テクニファイバー TF-X1 285 2021&2024 V2のインプレ・評価・レビュー
次に使用感や各種ショットのインプレ、評価、レビューを書いていきます。
※ポンド数:暑い時期は少し硬めに、寒い時期は少し緩めに張って調整。
打感の柔らかさ: 8.5/10
かなり柔らかい打感。
ガットのたわみがわかりやすく、軽めの打ち心地です。
よくたわむ。
ボールをガットが包み込む感触が強い。
また、コンセプト通り振動吸収にも優れていて、ビーンと肘や手首に響くことが少ないし、あっても小さい。
腕への負担を極力減らしたい方に良いと思います。
ボールの飛びの良さ: 8/10
反発力は良好。
ボールは良く飛びますが、ぶっ飛ぶモデルが多い軽量ラケットにしてはそこまで過剰なパワーというほどでもないですね。
ラクにボールを飛ばせて、なおかつアウトもそこまで多発しないくらいの丁度良い飛び。
やはり上級パワーヒッターがガツガツフラット系で打つとアウトすると思いますが、軽めのラケットを使いたい初中級~中級プレイヤーにとっては丁度良い飛び感だと思います。
【軌道について】
打球は低~中軌道ショットになりやすい印象。
極端に高く上がったりということはあまりない感触です。
スピンのかけやすさ: 7~7.5/10
スピン性能は標準くらい。
自然な回転量のフラットドライブが最も打ちやすいです。
【スライスについて】
スライスはやや軌道低めのスーッと滑っていくショットが打ちやすいです。
たわんだラケットの面にボールを乗せて運べる感触が気持ち良い。
コントロール性能: 7.5/10
ボールコントロール性能は標準的。
先述した通り軽量ラケットにしては飛びすぎないので、ある程度ボールを狙った所に打ちやすく、なおかつアウトもしにくいです。
まあまあといったところ。
操作性&取り回しの良さ: 8.5~9/10
285gの軽量モデルなので、操作性は高い。
疲れにくく、ブンブン振っていけます。
軽い。
ストローク
ガットがたわむ柔らかい打感を感じつつ、安定してフラットドライブを展開できる。
衝撃が少なく、飛びも良く、コントロールもまあまあしやすく、オールラウンドな印象です。
ソフトで操作性が高く、パワーとコントロールのバランスが良い。
使いやすい。
超ラクにボールを飛ばしたい、強烈なスピン性能が欲しいという方にはあまり合わないかなと思いますが、それ以外は特に弱点が無い印象。
柔らかさ、軽さ、軽量ラケットの中ではぶっ飛びすぎない適度なパワーを求めるならピッタリだと思います。
【守備について】
反発力はしっかりあり、軽くて取り回しもしやすいので、走らされた際のボールの処理はカンタン。
ボレー
ボレーも非常にやりやすい。
打感が柔らかく、スイートスポットも広く、操作性が良く、飛びすぎず飛ばなすぎずの反発力でとても簡単です。
トップクラスに良い。
頻繁にボレーするネットプレイヤーやダブルスプレイヤーにイチオシ。
サーブ
フラットサーブ⇒比較的しっかり打ってもサービスエリア内に収まりやすく、スピードも良く出る。
軽いので振り始めの負担が少ない点もメリットですね。
スライスサーブ&スピンサーブ⇒回転系サーブの変化はそこそこといった感じ。
適度に曲がったりハネます。
フラットサーブの収まりの良さ、スピード感、軽さによる振りやすさが強みだと思う。
変に飛びすぎてフォルトしない所が良い。
テクニファイバー TF-X1 285 2021の価格
楽天のショップだとKPIやテニスジャパンが税込み約23500円で販売中。(2023年8月時点)
両方とも20%オフクーポンを発行している&ポイントも1000円分ほど返ってくるので、実質的には税込み約18000円くらいです。
テニスジャパンは無料ガットを張り上げてくれる仕様もある。
その場合は10%オフクーポンを使える。
ネットだと安い。
※価格やクーポンの有無状況は変動するし、ポイント還元率には個人差があるので、詳細は楽天内の各ショップをご確認ください↓
類似・競合ラケットの紹介
ライバルラケットを紹介していきます。
バボラ ピュアドライブ チーム 2021
ボールの飛ばしやすさ、ボールスピードの出しやすさ、打ち負けない最強レベルの面の安定性、カウンターショットの打ちやすさが特徴のバボラの超人気軽量ラケット。(100インチ/285g)
打感はTF-X1より硬いですが、反発力、球速、打ち負けにくさを重視するならピュアドラチームの方がおすすめです。
パワー系軽量ラケットの代表格。
ソフトなTF-X1、パワーがあるピュアドラ。
ヨネックス イーゾーン 100L 2022
ヨネックスの超人気軽量ラケット(100インチ/285g)
反発力の強さと球速の出しやすさはピュアドライブと近いですが、イーゾーンは打感がピュアドライブより若干ソフトでスイートスポットが広くミスしにくい。
一方ピュアドライブは最強クラスの面の安定性を誇り、カウンターやリターンがとてもしやすく、打ち負けない所が長所だと思います。
TF-X1はパワーとコントロールのバランスが良い。
イーゾーン100Lとピュアドライブチームはかなりパワー寄り。
バボラ ピュアアエロ チーム 2022
バボラの超人気スピン系シリーズシリーズ「ピュアアエロ」の軽量ラケット。(100インチ/285g)
打感はTF-X1より硬いですが、強烈なスピン回転をかけやすいです。
回転重視ならピュアアエロチームが良いと思う。
関連まとめ・ランキング記事
新作情報 TF-X1 V2.0 2024 テクノロジー ラインナップまとめ
テクニファイバー TF-X1 285 2021&2024 V2に合うおすすめのガット
おすすめのガットを紹介していきます。
テクニファイバー ブラックコード 124
ポリの中ではだいぶ柔らかく軽めの打感、適度な飛び、まあまあ高めのスピン性能のストリング。
ソフト系のポリを張りたい方にイチオシです。
柔らかい打ち心地。
>>テクニファイバー ブラックコードのインプレ・評価・感想レビュー
テクニファイバー アイスコード 125
ポリの中では柔らかめの打感、適度な飛び感、強めのホールド感、コスパの良さが特徴の人気ストリング。
打球の軌道を抑えやすく、球持ちが良く、適度な飛び感のフラットドライブ系ポリなので、ボールコントロールがしやすいタイプです。
ブラックコードと同じソフト系ポリ。
ブラックコードはスピン系、アイスコードはフラットドライブ&コントロール系。
テクニファイバー アイスコード 1.20㎜/1.25㎜/1.30㎜
>>テクニファイバー アイスコードのインプレ・評価・感想レビュー
テクニファイバー エックスワンバイフェイズ 130
ナイロンの中では結構柔らかめの打感、強めの飛び、軌道低めのバウンド後に良く伸びるスピードボールの打ちやすさが特徴の大人気ストリング。
球速やノビの出しやすさを強化できるナイロンを使いたい方におすすめです。
ナイロン界屈指の人気!
テクニファイバー XR3 130
ナイロンの中ではまあまあ柔らかい打感、強めのボールの飛び、弾きの良さが特徴的なテクニファイバーの人気ストリング。
エックスワンバイフェイズと同じ柔らかく飛びの良いナイロンですが、比較するとXR3の方が少し打感が硬い代わりに、反発力とスピン性能が強くコスパが良いです。
バイフェイズは軌道低めのスピードボールを打ちやすいのに対し、XR3は少し軌道高めのスピンボールになりやすい印象。
おすすめガットランキングまとめ
打感の柔らかさをもっとアップしたいなら、ガットもソフト系がおすすめ。
ボールをラクラク飛ばせるセッティングにしたいなら高反発系も良いと思います。
テクニファイバー TF-X1 285 2021&2024 V2はこんな人におすすめ
- 非常に打感が柔らかく振動が少ないラケットが良い人
- 軽いラケットを使いたい人
- ぶっ飛びすぎないちょうど良いパワー感を求める人
- ボレーヤー
- フラットドライブ系プレイヤー
こんな人には向いてない
- 硬い打感が好きな人
- 強烈なスピン性能を求める人
- ボールを超ラクに飛ばしたい人
まとめ:ソフトでパワー&コントロールのバランスが良い軽量ラケット
本記事では「テクニファイバー TF X1 285 2021」のインプレ、感想レビューを、スペックや詳細情報を交えつつ紹介してきました。
非常に柔らかく衝撃が少ない打感、軽量ラケットの中では飛びすぎないパワー感、ボレーのしやすさが特徴のラケット!
柔らかい打感、パワーとコントロールのバランスが良さ、ボレーのしやすさ、軽さを求める初中級~中級の方には合っていると思うので、試してみることをおすすめします。
では、今回はこの辺で(‘ω’)ノ
今回解説したテニス用品一覧
(※ラケットはネットだと人件費や仲介コストが減らせるので、実店舗で買うよりも5000~10000円位安く手に入りますよ。)